JP3119324U - カバーシート - Google Patents

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Abstract

【課題】耐薬品性があるとともに、透明性、耐熱性を有し、且つ取り扱いが容易なカバーシートを提供する。
【解決手段】裏面に第1の粘着剤層3が形成された表示シート4と、該表示シート4上に第2の粘着剤層5を介して形成されたフッ素樹脂フィルム6と、表示シート4及びフッ素樹脂フィルム6間の一部に配置された離型フィルム7とを具備し、薬液を製造又は使用する工場やその他の作業現場で使用されるカバーシート1であり、作業に必要な情報を表示シート4に付与した後、フッ素樹脂フィルム6から離型フィルム7を剥がして、フッ素樹脂フィルム7で表示シート4を覆うように表示シート4に重ね合わせ、更に第1の粘着剤層3を裏面にして被貼着物に貼り付けて使用されることを特徴とするカバーシート。
【選択図】図1

Description

この考案は、特に薬液を製造又は使用する工場やその他の作業現場で使用されるカバーシートに関する。
周知の如く、腐食性の強い酸、アルカリ液、浸透性の高い溶剤といった薬品を製造しているメーカーの工場、あるいは薬品を使用して半導体ウェハ、液晶パネル、医療医薬等を製造している工場の製造現場においては、重要な情報や注意事項を記載したタグや管理文書、銘板等の表示シートを薬品から保護する目的でカバーシートが使用されている。
従来、こうしたカバーシートには透明性を有する塩化ビニルやポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレンといった材質のフィルムが商品化されている。また、中には耐熱性を有するポリイミドフィルムやセラミックスといった材質も使用されている。具体的な例としては、同一のセパレータの上に、光透過性のラベルカバーシートと、ラベル形成シートとを仮着状態に併設したラベル基材が知られている(特許文献1)。
特開平9−6243号公報
従来の塩化ビニルやポリエステル製のフィルムでは強酸例えば濃硫酸,塩酸,濃硝酸や強アルカリ例えば苛性ソーダの薬品、メチルエチルケトンいった溶剤が付着してしまうと、黄色に変色したり溶解するといった問題があった。また、ポリイミドは透明性に乏しく、表示シートの判別性に欠けるといった問題があった。更に、セラミック製表示板は加工温度が高いため、手間がかかる上に割れやすく、取扱いに問題があった。
この考案は、こうした事情を考慮してなされたもので、耐薬品性があるとともに、透明性、耐熱性を有し、且つ取り扱いが容易なカバーシートを提供することを目的とする。
本願第1のカバーシートは、裏面に第1の粘着剤層が形成された表示シートと、この表示シート上に第2の粘着剤層を介して形成されたフッ素樹脂フィルムと、前記表示シート及びフッ素樹脂フィルム間の一部に配置された離型フィルムとを具備し、薬液を製造又は使用する工場やその他の作業現場で使用されるカバーシートであり、作業に必要な情報を表示シートに付与した後、フッ素樹脂フィルムから離型フィルムを剥がして、フッ素樹脂フィルムで表示シートを覆うように表示シートに重ね合わせ、更に第1の粘着剤層を裏面にして被貼着物に貼り付けて使用されることを特徴とする。
本願第2のカバーシートは、折り畳み可能なフッ素樹脂フィルムと、このフッ素樹脂フィルムの片面の一部又は全面に形成された粘着剤層と、この粘着剤層上に貼着された離型フィルムとを具備し、薬液を製造又は使用する工場やその他の作業現場で使用されるカバーシートであり、展開された状態の前記フッ素樹脂フィルムから離型フィルムを剥がし、フッ素樹脂フィルム上に作業に必要な表示シートを載置した後、フッ素樹脂フィルムで表示シートを覆うように折り畳み部分を折って重ね合わせて使用されることを特徴とする。
本願第3のカバーシートは、第1のフッ素樹脂フィルムと、このフッ素樹脂フィルムの片面若しくは両面の一部又は全面に形成された粘着剤層と、この粘着剤層上に貼着された離型フィルムと、前記第1のフッ素樹脂フィルムの片面もしくは両面に貼着される第2のフッ素樹脂フィルムとを具備し、薬液を製造又は使用する工場やその他の作業現場で使用されるカバーシートであり、前記第1のフッ素樹脂フィルムから前記離型フィルムを剥がし、その後の前記第1のフッ素樹脂フィルムの片面又は両面上に作業に必要な表示シートを載置した後、第2のフッ素樹脂フィルムで表示シートを包み込むように重ね合わせて使用されることを特徴とする。
