JP3120530U - 牛屠体放血反転装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノッキングペンから排出される牛の屠体を受けて放血を行いやすい姿勢で停止させ、ステッキングさせた屠体を吊上(屠体懸垂)しやすい姿勢に反転させて放血させる放血・反転装置を提供する。
【解決手段】牛屠体の放血装置2と、牛屠体を回転させる反転装置3から構成され、放血装置2は、放血台2aと、放血台基礎床フレーム2bと、樹脂製のローラ2cと、可動型突起板回転機構2dと、高さ変更用可動機構2fとを備え、反転装置3は、牛屠体を載せて背中を下側に回転させる回転台3aと、回転台基礎床フレーム3bと、台回転軸3cと、受止曲板3dと、反転台回転機構3eとを備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、仕切り柵(ノッキングペン)で、気絶させた牛を一定方向に横倒し状態で静止させる放血作業台と、放血絶命させた牛を反転させる装置に関する。
従来、屠畜においては、動物を気絶(スタニング)させて意識を無くし、太い血管を切断しすばやい失血によって、動物に痛みを感じさせることなく死に至らしめる方法がとられている。牛のスタニングでは、頭部の額に銃撃で頭蓋骨貫通穴を穿孔し、脳挫傷を起こさせて気絶させると共に、その貫通孔(打額孔)から、脊髄に向けてワイヤーを挿入して神経の破壊による不動体化(ピッシング)を行っていた。
この脊髄の破壊による不動体化(ピッシング)は、その後の失血死に至らしめるための、喉の切開、頚動脈血管の切断(ステッキング)作業、放血促進のための吊上(屠体懸垂)作業において、気絶した牛の痙攣(四肢の蹴)動作を防止するために行われていた。
しかし、牛海綿状脳症(狂牛病)の蔓延防止のため、脳組織及び脊髄組織の漏出を避け、周囲への脊髄の飛散及び周辺の食肉部分や作業員あるいは切断器具等への付着を防止するため、前記ピッシングはしないことが望ましいことが指摘されていた。このため、打額孔を形成しないで確実に気絶させる方法が望まれていた。
また、屠畜される動物に、無理な動作や姿勢、及び興奮させることなく、確実にスタニング作業が遂行できる態勢に生体を固定状態に留め置くための仕切り柵が用いられていた。この1頭ずつ収容する仕切り柵は、横向きに回転して扉が開き、気絶した牛を仕切りの外に排出する特許文献1の発明が提案された。
しかし、これらのノッキングペンから気絶状態で排出された屠体に対して、喉の切開、頚動脈血管の切断(ステッキング)作業を行う際に、気絶した牛の姿勢が一定しないため、屠体を動かす必要が生じる問題や、利き腕以外でのナイフ操作を行わねばならない問題があった。このため、屠体の四肢近傍での作業に伴う危険が生じていた。
また、放血中に吊上(屠体懸垂)のために屠体を反転させる作業は、不規則な痙攣を誘発させ、作業者が蹴られる危険があった。
さらに、ノッキングペンから排出された屠体は、十分な時間放血させ不動体化してから吊上(屠体懸垂)なければならないため、時間がかかる問題があった。すなわち放血させた屠体が吊上(屠体懸垂)移動させられるまで、次の屠体のノッキング作業を待ち状態にしなければならなかった。
特開2005−245367号公報(第2、3頁、第1図)
本考案は、前記問題に鑑みてなされたもので、ノッキングペンから排出される牛の屠体を受けて放血を行いやすい姿勢で停止させ、ステッキングさせた屠体を吊上(屠体懸垂)しやすい姿勢に反転させて放血させる放血・反転装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本考案の牛屠体放血反転装置は、牛の頭部固定機構を備えて牛の屠蓄を行うに際して一頭毎に処理する仕切柵(ノッキングペン)の一方の側面柵から牛屠体をその背面から先に横倒しにして落とせる様にその側面柵に牛屠体排出機構を設けて、前記仕切柵から落とした牛屠体の放血装置と、引き続いてその牛屠体を回転させる反転装置であって、
前記放血装置は、前記仕切柵の底面より低い位置に配設された横倒し牛屠体を載せる放血台と、
その放血台を前記側面柵から離れるにつれて前記仕切柵底面より更に高さが低い位置にあるように第1の傾斜配置にさせるため、放血台の下に設けられた第1のL字状の放血台基礎床フレームと、前記放血台上に設け、横倒しの牛屠体を高さの低い方へ移動させるため整列した複数の樹脂製のローラと、
