JP3122312U - 物干し用庇及び物干し用カーテン - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外で洗濯物を乾燥させる場合でも、衣類が変色したり、劣化することがなく、より迅速に乾燥させることのできる物干し用庇及び物干し用カーテンを提供する。
【解決手段】巻回された紫外線透過防止フィルム12bを引き出し可能な庇部12と、引き出された紫外線透過防止フィルムの先端部を固定する固定部17と、固定部を所定の高さに支持する支持部13、15、16とを備える物干し用庇11。庇部は、紫外線透過防止フィルムを備えたロールカーテンとすることができる。フレームを用いない簡単な構成によって、紫外線透過防止フィルムを通過した太陽光が洗濯物に照射され、紫外線による衣類の変色、劣化を防止する。また、巻回された紫外線透過防止フィルム22bを引き出し可能なカーテン部22と、カーテン部を庇の先端部に取り付けるための取付部24とを備える物干し用カーテン21。
【選択図】図1
【解決手段】巻回された紫外線透過防止フィルム12bを引き出し可能な庇部12と、引き出された紫外線透過防止フィルムの先端部を固定する固定部17と、固定部を所定の高さに支持する支持部13、15、16とを備える物干し用庇11。庇部は、紫外線透過防止フィルムを備えたロールカーテンとすることができる。フレームを用いない簡単な構成によって、紫外線透過防止フィルムを通過した太陽光が洗濯物に照射され、紫外線による衣類の変色、劣化を防止する。また、巻回された紫外線透過防止フィルム22bを引き出し可能なカーテン部22と、カーテン部を庇の先端部に取り付けるための取付部24とを備える物干し用カーテン21。
【選択図】図1
Description
本考案は、物干し用庇及び物干し用カーテンに関し、特に、衣類の変色、劣化を防止し、迅速に洗濯物を乾燥させることのできる物干し用庇及び物干し用カーテンに関する。
従来、洗濯した衣類等を乾燥させる際には、屋外、屋上等で太陽光及び風を利用したり、家屋の室内に干したり、乾燥機を用いたり、浴室を乾燥室として利用することも行われている。
しかし、乾燥機を使用したり、浴室を乾燥室として利用すると、電気エネルギーを消費することとなる。一方、室内干しを行うと、完全に洗濯物が乾くまでに時間がかかるなどの問題があった。また、屋外、屋上等で太陽光を利用すると、洗濯物を短期間で乾燥させることができるが、紫外線により衣類が変色したり、劣化するという問題があった。
そこで、本出願人は、上記問題点を解決するため、特許文献1において、紫外線が衣類等に照射されるのを防止するためなどの目的で、紫外線透過防止フィルムを支持するフレーム等で構成される物干し用庇を提案した。
実用新案登録第3115596号公報
しかし、特許文献1の物干し用庇は、フレーム等を用いた多少大掛かりな構成であるため、設置コスト、及び取り付けに当たっての作業性に改善の余地があった。
そこで、本考案は、屋外で洗濯物を乾燥させる場合でも、衣類が変色したり、劣化することがなく、より迅速に乾燥させることができるとともに、より簡単かつ安価な構成を有する物干し用庇等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、物干し用庇であって、巻回された紫外線透過防止フィルムを引き出し可能な庇部と、引き出された前記紫外線透過防止フィルムの先端部を固定する固定部と、該固定部を所定の高さに支持する支持部とを備えることを特徴とする。
そして、本考案によれば、フレームを用いない簡単な構成によって、紫外線透過防止フィルムを通過した太陽光が洗濯物に照射され、紫外線による衣類の変色、劣化を防止することができる。また、これに加え、紫外線透過防止フィルムによって、庇の近傍における空気の上方への流れが規制されるため、紫外線透過防止フィルムの下方の、太陽によって暖められた暖かい空気が上方に逃げることがなく、暖かい雰囲気で洗濯物を乾燥させることができ、乾燥に要する時間を短縮することができる。特に、冬場にはこの時間短縮効果が大きい。
前記物干し用庇において、前記庇部を、前記紫外線透過防止フィルムを備えたロールカーテンで構成することができる。
また、前記支持部を、地面に立設されたパイプ部材と、該パイプ部材の頂点と地面とを繋ぐロープとで構成することができる。
