JP3118811U - 水耕栽培器用の毛管現象による培養液水供給用管状具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ペットボトル等を利用した水耕栽培用苗床で水又は培養液を安定的に供給するための管状補助具を提供する。
【解決手段】 上槽が栽培槽、下槽が培養液槽よりなり栽培槽底部に開口を有する植物栽培器の該栽培槽底部開口に着脱自在に装着され、毛管現象により水又は培養液を栽培槽に供給するための管状具であって、前記管状具は、下端に液透過可能な砂止め用網状体からなる底部を有し、且つ管内部には微粒子状担体が充填され、上端は前記栽培槽底部開口に着脱自在に接続されると共に下端が培養液槽に貯留する液中にまで延びる長さを有することを特徴とする管状具。
【選択図】図1
【解決手段】 上槽が栽培槽、下槽が培養液槽よりなり栽培槽底部に開口を有する植物栽培器の該栽培槽底部開口に着脱自在に装着され、毛管現象により水又は培養液を栽培槽に供給するための管状具であって、前記管状具は、下端に液透過可能な砂止め用網状体からなる底部を有し、且つ管内部には微粒子状担体が充填され、上端は前記栽培槽底部開口に着脱自在に接続されると共に下端が培養液槽に貯留する液中にまで延びる長さを有することを特徴とする管状具。
【選択図】図1
Description
この考案は植物の水耕栽培器に装着する培養液供給用管状具に関し、より詳細には、栽培槽、培養液槽上下2槽よりなる水耕法植物栽培器に装着し、育成植物が成長して充分に根を延ばすまでの間、該植物への水、培養液の連続供給を毛管現象により安定して行うための管状具に関する。
従来、水耕法等で植物を栽培する栽培器では、植物へ水や培養液を安定して供給するために種々の装置、器具等が用いられ、又は、提案されてきた。
例えば、特許文献1には、ネジ式注ぎ口のペットボトルとトレーの組合せにより、着脱形の鶏水飲み器と同様の機構に構成された植木鉢用給水栽培器が開示されている。
例えば、特許文献1には、ネジ式注ぎ口のペットボトルとトレーの組合せにより、着脱形の鶏水飲み器と同様の機構に構成された植木鉢用給水栽培器が開示されている。
水耕法は屋内で実施されることが多く、この場合、一定の棚面積にできるだけ多く育成するため栽培植物株当たりの専有面積が比較的少なくてすむ上槽が栽培槽、下槽が培養液槽よりなる植物栽培器が広く用いられる。
そして、この種栽培器で種子や幼苗を育成する場合、初期には、培養土等を収容した栽培槽内に種子や幼苗を植え付け、この栽培床に水や培養液を下部の培養液槽等から例えば毛管現象等を利用して連続的に吸上げ供給して育成し、栽培植物の根が充分に成長して培養液槽に届く様な状態になった時点で、植替等により例えば培養液槽や別の水耕槽に移すことが一般的に行われている。
この毛管現象を利用した水、培養液の吸上げ供給には、従来多く不織布等が用いられていた。
そして、この種栽培器で種子や幼苗を育成する場合、初期には、培養土等を収容した栽培槽内に種子や幼苗を植え付け、この栽培床に水や培養液を下部の培養液槽等から例えば毛管現象等を利用して連続的に吸上げ供給して育成し、栽培植物の根が充分に成長して培養液槽に届く様な状態になった時点で、植替等により例えば培養液槽や別の水耕槽に移すことが一般的に行われている。
この毛管現象を利用した水、培養液の吸上げ供給には、従来多く不織布等が用いられていた。
特許文献1 特開平11−069919号公報
しかし、前記不織布を用いた場合は、育成植物の根が培養液槽に届く前に不織布が繊維分離や腐敗を起こして切れてしまい培養液槽から栽培槽に液が供給されなくなり栽培植物の枯死を招く場合が屡々生じた。
又、特許文献1の装置では瓶やペットボトルの頸部を設置できる頸部受部、水路部、貯水部からなる一体型プラスチック製構造体を製作し、且つ、植木鉢の水面を調節するための水深調節用プレート或いはマットを調節すべき水面高さに応じて多数用意しなければならならず、費用的に高価となるだけでなく頸部受部、水路部形成のために栽培、培養液上下2槽よりなる栽培器に比べてより広い面積を必要とする。
この考案は、コンパクトな上下2槽式栽培器に装着することにより長期間使用しても水や培養液の供給が途絶えたりすることが無く、常に適正量を供給できる培養液供給用管状具を提供することを目的とする。
本考案によれば、上槽が栽培槽、下槽が培養液槽よりなり栽培槽底部に開口を有する植物栽培器の該栽培槽底部開口に着脱自在に装着され、毛管現象により水又は培養液を栽培槽に供給するための管状具であって、前記管状具は、下端に液透過可能な砂止め用網状体からなる底部を有し、且つ管内部には微粒子状担体が充填され、上端は前記栽培槽底部開口に着脱自在に接続されると共に下端が培養液槽に貯留する液中にまで延びる長さを有することを特徴とする管状具が提供される。
即ち、本考案の培養液供給用管状具は、上下2槽式の水耕栽培器の栽培槽(上槽)底部開口に着脱自在に取付けられ、管下端を網で塞ぎ(砂止)、管内部に砂等の微粒子状担体を充填したもので、装着時に、その下端部が培養液面内部に浸る長さを有する。
即ち、本考案の培養液供給用管状具は、上下2槽式の水耕栽培器の栽培槽(上槽)底部開口に着脱自在に取付けられ、管下端を網で塞ぎ(砂止)、管内部に砂等の微粒子状担体を充填したもので、装着時に、その下端部が培養液面内部に浸る長さを有する。
又、本考案では、管状具の少なくとも底部が網戸用の網からからなり、前記微粒子状担体が平均粒径1/16〜2mmの培養土、砂、礫、ガラスビーズ、石英ビーズから選ばれた少なくとも一種からなることが特に好ましい。
上記構成により本考案の管状具は、栽培される植物の根が充分成長し培養液槽に届き充分の養分吸収ができるようになるまで長期間水耕栽培に於ける毛細管現象を安定して持続させることができる。
根が成長して培養液槽に充分届くようになったら補助管を取り除き呼吸することができるようにすればよい。
