JP3117361U - 目串用打込ガイドアダプタ、及び該目串用打込ガイドアダプタを備えた目串用打込機 - Google Patents

目串用打込ガイドアダプタ、及び該目串用打込ガイドアダプタを備えた目串用打込機 Download PDF

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Abstract

【課題】往復動作可能なハンマー杆及び目串をガイドして、目串を芝生及び地中に打ち込むために使用される芝張りに使用する目串の打込みガイドアダプタ、及び該打ち込みガイドアダプタを備えた目串用打込機を実現し、芝張りの際に使用者の労力を軽減する。
【解決手段】空気圧を利用しハンマー杆3を往復動可能な打込機2に着脱可能に取り付けられ、筒部25とこの筒部25の下端に形成されたフランジ部26とを備え、筒部25の上部外面には、ネジ25’が形成されており、該ネジ25’により打込機2に着脱可能に装着でき、フランジ部26は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生28内に食い込まない構成であり、目串19を打ち込むハンマー杆3及びこの目串19を案内する。
【選択図】図1

Description

本考案は、芝張りに使用する目串用打込ガイドアダプタ、及び該打込ガイドアダプタを備えた目串用打込機芝に関するものである。
矩形の切芝(以下、本明細書では単に「芝生」という。)を所望の箇所に芝張りする場合、芝生がずれたり、めくれたりしないように、芝生の2〜数カ所に芝張りに使用する目串(以下、単に「目串」とも言う。)で地面に留めることが通常行われている。特に、法面(傾斜面)に芝生を張る際には、芝生が傾斜地面上をずれたり、滑って落下したり、雨水により流されたりしやすいから目串で留めることは必須である。
目串は、通常、例えば、竹を15〜20cm程度の長さの串状(又はへら状)に加工して形成された竹串を利用する。しかし、芝生を目串で留めるために、目串で芝生を上方から貫通して地中に埋め込む際に、使用者は、特に地質が硬い場合等では、かなりの力を入れなくてはならず、長時間の作業を要し、手が疲れたり、体力を消耗したりする。
そこで、木槌等のハンマーで目串を上方から打ち込むようなことが行われているが、目串は竹製であるために、ハンマーで打ち込む際に斜めに打ち込んだりすると、折れたり、頭部が破損したりし易く、その折れたり破損したりした目串を取り除く等の後処理のためにかえって労力、時間が必要となってしまう。
ところで、木材の固定のための釘打ちの場合もハンマーでは労力が生じるので、近年は釘打機が公知であり(特許文献1参照)、建築作業現場でも普及している。本考案者は、この釘打機で目串の地中への打ち込みを行うことを着想した。
特開平5−301177号公報
本考案者は、釘打機で目串の打ち込みを行う実験を行ったが、釘と目串では本質的に異なり、そのために次のような問題が生じ、釘打機を単に利用しただけでは、芝生用の目串の打ち込みできないという知見を得た。
(1)釘は鉄製であり強度を有するから釘打機で打ち込んでも、折れや頭部の破損等はしにくいが、目串は竹製で強度は鉄に比べると弱いので、目串の頭部への釘打機のハンマー杆の力が作用すると、折れたり、破損したりし易い。特に、釘打機のハンマーは釘の打ち込みを目的としているから細く、目串の頭部に部分的に当たってしまい、その頭部を破損しやすい。
(2)釘打機は、その打ち込みガイドの先端を木材に当接するので、ガイドの先端が木材内に潜り込むようなことはないが、この釘打機を目串用の打込機に単に利用すると、ガイドの先端が芝生に当接して押圧すると芝生内に食い込んだり、さらに地中に潜り込でしまうという問題が生じる。
(3)釘は木材内に完全に打ち込み、その頭部が木材の打ち込み表面から上方に残らないようにするが、目串は、張った芝生内に頭部まで打ち込んでしまうと、芝生が目串からはずれてしまい地表を滑り出してしまうという問題が生じる。従って、目串の頭部は芝生の表面から若干上方に残っている必要がある。
