JP3122916B2 - ロックウール製造原料とその製造方法及びロックウールの製造方法 - Google Patents

ロックウール製造原料とその製造方法及びロックウールの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロックウール又はロック
ウール製品製造の際に生ずる副生物をロックウール原料
とする方法及びこれを使用するロックウール製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ロックウールはミネラルウールとも称さ
れ、高炉スラグや天然岩石等のロックウール原料を溶融
し、繊維化することにより製造される。通常、ロックウ
ール原料溶融には電気炉やキュポラ等の溶融炉が使用さ
れる。ロックウールの原料としては、高炉スラグ砕石や
玄武岩、輝緑岩等の天然岩石が使用されて来たが、近年
省エネルギーの見地から高炉で生成する溶融スラグを利
用する技術も開発されている。通常原料を使用するロッ
クウール製造の場合電気炉、キュポラ共に使用されるが
キュポラが主流を占めている。溶融スラグを直接原料と
して受ける場合は、電気炉が主に使われている。キュポ
ラを溶融炉とする場合、高炉スラグや天然岩石等の主原
料や成分調整材等の副原料からなる塊状原料をコークス
と共に上部から供給し、下部から空気を吹き込み燃焼を
維持しながら溶融を行う。従って粉状や繊維状の原料で
は、キュポラ内にこれが変形したり間隙に入り込んだり
して密に充填されることから、下部から空気を吹き込み
燃焼を維持することが困難な状態となり、また、このよ
うに下部から空気を吹き込んだ場合には、副生物だけが
直ちに溶融してしまうことや、初期段階において粉塵と
して大気中等へ放出されることなどから、キュポラ用原
料としては不適当である。(特公昭59−20611号
公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】キュポラを溶融炉とす
るロックウール製造技術は古くから確立している技術で
あるが難点は繊維化率が必ずしも高くない事である。繊
維化されない溶融原料は粉状や細かい粒状となる為その
儘の形状でキュポラへ原料としてリサイクルするには不
適で、従来は埋立材として利用する等活用を図るか、産
業廃棄物として排出するかのいずれかであった。
【0004】また、キュポラ法によるロックウール製造
プロセスで廃棄物としてしか利用されない物には繊維化
時に十分繊維化されない粉・粒・短繊維状の物の他に製
品として不適な規格外品や製造ラインの各所で発生する
落綿や乾式、湿式集塵機で捕集された集塵屑等や切断屑
等種々の形状の物がある。規格外品の中には表面を種々
の有機バインダー、樹脂フィルム等の被覆材で被覆され
た物もある。これらも、成分としてはロックウールと同
じか類似したものであるので、ロックウール原料として
の利用が図れれば有利である。製品として利用されない
これらの副生物をキュポラへリサイクルして活用するた
めには前記したような問題がある。これを解決するため
には塊状化することが考えられるが、従来の有機・無機
のバインダーを利用した塊状化等では、いずれの方法も
コスト等の問題点が解決できず、実施にはいたっていな
い。又、表面を有機バインダー等の被覆材で被覆された
副生物はそのままでは原料として使用しにくいだけでな
く、バインダー利用による塊状化の場合の障害ともなる
ことがある。本発明はこうした問題点を解決し、被覆材
の有無に拘わらずロックウール製造プロセスで発生する
種々の形状の廃棄物を効率良く塊状化し、ロックウール
原料としてリサイクル使用する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の様な
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、塊状化
の手段として焼成して、塊状化することに着目し、塊状
化を効率良く実現出来ること、そして、これがロックウ
ール製造用原料として優れていることを見出し本発明を
完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、ロックウール又はロ
ックウール製品の製造工程で発生する副生物を焼成し、
前記副生物を塊状化してなるロックウール製造原料及び
その製造方法並びにこれを使用するロックウールの製造
方法である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
利用されるロックウール又はロックウール製品の製造工
程で発生する副生物とは、製造工程で発生する殆どの物
が含まれる。好ましくは、ロックウールと同じ若しくは
類似の組成を有するもの又はこれを主として含むもので
