JP3118725U - 無線通話装置付きヘルメット - Google Patents

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Abstract

【課題】電波状態が良くなくても、また、騒音が激しくても、有効性の高い連絡が可能な無線通話装置付きヘルメットを提供する。また、それによって、工事現場等における安全性を高める。
【解決手段】複数のヘルメット着用者からなる群に対して特定周波数で送信された電波を受信可能であり、かつ、音声を聞くことができる、少なくとも一つの通話チャンネルを有する無線通話装置付きヘルメットについて、ヘルメット10の着用時に、着用者の耳の位置にほぼ合致するように、ヘルメット本体11に設けられた、少なくとも1個のレシーバー12、13と、電波を受信するとともに、レシーバー12、13へ音声信号を出力するアンプ14及び送信のためのマイク16及びアンテナ15を含む送受信部17と、送受信部及17及び付属機器へ電力を供給する電源部とを備えており、送受信部17に有しているスタンバイスイッチ20によって、ヘルメット10の着用者群中の特定者に向けられた通信を受信した特定者、又は、特定者が気付く前に通信を傍受した者によって操作され、操作した者の送受信部だけを切り替えて送信を可能にする。
【選択図】 図1

Description

本考案は、複数のヘルメット着用者からなる群に対して特定周波数で送信された電波を受信可能であり、かつ、音声を聞くことができる、少なくとも一つの通話チャンネルを有する無線通話装置付きヘルメットに関するものである。
例えば、建設現場等、多数の者が複雑に入り混じって立ち働いている状況では、その中から特定の者を探し出して必要事項を伝えることは困難である。そのための対策として、作業者にトランシーバーを携帯させ、連絡事項を円滑に伝えるために配慮がなされるようになってきた。しかしながら、建設現場等では電波状態が場所によって変化し、作業者も移動するため、連絡事項を伝えるべき者に的確に伝えられるとは限らない。まして、騒音の激しい場所では、なおさらのことである。
これに対して従来、ヘルメットに無線通話装置を組み込むことが試みられ、例えば実開昭62−6338号は、ヘルメット帽体に送受信用回路基板とアンテナを取り付け、耳当て部の内面に、スピーカーとマイクを取り付けた作業用通信ヘルメットを提案している。また、実開昭63−106727号は、通信装置及びアンテナと、昇降可能なヘッドフォンと、マイクを防止本体に取り付けた安全帽を提案している。
しかしこれら従来のものは、電波状態が良い状況で有効であることは間違いないが、電波状態の良くない場所や、騒音の激しい場所では有効であるとは限らない。従って、電波状態が良くなくても、また、騒音が激しくても、有効性の高い無線通話装置が望まれることとなる。特に、特小電波と呼ばれる10mWを超えない比較的弱い出力を使用する安価なトランシーバーではこの要求が強い。
実開昭62−6338号 実開昭63−106727号
本考案は以上の点に着目して成されたもので、その課題は、電波状態が良くなくても、また、騒音が激しくても、有効性の高い無線通話装置付きヘルメットを提供することである。また、本考案の他の課題は、工事現場等における安全性を高めることのできる無線通話装置付きヘルメットを提供することである。
前記の課題を解決するため本考案は、複数のヘルメット着用者からなる群に対して特定周波数で送信された電波を受信可能であり、かつ、音声を聞くことができる、少なくとも一つの通話チャンネルを有する無線通話装置付きヘルメットとして、
ヘルメットの着用時に、着用者の耳の位置にほぼ合致するように、ヘルメット本体に設けられた、少なくとも1個のレシーバーと、電波を受信するとともに、レシーバーへ音声信号を出力するアンプ及び送信のためのマイクを含む送受信部と、送受信部及び付属機器へ電力を供給する電源部とを備えるものとし、
ヘルメットの着用者から成る群中におり、この群れに向けられた通信を受信した特定者、又は、特定者が気付く前に通信を傍受した者によって操作され、操作した者の送受信部を切り替えて送信を可能にする、スタンバイスイッチを送受信部に有しているものとする、という手段を講じたものである。
本考案の無線通話装置付きヘルメットでは、一つの群を構成する全てのヘルメットの無線通話装置が、特定周波数で送信された電波を受信可能であり、かつ、音声を聞くことができる、少なくとも一つの通話チャンネルを有する。従って、全てのヘルメットの着用者に一斉に連絡可能な、一斉通話方式の一種であるということができる。また、本考案は、例えば10mWを超えない比較的小出力の無線通話装置を対象とする。
そのために、無線通話装置としては、着用者の耳の位置にほぼ合致するように、ヘルメット本体に設けられた、少なくとも1個のレシーバーと、電波を受信するとともに、レシーバーへ音声信号を出力するアンプ及び送信のためのマイクを含む送受信部と、送受信部及び付属機器へ電力を供給する電源部とを備えるものである。しかしながら、送信については混信を避けるために、特定の周波数を使用し、かつ、送信者を制限するものとする。
本考案では、送信者を制限する手段として、ヘルメットの着用者群中の特定者に向けられた通信を受信した特定者、又は、特定者が気付く前に通信を傍受した者によって操作され、操作した者の送受信部だけを切り替えて送信を可能にする、スタンバイスイッチを送受信部に備えるものとする。これにより、連絡事項を、特定者に早く伝えることが可能となり、また、特定者が電波を受信しにくい状態にあるために直接受信できなかったとしても、近くにいる傍受者が気付いて、特定者に教えることにより、連絡事項を特定者に的確に伝えられることになる。スタンバイスイッチは、これを操作することにより、操作した者が送信者となり、操作を止めれば受信のみ可能な状態に戻る。
また、ヘルメット本体の外面には、スタンバイスイッチが操作されたことを、操作者以外の者に知らせる報知灯を有するものとする。これにより、誰が受信し発信源になっているかを周囲に明示することができるとともに、送信者に対しては、受信されたことを知らせるフィードバック効果が得られることにもなり、相互のみならず全体の意思疎通を、より向上することができる。