このことから培養液の安定供給と根の成長の促進を図ることができ栽培植物の生産性向上と見栄えの良い商品を生産できる。
根が成長して培養液槽に充分届くようになったら補助管を取り除き呼吸することができるようにすればよい。
このことから培養液の安定供給と根の成長の促進を図ることができ栽培植物の生産性向上と見栄えの良い商品を生産できる。
以下に本考案を図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本考案に係る水耕栽培毛管現象培養液供給用管状具を、栽培槽、培養液槽上下2槽よりなる水耕法植物栽培器の栽培槽底部開口に装着した状態を示す断面図である。
図2は本考案に係る水耕栽培毛管現象培養液供給用管状具の断面図である。
図1は、本考案に係る水耕栽培毛管現象培養液供給用管状具を、栽培槽、培養液槽上下2槽よりなる水耕法植物栽培器の栽培槽底部開口に装着した状態を示す断面図である。
図2は本考案に係る水耕栽培毛管現象培養液供給用管状具の断面図である。
図1に於いて、本考案の管状具30が装着される栽培器は、培養土40を収容し、その底部に開口15を有する栽培槽10と、該栽培槽10の下部に接続し培養液50を貯留する培養液槽20の上下2槽からなる。
そして、管状具30(図1)は、図2に示される構造を有し、下端部が網状物(砂止)2で塞がれ、管内部には培養土、砂、礫、ガラスビーズ、石英ビーズ等からなる微粒子状担体3が充填され、上端部は使用時には栽培槽10の底部開口15に脱離可能に装着される。
そして、管状具30(図1)は、図2に示される構造を有し、下端部が網状物(砂止)2で塞がれ、管内部には培養土、砂、礫、ガラスビーズ、石英ビーズ等からなる微粒子状担体3が充填され、上端部は使用時には栽培槽10の底部開口15に脱離可能に装着される。
前記微粒子状担体3の平均粒径1/16〜2mmは毛管現象が充分有効に機能する観点から平均粒径1/16〜2mm程度のものを用いることが好ましい。
又、管状具本体1(図2)の材質は該管状具が着脱が容易で内部には砂等が詰め込まれていることから解るように管状の透明なプラスチックか、又は砂が漏れない網戸の網のような材質が望ましい。
又、管状具本体1(図2)の材質は該管状具が着脱が容易で内部には砂等が詰め込まれていることから解るように管状の透明なプラスチックか、又は砂が漏れない網戸の網のような材質が望ましい。
又、管状具の下端に付ける砂止の網は、網戸の網のような材質が望ましい。
更に、管状具1の長さは、装着時にその下端部2が培養液槽20の底部から数ミリの間隔を有する長さに設定されることが望ましい。
更に、管状具1の長さは、装着時にその下端部2が培養液槽20の底部から数ミリの間隔を有する長さに設定されることが望ましい。
このように本考案の管状具を装着した水耕栽培器は、栽培植物の根が成長し培養液槽に充分届き、そこから養分吸収ができるようになるまで前記管状具を装着し続け、根が成長して直接培養液槽から養分を吸収できるようになったら該管状具を除去して呼吸が充分できるようにする。
1、30 管状具
2 砂止
3 砂
10 栽培器
20 培養液層
40 培養土
50 培養液
2 砂止
3 砂
10 栽培器
20 培養液層
40 培養土
50 培養液
Claims (2)
- 上槽が栽培槽、下槽が培養液槽よりなり栽培槽底部に開口を有する植物栽培器の該栽培槽底部開口に着脱自在に装着され、毛管現象により水又は培養液を栽培槽に供給するための管状具であって、
前記管状具は、下端に液透過可能な砂止め用網状体からなる底部を有し、且つ管内部には微粒子状担体が充填され、上端は前記栽培槽底部開口に着脱自在に接続されると共に下端が培養液槽に貯留する液中にまで延びる長さを有することを特徴とする管状具。 - 前記管状具の少なくとも底部が網戸用の網からからなり、前記微粒子状担体が平均粒径1/16〜2mmの培養土、砂、礫、ガラスビーズ、石英ビーズから選ばれた少なくとも一種からなることを特徴とする請求項1記載の管状具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010022U JP3118811U (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 水耕栽培器用の毛管現象による培養液水供給用管状具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005010022U JP3118811U (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 水耕栽培器用の毛管現象による培養液水供給用管状具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3118811U true JP3118811U (ja) | 2006-02-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005010022U Expired - Fee Related JP3118811U (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 水耕栽培器用の毛管現象による培養液水供給用管状具 |
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JP (1) | JP3118811U (ja) |
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2005
- 2005-10-31 JP JP2005010022U patent/JP3118811U/ja not_active Expired - Fee Related
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