また、本考案は、物干し用カーテンであって、巻回された紫外線透過防止フィルムを引き出し可能なカーテン部と、該カーテン部を庇の先端部に取り付けるための取付部とを備えることを特徴とする。
本考案によれば、庇の先端部に物干し用カーテンを取り付けるだけで、紫外線透過防止フィルムを通過した太陽光が洗濯物に照射されるため、紫外線による衣類の変色、劣化を防止することができる。また、これに加え、紫外線透過防止フィルムによって、庇の近傍における空気の上方への流れが規制されるため、庇の下方の、太陽によって暖められた暖かい空気が上方に逃げることがなく、暖かい雰囲気で洗濯物を乾燥させることができ、乾燥に要する時間を短縮することができる。特に、冬場にはこの時間短縮効果が大きい。
前記物干し用カーテンにおいて、前記カーテン部を、紫外線透過防止フィルムを備えたロールカーテンで構成することができる。
以上のように、本考案によれば、屋外で洗濯物を乾燥させる場合でも、衣類が変色したり、劣化することがなく、迅速に乾燥させることができるとともに、より簡単かつ安価な構成を備えた物干し用庇等を提供することができる。
図1は、本考案にかかる物干し用庇の一実施の形態を示し、この物干し用庇11は、紫外線透過防止フィルム12bを備えたロールカーテン(庇部)12と、ロールカーテン12を既設の庇110に取り付ける取付部14と、ロールカーテン12を固定する固定部17と、固定部17を地面に固定するパイプ部材13と、パイプ部材13を支持するロープ15と、ロープ15を地面に固定する杭16とで構成される。
ロールカーテン12は、紫外線透過防止フィルム12bを巻回してロールカーテンケース12aに収納し、紫外線透過防止フィルム12bを引き出し可能にしたものである。この紫外線透過防止フィルム12bは、例えば、380nm以下の紫外線の透過を防止することのできる高性能農業用POフィルム(シーアイ化成株式会社製「テキナシ5UV」等)を使用することができる。
パイプ部材13は地面に立設され、頂点に、紫外線透過防止フィルム12bを固定するための固定部17が設けられ、ロールカーテンケース12aから引き出された紫外線透過防止フィルム12bが固定される。
取付部14は、ロールカーテン12のロールカーテンケース12aを既設の庇110へ取り付けるために設けられる。
ロープ15は、パイプ部材13を支持するために、杭16によって地面に固定され、パイプ部材13の頂点と地面とを繋ぐ。
次に、上記構成を有する物干し用庇11の動作について説明する。
物干し用庇11を既設の庇110に取り付ける際には、まず、パイプ部材13を地面に立設するとともに、杭16を地面に打ち込み、ロープ15を固定する。そして、パイプ部材13の頂点と地面をロープ15で繋ぐ。次に、既設の庇110に取付部14を介してロールカーテン12を取り付ける。さらに、紫外線透過防止フィルム12bを引き出し、固定部17で固定する。これで、ロールカーテン12の物干し用庇11への取り付けが完了する。
ロールカーテン12の取り付け後に、紫外線透過防止フィルム12bの下方に洗濯物120を干して乾燥させる。これにより、太陽光の紫外線が物干し用庇11の紫外線透過防止フィルム12bを透過せず、洗濯物120に照射されることがない。そのため、紫外線による衣類の変色、劣化を防止することができる。また、既設の庇110には、今まで通り洗濯物を干して乾燥させることができる。
尚、上記実施の形態においては、本考案にかかる物干し用庇を家屋の既設の庇に取り付ける場合を例にとって説明したが、物干し用庇を形成することができれば、既設の庇以外の他の場所にも取り付けることができ、建物の外壁や、屋上等に設置することもできる。
図2は、本考案にかかる物干し用カーテンの一実施の形態を示し、この物干し用カーテン21は、紫外線透過防止フィルム22bを備えたロールカーテン(カーテン部)22と、ロールカーテン22を既設の庇210に取り付ける取付部24とで構成される。
ロールカーテン22は、紫外線透過防止フィルム22bを巻回してロールカーテンケース22aに収納し、紫外線透過防止フィルム22bを引き出し可能にしたものである。この紫外線透過防止フィルム22bには、上述の高性能農業用POフィルム(シーアイ化成株式会社製「テキナシ5UV」等)を使用することができる。
次に、上記構成を有する物干し用カーテン21の動作について説明する。
家屋200の既設の庇210に、物干し用カーテン21の上端に備えられた取付部24によりロールカーテン22を取り付ける。そして、紫外線透過防止フィルム22bを下方に引き下げる。これで、物干し用カーテン21の取り付けが完了する。