そこで、本考案は、上記問題(1)〜(3)を解決し、往復動作可能なハンマー杆及び目串をガイドして、目串を芝生及び地中に打ち込むために使用される芝張りに使用する目串の打込みガイドアダプタ、及び該打ち込みガイドアダプタを備えた目串用打込機を実現することであり、これにより、芝張りの際に使用者の労力を軽減できるようにするものである。
本考案は上記課題を解決するために、目串を打ち込むハンマー杆及び該目串を案内する目串用打込ガイドアダプタであって、その下端にフランジ部を有し、該フランジ部は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生内に食い込まないものであることを特徴とする目串用打込ガイドアダプタを提供する。
本考案は上記課題を解決するために、空気圧を利用しハンマー杆を往復動可能な打込機に一体又は別体として設けられ、筒部と、該筒部の下端に形成されたフランジ部とを備えて成り、目串を打ち込む前記ハンマー杆及び該目串を案内する目串用打込ガイドアダプタであって、前記フランジ部は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生内に食い込まないものであることを特徴とする目串用打込ガイドアダプタを提供する。
本考案は上記課題を解決するために、空気圧を利用しハンマー杆を往復動可能な打込機に着脱可能に取り付けられ、筒部と該筒部の下端に形成されたフランジ部とを備えて成り、目串を打ち込むハンマー杆及び該目串を案内する目串用打込ガイドアダプタであって、前記筒部の上部内面又は外面には、ネジが形成されており、該ネジにより前記打込機に着脱可能に装着でき、前記フランジ部は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生内に食い込まない構成であることを特徴とする目串用打込ガイドアダプタを提供する。
本考案は上記課題を解決するために、空気圧を利用し目串を打ち込むハンマー杆を往復動可能とし、該ハンマー杆を及び該目串を案内する目串用打込ガイドアダプタを一体又は別体として設けた目串用打込機であって、前記目串用打込ガイドアダプタは、筒部と、該筒部の下端に形成されたフランジ部とを備えて成り、前記フランジ部は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生内に食い込まないものであることを特徴とする目串用打込機を提供する。
本考案は上記課題を解決するために、空気圧を利用し目串を打ち込むハンマー杆を往復動可能とし、該ハンマー杆及び該目串を案内する目串用打込ガイドアダプタを一体又は別体として設けた目串用打込ガイドアダプタであって、前記目串用打込ガイドアダプタは、筒部と、該筒部の下端に形成されたフランジ部とを備えて成り、前記筒部の上部内面又は外面には、ネジが形成されており、該ネジにより前記目串用打込機に着脱可能に装着でき、前記フランジ部は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生内に食い込まないものであることを特徴とする目串用打込ガイドアダプタを提供する。
本考案は上記課題を解決するために、前記フランジは、下面に1又は2以上の厚み調節片を固定できる構成としてもよい。
上記解決手段を特徴とする本考案によれば、次のような効果を有する。
(1)本考案の目串の打込みガイドアダプタ及び目串用打込機を利用すれば、往復動作可能なハンマー杆を目串に適宜ガイドして、目串を芝生及び地中に打ち込むことができ、芝張りの際に使用者の労力、作業時間を軽減でき、しかも整然と芝張りすることができる。
(2)本考案の目串の打込みガイドアダプタは、その先端に地表面に当接するフランジ部を設けたので、目串の打ち込みの際に先端が芝生に食い込んだり地中に潜り込むようなことが防止できる。