ある。また、アルミ箔などは焼成工程で酸化され、最終
的には、ロックウールを構成する一成分となるので格段
除去する必要はない。同様のことが、有機物にもいえ
る。例えば、製綿工程で発生する粒・粉状の未繊維化
物、集綿工程に送り込まれない短繊維状の物、ダスト
(電気集塵機、バグフィルター、湿式集塵機等で捕集さ
れる物)、あらゆる形態の不良品(白綿、白綿をバイン
ダーで板状に成型した物、成型した物の表面にフィルム
等の被覆材をバインダーで被覆した物等)等及びこれら
のものの切断加工屑等である。すなわち、ロックウー
ル、ロックウールと同様又は類似の組成を有するショッ
ト等を含むものであって、有機物や無機物が混在してい
てもよいものである(以下、これ等をロックウール副生
物と称することもある)。焼成、塊状化は、ロックウー
ル副生物を溶融し、塊状化し得る炉で行うことができる
が、連続的に効率よく行うためにはロータリーキルンが
最適である。この運転は半溶融状態、若しくは高粘度状
態で行われる。
【0008】ロータリーキルンへ供給されたロックウー
ル副生物は加熱され、ロータリーキルンの回転に伴い、
シュリンク・半溶融の状態に変化しながら、ロータリー
キルン下部へと移動する。そして、最も温度の高い焼点
付近において、溶融物と固形物とが混在した半溶融状態
又は高粘度状態になる。均一に溶融するまで温度を上げ
ることは、エネルギー的に不利であるばかりでなく、適
当な大きさの塊状化も困難である。ところで、ロータリ
ーキルン内壁を付着性の少ない耐熱材料でコーティング
したとしても、半溶融状態となった高粘度の副生物が内
壁に付着する事は避けられない。内壁に付着した物はロ
ータリーキルンの回転に伴い円周方向に移動し最高位置
に到達する。付着物の粘性が低ければ最高位置で落下が
起こり、生成−落下を繰り返しリングの成長は見られな
い。最高位置で落下する程粘性が低くない時は、付着物
は円周方向に一周し、そこに新たな付着物が付け加わり
成長してリングとなる。リングは厚さ・巾共に成長し、
ひいては、ロータリーキルン内部一面の厚いコーティン
グに成長し、操業出来なくなる。副生物を塊状化するに
は半溶融状態を経なければならないことから、如何に生
成防止、成長防止の対策を講じようとも、リングの生成
は不可欠である。従って長時間操業を継続する為には操
業しながらのリング除去は不可欠となる。
【0009】リング除去の手段としてはチェーンや鋼材
等で物理的に除去する方法や、高圧ジェット水噴射で除
去する方法等があるが、チェーンや鋼材等で物理的に除
去する方法はロータリーキルン内径が大きくない時には
余り有効な方法ではなく、高圧ジェット水噴射で除去す
る方法が時間も短時間で済み実用的であり好ましい。リ
ングがかなり成長してからの除去は高圧ジェット水を使
用しても時間が掛り、リング近傍の温度低下が激しく焼
成物の嵩密度低下が見られキュポラでのロックウール原
料には適さなくなるので好ましくはない。リングの発生
・成長を極力押さえながら、或る程度成長したら速やか
に除去する事が短時間でのリング除去に繋がり、嵩密度
の低下も見られずキュポラ用ロックウール原料を得るに
は好ましい。しかしながら、半溶融状態で生成した小塊
状物及びリングの粉砕で生成する塊状物が、最終的に得
られる塊状物の核となることから、余りにも頻繁なリン
グ除去は好ましくない。また、この頻繁なリング除去
は、ロータリーキルン内の温度低下を招くことから、投
入された副生物が半溶融状態にならないということから
も好ましくはない。リングの生成・成長防止は、供給物
の状態、ロータリーキルンの大きさ(長さ、内径)、ロ
ータリーキルンの傾斜、回転数、ロータリーキルン内の
温度、温度分布、最高温度の位置、供給物の量等全ての
操業条件が関係する問題で、リングの生成・成長防止の
為にはこれ等諸条件をリングの生成・成長防止に好まし
い条件にする必要がある。リングの生成・成長防止の為
にはロータリーキルンの内径を大きくし、回転数を最適
化する操業が望ましい。然し一方では、ロータリーキル
ンの内径は原料供給量と供給エネルギーからおのずと或
る範囲に絞られる。原料供給量に比し過大な内径にする
と不要且つ過大なエネルギーが必要となり、実用的な設
備とは言えなくなる。原料供給量からロータリーキルン
内径、長さ、傾斜、回転数、供給エネルギー等もそれぞ
れ独立に且つ自由に選択出来る訳ではなく、実用的には
或る範囲に限定される。それぞれ関連し合う要因を最適
に維持したとしても、運転しながらのリング除去はさけ
られない。リング除去頻度を出来るだけ少なくする為の
工夫を必要とする。バインダー等を利用してブリケット
化する塊状化方法では被覆材は剥離しないとブリケット
化を阻害するが、ロータリーキルン方式の場合ロータリ
