JP3118830U - 化粧品容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
キャップ付き化粧品容器においてキャップの不意な脱離を確実に防止でき、且つ容器本体へのキャップの着脱操作が容易に可能な化粧品容器、さらには、携帯電話器等にストラップを介して取付ける場合でも容器本体とキャップの脱離を確実に防止できる化粧品容器を提供する。
【解決手段】
上端が開口した円筒状嵌合部を有する容器本体と、下端が開口した円筒状嵌合部を有し容器本体の円筒状嵌合部に着脱自在に嵌合して該容器本体の開口端を閉塞するキャップからなる携帯用化粧品容器において、該容器本体の円筒状嵌合部にその開口端から湾入した略L字形掛止溝が存在し、該キャップの円筒状嵌合部に掛止片が突出しており、該掛止片を該略L字形掛止溝に挿嵌可能なことを特徴とし、更には該キャップが、携帯電話器等にストラップを介して取付けるためのストラップ用取付け部を有することを特徴とする化粧品容器。
【選択図】図1

Description

本考案は口紅、リップクリーム、リップグロス、アイシャドウ、マスカラ、またはファンデーション等の化粧品を収納するための容器に関する。
一般に女性は、口紅、リップクリーム、リップグロス、アイシャドウ、マスカラ、またはファンデーション等を収納した小型化粧品容器を、ハンドバッグやポシェットに入れて持ち歩くことが多い。しかしながら、ちょっとした化粧直しのためにハンドバッグやポシェットの中を探すのは、手間取り、わずらわしい。さらに、近年、携帯電話機を手放すことなく持ち歩く女性が増えているが、ハンドバッグやポシェットと携帯電話機の両方を持とうとすると両手がふさがり不便である。
そこで、携帯電話器に口紅、リップクリーム、リップグロス、アイシャドウ、マスカラ、またはファンデーション等の化粧品容器を付属させて前記問題を解決することが考えられる。目的が異なるが、携帯電話器用ストラップの取付部を有し、携帯電話器に取付が可能である口紅容器が提案されている(特許文献1)。
ところで、スティック状口紅、スティック状リップクリーム、スティック状アイシャドウ、スティック状ファンデーション等のスティック状化粧品は、内容物である口紅、リップクリーム、アイシャドウ、ファンデーション等が棒状に成型され、繰出容器に収容されている。繰出容器は、一般に、容器本体の底部をなす袴部材、容器本体の外周部をなす円筒状の外筒体、棒状に成型された内容物を載せる中皿、外筒体の上方から被さるキャップからなり、外筒体に対して袴部材が回転し、その回転に伴って容器本体の内部で中皿が昇降し、棒状に成型された内容物が繰り出されたり、あるいは収容されたりする。
繰出容器の非使用時には、キャップを外筒体の上方から被せ、容器本体に収容された内容物を覆うが、繰出容器の使用時には、キャップを外筒体から取り外すことが必要とされる。
繰出容器のキャップは外筒体の外周部を覆う形で繰出容器の外筒体中心軸方向に脱着可能とされるものが一般的であり、キャップと袴部材との嵌合方法については、キャップが外筒体の外周部を覆う状態で嵌め込まれキャップ下端部が袴部材上端部で接触している方式(特許文献1、特許文献2)やキャップが外筒体の外周部を覆う状態で嵌め込まれ袴部材から袴部材内周に沿って上側に突出しているキャップ嵌合部とそのキャップ嵌合部に設けられた凸部によって、キャップが掛止される方式等がある(特許文献3)。
ところで、特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載されているような口紅容器のキャップ部分がストラップにより携帯電話器に取り付けられている場合、うっかりと口紅容器の容器本体を手にして化粧をしようとすると、携帯電話器の重みでキャップがすっぽ抜けて携帯電話器が脱落してしまう。また、携帯電話器本体に口紅容器取付け部を設けた携帯電話器の場合は、口紅を唇に塗布しようとすると携帯電話器ごと口元に持ってこなければならなく、不便である。
