JP3118041U - 液体に牛乳のような気泡を含ませる装置 - Google Patents

Abstract

【課題】液体に牛乳のような気泡を含ませる装置を提供する。
【解決手段】該装置は、吸込口と吐出口がそれぞれ吸込管１１と連結管に結合される高圧ポンプ１０を備え、吸込管は吸気管１１２に結合され、連結管に高圧槽２０が結合され、高圧槽に更に吐出管２１が結合され、吸込管の吸込孔を吐出管の吐出孔より大きくして高圧ポンプへ搬送される液体の流量が吐出管へ排出される流量より大きくようにして、空気が吸気管から高圧ポンプの羽根群内に吸込されて液体と混合されるともに、迅速に攪拌され微細気泡が発生されてから高圧槽に搬送貯蔵され、わりに高い液体圧力より気泡をより微細化され、微細気泡を含める液体が吐出管を介して排出される。
【選択図】図１

Description

本考案は気泡発生装置に関し、特に微細気泡を発生することができる装置に関する。

浴槽内の水に大量の微細気泡を混入させると、水中の酸素含有量を増加し、更に水を牛乳のような色になるようにして、より新鮮な感じを持たらせる。例えば、台湾の特許公開第499552号「超微細気泡発生装置」、台湾登録実用新案第268034号「水療機」等たくさんの微細気泡を発生させる装置が開示されている。その中に、台湾登録実用新案第268034号には、加圧装置が加圧管によって貯蔵装置と連続され、該貯蔵装置にはそれぞれ回流管と吐出管が設けられ、該回流管の他端は吸込管と連続され、また該回流管に吸気口と気泡混合管が設けられていることが開示されている。加圧装置はその中に入った水を加圧させて、加圧管により貯蔵装置の中に送り、貯蔵装置に流入された部分の水が回流管を介して気泡混合管に流入して、吸気口から入った空気と合わせてベンチュリ効果を発生させて、牛乳状のようにきわ細かい気泡を形成させる。

上述した二つの特許文献に開示された微細気泡発生装置は、構成が非常に複雑であり、しかもその内部構成が従来のものではないのですべて別に設計し、製造する必要があるので製造コストが向上し、また全体の体積が非常に大きいから従来の浴槽パネルの底部に適用しないし、わりに大きい設置空間がないと設置できないので、従来の浴槽との結合が面倒であると問題点がある。

本考案は、結構が簡単で、製造コストを比較的に節約でき、しかも体積が小さい微細気泡発生装置を提供するためになされたものである。

本考案の主な目的は、結構が簡単で、製造コストを比較的に節約でき、製品の競争力を向上できる、液体に牛乳のような気泡を含ませる装置を提供することである。

本考案のもう１つの目的は、小さい体積を有し、従来の浴槽パネルの下方に結合でき、省スペースで、従来の浴槽に合わせて使用することができる、液体に牛乳のような気泡を含ませる装置を提供することである。

本考案の今１つの目的は、微細気泡を発生時に水の温度を向上させ、浴槽内の水を保温させる機能を兼有する、液体に牛乳のような気泡を含ませる装置を提供することである。

液体に牛乳のような気泡を含ませる装置であって、吸込口と吐出口がそれぞれ吸込管と連結管に結合される高圧ポンプを備え、該高圧ポンプは少なくとも一組の羽根群を備え、該吸込管は吸気管に結合され、該吸気管は該高圧管と該吸込管の吸込孔の間に設けられ、該連結管に高圧槽が結合され、該高圧槽に更に吐出管が結合され、該吸込管の吸込孔と該吐出管の吐出孔を用いて、該高圧ポンプに搬送される液体流量と該吐出管から排出される流量をそれぞれ制御して、該高圧ポンプに搬送される流量が該吐出管から排出される流量より多くなるようにして、空気が該吸気管から該高圧ポンプの羽根群内に吸込されて液体と混合されるともに、迅速に攪拌されて微細気泡を発生されて該高圧槽に搬送貯蔵され、わりに高い液体圧力より気泡をより微細化させて、微細気泡を含める液体が該吐出管を介して排出される。本装置はコストを低減させることができ、製品の競争力を向上させることができ、また普通の浴槽パネルの底部に設置することができるので浴槽以外の空間をしめる必要がないし、従来の浴槽と組み合わせて使用するのが至便で、更に浴槽内に蓄える水の温度を向上させて浴槽内の水を保温される効果がある。