なお、レシーバーは左右両方の耳のためにも二つあった方が良い。しかし騒音対策が必要な場合もあり、その場合には、レシーバーを1個だけとし、他方を耳栓としても良い。また、レシーバーとして、騒音の周波数を検出し、それを打ち消すことができる逆方向の周波数電流を流し、騒音レベルを減衰させる機能を持ったものを使用することも有効である。
本考案は上記のように構成され、かつ作用するものであるから、スタンバイスイッチが操作されない通常受信状態では一群のヘルメット着用者全員に一斉に連絡可能であり、スタンバイスイッチが操作されたときには操作したヘルメット着用者による送信を許すという、本考案による通信の約束を実行することができるので、電波状態が良くなくても、また、騒音が激しくても、有効性の高い無線通信が可能となり、また、工事現場等における安全性を一段と高めることのできるという効果を奏する。
以下図示の実施形態を参照し、本考案の無線通話装置付きヘルメット10を、より詳細に説明する。各図において、11はヘルメット本体、12、13は左右2個のレシーバーであり、ヘルメット着用時に、着用者の耳の位置にほぼ合致するように、ヘルメット本体11に設けられている。
14はいわゆるアンプであり、アンテナ15で受信した電波を増幅するとともに、レシーバー12、13へ音声信号を出力する。16は送信のためのマイク、17は送受信部であり、上記のレシーバー12、13ないしマイク16を含む。さらに、送受信部17及び付属機器へ電力を供給する電源部として、ソーラー充電器18と、バッテリー19とを備えている。この送受信部17は、10mWを超えない比較的小出力のものである。
上記の付属機器には、スタンバイスイッチ20と、ヘルメット本体11の外面に、スタンバイスイッチ20が操作されたことを外部の者に知らせる報知灯21と、本考案における無線通話装置に電源が入っていることを外部に表示する表示灯22とを有している。また、スタンバイスイッチ20は、ヘルメット本体11のツバ際に配置した押しボタン23を操作部分として有している。押しボタン23は押している間だけ、送受信部17を送信に切り替え、押すのを止めれば逆に切り替わり、受信のみ可能な状態に戻るものとする。24はヘルメット着用のためのあご紐を示す。
送受信部17は、図3に示した構成を有しており、受信部25と、送信部26とからなる。受信部25は、アンテナ15で受信した電波を高周波増幅し、信号対雑音比を高めて混信を改善し、また、局部発信器出力が逆流してアンテナから発射されることを防ぐ高周波増幅器26、中間周波数を得るために受信周波数との差の発信周波数を混合する混合器27、感度及び選択度を上げる中間周波増幅器28、電波信号から音声信号を取り出す変調器29、音声信号を増幅する音声増幅器30、を備えており、スピーカーと記載されたレシーバー12、13より音声を出力する。送信部26は、音声を電気出力に変換するマイクロフォン16、発信機31aからの信号を電波信号に変換する周波数変調器31、信号安定のためのバッファ回路32、及び増幅器33、電力増幅器34、を備えている。
送受信部17にはスタンバイスイッチ20が備わっている。スタンバイスイッチ20はヘルメットの着用者群中の特定者に向けられた通信を受信した特定者、又は、特定者が気付く前に通信を傍受した者によって操作され、操作した者の送受信部だけを切り替えて送信を可能にするために設けられている。また、スタンバイスイッチ20の操作に応じて切り替わる切り替えスイッチ35が、送信部25と、受信部26とアンテナ15との切り替えのために設けられている。
このような構成を有する本考案の無線通話装置付きヘルメット10の作用を、図4について説明する。図4は、ある工事現場の状況を示すもので、5名のヘルメット着用者A、B、C、D、Eがおり、これに対して、1人の送信者Fがあるものとする。送信者Fも本考案の無線通話装置付きヘルメット10の着用者であるが、押しボタン23を押して送信者になったときだけは、いわゆる親機の立場になる。送信者Fから発射された電波は、建物の柱や梁、壁、或いは階段等の構造体によって反射を繰りして弱められるので、5名のヘルメット着用者A、B、C、D、Eに到達する強度はまちまちであり、特に本考案のように比較的小出力の場合にはその傾向が強い。
このようなときに、特定者つまり特定のヘルメット着用者Eを呼び出したい場合でも、送信者Fから発射された電波は、5名のヘルメット着用者A、B、C、D、E全員に受信され、かつ着用者Eに向けられた音声を聞くことができる。そこで、特定者であるヘルメット着用者Eは押しボタン23を押してスタンバイスイッチ20を操作し、必要な回答を送信し、かつ周囲にも報知灯21の点灯により、通話が成立していることを知らせるものである。つまり、このときにはヘルメット着用者Eが親機となる。
しかし、状況によっては微弱な電波しか届かない場合があり、例えばヘルメット着用者Aが特定者で、殆ど受信できない状態である場合、直接Aを呼び出すことはできないことになる。しかし本考案においては、ヘルメット着用者Aの近くにおり、かつ、より電波受信状況の良いヘルメット着用者B又はCがAに向けられた通信を傍受し、Aにそのことを知らせることができる。押しボタン23から指を離せば、受信状態に戻るので、全員が子機の状態に戻るものである。
本考案に係る無線通話装置付きヘルメットの一例を示す斜視図。 図1のものの下面図。 送受信部とスタンバイスイッチとの関係の一例を示すブロック図。 本考案に適用可能な側面図と、施工穴C、Dの断面形を示す説明図。
符号の説明
10 本考案に係る無線通話装置付きヘルメット
11 ヘルメット本体
12、13 レシーバー
14 アンプ
15 アンテナ
16 マイクロフォン
17 送受信部
18 ソーラー充電器
19 バッテリー
20 スタンバイスイッチ
21 報知灯
22 表示灯
23 押しボタン
24 あご紐
25 受信部
26 送信部
35 切り替えスイッチ35

