JP3122932U - 車椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】車椅子本体に設けた照明手段により周囲の環境を照らすことができ、暗状態での車椅子使用の安全性を高めることができ、かつ、車椅子本体のフレームに弛緩緊締具を抱着取外可能に設け、車椅子本体の使用者が車椅子使用状態にて照明器具の点灯消灯をなし得る位置に操作スイッチを設け、この操作スイッチと照明器具とを電気コードにより電気的に接続しているから、良好な照明を行うことができ、照明効果を高めることができる。
【解決手段】車椅子本体1に周囲の環境を照らす照明手段2を設けてなり、照明手段は車椅子本体を構成するフレームMに抱着取外可能な弛緩緊締具3と、弛緩緊締具に脱着可能な照明器具と、照明器具に電気コード5を介して電気的に接続され、車椅子本体の使用者が車椅子使用状態にて照明器具の点灯消灯をなし得る位置に設けた操作スイッチ6とからなる。
【選択図】 図1
【解決手段】車椅子本体1に周囲の環境を照らす照明手段2を設けてなり、照明手段は車椅子本体を構成するフレームMに抱着取外可能な弛緩緊締具3と、弛緩緊締具に脱着可能な照明器具と、照明器具に電気コード5を介して電気的に接続され、車椅子本体の使用者が車椅子使用状態にて照明器具の点灯消灯をなし得る位置に設けた操作スイッチ6とからなる。
【選択図】 図1
Description
本考案は例えば患者、身体障害者、看護老人用として用いられる車椅子に関するものである。
従来、この種の車椅子として、車椅子本体に周囲の環境を照らす照明手段を設けてなる構造のものが知られている。
特開10−165444号公報
しかしながらこれら上記従来構造の場合、上記照明手段は上記車椅子本体に組み込まれて製作されており、照明手段の配設位置の融通性が低下していると共に、照明手段は車椅子本体に固定されており、照明手段の取付け及び脱着が困難なことがあるという不都合を不都合を有している。
本考案はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項1記載の考案にあっては、車椅子本体に周囲の環境を照らす照明手段を設けてなり、上記照明手段は上記車椅子本体を構成するフレームに抱着取外可能な弛緩緊締具と、該弛緩緊締具に脱着可能な照明器具と、該照明器具に電気コードを介して電気的に接続され、該車椅子本体の使用者が車椅子使用状態にて該照明器具の点灯消灯をなし得る位置に設けた操作スイッチとからなることを特徴とする車椅子にある。
又、請求項2記載の考案は、上記車椅子本体に周囲に走行状態を認識せしめる信号手段を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の考案は、上記車椅子本体に周囲に走行状態を認識せしめる音発生手段を設けてなることを特徴とするものである。
本考案は上述の如く、請求項1記載の考案は、車椅子本体に設けた照明手段により周囲の環境を照らすことができ、暗状態での車椅子使用の安全性を高めることができ、かつ、この照明手段として、車椅子本体のフレームに弛緩緊締具を抱着取外可能に設け、この弛緩緊締具に照明器具を脱着可能に設け、車椅子本体の使用者が車椅子使用状態にて照明器具の点灯消灯をなし得る位置に操作スイッチを設け、この操作スイッチと照明器具とを電気コードにより電気的に接続しているから、車椅子本体から弛緩緊締具を取り外すことができると共に弛緩緊締具から照明器具を取り外すことができ、照明手段の取付け及び脱着を容易に行うことができ、既存の車椅子への照明手段の配設を容易に行うことができ、照明手段の保守保全も容易に行うことができると共に照明手段の配設位置の融通性を高めることができ、良好な照明を行うことができ、照明効果を高めることができる。
又、請求項2記載の考案にあっては、上記車椅子本体に周囲に走行状態を認識せしめる信号手段を設けてなるから、信号手段により周囲に車椅子の存在や使用者の状況等の走行状態を報知認識せしめることができ、車椅子の周囲に走行状態を認識せしめることができ、車椅子使用の安全性を高めることができ、車椅子使用の付加価値を高めることができ、又、請求項3記載の考案にあっては、上記車椅子本体に周囲に走行状態を認識せしめる音発生手段を設けてなるから、音発生手段により周囲に車椅子の走行状態を良好に認識せしめることができ、車椅子使用の安全性を高めることができ、車椅子使用の付加価値を一層高めることができる。