図１に示されるように、本考案の液体に牛乳のような気泡を含ませる装置の第１の実施例において、吸込口と吐出口がそれぞれ吸込管11と連結管12に結合される高圧ポンプ10を備え、該高圧ポンプ10は少なくとも一組の羽根群13を備える。
高圧ポンプ10の吸込口に近寄る頂端には排気孔が設けられ、通常該排気孔はボルト14によって気密に密封されている。吸込管11に仕切弁111及び吸気管112が結合されている。吸気管112は高圧ポンプ10と仕切弁111の間に配設されている。連結管12に高圧槽20が結合されている。高圧槽20にはさらに吐出管21及び連結管22が結合されている。吐出管21には仕切弁211及び排気弁212が結合されている。排気弁212は高圧槽20と仕切弁211の間に配設されている。連結管22の他端に液体圧力計221が結合されている。

本考案の高圧ポンプ10が作動時に、吸込管11から液体を吸込み、また吐出管21によって液体を排出することができる。仕切弁111,211を用いてそれぞれ吸込管11の吸込孔及び吐出管21の吐出孔の孔径の大きさを制御して、高圧ポンプ10への液体搬送流量及び吐出管21から排出する液体流量を制御する。高圧ポンプ10に搬送される液体の流量が吐出管21から排出される流量より多い時に、大量のただちに排出されなかった液体は高圧槽20に蓄えられわりに高い液体圧力を持つようになる。液体圧力計221は高圧槽20内の液体の圧力を表示することができる。空気が吸気管112を介して高圧ポンプ10の羽根群13内に吸込まれて液体と混合される共に、迅速に攪拌されて微細気泡を形成して高圧槽20に搬送貯蔵され、わりに高い液体圧力が気泡を更に微細化させ、また液体内の微細気泡の含有量を向上して、最終的に吐出管21を介して排出される。羽根群13が多いほど、気泡がより多くの羽根群13の攪拌によって更に微細化される。本考案によれば、吸込管11及び吐出管21にそれぞれ固定的な吸込孔と吐出孔を備えさせ、吸込孔の孔径を吐出孔より大きくして、仕切弁111,211を必要せずに高圧ポンプ10に吸込まれる液体の流量が吐出管21に排出される流量より多くする効果を得ることができる。

高圧ポンプ10の作動中、微細気泡が絶え間なく液体、例えば水分子と衝突し、衝撃して水の温度を向上させて、吐出管21を介して他の容器、例えば浴槽に排出される水がわりに高い温度を備えさせてから、浴槽内に蓄えられる水の温度を向上して浴槽内の水を保温させる効果を有する。

高圧ポンプ10の作動が中止される時に、排気弁212を介して高圧槽20内に残存する気体を排出させて、装置が次回の作動時によりスムーズになるようにする。

本考案の特徴としては、市販される既製な高圧ポンプ10、仕切弁111,211、高圧槽20、排気弁212などの部材から構成するので、特別の部材を設計し、製造する必要がないので、コストを大幅に低減させ、製品の競争力を向上することができるし、またわりに小さい体積を備える部材を選んで使用してわりに小さい体積を備える装置を構成して普通の浴槽パネルの下方に置くことができるから、浴槽以外の空間を占める必要がなく、簡単に既製の浴槽と組み合わせて使用することができる。

図２に示されるように、本考案の第２の実施例の装置として、図１に示される第１の実施例と同様に，高圧ポンプ30、吸込管31、連結管32を備え、高圧ポンプ30には少なくとも一組の羽根群33を備える。吸込管31に仕切弁311及び吸気管312が結合されている。連結管32に高圧槽40が結合されている。高圧槽40に吐出管41が結合されている。吐出管41に仕切弁411及び排気管412が結合されている。本実施例の吸気管312に更に連結管313が連結されているが、連結管313の他端に空気流量計314が連結され、空気流量計314に更に連結管315の一端に連結され、連結管315の他端は空気ポンプ316に連結されており、高圧ポンプ30の排気孔に排気弁34が結合され、吐出管41には更に液体圧力計413、温度計414及び液圧スイッチ415が結合されており、高圧ポンプ30に自動コントローラ35が電気的に連続され、この自動コントローラ35には制御具351を備え、該制御具351は押しボタンまたは回しつまみなど使用者によって自動コントローラ35を操作するための部材であり、空気流量計314、連結管315及び空気ポンプ316はいずれも自動コントローラ35内に配設されており、連結管32に高温保護スイッチ36が結合され、液圧スイッチ415と高温保護スイッチ36がそれぞれ自動コントローラ35に電気的に接続されており、連結管315は更に２つの段に分け、この２つの段はそれぞれ逆止弁317の両端に結合されており、自動コントローラ35の制御具351以外の各部材はケーシング50により覆わられている。