取り付け後に、既設の庇210の下に、洗濯物220を干して乾燥させる。これにより、庇210で防止しきれない太陽光の紫外線は、物干し用カーテン21を透過せず、洗濯物220に照射されることがない。そのため、紫外線による衣類の変色、劣化を防止することができる。
尚、上記実施の形態においては、本考案にかかる物干し用カーテンを家屋の庇に取り付ける場合を例にとって説明したが、家屋の庇以外にも、物干し用庇を形成することができれば、他の場所に取り付けることも可能である。
11 物干し用庇
12 ロールカーテン
12a ロールカーテンケース
12b 紫外線透過防止フィルム
13 パイプ部材
14 取付部
15 ロープ
16 杭
17 固定部
100 家屋
110 庇
120 洗濯物
21 物干し用カーテン
22 ロールカーテン
22a ロールカーテンケース
22b 紫外線透過防止フィルム
24 取付部
200 家屋
210 庇
220 洗濯物
12 ロールカーテン
12a ロールカーテンケース
12b 紫外線透過防止フィルム
13 パイプ部材
14 取付部
15 ロープ
16 杭
17 固定部
100 家屋
110 庇
120 洗濯物
21 物干し用カーテン
22 ロールカーテン
22a ロールカーテンケース
22b 紫外線透過防止フィルム
24 取付部
200 家屋
210 庇
220 洗濯物
Claims (5)
- 巻回された紫外線透過防止フィルムを引き出し可能な庇部と、
引き出された前記紫外線透過防止フィルムの先端部を固定する固定部と、
該固定部を所定の高さに支持する支持部とを備えることを特徴とする物干し用庇。 - 前記庇部は、前記紫外線透過防止フィルムを備えたロールカーテンからなることを特徴とする請求項1に記載の物干し用庇。
- 前記支持部は、地面に立設されたパイプ部材と、該パイプ部材の頂点と地面とを繋ぐロープであることを特徴とする請求項1又は2に記載の物干し用庇。
- 巻回された紫外線透過防止フィルムを引き出し可能なカーテン部と、
該カーテン部を庇の先端部に取り付けるための取付部とを備えることを特徴とする物干し用カーテン。 - 前記カーテン部は、前記紫外線透過防止フィルムを備えたロールカーテンからなることを特徴とする請求項4に記載の物干し用カーテン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006002254U JP3122312U (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 物干し用庇及び物干し用カーテン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006002254U JP3122312U (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 物干し用庇及び物干し用カーテン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3122312U true JP3122312U (ja) | 2006-06-08 |
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ID=43472377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006002254U Expired - Fee Related JP3122312U (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 物干し用庇及び物干し用カーテン |
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JP (1) | JP3122312U (ja) |
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2006
- 2006-03-29 JP JP2006002254U patent/JP3122312U/ja not_active Expired - Fee Related
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