図1乃至図11は本考案の実施の形態例を示し、図1乃至図8は第一形態例、図9、図10は第二形態例、図11は第三形態例である。
図1乃至図8の第一形態例において、1は車椅子本体であって、車椅子本体1は図示省略の折畳機構により折畳展開可能に設けられ、車椅子本体1に座部1a、足載部1b、手押部1c、前側の前輪1d及び後側の車輪1eが設けられている。
2は照明手段であって、この場合、上記車椅子本体1を構成するパイプ状のフレームMに抱着取外可能な弛緩緊締具3と、この弛緩緊締具3に脱着可能な照明器具4と、この照明器具4に電気コード5を介して電気的に接続され、車椅子本体1の使用者が車椅子使用状態にて照明器具4の点灯消灯をなし得る位置に設けた操作スイッチ6とからなり、この照明手段2により車椅子本体1の周囲の環境を照らすように構成している。
この場合、図5、図6、図7、図8の如く、合成樹脂製の上記弛緩緊締具3の本体3aに上記フレームMに抱着可能な弾性開口可能な割溝3sをもつ締付穴3bを形成し、この締付穴3bの内周面にC状の緩衝ゴム3cを内装し、本体3の一方部にナット3dを固定し、本体3の他方部にナット3dに螺着可能なボルト3fを挿通し、ボルト3fにカムレバー3gを起倒自在に取付け、かつ、本体3aの側面にH状のガイド部3hを形成し、上記照明器具4の側面にガイド部3hに摺動嵌合可能なガイド条部3kを形成し、ガイド部3hとガイド条部3kとを止着可能な図示省略の止着部材を設けて構成している。
しかして、上記フレームMに弛緩緊締具3の締付穴3bの緩衝ゴム3cを割溝3aを介して嵌合し、カムレバー3gを回動してボルト3fをナット3dに螺着して割溝3sを狭めて弛緩緊締具3をフレームMに抱着し、そして、カムレバー3gを起立状態から倒伏状態に倒すことによりカムレバー3gのカム部3jと本体3aの外周面とによるカム作用により弛緩緊締具3をフレームMに緊締抱着し、また、これと逆の操作により弛緩緊締具3をフレームMから取り外し可能に構成している。
又、この弛緩緊締具3の本体3aのガイド部3hとガイド条部3kとの摺動嵌合及び図示省略の適宜止着部材により照明器具4を弛緩緊締具3に脱着可能に設けて構成している。
又、上記照明器具4としては、例えば、懐中電灯のように照明器具4に内蔵された乾電池を用いた電球式やLED発光式等の白色、着色などの各種の照明構造が用いられる。
又、この場合、上記操作スイッチ6は、車椅子本体1の使用者である看護老人等が車椅子本体の座部1aに座った使用状態にて照明器具4の点灯消灯をなし得る肘掛部1lに設置され、照明器具4と操作スイッチ6とを電気コード5により電気的に接続して構成している。
この実施の第一形態例は上記構成であるから、車椅子本体1に設けた照明手段2により周囲の環境を照らすことができ、暗状態での車椅子使用の安全性を高めることができ、かつ、この照明手段2として、車椅子本体1のフレームMに弛緩緊締具3を抱着取外可能に設け、この弛緩緊締具3に照明器具4を脱着可能に設け、車椅子本体1の使用者が車椅子使用状態にて照明器具4の点灯消灯をなし得る位置に操作スイッチ6を設け、この操作スイッチ6と照明器具4とを電気コード5により電気的に接続しているから、車椅子本体1から弛緩緊締具3を取り外すことができると共に弛緩緊締具3から照明器具4を取り外すことができ、照明手段の取付け及び脱着を容易に行うことができ、既存の車椅子への照明手段の配設を容易に行うことができ、照明手段2の保守保全も容易に行うことができると共に照明手段2の配設位置の融通性を高めることができ、良好な照明を行うことができ、照明効果を高めることができる。
図9、図10の第二形態例は別例構造を示し、上記車椅子本体1に周囲に走行状態を認識せしめる信号手段7を設けて構成している。
この場合、信号手段7として、照明手段2の照明器具4の側面に各種の発光色、適宜間隔の光点滅等により車椅子の存在や使用者の状況等のシグナル光を発する信号灯7aを組み込んで構成されている。
この第二形態例にあっても、上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができると共に信号手段7により周囲に車椅子の存在や使用者の状況等の走行状態を報知認識せしめることができ、車椅子の周囲に走行状態を良好に認識せしめることができ、車椅子使用の安全性を高めることができ、車椅子使用の付加価値を高めることができる。