ーキルン内で焼却されるので被覆材の着いた儘ロータリ
ーキルンへ供給可能な大きさに破砕すれば良く、処理が
非常に簡単になる。
【0010】次に、本発明の添加材について説明する。
既に説明したように、ロータリーキルン内壁に付着する
リングを、適宜高圧水で除去して、副生物を塊状化する
ことができるが、この塊状化をより効率的に行うために
研究を行った。添加物を添加する場合もキュポラ法によ
るロックウール製造プロセスで発生する種々の利用され
ない副生物、不良品を塊状化してキュポラへリサイクル
する事を目的とする為に、リサイクルした後得られるロ
ックウールの物性がバージン原料から得られる物と差が
ない事が大前提となる。従って添加材もロックウール製
品として販売可能な成分の範囲内に収まるものであるこ
とが好ましい。また、ロータリーキルン内壁に付着する
リングの成長を防止できるものであることが好ましい。
リングの成長を防止するためには、ロータリーキルンの
回転に伴って、溶融体が上部に達した時点で下に落下す
ればよいのであるから、溶融物の粘度を低下させること
が好ましい。このようなものについて実験を重ねた結
果、スラグ4成分系でCaOの量を増加させることによ
って、理由は定かではないが粘度が低下することが分か
った。このことから、ロックウール製造原料としても使
用されており、その組成中に多量のCaOを含有する高
炉スラグ等を添加することによって、より効率的に塊状
化できることを見いだした。添加材としては、この高炉
スラグの他に、転炉スラグ、製鋼電気炉スラグ(酸化ス
ラグ、還元スラグを含む)、合金鉄スラグ、電気炉スラ
グ等のCaOを多量に含むものが挙げられ、また、これ
らのものの誘導品や石灰石も挙げられる。
【0011】CaOを多量に含むものとして、微粒石灰
石も挙げられるが、この微粒石灰石の添加がリング成長
防止に有効な事を見出したが、それでもリング生成が完
全に見られない状態には程遠く、微粒石灰石添加時もリ
ング除去は必要であった。リング除去の手段としはチェ
ーンや鋼材等で物理的に除去する方法や、高圧ジェット
水噴射で除去する方法等があるが、チェーンや鋼材等で
物理的に除去する方法はロータリーキルン内径が大きく
ない時には余り有効な方法ではなく、高圧ジェット水噴
射で除去する方法が時間も短時間で済み実用的であっ
た。しかしながら、微粒石灰石の添加−高圧ジェット水
噴射の組合せの場合、微粒石灰石の添加がリング成長防
止に有効ではあるが、折角塊状化した焼成物が高圧ジェ
ット水の水により粉化してしまい塊状化物を目的製品と
する場合は使用出来ない事が判った。本発明では、この
添加材の他に、ロックウール製造時に通常成分調整材と
して添加されているものについても添加することができ
る。
【0012】ロックウールは天然岩石、高炉スラグ砕
石、電気炉スラグ等を主原料とし、必要に応じて珪石等
の成分調整材を加えてキュポラ、ガス加熱炉、電気炉等
の溶融炉で溶融し、1400〜1500℃の溶湯を遠心
力及び/又は圧力気体で繊維化することによって製造さ
れている。本発明で得たロックウール製造原料は、その
成分がロックウールと類似していることから、冷却した
後天然岩石、高炉スラグ砕石、電気炉スラグ等の原料の
代替品として使用することもできる。また、原料の一部
として使用することもできるのは勿論である。
【0013】また、製鉄業で銑鉄を製造する際に副生す
る溶融スラグを、高温の状態で電気炉に供給し、これを
繊維化してロックウールを製造する方法の場合には、本
発明で得られてロックウール製造原料を、電気炉に供給
することによって、原料の一部として使用することがで
きる。原料としての使用量を増加させたり、または、運
搬等により温度が低下して均一な溶融、混合ができない
場合には、電気炉に原料を電気炉に供給する前に、必要
に応じて加熱手段を設けることが好ましい。
【0014】
【実施例】以下実施例により、本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は、この実施例に限定されるものでは
ない。 実施例1 ロックウール製造工程で製綿時発生する小粒子や微小繊
維等の副生物をロータリーキルンに連続的に装入する。
使用したロータリーキルンは内径1.5m、長さ12m
で傾斜は5/100で内側に耐熱材を被覆したものであ
る。ロータリーキルン回転数は0.3rpmで運転し
た。4T/Hで原料をロータリーキルンに供給し、加熱
源としてLNGを330Nm3 /Hr燃焼させた。この
場合の焼点温度は1220℃であって、原料は半溶融状
態であった。ロータリーキルンからの焼成生成物は嵩比
重1.21の塊状(径200mm以下)の物であった。
運転途中高圧ジェット水で適宜リングを除去しながら操
業した。その粒度を表1に示す。