(3)本考案の目串の打込みガイドアダプタのフランジの肉厚を適宜調整することで、打ち込まれた目串の頭部の芝生からの突出具合(残り具合)を調整できるから、現場の諸々の要望や環境に応じて、この突出具合の調整をきめ細かくかつ簡単に行えることができる。
(4)本考案の芝張りに使用する目串用打込機では、目串の太さに応じてハンマー杆をより太くし(直径を大きくし)、これに対応して目串の打込みガイドアダプタの内径に調整できるようにすれば、目串の頭部へのハンマー杆の力が作用しても折れたり、破損したりすることが防止できる。
本考案に係る芝張りに使用する目串用打込ガイドアダプタ、及び該打込ガイドアダプタを備えた目串用打込機を実施するための最良の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。
本考案に係る目串用打込ガイドアダプタは、空気圧によってハンマー杆が往復動をする自動打込機に設けて、ハンマー杆及び目串を打ち込み方向に直線的に案内する略筒状の案内管である。この目串用打込ガイドアダプタは、空気圧によってハンマー杆が往復動をする自動打込機に着脱自在に設けてもよいし、或いは自動打込機に一体的に備えている構成としてもよい。
そして、本考案に係る目串用打込機は、空気圧によってハンマー杆が往復動をする打込機であり、打込ガイドアダプタを設けて、この打込ガイドアダプタによって、ハンマー杆及び目串を打ち込み方向に直線的に案内して、目串を芝生からさらに地中まで打ち込んで、芝生を目串で留める装置である。以下、実施例で具体的に説明する。
図1は、本考案の実施例1の構成を説明する図である。この実施例1の目串用打込ガイドアダプタ1及び目串用打込機2では、目串用打込ガイドアダプタ1を、空気圧によってハンマー杆3が往復動をする目串用打込機2に着脱自在に設けた構成である。この実施例1は、目串用打込専用機として量産するものとしても適しているが、既存の各種の打込機(例.釘打機、板金用ハンマー等)に適用する構成としても適している。
目串用打込機2において空気圧(圧搾空気)でハンマー杆3が自動的に往復動する構成は、いろいろな構造が考えられるが、その一例を、図1で説明する。図1は実施例1の目串用打込機2の断面構造を示す図である。この目串用打込機2は、打込機本体4及び上蓋5を備えており、打込機本体4に実施例1の目串用打込ガイドアダプタ1を着脱可能に装着して形成される。上蓋5は、打込機本体4の上面縁部6にネジで固定される。
打込機本体4は、その内側には空洞部7が形成されており、下部には段部8を介してボス部9が形成されている。この段部8には、空洞部7と連通するように複数の通孔10が周方向に間隔をおいて形成されている。そして、ボス部9の中心部には、空洞部7に開口するネジ孔11が形成されている。
空洞部7内において、段部8上に緩衝材12が配置されている。この緩衝材12は、後述するピストン13の下面が衝突して緩衝する機能を有する。この緩衝材12の周囲の段部8上に位置するようにシリンダ14が配置されている。
このシリンダ14は、上方が頂壁15で閉じられており、下方が開口している。シリンダ14の頂壁15に空気導入孔16が周方向に間隔をおいて形成されている。シリンダ14の側壁の上下方向の中間位置よりやや下部に、シリンダ14の側壁から打込機本体4の側壁を貫通するように、空気排出孔16’が周方向に間隔をおいて形成されている。
シリンダ14内には、ピストン13が往復動可能(摺動可能)に配設されている。このピストン13によりシリンダ14は上室17と下室18とに分けられる。ピストン13には、ハンマー杆3の上端が螺着されている。
ハンマー杆3は、シリンダ14からボス部9のネジ孔11を通して下方に伸びるように構成されている。目串用打込機2のハンマー杆3では、従来使用されている釘打機のハンマー杆3等より太さを太くする(直径を大きくする)ことで、目串19の頭部を破損しないようにしている。
上蓋5は、その頂部下面に下方に向けて突起部20が形成されている。上蓋5を打込機本体4の上面縁部6にネジで固定すると、突起部20はピストン13の上面に当接して上方からシリンダ14を押さえる状態となる。打込機本体4の上部の周囲にはシリンダ14を囲うように空気室21が形成されている。