また、市販のスティック状化粧品容器は、容器本体とキャップが一般に特許文献3に記載されているような嵌合方式であるため、ハンドバッグやポシェット中で不意にキャップが外れ、スティック状化粧品が露出し、ハンドバッグやポシェット等を汚す危険性もある。また、幼児が弄んでいる間にキャップが外れ、スティック状化粧品が露出して幼児の衣服、身体、周辺を汚す恐れがある。
実用新案登録第3113047号公報 特開2005−186992号公報 特開平9−191931号公報
そこで、本考案は、キャップ付き化粧品容器においてキャップの不意な脱離を確実に防止でき、且つ容器本体へのキャップの着脱操作が容易な化粧品容器、さらには、携帯電話器等の携帯用品にストラップを介して取付ける場合でも容器本体とキャップの脱離を確実に防止できる化粧品容器を提供することを目的とする。
本考案者は、以下の手段によって、キャップの不意な脱離を確実に防止でき、且つ容器本体へのキャップ着脱操作が容易になることを見出し、さらにはストラップを介して携帯用品に取付けた場合でも容器本体とキャップの脱離を確実に防止できることを見出した。
[1]
上端が開口した円筒状嵌合部を有する容器本体と、下端が開口した円筒状嵌合部を有し容器本体の円筒状嵌合部に着脱自在に嵌合して該容器本体の開口端を閉塞するキャップからなる化粧品容器において、該容器本体の円筒状嵌合部にその開口端から湾入した略L字形無底掛止溝が存在し、該キャップの円筒状嵌合部に掛止片が突出しており、該掛止片を該L字形掛止溝に挿嵌可能なことを特徴とする化粧品容器。
[2]
該キャップの掛止片が該キャップの円筒状嵌合部の内壁面から突出しており、該キャップの円筒状嵌合部が該容器本体の円筒状嵌合部に外嵌可能であることを特徴とする[1]記載の化粧品容器。
[3]
該キャップの掛止片が該キャップの円筒状嵌合部の外壁面から突出しており、該キャップの円筒状嵌合部が該容器本体の円筒状嵌合部に内嵌可能なことを特徴とする[1]記載の化粧品容器。
[4]
該容器本体の略L字形無底掛止溝の横溝の幅は該キャップの掛止片の外径と同じ、もしくはやや大きいが、その終端部手前で該キャップの掛止片の外径よりやや小さいことを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の化粧品容器。
[5]
該容器本体の略L字形無底掛止溝は、その開口端での幅が広く横溝への屈曲点にかけて幅が狭くなっていることを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載の化粧品容器。
[6]
該容器本体の略L字形掛止溝と該キャップの掛止片は、同数であって、その数が1、2、3または4であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれかに記載の化粧品容器。
[7]
該キャップにストラップ取付け部が存在することを特徴とする[1]〜[6]のいずれかに記載の化粧品容器。
[8]
化粧品容器の内容物が、口紅、リップクリーム、リップグロス、アイシャドウ、マスカラ、またはファンデーションであることを特徴とする[1]〜[7]のいずれかに記載の化粧品容器。
[9]
上端が開口した円筒状嵌合部を有する容器本体と、下端が開口した円筒状嵌合部を有し容器本体の円筒状嵌合部に着脱自在に嵌合して該容器本体の開口端を閉塞するキャップからなる化粧品容器において、該容器本体の円筒状嵌合部にその開口端から湾入した略L字形有底掛止溝が存在し、該キャップの円筒状嵌合部に掛止片が突出しており、該掛止片を該L字形有底掛止溝に挿嵌可能なことを特徴とする化粧品容器。
[10]
該キャップの掛止片が該キャップの円筒状嵌合部の内壁面から突出しており、該キャップの円筒状嵌合部が該容器本体の円筒状嵌合部に外嵌可能であることを特徴とする[9]記載の化粧品容器。