本実施例では空気流量計314を用いて高圧ポンプ30内に流れ込む空気流量を表示しており、逆止弁317を用いて液体が空気流量計314及び空気ポンプ316に逆流して障害を生ずることを防止しており、温度計414を用いて液体の温度を表示しており、高圧ポンプ30の作動を中止する時、排気弁34を介して高圧ポンプ30内の残存の気体を排出しており、自動コントローラ35を用いて高圧ポンプ30の運転時間を制御しており、空気ポンプ316を用いて空気が吸気管312に流れ込む速率を制御しており、液体の温度が高い過ぎるまたは高圧ポンプ30が空転して温度が上がる時に、自動コントローラ35は高温保護スイッチ36から出力された高温情報を検出し、高圧ポンプ30を制御して作動を中止して、温度が下がった以後に作動を再開させる；液体が阻止され吸込管31に流れ込むことができなく高圧ポンプ30の空転をもたらす時には、自動コントローラ35が液圧スイッチ415から出力された低液圧情報を検出して、高圧ポンプ30を制御して作動を停止して、一定の設定時間後作動を再開して高圧ポンプ30の空転を防止する。

図３に示されるように、本考案の第２の実施例の高圧槽40は球形になり、高圧槽40の頂端に集まった微細気泡がより容易に排出されるように、吐出管41が高圧槽40の内部に延びる入口端415が上方へ曲がるとともに、その開口416が上方に向けて高圧槽40の頂端に近寄るように位置される。

図４に示されるように、本考案の第３の実施例の装置は、図２に示される第一実施例とほぼ同様に，高圧ポンプ60、吸込管61、連結管62を備え、高圧ポンプ60には少なくとも一組の羽根群63を備える。高圧ポンプ60の排気孔に排気弁64が結合される。高圧ポンプ60に自動コントローラ65が電気的に接続されている。吸込管61に仕切弁611及び吸気管612が結合されている。連結管62に高圧槽70が結合されている。高圧槽70に吐出管71が結合されている。吐出管71に仕切弁711が結合されている。吸気管612に更に連結管613が連結され、連結管613の他端に空気流量計614が連結される。空気流量計614、排気弁72及び自動コントローラ65の制御具651を除いて、各部材はいずれもケーシング80に覆われている。しかしながら、本実施例の高圧槽70に排気弁72、液体圧力計73及び温度計74が結合されている。

図５に示されるように、本考案の第３の実施例の高圧槽70は長方体状になり、高圧槽70の頂端に集まった微細気泡がより容易に排出されるように、吐出管71が高圧槽70の内部に延びる入口端が上方へ曲がるとともに、その開口が上方に向けて高圧槽70の頂端に近寄るように位置される。

図６に示されるのは、本考案に係る装置91が浴槽92外部に配設される第１の使用形態であり、吸込管911、吐出管912がそれぞれ連結管913,914を介して吸水頭部915,噴水頭部916が連結されている。吸水頭部915及び噴水頭部916はいずれも浴槽92内に配設されている。浴槽92内の水921は吸水頭部915によって装置91内に搬送され、噴水頭部916から牛乳のような気泡を含む水を噴出する。

図７に示されるのは、本考案に係る装置91が浴槽93外部に配設される第２の使用形態であり、浴槽93の壁に吸水頭部931及び噴水頭部932が結合され、装置91の吸込管911、吐出管912がそれぞれ連結管917,918を介して吸水頭部931,噴水頭部932と連結されている。浴槽93内の水は吸水頭部931によって装置91内に搬送され、噴水頭部932から牛乳のような気泡を含む水を噴出する。

本考案の第２、第３実施例のケーシングには使用者によって開放され仕切弁等の調整を行われるためのドアを備えており、このドアは透明材料からなるパネルを備えて使用者が液体圧力計、温度計及び空気流量計等に表示される数値を目視できるようにし、この種のケーシングは通常のもので、図面の中で詳細に表示されていない。

本考案の以上の各実施例は、いずれもコストを低減でき、製品の競争力を向上でき、また通常の浴槽パネルの底部に配設することができるから浴槽以外の空間をしめることがないし、従来の浴槽と組み合わせて使用するには至便で、更に浴槽内に蓄える水の温度を向上させて浴槽内の水を保温させる効果がある。

以上の記載は本考案の技術内容を用いた実施例だけであり、本考案は、実施例に限定されるものではなく、本技術を熟知している技術者が本考案を運用して作った修飾、変更はすべて本考案の特許の範囲に属する。

本考案の第１の実施例の立体略図である。 本考案の第２の実施例の略図である。 本考案の第２の実施例の高圧槽に吐出管を結合した略図である。 本考案の第３の実施例の略図である。 本考案の第３の実施例の高圧槽に吐出管を結合した略図である。 本考案を浴槽の外に配設した第１の実施例の略図である。 本考案を浴槽の外に配設した第２の実施例の略図である。