前記放血台上の牛屠体が低い方へ移動しその台から落下しないように、台の低い方の一端に設け、手動又はエアシリンダの制御によって台に対して垂直方向に起立させ、或いは台面に対して水平方向に回転する可動型突起板回転機構と、
前記放血台基礎床フレームの前記側面柵の床下に設けられ、その高さをより高い第2の傾斜配置にするため、手動又はエアシリンダの制御によってその台の一端をさらに持上げる高さ変更用可動機構と、を備え、
一方、反転装置はさらに、放血を続けるように前記放血台底面より低い位置に配設された横倒し牛屠体を載せて背中を下側に回転させる回転台と、その回転台を前記放血台から離れるにつれて前記放血台の底面より低い位置にあるように第2の傾斜配置にさせるため回転台の下に設けられた第2のL字状の回転台基礎床フレームと、
その回転台の低い方の一端の下側に設けた台回転軸と、
その回転台の低いほうへ移動する牛屠体を受けとめさらに前記台回転軸の上で接続されているく字状の受止曲板と、
前記台回転軸を手動又はエアシリンダの制御によって回転させる反転台回転機構と、を備えることを特徴とする。
本考案によれば、ノッキングペンから排出された牛の屠体の向きが一定方向で滑り落ち、頚部を作業者に向けて所定位置で停止させることができるため、喉の切開、頚動脈血管の切断(ステッキング)作業が、安全且つ効率よく行うことができる。
また、本考案の反転装置によれば、牛屠体が仰向けの状態となるので、吊上(屠体懸垂)がしやすくなる。さらに、放血台と、反転装置のそれぞれに各1頭ずつ貯留されるため、放血時間が長く確保することができ、自然な不動体化により、安全に吊上(屠体懸垂)作業を行うことができる。
また、さらに、放血場所に2頭ずつ貯留されるため、並列作業による時間当たりの処理頭数を増加させることができる。
本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の牛屠体放血反転装置の構造を示す側面図である。10は牛屠体放血反転装置である。
牛屠体放血反転装置10は、仕切柵(ノッキングペン)1に連結された放血装置2、反転装置3から構成される。
仕切柵1の放血装置2側には牛屠体排出機構1aが設けられている。また、仕切柵1の下側には仕切柵床底面フレーム1bがある。
放血装置2は、仕切柵1の牛屠体排出機構1aの扉が開いて排出されるとき、横倒しになった牛屠体9の受け台となる放血台2aと、その放血台2aを傾斜させて載せる放血台基礎床フレーム2bとから少なくとも構成される。
放血台2aは、仕切柵1から離れるにつれて、仕切柵1の底面より低くして所定の傾斜(第1の傾斜配置)となるようにL字状の放血台基礎床フレーム2bを配設する。
放血台2aの上側表面には複数の樹脂製のローラ2cが配置され、横倒しになった牛屠体9をその重力により傾斜面の低い方向に自然に移動させるようにする。
さらに、放血台2aの高さの低いほうの台端部に牛屠体9が移動して落下しないように、その端部に可動型の突起板回転機構2bを設ける。
この突起板回転機構2bはエアシリンダ2eのエアONによりシリンダを稼動させ、エアシリンダ2eの先端に接続された回転機構2dの回転部を回転させて、前記突起板を台に水平な位置から台に垂直な方向に回転させて向きを変える。
通常は突起状態にして、仕切柵1から落下し、横倒しの牛屠体9を突起板で受止める。
さらに、放血台基礎床フレーム2bの側面柵1a側の床下には高さ変更用可動機構2fが設けられている。
高さ変更用可動機構2fは、次の反転装置3に牛屠体9を移動させるときに稼動させるものである。(説明は後述)
この放血台2aで、牛屠体9の放血カがなされるが、さらに続けて次の反転装置3に移動させてその処理が連続して行われる。
反転装置3は、牛屠体9を放血台2aから受け継いで移動させ載せる回転台3aと、その回転台3aを傾斜状にして載せる回転台基礎床フレーム3bとから少なくとも構成される。
回転台3aは回転台基礎床フレーム3bによりL字状の所定の傾斜状に配設される。その第2の傾斜配置は前記第1の傾斜配置よりさらに傾斜角度或いは勾配が大きい。
すなわち、回転台基礎床フレーム3bに載る回転台3aは放血装置2の放血台2aの台傾斜面を回転台3aの傾斜面に合わせると共に、可動型突起板回転機構2dによりエアシリンダ2eを稼動させ、その突起板を水平とすれば、容易に放血台2aの牛屠体9は回転台3aへ横倒しのまま滑り移動する。