[11]
該キャップの掛止片が該キャップの円筒状嵌合部の外壁面から突出しており、該キャップの円筒状嵌合部が該容器本体の円筒状嵌合部に内嵌可能なことを特徴とする[10]記載の化粧品容器。
[12]
該容器本体の略L字形有底掛止溝の終端部が該溝の他の部分より凹状に窪んでおり、該キャップの掛止片の最頂部を通るキャップ内径が、容器本体の略L字形有底掛止溝を通る容器本体の外径より小さく、該キャップの掛止片が容器本体の略L字形有底掛止溝の終端部に掛止可能であることを特徴とする[10]記載の化粧品容器。
[13]
該容器本体の略L字形有底掛止溝の横溝の幅は該キャップの掛止片の外径と同じ、もしくはやや大きいが、その終端部手前で該キャップの掛止片の外径よりやや小さいことを特徴とする[9]〜[12]のいずれかに記載の化粧品容器。
[14]
該容器本体の略L字形掛止溝は、その開口端での幅が広く横溝への屈曲点にかけて幅が狭くなっていることを特徴とする[9]〜[13]のいずれかに記載の化粧品容器。
[15]
該容器本体の略L字形掛止溝と該キャップの掛止片は、同数であって、その数が1、2、3または4であることを特徴とする[9]〜[14]のいずれかに記載の化粧品容器。
[16]
該キャップ外面にストラップ取付け部が存在することを特徴とする[9]〜[15]のいずれかにに記載の化粧品容器。
[17]
上端が開口した円筒状嵌合部を有する容器本体と、下端が開口した円筒状嵌合部を有し容器本体の円筒状嵌合部に着脱自在に嵌合して該容器本体の開口端を閉塞するキャップからなる化粧品容器において、該容器本体の円筒状嵌合部と該キャップの円筒状嵌合部に互いに螺合する螺合部が存在し、該キャップ外面にストラップ取付け部が存在することを特徴とする化粧品容器。
[18]
化粧品容器の内容物が、口紅、リップクリーム、リップグロス、アイシャドウ、マスカラ、またはファンデーションであることを特徴とする[9]〜[17]のいずれかに記載の化粧品容器。
請求項1〜請求項8記載の化粧品容器では、キャップの円筒状嵌合部表面の掛止片を容器本体の円筒状嵌合部にある略L字形無底掛止溝の縦溝に沿って挿嵌し、ついでキャップを円筒円周方向に回転させることによってキャップが容器本体に掛止されるので、キャップの不意な脱離を確実に防止でき、且つ容器本体へのキャップ着脱操作も容易である。
請求項9〜請求項16記載の化粧品容器では、キャップの円筒状嵌合部表面の掛止片を容器本体の円筒状嵌合部にある略L字形有底掛止溝の縦溝に沿って挿嵌し、ついでキャップを容器本体の円筒円周方向に回転させることによってキャップが容器本体に掛止される。したがって、キャップの不意な脱離を確実に防止でき、且つ容器本体へのキャップ着脱操作も容易である。略L字形掛止溝が有底であり容器本体の円筒状嵌合部の強度があるため、円筒状嵌合部の不意な変形を確実に防止することができる。
請求項2、請求項10記載の化粧品容器では、容器本体へのキャップ装着時に容器本体の略L字形掛止溝が隠れるので、意匠性に優れている。
請求項4、請求項12、請求項13記載の化粧品容器では、請求項1、請求項9の化粧品容器に比べ、キャップの掛止片が容器本体の略L字形掛止溝に強固にロックされるので、キャップが容器本体に強固に掛止される。
請求項5、請求項14記載の化粧品容器では、キャップの円筒状嵌合部表面の掛止片を略L字形掛止溝に嵌め込む際、掛止片が容器本体の開口部に引っかからず、適当な位置で嵌め込みを容易に開始することができる。
請求項6、請求項15記載の化粧品容器では、容器本体の略L字形掛止溝とキャップの掛止片の数が等しく、その数は1、2、3または4である。数が2、3または4の場合は、キャップをより確実に容器本体に掛止することができる。