この考案によれば、フッ素樹脂フィルムを用いて表示シートを覆うため、耐薬品性を有すると共に透明性、耐熱性を有する。また、剥離フィルムの剥離、一体であるフッ素樹脂フィルムの重ね合わせあるいは別体であるフッ素樹脂フィルムの貼着といった簡単な操作でカバーシートが得られるため、取扱いが容易である。
以下、この考案について更に詳しく説明する。
この考案に係るカバーシートには、表示シートにシール機能を持たせこの表示シートをフッ素樹脂フィルムで保護するカバーシート(タイプ1)、折り畳み部分を中心にして折り畳んで用いるフッ素樹脂フィルムを用いたカバーシート(タイプ2)、及び別体である第1、第2のフッ素樹脂フィルムを重ね合わせる場合のカバーシート(タイプ3)がある。タイプ1の場合、第1の粘着剤層が表示シートの裏面に形成され、表示シートの表面に作業に必要な情報を付与した後、フッ素樹脂フィルムから離型フィルムを剥がして、フッ素樹脂フィルムで表示シートを覆うように表示シートに重ね合わせて保護し、更に裏面の第1の粘着剤層を利用して被粘着物に貼着して使用するようになっている。
タイプ2の場合、粘着剤層は、フッ素樹脂フィルムの片面の一部又は全面に形成される場合があり、具体的にはフッ素樹脂フィルムの折り畳み部分を中心として片側半分のフッ素樹脂フィルムの全面若しくは枠状に形成されている場合が挙げられる。また、タイプ2の場合、粘着剤層は、フッ素樹脂フィルムの折り畳み部分を中心として片側半分のフッ素樹脂フィルム側で、かつ折り畳み部分を除く3辺のうち2辺の縁部にのみ形成され、粘着剤層の存在しないフッ素樹脂フィルム部分から表示シートを出入可能な構成になっている場合が挙げられる。この場合、粘着剤層が存在せずかつ重ね合わせたフッ素樹脂フィルム部分から表示シートを出し入りできるので、表示シートの交換が容易である。
タイプ3の場合、粘着剤層は、第1のフッ素樹脂フィルムの片面もしくは両面に貼着される場合があり、具体的には第1のフッ素樹脂フィルムの片面若しくは両面の全面又は枠状に形成されている場合が挙げられる。また、タイプ3の場合、粘着剤層は、フッ素樹脂フィルムの4辺のうち3辺の縁部にのみ形成され、粘着剤層の存在しないフッ素樹脂フィルム部分から表示シートを出入可能な構成になっている場合が挙げられる。この場合、粘着剤層が存在せずかつ重ね合わせたフッ素樹脂フィルム部分から表示シートを出し入れできるので、表示シートの交換が容易である。更に、タイプ3の場合、第2のフッ素樹脂フィルムの片面又は全面に粘着剤層を形成し、この粘着剤層上に離型フィルムを貼着してもよい。
この考案において、フッ素樹脂フィルムの材質としては、例えば四フッ化エチレン樹脂(PTFE),フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシ共重合樹脂(PFA),四フッ化エチレン・6フッ化プロピレン共重合体樹脂(FEP),四フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂(ETFE),フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)が挙げられる。
この考案において、請求項1に係る表示シートにおける「情報」とは、ボールペン、マジック、鉛筆等の筆記具や印刷具等によって、表示シートに対して製造工程管理データ等を直接記載した内容、あるいは表示マーク、タグ、注意書、作業手順書、表、図、その他の注意事項を記載した文書を意味する。「付与」とは、筆記具や印刷具等によって表示シート自体に直接書き込む又は印刷することや、別途、表示マーク、タグ、注意書、作業手順書、表、図、その他の注意事項を記載した文書を表示シートに貼り付けることを意味する。前記表示シートの材質としては、例えば紙、樹脂、セラミックス、金属の単体、及びこれらの複合体が挙げられる。
この考案において、請求項2,5に係る表示シートとしては、例えば表示マーク、タグ、注意書、作業手順書、表、図、その他の注意事項を記載した文書が挙げられる。ここで、タグとはICタグ、バーコードタグなどを示し、工程管理データが収録される。注意書とは、危険を作業者に認識させるような文書、表示を意味する。
この考案において、剥離フィルムとしては、例えば離型紙、PETフィルムが挙げられる。