Claims (3)

  1. 複数のヘルメット着用者からなる群に対して特定周波数で送信された電波を受信可能であり、かつ、音声を聞くことができる、少なくとも一つの通話チャンネルを有する無線通話装置付きヘルメットであって、
    ヘルメットの着用時に、着用者の耳の位置にほぼ合致するように、ヘルメット本体に設けられた、少なくとも1個のレシーバーと、電波を受信するとともに、レシーバーへ音声信号を出力するアンプ及び送信のためのマイクを含む送受信部と、送受信部及び付属機器へ電力を供給する電源部とを備えており、
    ヘルメットの着用者から成る群中におり、この群に向けられた通信を受信した特定者、又は、特定者が気付く前に通信を傍受した者によって操作され、操作した者の送受信部を切り替えて送信を可能にする、スタンバイスイッチを送受信部に有していることを特徴とする無線通話装置付きヘルメット。
  2. ヘルメット本体の外面に、スタンバイスイッチが操作されたことを外部の者に知らせる報知灯を有している請求項1記載の無線通話装置付きヘルメット。
  3. レシーバーは、左右の耳当ての一方に設けられ、耳当ての他方には耳栓又はその他の騒音を減衰させる手段が設けられている請求項1記載の無線通話装置付きヘルメット。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018513922A (ja) * 2015-03-06 2018-05-31 ギガテラ インコーポレイテッド 多機能安全保護具

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