請求項7、請求項16、請求項17記載の化粧品容器では、携帯電話器等への取付けを可能とするストラップをキャップに装着することができる。
請求項8、請求項18記載の化粧品容器では、携帯電話器等に口紅、リップクリーム、アイシャドウ、マスカラ、ファンデーション等の化粧品の容器を付属させることができ、ちょっとした化粧直しの際に便利である。
請求項1〜請求項18記載の化粧品容器では、液状口紅、マスカラ等のクリーム状または液状の化粧品を内容物とすることができるが、特に請求項17記載の化粧品容器であると、クリーム状または液状の化粧品を確実に密閉することができる。
以下、図面を参照しつつ本考案を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、本考案の一実施例の化粧品容器Aであって、キャップA1と容器本体A2を分離した状態の斜視図である。図2は、容器本体A2の円筒状嵌合部1aと外筒体1の上端部の拡大図である。図3は、キャップA1を容器本体A2に取付けた状態の斜視図である。図4は、キャップA1を容器本体A2に取付ける際の動作を示した動作図である。図5は、化粧品容器AのキャップA1のM−M′線断面図である。図6は、化粧品容器Aの容器本体A2のN−N′線断面図である。
この化粧品容器Aは、スティック状化粧品の繰出容器であり特許文献3と同様の繰出機構を有する。外筒体1、外筒体の底部に回転可能に設けられた袴部材2、棒状に成型された口紅やリップクリーム等の内容物3が収納され外筒体内に収容された内筒体4、口紅やリップクリーム等の内容物が載る中皿5からなる容器本体A2と、キャップA1とからなっている。
外筒体1は一端に開口端7を有し、該開口端7から棒状に成型された口紅やリップクリーム等の内容物3が繰り出される。該外筒体1の円筒状嵌合部1aには、その開口端7から2つの略L字形有底掛止溝6が湾入している。キャップA1は一端に開口端8を有し、円筒状嵌合部9の内壁から、2つの掛止片10が突出している。該掛止片10を略L字形有底掛止溝6に挿嵌することによって、該キャップA1を該容器本体A2に掛止可能としている。これによって、キャップA1は、外筒体1の開口端7を閉鎖し、外筒体1内の内容物3を覆うことができる。なお、このような該キャップA1と該容器本体A2との掛止機構は一般的にはバイオネットロック機構と言われている。
容器本体A2の円筒状嵌合部1aの略L字形有底掛止溝が有底であるため、円筒状嵌合部1aは強度が高まり、変形しにくい。円筒状嵌合部1aの材料がプラスチックである場合は特に効果的である。
キャップA1の円筒状嵌合部9の内径は容器本体A2の外筒体1の円筒状嵌合部1aに面一に外嵌可能な大きさである。本実施例ではキャップA1と外筒体1と袴部材2とが一体感のあるデザインを呈するように、キャップA1の外径は外筒体1の外径と同一であるが、外嵌可能であれば、キャップA1の外径、外筒体1の外径は特に限定されない。
キャップA1の円筒状嵌合部9の内径が容器本体A2の外筒体1の円筒状嵌合部1aに外嵌可能な大きさである場合は、キャップA1の掛止片10は、キャップA1の円筒状嵌合部9の内壁から突出しているが、逆にキャップA1の円筒状嵌合部9の内径が容器本体A2の外筒体1の円筒状嵌合部1aに内嵌可能な大きさである場合は、キャップA1の掛止片10は、該キャップA1の円筒状嵌合部9の外壁から突出している。
図2は、容器本体A2の円筒状嵌合部1aと外筒体1の上端部の拡大図である。略L字形有底掛止溝6の縦溝の最深部の幅および横溝6bの幅は掛止片10の外径よりやや大きいが、 横溝6bの終端部手前で溝幅が掛止片10の外径よりやや小さく形成されている。また、略L字形有底掛止溝6の横溝6bの終端部6cが他の部分より凹状に窪んでおり、かつ掛止片10と対向する掛止片10との間の距離が容器本体A2の略L字形有底掛止溝6の底と対向する略L字形有底掛止溝6の底との間の距離よりやや小さいので、略L字形有底掛止溝6の終端部6cに掛止片10が嵌まり確実に掛止される。これら2つの掛止機構は、どちらか一方があっても良い。なお、キャップA1の掛止片10は円柱状であるが、角柱状、板状等であっても良く、突出していて掛止容易であれば形状は特に限定されない。