次に、この考案の具体的な実施例について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1(A),(B)を参照する。ここで、図1(A)はカバーシートを展開した状態の断面図、図1(B)は図1(A)の斜視図を示す。図中の符番1は離型台紙2の上に載置されたカバーシートを示す。このカバーシート1は、裏面に第1の粘着剤層3が形成された表示シートしての表示用紙4を備えている。ここで、粘着剤3の材料としてはシリコーン系粘着剤を用いる。表示用紙4上には、第2の粘着剤層5を介して耐熱性、耐薬品性及び透明性を有するPTFEからなるフッ素樹脂フィルム6が形成されている。ここで、フッ素樹脂フィルム6は表示シート4よりも一回り大きい。前記表示用紙4と第2の粘着剤層5間の一部の領域(表示シートを置く領域を含む周辺の領域)には、離型フィルム7が形成されている。作業に必要な情報は、図1(B)の一点鎖線で囲まれた領域(表示部分)Sに例えば作業者により直接書き込まれる。
こうした構成のカバーシートにおいて、次のように組み立てられる。まず、フッ素樹脂フィルム6を離型フィルム7と一緒にめくった後、表示用紙4に作業に必要な情報を作業者が直接書き込む。次に、離型フィルム7を剥がし、フッ素樹脂フィルム6を、情報を記載した表示部分Sを含む表示用紙部分を気密に封止するように表示用紙4及び離型台紙2に重ね合わせる。ここで、フッ素樹脂フィルム6の裏面には第2の接着剤層5が形成されているので、フッ素樹脂フィルム6を展開状態から使用状態に戻す際、フッ素樹脂フィルム6は表示部分Sを保護するように表示用紙4及び離型台紙2に貼り合わされる。この後、例えば作業に必要な情報が記載された表示用紙4を備えたカバーシート1を離型台紙2から剥がし、例えば図7のように被貼着板9に貼って使用されたり、あるいは図8のように配管16に貼って使用される。
実施例1によれば、耐熱性、耐薬品性及び透明性を有するフッ素樹脂フィルム6を用いて、作業に必要な情報が記載された表示用紙4の表示部分Sを含む表示用紙部分を気密に封止するように覆うため、フッ素樹脂フィルム6に薬液がかかっても、フッ素樹脂フィルム6が損傷することがなく、表示用紙4の表示部分Sの判別が阻害されることはない。また、高温(約200℃)での使用が可能である。更に、カバーシート1は、表示用紙4への書き込み、離型フィルム7の剥離、フッ素樹脂フィルム6と表示用紙4の重ね合わせ、被貼着物への貼着という単純な作業だけで組み立てられるので、取扱いが容易である。
ところで、半導体製造の付帯設備として、電子工業用薬品の供給装置はメンテナンスのために定期交換部品が設定されている。例えば、その交換部品として、バルブ、配管、継手、タンク、フィルターが挙げられるが、これらの部品には交換時期を記録したバーコードタグが使用されている。例えば、バルブにおいてその交換時期を記録したバーコードタグが取り付けられているが、劣化を防止する為にポリスチレンフィルムにて被覆したものが使用されている。その交換時に発煙硝酸が洩れて接触することがあり、バーコードが劣化し情報が消失するという事故が発生している。その耐久時間は、ポリスチレンフィルムに数週間で亀裂が発生し、硝酸がバーコード表面に至りバーコードが消失していた。一方、上記実施例1に基づいてバーコードを付与した本発明品を使用した場合、数ヶ月間バーコードに変化は見られないことを確認した。
なお、実施例1では、フッ素樹脂フィルムの裏面全体に第2の粘着剤層が形成されている場合について述べたが、これに限らず、フッ素樹脂フィルムが表示用紙一体化し、かつフッ素樹脂フィルムが表示用紙から剥がれない程度に(例えば枠状に)第2の粘着剤層が形成されていればよい。更に、第1の粘着剤層においても、被粘着物(被貼着板)に粘着できる程度に第1のフッ素樹脂フィルムの裏面に形成されていればよい。
(実施例2)
図2を参照する。図2中の符番11は、中心である折り畳み線Lで折り畳んで重ねられた耐熱性、耐薬品性及び透明性を有するPTFEからなるフッ素樹脂フィルムを示す。このフッ素樹脂フィルム11の片面には、粘着剤層12が形成されている。折り畳んだフッ素樹脂フィルム11間には、粘着剤層12を介してバーコードである表示シート13が貼着されている。
こうした構成のカバーシート14は、図3(A)〜(C)のように組み立てられる。即ち、組み立て前は、図3(A)に示すように、二つ折りに畳み可能なフッ素樹脂フィルム11上に粘着剤層12を介して一部(上部)がつまみ部となるポリエチレンテレフタレート(PET)からなる離型フィルム15a,15bが形成されている。ここで、離型フィルム15a,15bの形状は、夫々フッ素樹脂フィルム11の1/2よりつまみ部分だけ大きく形成されている。この後、離型フィルム15a,15bを夫々剥がし、折り畳み線Lより左側のフッ素樹脂フィルム11の片面に表示シート13を貼り付ける(図3(B)参照)。ひきつづき、折り畳み線Lより右側のフッ素樹脂フィルム11を左側のフッ素樹脂フィルム11に重ね合わせて、カバーシート14を組み立てる(図3(C)参照)。