回転台3aの最も低い端部に台回転軸3cが設けられ、さらにその端部に横倒し牛屠体9が滑り落ちて移動するのを受止めるように、く字状の受止曲板3dが接続されている。
反転台回転機構3eのエアシリンダを可動させエアをONとしてシリンダを移動させれば台回転軸3cの回転により回転台3aが時計と反対方向に回転し、く字状の受止曲板3dと回転台3aとに挟まれた牛屠体9は、その足を上側にして回転する。
回転させた状態(仰向け状態)の牛屠体9はその足を吊上機具4に結びつけることが容易となり、牛の痙攣(四肢の蹴)動作があっても危険を回避しやすくすることができる。
また、放血台と、反転装置のそれぞれに各1頭ずつ貯留されるため、放血時間が長く確保することができ、自然な不動体化により、安全に吊上(屠体懸垂)作業を行うことができる。
さらに、放血場所に2頭ずつ貯留されるため、並列作業による時間当たりの処理頭数を増加させることができる。
本考案の、放血台2aによれば、仕切柵(ノッキングペン)から排出された牛の屠体の向きが一定方向で滑り落ち、頚部を作業者に向けて所定位置で停止させることができるため、喉の切開、頚動脈血管の切断(ステッキング)作業が、安全且つ効率よく行うことができる。
本考案の牛屠体放血反転装置の構成を示す側面図である。
符号の説明
1 仕切柵
1a 牛屠体排出機構
1b 仕切柵床底面フレーム
2 放血装置
2a 放血台
2b 放血台基礎床フレーム
2c ローラ
2d 可動型突起板回転機構
2e エアシリンダ
2f 高さ変更用可動機構
3 反転装置
3a 回転台
3b 回転台基礎床フレーム
3c 台回転軸
3d 受止曲板
3e 反転台回転機構
4 吊上機具
8 作業者
9 牛屠体
10 牛屠体放血反転装置

Claims (1)

  1. 牛の頭部固定機構を備えて牛の屠蓄を行うに際して一頭毎に処理する仕切柵(ノッキングペン)の一方の側面柵から牛屠体をその背面から先に横倒しにして落とせる様にその側面柵に牛屠体排出機構を設けて、前記仕切柵から落とした牛屠体の放血装置と、引き続いてその牛屠体を回転させる反転装置であって、
    前記放血装置は、前記仕切柵の底面より低い位置に配設された横倒し牛屠体を載せる放血台と、
    その放血台を前記側面柵から離れるにつれて前記仕切柵底面より更に高さが低い位置にあるように第1の傾斜配置にさせるため、放血台の下に設けられた第1のL字状の放血台基礎床フレームと、前記放血台上に設け、横倒しの牛屠体を高さの低い方へ移動させるため整列した複数の樹脂製のローラと、
    前記放血台上の牛屠体が低い方へ移動しその台から落下しないように、台の低い方の一端に設け、手動又はエアシリンダの制御によって台に対して垂直方向に起立させ、或いは台面に対して水平方向に回転する可動型突起板回転機構と、
    前記放血台基礎床フレームの前記側面柵の床下に設けられ、その高さをより高い第2の傾斜配置にするため、手動又はエアシリンダの制御によってその台の一端をさらに持上げる高さ変更用可動機構と、を備え、
    一方、反転装置は、さらに放血を続けるように前記放血台底面より低い位置に配設された横倒し牛屠体を載せて背中を下側に回転させる回転台と、その回転台を前記放血台から離れるにつれて前記放血台の底面より低い位置にあるように第2の傾斜配置にさせるため回転台の下に設けられた第2のL字状の回転台基礎床フレームと、
    その回転台の低い方の一端の下側に設けた台回転軸と、
    その回転台の低いほうへ移動する牛屠体を受けとめさらに前記台回転軸の上で接続されているく字状の受止曲板と、
    前記台回転軸を手動又はエアシリンダの制御によって回転させる反転台回転機構と、を備えることを特徴とする牛屠体放血反転装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020099317A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 スターゼン株式会社 と畜処理システム及びと畜処理方法

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