キャップA1およびその掛止片10、容器本体A2の外筒体1とその円筒状嵌合部1aの材料は、特に限定されないが、強度が大きく、力を入れると歪む素材である点でポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂等の熱可塑性樹脂が好ましく、より好ましくはポリプロピレン樹脂である。また、キャップA1、容器本体A2のどちらか一方、または両方がステンレススチール、アルミニウム、ジュラルミン等の金属であっても良い。
容器本体A2の略L字形有底掛止溝6とキャップA1の掛止片10の数は2であるが、1、3または4などであっても良い。ただし、2以上のときは、外筒体1の開口端7やキャップA1の開口端8の中心点から各略L字形有底掛止溝6や各掛止片10が等角に配されていると、安定してキャップA1を容器本体A2に掛止できる。
容器本体A2の略L字形有底掛止溝6の縦溝6aは扇状であり、外筒体1の筒状嵌合部1aの開口端7で最も幅が広く、横溝への屈曲点に向けて狭くなっているので、キャップA1を外筒体1の円筒状嵌合部1aに嵌め込む際に、キャップA1の各掛止片10を各略L字形有底掛止溝6に容易に嵌入できる。なお、縦溝6aと横溝6bとの間の角度は90°であるが、90°より多少大きくても小さくても良い。しかし、90°より多少小さい方が、掛止性、係合性が向上する。
この化粧品容器のキャップA1を容器本体A2に取付けるには、まず、キャップA1の各掛止片10を容器本体A2の各略L字形有底掛止溝6に嵌入し、図3の矢印Yの方向にキャップA1を容器本体A2の外筒体1に押し込む。各掛止片10が各略L字形有底掛止溝6の屈曲点に至ったら、キャップA1を外筒体1に対して矢印Xの方向に回転させる。これにより略L字形有底掛止溝6の終端部6cに各掛止片10が嵌まりロックされる。化粧品容器のキャップA1を容器本体A2から取外すには、まず、キャップA1を外筒体1に対して矢印Xの逆方向に回転させ、各掛止片10が各略L字形有底掛止溝6の屈曲点に至ったら、容器本体A2の外筒体1から矢印Yの逆方向に抜く。
キャップA1の上端部には取手11が存在し、該取手11にストラップ紐12が結ばれている。化粧時に携帯電話器等から化粧品内容物を有する容器本体を外せるように、取手はキャップ外側にある必要があり、キャップの外側面にあっても良い。取手の形状はストラップ紐が接続可能なものであればよく、特に限定されない。また、キャップとストラップ紐が一体成形されていても良い。
この化粧品容器Aは掛止溝が有底なので、化粧品が液状であっても密封が容易である。
化粧品容器Aを取り付ける対象物の代表例は携帯電話器であるが、ポータブルオーディオ、電子手帳等の携帯電子機器でもよく、さらにはハンドバック、ポシェット等の携帯用品、ベルト、ベルト留め等の服飾用品でもよい。また、幼児のいる家庭で使用する化粧品容器として適している。
[実施例2]
図7は、本考案の一実施例の化粧品容器Bであって、キャップB1と容器本体B2を分離した状態の斜視図である。
この化粧品容器Bは、スティック状化粧品の繰出容器であり特許文献3と同様の繰出機構を有する。外筒体1、外筒体の底部に回転可能に設けられた袴部材2、棒状に成型された口紅やリップクリーム等の内容物3が収納され外筒体内に収容された内筒体4、口紅やリップクリーム等の内容物が載る中皿5からなる容器本体B2と、キャップB1とからなっている。