図11の第三形態例は別例構造を示し、上記第一形態例と略同様な構造となっており、同一態様部分には同符合を付して簡略に説明すると、この場合、上記操作スイッチ6は車椅子本体1の使用者である介護者の使用状態にて照明器具4の点灯消灯をなし得る握持部1mに設置され、照明器具4と操作スイッチ6とを電源コード5により電気的に接続して構成している。
この第三形態例にあっても、車椅子本体1の使用者である介護者によってなされることにより上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができる。
尚、図示省略しているが、上記車椅子本体1に周囲に走行状態を認識せしめる、例えば、電子音や「車椅子がとおります」等の電子的合成音声音等を発生する音発生器具からなる音発生手段を設けることができる。
この実施の形態例にあっても、上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができると共に音発生手段により周囲に車椅子の走行状態を認識せしめることができ、車椅子使用の安全性を高めることができ、車椅子使用の付加価値を高めることができる。
尚、本考案は上記実施の形態例に限られるものではなく、照明器具3の内部構造、弛緩緊締具3、操作スイッチ6の配設位置等は適宜変更して設計される。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
M フレーム
1 車椅子本体
2 照明手段
3 弛緩緊締具
4 照明器具
5 電気コード
6 操作スイッチ
7 信号手段
1 車椅子本体
2 照明手段
3 弛緩緊締具
4 照明器具
5 電気コード
6 操作スイッチ
7 信号手段
Claims (3)
- 車椅子本体に周囲の環境を照らす照明手段を設けてなり、上記照明手段は上記車椅子本体を構成するフレームに抱着取外可能な弛緩緊締具と、該弛緩緊締具に脱着可能な照明器具と、該照明器具に電気コードを介して電気的に接続され、該車椅子本体の使用者が車椅子使用状態にて該照明器具の点灯消灯をなし得る位置に設けた操作スイッチとからなることを特徴とする車椅子。
- 上記車椅子本体に周囲に走行状態を認識せしめる信号手段を設けてなることを特徴とする請求項1記載の車椅子。
- 上記車椅子本体に周囲に走行状態を認識せしめる音発生手段を設けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の車椅子。
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JP2006002868U JP3122932U (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 車椅子 |
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Publications (1)
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JP3122932U true JP3122932U (ja) | 2006-06-29 |
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---|---|---|---|---|
JP2011177460A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-15 | Tatsuya Matsuda | 車椅子の照明装置 |
CN103356347A (zh) * | 2012-04-07 | 2013-10-23 | 怀京亮 | 防雨防黑担架轮椅 |
WO2018150808A1 (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-23 | Kyb株式会社 | 昇降装置 |
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- 2006-04-17 JP JP2006002868U patent/JP3122932U/ja not_active Expired - Fee Related
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