符号の説明

10、30、60 高圧ポンプ
11、31、61、911 吸込管
111、311、611 仕切弁
112、312、612 吸気管
12、22、313、315、32、62、913、914、917、918連結管
13、33、63 羽根群
14 ボルト
20、40、70 高圧槽
21、41、71、912 吐出管
211、311、411、711仕切弁
212、34、412、72排気弁
221、413、73 液体圧力計
314、614 空気流量計
316 空気ポンプ
317 逆止弁
35、65 自動コントローラ
351、651 制御具
36 高温保護スイッチ
414、74 温度計
415 液圧スイッチ
50、80 ケーシング
91 装置
915、931 吸水頭部
916、932 噴水頭部
92、93 浴槽
921 水

Claims (3)

1. 吸込口と吐出口がそれぞれ吸込管と連結管に結合される高圧ポンプを備える、液体に牛乳のような気泡を含ませる装置であって、
   前記高圧ポンプは少なくとも一組の羽根群を備え、
   前記吸込管は、前記高圧管と前記吸込管の吸込孔の間に設けられる吸気管に結合され、
   前記連結管に高圧槽が結合され、
   前記高圧槽に更に吐出管が結合され、
   前記吸込管の吸込孔を前記吐出管の吐出孔より大きくして、前記高圧ポンプに流れ込まれる液体の流量が前記吐出管から排出される流量より多くなるようにして、空気が前記吸気管から前記高圧ポンプの羽根群内に吸込されて液体と混合されるとともに、迅速に攪拌されて微細気泡を発生して前記高圧槽に搬送貯蔵され、わりに高い液体圧力により気泡を更に微細化され、
   これらの微細気泡を含める液体が前記吐出管を介して排出される、
   ことを特徴とする液体に牛乳のような気泡を含ませる装置。
2. 請求項１記載の液体に牛乳のような気泡を含ませる装置であって、
   前記吸込管に仕切弁が結合され、
   前記吐出管に別の仕切弁が結合され、
   前記吸気管は、順に個別の連結管を介して逆止弁、空気流量計及び空気ポンプとそれぞれ連結され、
   前記高圧槽及び前記高圧槽と前記別の仕切弁との間の前記吐出管の内の１つに液体圧力計が結合され、
   前記高圧槽及び前記高圧槽と前記別の仕切弁との間の前記吐出管の内の一つに排気弁が結合され、
   前記高圧ポンプの排気孔に別の排気弁が結合され、
   前記高圧ポンプに自動コントローラが電気的に連続され、
   前記自動コントローラに更に高温保護スイッチ及び液圧スイッチが電気的に連続され、
   前記高温保護スイッチが前記高圧ポンプ及び高圧槽間の連結管に結合され、
   前記液圧スイッチが前記吐出管に結合され、
   前記自動コントローラに制御具が備える、
   前記二つの仕切弁を用いて前記吸込管の吸込孔及び吐出管の吐出孔の孔径の大きさをそれぞれ制御し、
   前記空気ポンプを用いて空気を吐出し、また前記空気流量計を用いて前記高圧ポンプ内に流入した空気の流量を表示し、前記液体圧量計を用いて前記高圧槽内の液体の圧力を表示し、
   前記高圧ポンプの作動が中止されると、前記排気弁を介して前記高圧槽内の残存の気体を排出し、別の排気弁を介して前記高圧ポンプ内に残存の気体を排出すると共に、また前記逆止弁をにより液体が前記空気流量計及び前記空気ポンプへ逆流することを防止し、
   前記自動コントローラを用いて前記高圧ポンプの運転時間を制御し、前記自動コントローラが前記高温保護スイッチから高温信号の出力を検出すると、作動を中止するよう高圧ポンプを制御し、また前記自動コントローラが前記液圧スイッチから低液圧の出力を検出すると、作動を中止するよう高圧ポンプを制御して、所定の設定時間を経過してから運転を再開させる、
   ことを特徴とする液体に牛乳のような気泡を含ませる装置。
3. 請求項２記載の液体に牛乳のような気泡を含ませる装置において、
   更に前記自動コントローラの制御具を除いた各部材を覆うためのケーシングを備え、
   前記高圧槽の頂端に集まった微細気泡がより容易に排出されるように吐出管が高圧槽の内部に伸びる入口端が上方へ曲がるとともに、前記入口端の開口は上方を向けて高圧槽の頂端に近寄っており、
   前記高圧槽及び前記高圧槽と前記仕切弁との間の前記吐出管の内の１つに、前記高圧槽内の液体の温度を示すための温度計が結合される、
   ことを特徴とする液体に牛乳のような気泡を含ませる装置。
   

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