外筒体1は一端に開口端7を有し、該開口端7から棒状に成型された口紅やリップクリーム等の内容物3が繰り出される。該外筒体1の円筒状嵌合部1aには、その開口端7から2つの略L字形無底掛止溝6が湾入している。キャップA1は一端に開口端8を有し、円筒状嵌合部9の内壁から、2つの掛止片10が突出している。各該掛止片10を各略L字形無底掛止溝6に挿嵌することによって、該キャップB1を該容器本体B2に掛止可能としている。これによって、キャップB1は、外筒体1の開口端7を閉鎖し、外筒体1内の内容物3を覆うことができる。この化粧品容器Bはスティック状の口紅等の化粧品を収納するのに有用であり、取付ける対象物および幼児のいる家庭で使用する適性は実施例1と同じである。
[実施例3]
図8は、本考案の一実施例の化粧品容器Cであって、キャップC1と容器本体C2を分離した状態の斜視図である。
この化粧品容器Cは、実施例2の化粧品容器BにおけるL字形無底掛止溝をL字形有底掛止溝としたものである。掛止溝が有底なので、化粧品が液状であっても密封が容易であり、取付ける対象物および幼児のいる家庭で使用する適性は実施例1と同じである。
本発明の化粧品容器は、口紅、リップクリーム、リップグロス、アイシャドウ、マスカラ、ファンデーション等の化粧品容器として有用であり、特に携帯用化粧品容器として有用である。また幼児のいる家庭で使用する化粧品の容器として有用である。
キャップA1と容器本体A2を分離した状態の斜視図である。 容器本体A2の円筒状嵌合部1aと外筒体1の上端部の拡大図である。 キャップA1を容器本体A2に取付けた状態の斜視図である。 キャップA1を容器本体A2に取付ける際の動作を示した図である。 キャップA1のM−M′線断面図である。 化粧品容器Aの容器本体A2のN−N′線断面図である。 キャップB1と容器本体B2を分離した状態の化粧品容器Bの斜視図である。 キャップC1と容器本体C2を分離した状態の化粧品容器Cの斜視図である。
符号の説明
A 化粧品容器
A1 キャップ
A2 容器本体
B 化粧品容器
B1 キャップ
B2 容器本体
C 化粧品容器
C1 キャップ
C2 容器本体
1 外筒体
1a 外筒体の円筒状嵌合部
2 袴部材
3 内容物
4 中皿
5 内筒体
6 略L字形有底掛止溝
6a 略L字形有底掛止溝の縦溝
6b 略L字形有底掛止溝の横溝
6c 略L字形有底掛止溝の終端部
6d 略L字形有底掛止溝の横溝とL字形有底掛止溝の終端部手前の狭部
60 略L字形無底掛止溝
60a 略L字形無底掛止縦溝
60b 略L字形無底掛止横溝
60c 略L字形無底掛止溝終端部
60d 略L字形無底掛止横溝とL字形有底掛止溝終端部の間
7 外筒体の開口端
8 キャップの開口端
9 キャップの円筒状嵌合部
10 掛止片
11 取手
12 ストラップ

Claims (18)

  1. 上端が開口した円筒状嵌合部を有する容器本体と、下端が開口した円筒状嵌合部を有し容器本体の円筒状嵌合部に着脱自在に嵌合して該容器本体の開口端を閉塞するキャップからなる化粧品容器において、該容器本体の円筒状嵌合部にその開口端から湾入した略L字形無底掛止溝が存在し、該キャップの円筒状嵌合部に掛止片が突出しており、該掛止片を該L字形掛止溝に挿嵌可能なことを特徴とする化粧品容器。
  2. 該キャップの掛止片が該キャップの円筒状嵌合部の内壁面から突出しており、該キャップの円筒状嵌合部が該容器本体の円筒状嵌合部に外嵌可能であることを特徴とする請求項1記載の化粧品容器。
  3. 該キャップの掛止片が該キャップの円筒状嵌合部の外壁面から突出しており、該キャップの円筒状嵌合部が該容器本体の円筒状嵌合部に内嵌可能なことを特徴とする請求項1記載の化粧品容器。
  4. 該容器本体の略L字形無底掛止溝の横溝の幅は該キャップの掛止片の外径と同じ、もしくはやや大きいが、その終端部手前で該キャップの掛止片の外径よりやや小さいことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の化粧品容器。