実施例2によれば、耐熱性、耐薬品性及び透明性を有するフッ素樹脂フィルム11を用いて表示シート13を覆うため、フッ素樹脂フィルム11に薬液がかかっても、フッ素樹脂フィルム11が損傷することがないため、表示シート13の判別が阻害されることはない。また、高温(約200℃)での使用が可能である。更に、カバーシート11は、離型フィルム15a,15bの剥離、一体であるフッ素樹脂フィルム11を折り畳み線Lを中心として重ね合わせるだけで組み立てられるので、取扱いが容易である。
なお、上記実施例2では、粘着剤層をフッ素樹脂フィルムの全面に形成した場合について述べたが、これに限らない。例えば、図4(A)に示すように、折り畳み線Lを中心として両側のフッ素樹脂フィルム11に粘着剤層12が夫々枠状に形成されている場合、あるいは図4(B),(C)に示すように、折り畳み線Lを中心として両側のフッ素樹脂フィルム11に粘着剤層12が夫々コ字型状に形成されている場合、あるいは図4(D)に示すように折り畳み線Lより左側のフッ素樹脂フィルム11のみにコ字型状に粘着剤層12が形成されている場合でもよい。図4(B),(C),(D)の場合、フッ素樹脂フィルム11を折り畳み線Lを中心として重ね合わせた場合、カバーシートの横又は上方向部分が開放されるので、この部分から表示マークを出し入れさせることができる。更に、実施例2では、フッ素樹脂フィルムでの中心である折り畳み線Lで折り畳んだ場合について述べたが、必ずしも中心で折り畳む必要はなく、表示シートが折り畳んだフッ素樹脂フィルムで十分保護されている状態であれば、多少中心から外れていてもよい。
上記実施例2のカバーシート14は、例えば図9に示すように粘着剤層部分14aを利用してその粘着剤部分14aの一部を配管16に貼り付けて使用される。また、図10に示すように、カバーシート14に穴17を開け、この穴17に紐18を通して配管16にぶら下げて使用することもできる。
(実施例3)
図5を参照する。図5中の符番21a,21bは、夫々耐熱性、耐薬品性及び透明性を有するPTFEからなる第1のフッ素樹脂フィルム、第2のフッ素樹脂フィルムを示す。第1のフッ素樹脂フィルム21aの片面(上面)には粘着剤層22が形成され、第2のフッ素樹脂フィルム21bの片面(下面)にも粘着剤層22が形成されている。前記第1のフッ素樹脂フィルムと第2のフッ素樹脂フィルム21b間には、粘着剤層22を介してバーコードである表示シート23が貼着されている。
こうした構成のカバーシート24は、図6(A)〜(C)のように組み立てられる。即ち、組み立て前は、図6(A)に示すように、同じ形状である第1のフッ素樹脂フィルム21a,21b上に粘着剤層22を介して一部がつまみ部となるPETからなる離型フィルム25a,25bが夫々形成されている。ここで、離型フィルム25a,25bの形状は、夫々フッ素樹脂フィルムの1/2よりつまみ部分だけ大きく形成されている。この後、離型フィルム25a,25bを夫々剥がし、一方のフッ素樹脂フィルム25aの片面に表示シート23を貼り付ける(図6(B)参照)。ひきつづき、第1のフッ素樹脂フィルム25a上に第2のフッ素樹脂フィルム25bに重ね合わせて、カバーシート24を組み立てる(図6(C)参照)。
実施例3によれば、耐熱性、耐薬品性及び透明性を有するフッ素樹脂フィルム21a,21bを用いて表示シート23を覆うため、フッ素樹脂フィルムに薬液がかかっても、フッ素樹脂フィルム21a,21bが損傷することがないため、表示シート23の判別が阻害されることはない。また、カバーシート21は、離型フィルム25a,25bの剥離、第1のフッ素樹脂フィルム21a,第2のフッ素樹脂フィルム21bを重ね合わせるだけで組み立てられるので、取扱いが容易である。
なお、実施例3では、第1・第2のフッ素樹脂フィルムの片面全体にフッ素樹脂層を形成した場合について述べたが、これに限らず、粘着剤層の第1・第2フッ素樹脂フィルムに対する形成箇所は、上記実施例2のなお書きで説明した場合と同様である。