【表1】 高炉スラグに上記生成物をロックウール製造原料として
20%添加したものを原料とし、通常の成分調整材とし
ての珪石を加えて、キュポラによって溶融し、繊維化し
た。綿の品質を評価したが通常工業的に生産されている
ロックウールと比べ特に問題となる点はなかった。
【0015】実施例2 ロックウール製造工程で製綿時発生する小粒子や微小繊
維等の副生物に電炉還元滓を10%添加混合した物をロ
ータリーキルンに連続的に装入する。使用したロータリ
ーキルンは実施例1と同一の物で、傾斜・回転数も同一
条件で運転した。混合原料4T/Hを連続的に供給し、
LNG燃焼量330Nm3 /Hrで運転した。ロータリ
ーキルンからの焼成生成物は嵩比重1.18の塊状(径
200mm以下)の物であった。実施例1と異なる点は
運転途中高圧ジェット水で適宜リングを除去する頻度が
少なかった点である。その粒度を表2に示す。
【表2】 実施例1同様の方法で繊維化し、綿の品質を評価したが
通常工業的に生産されているロックウールと比べ特に問
題となる点はなかった。
【0016】実施例3 ロックウール製造工程で製綿時発生する小粒子や微小繊
維等の副生物と慣用的に成型品と称せられる製品の不良
品の破砕物を5:1の割合で混合した物に電炉還元滓を
10%添加混合した物を原料としてロータリーキルンで
焼成した。ロータリーキルンの形状、運転条件は実施例
2と同様である。混合原料5T/Hを連続的に供給し、
LNG燃焼量360Nm3 /Hrで運転した。ロータリ
ーキルンからの焼成生成物は嵩比重1.23の塊状(径
200mm以下)の物であった。運転途中高圧ジェット
水でのリング除去頻度は実施例2と同程度であった。そ
の粒度を表3に示す。
【表3】 実施例1同様の方法で繊維化し、綿の品質を評価したが
通常工業的に生産されているロックウールと比べ特に問
題となる点はなかった。
【0017】実施例4 ロックウール製造工程で製綿時発生する小粒子や微小繊
維等の副生物と慣用的に成型品と称せられる製品の不良
品の破砕物を5:1の割合で混合した物に電炉酸化滓を
10%添加混合した物を原料としてロータリーキルンで
焼成した。ロータリーキルンの形状、運転条件は実施例
2と同様である。混合原料5T/Hを連続的に供給し、
LNG燃焼量360Nm3 /Hrで運転した。ロータリ
ーキルンからの焼成生成物は嵩比重1.25の塊状(径
200mm以下)の物であった。運転途中高圧ジェット
水でのリング除去頻度は実施例2と同程度であった。そ
の粒度を表4に示す。
【表4】 実施例1同様の方法で繊維化し、綿の品質を評価したが
通常工業的に生産されているロックウールと比べ、色調
が黒っぽい他は強度的な問題はなかった。
【0018】
【発明の効果】ロックウール製造工程で製綿時発生する
副生物をロータリーキルン等で焼成し、効率的にキュポ
ラ方式によるロックウール製造原料としてリサイクル可
能な原料とすることが出来る。又、その際電炉還元滓等
の添加材を添加する事により更に効率的にリサイクル可
能な原料を得る事が出来る。この方法で得られる生成物
は当然の事ながら、冷材法でロックウール原料として使
用する高炉スラグ砕石の他の用途(例えば路盤材)にも
使用可能である。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロックウール又はロックウール製品の製造
    工程で発生する副生物を焼成、塊状化してなることを特
    徴とするロックウール製造原料。
  2. 【請求項2】ロックウール又はロックウール製品の製造
    工程で発生する副生物をロータリーキルンで焼成し、塊
    状化することを特徴とするロックウール製造原料の製造
    方法。
  3. 【請求項3】副生物を他のロックウール原料となり得る
    添加材と共に焼成し、塊状化することを特徴とする請求
    項2記載のロックウール製造原料の製造方法。
  4. 【請求項4】添加材の少なくとも一部が高炉スラグ、転
    炉スラグ、製鋼スラグ又は合金鉄スラグである請求項3
    記載のロックウール製造原料の製造方法。
  5. 【請求項5】ロータリーキルン内に形成するリングを、
    高圧ジェツト水により該リングの破壊を行いながら塊状
    化する請求項2又は3記載のロックウール製造原料の製
    造方法。
  6. 【請求項6】ロックウール又はロックウール製品の製造
    工程で発生する副生物等をロータリーキルンで焼成、塊
    状化し、これをロックウール製造原料の少なくとも一部
    として使用することを特徴とするロックウールの製造方
    法。
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