  5. 該容器本体の略L字形無底掛止溝は、その開口端での幅が広く横溝への屈曲点にかけて幅が狭くなっていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の化粧品容器。
  6. 該容器本体の略L字形掛止溝と該キャップの掛止片は、同数であって、その数が1、2、3または4であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の化粧品容器。
  7. 該キャップにストラップ取付け部が存在することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の化粧品容器。
  8. 化粧品容器の内容物が、口紅、リップクリーム、リップグロス、アイシャドウ、マスカラ、またはファンデーションであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の化粧品容器。
  9. 上端が開口した円筒状嵌合部を有する容器本体と、下端が開口した円筒状嵌合部を有し容器本体の円筒状嵌合部に着脱自在に嵌合して該容器本体の開口端を閉塞するキャップからなる化粧品容器において、該容器本体の円筒状嵌合部にその開口端から湾入した略L字形有底掛止溝が存在し、該キャップの円筒状嵌合部に掛止片が突出しており、該掛止片を該L字形有底掛止溝に挿嵌可能なことを特徴とする化粧品容器。
  10. 該キャップの掛止片が該キャップの円筒状嵌合部の内壁面から突出しており、該キャップの円筒状嵌合部が該容器本体の円筒状嵌合部に外嵌可能であることを特徴とする請求項9記載の化粧品容器。
  11. 該キャップの掛止片が該キャップの円筒状嵌合部の外壁面から突出しており、該キャップの円筒状嵌合部が該容器本体の円筒状嵌合部に内嵌可能なことを特徴とする請求項10記載の化粧品容器。
  12. 該容器本体の略L字形有底掛止溝の終端部が該溝の他の部分より凹状に窪んでおり、該キャップの掛止片の最頂部を通るキャップ内径が、容器本体の略L字形有底掛止溝を通る容器本体の外径より小さく、該キャップの掛止片が容器本体の略L字形有底掛止溝の終端部に掛止可能であることを特徴とする請求項10記載の化粧品容器。
  13. 該容器本体の略L字形有底掛止溝の横溝の幅は該キャップの掛止片の外径と同じ、もしくはやや大きいが、その終端部手前で該キャップの掛止片の外径よりやや小さいことを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれか1項記載の化粧品容器。
  14. 該容器本体の略L字形掛止溝は、その開口端での幅が広く横溝への屈曲点にかけて幅が狭くなっていることを特徴とする請求項9〜請求項13のいずれか1項記載の化粧品容器。
  15. 該容器本体の略L字形掛止溝と該キャップの掛止片は、同数であって、その数が1、2、3または4であることを特徴とする請求項9〜請求項14のいずれか1項記載の化粧品容器。
  16. 該キャップ外面にストラップ取付け部が存在することを特徴とする請求項9〜請求項15のいずれか1項に記載の化粧品容器。
  17. 上端が開口した円筒状嵌合部を有する容器本体と、下端が開口した円筒状嵌合部を有し容器本体の円筒状嵌合部に着脱自在に嵌合して該容器本体の開口端を閉塞するキャップからなる化粧品容器において、該容器本体の円筒状嵌合部と該キャップの円筒状嵌合部に互いに螺合する螺合部が存在し、該キャップ外面にストラップ取付け部が存在することを特徴とする化粧品容器。
  18. 化粧品容器の内容物が、口紅、リップクリーム、リップグロス、アイシャドウ、マスカラ、またはファンデーションであることを特徴とする請求項9〜請求項17のいずれか1項記載の化粧品容器。


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