なお、この考案は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、表示シートはバーコードに限らず、表示マーク、タグ、注意書、作業手順書、表、図、その他の注意事項を記載した文書でもよい。更に、フッ素樹脂フィルムや離型フィルムも上述した材料に限定されず、それらの形状も適宜設定することができる。また、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよく、上記実施形態で述べたものに限定されない。
図1は、この考案の実施例1に係るカバーシートの説明図を示す。 図2は、この考案の実施例2に係るカバーシートの断面図を示す。 図3は、図2のカバーシートの組み立て手順を示す説明図である。 図4は、この考案のカバーシートに係るフッ素樹脂フィルムと粘着剤層の形状との種々の関係を示す。 図5は、この考案の実施例3に係るカバーシートの断面図を示す。 図6は、図5のカバーシートの組み立て手順を示す説明図である。 図7は、図1のカバーシートの使用例を示す図である。 図8は、図1のカバーシートの他の使用例を示す図である。 図9は、図2のカバーシートの使用例を示す図である。 図10は、図2のカバーシートのその他の使用例を示す図である。
符号の説明
1,14,24…カバーシート、3,5,12,22…粘着剤層、6,11,21a、21b…フッ素樹脂フィルム、7,15a,15b,25a,25b…離型フィルム、8,13,23…表示シート、9…被貼着板。

Claims (8)

  1. 裏面に第1の粘着剤層が形成された表示シートと、この表示シート上に第2の粘着剤層を介して形成されたフッ素樹脂フィルムと、前記表示シート及びフッ素樹脂フィルム間の一部に配置された離型フィルムとを具備し、薬液を製造又は使用する工場やその他の作業現場で使用されるカバーシートであり、
    作業に必要な情報を表示シートに付与した後、フッ素樹脂フィルムから離型フィルムを剥がして、フッ素樹脂フィルムで表示シートを覆うように表示シートに重ね合わせ、更に第1の粘着剤層を裏面にして被貼着物に貼り付けて使用されることを特徴とするカバーシート。
  2. 折り畳み可能なフッ素樹脂フィルムと、このフッ素樹脂フィルムの片面の一部又は全面に形成された粘着剤層と、この粘着剤層上に貼着された離型フィルムとを具備し、薬液を製造又は使用する工場やその他の作業現場で使用されるカバーシートであり、展開された状態の前記フッ素樹脂フィルムから離型フィルムを剥がし、フッ素樹脂フィルム上に作業に必要な表示シートを載置した後、フッ素樹脂フィルムで表示シートを覆うように折り畳み部分を折って重ね合わせて使用されることを特徴とするカバーシート。
  3. 前記粘着剤層は、フッ素樹脂フィルムの折り畳み部分を中心として片側領域のフッ素樹脂フィルムの全面若しくは枠状に形成されていることを特徴とする請求項2記載のカバーシート。
  4. 前記粘着剤層は、フッ素樹脂フィルムの折り畳み部分を中心として片側半分のフッ素樹脂フィルム側で、かつ折り畳み部分を除く3辺のうち2辺の縁部にのみ形成され、粘着剤層の存在しないフッ素樹脂フィルム部分から表示シートを出入可能な構成になっていることを特徴とする請求項2記載のカバーシート。
  5. 第1のフッ素樹脂フィルムと、このフッ素樹脂フィルムの片面若しくは両面の一部又は全面に形成された粘着剤層と、この粘着剤層上に貼着された離型フィルムと、前記第1のフッ素樹脂フィルムの片面もしくは両面に貼着される第2のフッ素樹脂フィルムとを具備し、薬液を製造又は使用する工場やその他の作業現場で使用されるカバーシートであり、
    前記第1のフッ素樹脂フィルムから前記離型フィルムを剥がし、その後の前記第1のフッ素樹脂フィルムの片面又は両面上に作業に必要な表示シートを載置した後、第2のフッ素樹脂フィルムで表示シートを覆うように重ね合わせて使用されることを特徴とするカバーシート。
  6. 前記表示シートは、表示マーク、タグ、注意書、作業手順書、表、図、その他の注意事項を記載した文書であることを特徴とする請求項2,5いずれか記載のカバーシート。
  7. 前記粘着剤層は、第1のフッ素樹脂フィルムの片面若しくは両面の全面又は枠状に形成されていることを特徴とする請求項3,4いずれか記載のカバーシート。
  8. 前記粘着剤層は、第1のフッ素樹脂フィルムの4辺のうち3辺の縁部にのみ形成され、粘着剤層の存在しないフッ素樹脂フィルム部分から表示シートを出入可能な構成になっていることを特徴とする請求項5記載のカバーシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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