JP3123052U - 束ごと容易に着火できる線香の束 - Google Patents

Abstract

【課題】線香の束の先端着火部分１本１本に空気の流れを良くする束ね方を施して、マッチやライターなどの小さな火でも束ごと着火出来る線香の束を提供する。
【解決手段】線香の長さより数センチ短い紙パイプに、紙パイプの長さと同じ幅の帯状厚手ソフトペーパーをのり付けして、この紙の上に線香の左右両端が同じ長さにはみ出すように並べ、紙パイプを中心軸にして渦巻き状に巻き取り、のり付けする。この製作方法により線香の束は中心部に空洞が出来ると共に、線香の両端数センチ部分は紙パイプも巻き取った紙も無い部分なので、巻き取った厚手ソフトペーパーの厚さ分の隙間が出来て空気に触れ易くなり燃えやすくなる。この線香の束を斜め縦方向に持って着火させると中心部の空洞が煙突の役割を果たし、更に燃焼効果を高め、角度を調節する事で束ねられた線香全体への着火が容易となる。マッチやライターの小さな火でも充分線香の束ごと着火させることが出来る。
【選択図】図１

Description

本考案は、束状の線香にマッチやライターなどで容易に火が付けられる墓参用の線香の束に関するものである。

墓参時などは線香を沢山必要とするので線香の束にそのまま火を付ける必要に駆られる。しかし、従来の線香の束は１本１本がしっかりと密着した状態で束ねられているので束ごと火を付ける事は容易ではない。

墓参時には沢山の線香に着火させる方法として、紙に火を付けてその炎を使うか、高価な着火用具を用いるか、その他様々な手段が見られるが、束ねた線香は１本１本に酸素が行き渡りにくいため着火に時間が掛かるのである。しかし、もっと小さな火で、もっと簡単に線香の束に着火が出来れば大変便利である。本考案は、線香１本１本に空気の通りを良くすることで酸素の供給をし易くし、マッチやライターなどの小さな火でも束ねられた線香の１本１本に着火できる線香の束を開発して前述の欠点を解決しようとするものである。

本考案は、線香の束の両端部分の線香１本１本に酸素が行き渡り易くするため、線香の長さよりも数センチ短い紙パイプに、紙パイプの長さと同じ幅の帯状の厚手ソフトペーパーの一端をのり付けして、この帯状の紙の上に線香の両端が左右均等にはみ出すように並べて渦巻き状に巻き取って束ねる。この事により、線香の束は中心が空洞になると共に着火部にあたる束の先端部分は紙パイプもソフトペーパーも無いのでソフトペーパーの厚みだけ渦巻き状に隙間が出来る事になり、更にこの部分の中心部は線香が剥きだしのパイプ状となって線香への酸素の供給がより良好になり、マッチやライターなどの小さな火で容易に炎が上がる程度の着火が得られる。

上述の様に、線香の束の先端部は線香１本１本が窮屈な密着をしていないため空気の通りが良くマッチやライターなどの小さな火でも容易に着火し、更には中心部がパイプ状のため着火部を下方向にすることで煙突の役目を果たし、着火後の燃焼に効果的である。また、角度を変えたり、回転させたりする事により未着火部分の線香に着火させる事も容易である。

以下、添付図面に従って実施例を説明する。１は線香の束の中心になる紙製のパイプであり、このパイプに同じ幅の帯状厚手ソフトペーパーの２を４の箇所にのり付けをし、線香３を並べ、渦巻き状に巻き取り、最終接着部分６でのり付けをして束ねる。５は線香の束を解し易くするためにのり付けをしない部分である。

図１の断面部分に見られるように、中心の紙パイプ１と厚手ソフトペーパー２は線香の束の先端部まで達していないため、線香の先端部分には隙間が出来て空気の通りが良くなっている。

本考案を一部断面した全体図である。 図１中のＡ−Ａ断面の拡大図である。 紙パイプと帯状の厚手ソフトペーパーの接着状態を示し、線香を巻き取る前に並べた部分図である。

符号の説明

１ 紙パイプ
２ 厚手ソフトペーパー
３ 線香
４ 紙パイプと厚手ソフトペーパーののり付け部
５ 厚手ソフトペーパーの端
６ 厚手ソフトペーパーの最終のり付け部

Claims (1)

1. 線香の長さより短い紙パイプに帯状の紙の端をのり付けして、紙パイプを中心に線香を渦巻き状に巻き込んだ線香の束。

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