JP3119935U - 乳児用ポケット付エプロン - Google Patents

Abstract

【課題】エプロンの着脱が誰でも簡単に素早く出来、且つ、食べこぼしがあっても確実にキャッチする為、床上に落下して汚れる心配が無い乳児用ポケット付エプロンを提供する。
【解決手段】上部左右に首宛部を設け、且つ、首宛部の先端表裏部に面ファスナー等の固着部材をそれぞれ縫着したエプロンと、エプロンの裏面下部に受口部をテクノロート等の樹脂製形状保持ワイヤーを挿設したポケットから成り、且つ、食事をする時はポケットが表面側になる様に裏返し、受口部を拡大して使用するものである。
【選択図】図１

Description

この考案は、乳児用ポケット付エプロンに関するものである。

従来、乳児が食事時等に胸元に掛けて使用するエプロンは、食べこぼしが多く、食事の後の掃除が大変で、又、涎等で汚れ易く洗濯等の手間が大変であった。

又、エプロンの着脱も紐で結ぶものが多く、食事毎に紐で結ぶ手間は特に主婦にとっては大変煩わしさがあった。

これまでに出願されている乳児用エプロンの特許文献を参考の為、紹介する。（特許文献１〜３参照。）
特開平１０−２３７７１２ 特許公表２００５−５１３２８５公表日 登録実用新案第３０９２６５４号

そこで、上記課題を解決する為に、この考案はエプロンの着脱が誰でも簡単、且つ、迅速に出来、且つ、食べこぼしがあっても確実にキャッチする為、床面上に落下して汚れる心配が無い乳児用ポケット付エプロンを開発・提供する事にある。

この課題を解決する為の手段として、上部左右に首宛部を設け、且つ、該首宛部の先端表裏部に面ファスナー等の固着部材をそれぞれ縫着したエプロンと、エプロン裏面下部の受口部に袋状部材を縫着し、且つ、該袋状部材の中に樹脂製形状保持ワイヤーを挿設したポケットから成り、且つ、食事時等に使用する時はポケットが表面側になる様に裏返し、且つ、受口部を任意に拡大して使用するものである。

この考案の効果として、上部左右に首宛部を設け、且つ、該首宛部の先端表裏部に面ファスナー等の固着部材をそれぞれ縫着したエプロンと、エプロン裏面下部の受口部に袋状部材を縫着し、且つ、該袋状部材の中に樹脂製形状保持ワイヤーを挿設したポケットから成り、且つ、食事時等に使用する時はポケットが表面側になる様に裏返し、且つ、受口部を任意に拡大して使用する事で、エプロンの着脱が誰でも簡単、且つ、迅速に出来、且つ、ポケットの受け口を拡げて、食べこぼした物や涎等を確実にキャッチすることで、掃除の手間が省ける等、極めて有益なる効果を奏するものである。

この考案の最良の形態として、乳児の体格（身長・胸囲・胴囲）に適合した段階的な寸法形状に形成する事が重要である。

そこで、この考案の一実施例を図１〜図３に基づいて詳述すると、上部左右に首宛部（１ａ）（１ａ’）を設け、且つ、該首宛部（１ａ）（１ａ’）の先端表裏部に面ファスナー等の固着部材（Ｆ）（Ｆ’）をそれぞれ縫着したエプロン（１）と、エプロン（１）裏面下部の受口部（５）に袋状部材（３）を縫着し、且つ、該袋状部材（３）の中にテクノロート（三井化学製／Ｗ−３０００番）等の樹脂製形状保持ワイヤー（Ｐ）を挿設したポケット（２）から成り、且つ、食事時等に使用する時はポケット（２）が表面側になる様に裏返し、且つ、受口部（５）を任意に拡大して使用する事を特徴とする乳児用ポケット付エプロンから構成される。

次に、この考案の材質・寸法形状等、詳細について説明すると、まずエプロンの表面部はポリエステル製で裏面部がウレタンラミネート製で形成され、且つ、寸法サイズは１１０号の場合、縦が約３９０ｍｍで横が約２５０ｍｍの大きさで、身長１０５０ｍｍ〜１１５０ｍｍ、胸囲５３０ｍｍ〜５９０ｍｍ、胴囲４９０ｍｍ〜５５０ｍｍの乳児に適用出来る様に成っている。

そして、エプロンの外周部には布製の縁飾部材（４）が縫着され、又、左右首宛部（１ａ）（１ａ’）の表裏には面ファスナー（Ｆ）（Ｆ’）が縫着され、誰でも簡単、且つ、迅速に着脱出来る様に成っている。

又、エプロンの裏面下部に設けたポケット（２）の受口部（５）には袋状部材（３）を縫着して、その中に軽量で安全で洗濯しても錆びる事のないテクノロート（三井化学製／Ｗ−３０００番）等の樹脂製形状保持ワイヤー（Ｐ）を挿設したものである。

次に、この考案の使用方法について説明すると、食事時等、食べこぼしが多い時には図４に示す様に通常裏面側に設けられているポケット（２）を、図３に示す様に裏返しにして受口部（５）を任意に拡げて拡大し、食べこぼした物を確実にキャッチする様に成っている。

又、食事時以外においても、涎を頻繁に掻く乳児等は涎をポケット（２）で受け止めてくれる為、床面上が汚れずに済む。又、当然の事ながらポケット（２）部を裏返さないで通常のエプロンや涎掛けとして使用することも可能である。

この考案のポケット付乳児用エプロンは、着脱が誰でも簡単、且つ、迅速に出来、且つ、食べこぼしがあっても確実にキャッチする為、床面上に落下して汚れる心配が無い為、乳児を持つ多くの家庭に寄与する点で産業上の利用可能性を有する。

この考案の一実施例を示し、正面図である。 この考案の一実施例を示し、背面図である。 この考案の一実施例を示し、図２のａ−ａ矢視拡大断面図である。 この考案の使用例を示し、ポケット部を反転して着用時の斜視図である。

符号の説明

１ エプロン
１ａ 左首宛部
１ａ’ 右首宛部
２ ポケット
３ 形状保持ワイヤー係止用袋状部材
４ 縁飾部材
５ 受口部
Ｆ 面ファスナー等の固着部材（左表面側）
Ｆ’ 面ファスナー等の固着部材（右裏面側）
Ｐ 樹脂製形状保持ワイヤー
ＢＡ 乳児

Claims (1)

1. 上部左右に首宛部（１ａ）（１ａ’）を設け、且つ、該首宛部（１ａ）（１ａ’）の先端表裏部に面ファスナー等の固着部材（Ｆ）（Ｆ’）をそれぞれ縫着したエプロン（１）と、エプロン（１）裏面下部の受口部（５）に袋状部材（３）を縫着し、且つ、該袋状部材（３）の中に樹脂製形状保持ワイヤー（Ｐ）を挿設したポケット（２）から成り、且つ、食事時等に使用する時はポケット（２）が表面側になる様に裏返し、且つ、受口部（５）を任意に拡大して使用する事を特徴とする乳児用ポケット付エプロン。

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