この空気室21に連通するように、打込機本体4の上部には空気入口部22が形成されている。空気入口部22は、管継手23を介して空気供給パイプ24に接続されている。空気供給パイプ24は、図示しないが、エアコンプレッサ(空気圧搾ポンプ)に接続されている。
芝生に目串19を打ち込む作業の開始、終了の際には、エアコンプレッサの始動、停止の操作によってもよいが、空気供給パイプ24に開閉弁を設けて、この開閉弁の操作によってもよい。圧搾空気は、芝生を張る土地の土質(硬さ、粘土、湿度等)や使用者の体力等に応じて適宜、圧搾空気の供給源で調整すればよい(例えば、およそ0.3〜0.7Mpa程度等)。
図2は、本考案に係る目串用打込ガイドアダプタ1の構成及びその変形例を説明する図である。この図2(a)に示すように、目串用打込ガイドアダプタ1は、筒部25と、該筒部25の下端のフランジ部26から一体で形成されている。筒部25内に、そしてフランジ部26を貫通してガイド孔27が形成されている。筒部25の上端外周には、ネジ25’が形成されており、これにより、目串用打込ガイドアダプタ1を打込機本体4のボス部9のネジ孔11に螺着し、着脱可能に装着することができる。
ガイド孔27は、ハンマー杆3を摺動して案内し、しかもハンマー杆3の下方に位置する目串19をも案内する機能を有するものである。ガイド孔27の下端を、図2(b)に示すように、変形例1として下方に向けて拡開したテーパ面27’を形成しておくと、目串19をガイド孔27に簡単に挿入し易くなる。
本考案に係る目串用打込ガイドアダプタ1の最大の特徴をここで説明する。目串用打込ガイドアダプタ1は、フランジ部26を有するので、使用時に、目串19を打ち込んでいくと、目串用打込ガイドアダプタ1が芝生に徐々に近づくが、図3(f)に示すように、フランジ部26が芝生28に当接した状態で、当接後にさらに芝生28に目串用打込ガイドアダプタ1の先端が貫入したり、地中内にもぐりこむようなことが防止される。
そこで、本考案の目串用打込ガイドアダプタ1では、フランジ部26が芝生28に当接した状態で、目串19が芝生28の表面から所望の長さだけ突き出て残り、ハンマー杆3の往復動の最下位の位置となるように、目串用打込ガイドアダプタ1の筒部25の長さ、フランジ部26の厚さt、又はボス部9への取付位置を設定する。
このよう設定すれば、使用時に、目串19を打ち込んでいくと、フランジ部26が芝生28に当接した状態となると、ハンマー杆3は往復動において最下位の位置となっても、それ以上は目串19を深く打ち込めず、所定の高さだけ目串19の頭部を残した状態となる。よって、目串19の打ち込みを開始してフランジ部26が芝生28に当接した状態で、所定の寸法だけ目串19の頭部を地表上に残した状態で、目串19の打ち込みを完了することができる。
このような本考案の目串用打込ガイドアダプタ1により生じる効果は、従来の釘打機を目串19の打ち込みに利用しても、その先端が芝生28乃至地中に潜り込んでしまうので、得られることはできない。
上述のように、フランジ部26の厚さtによって、フランジ部26の下面、即ち芝生28の上面に対するハンマー杆3のストロークの最下位の位置が変わるので、目串19の頭部が地表から上方に残って突出する高さ(長さ)が変わる。図2(c)〜(e)は、フランジ厚さを変える例を説明する図である。
図2(d)は、目串用打込ガイドアダプタの変形例2を示し、フランジ部26の厚さtが異なる複数種の目串用打込ガイドアダプタ1を用意した例である。具体的には、図2(c)に示す標準とするフランジ部26の厚さt1を有する目串用打込ガイドアダプタ1に対して、変形例2は、厚さt2のフランジ部26を有する目串用打込ガイドアダプタ1の例である。
このように異なる厚さの目串用打込ガイドアダプタ1を適宜選択して、ボス部9に装着することで、それぞれ、図2(f)、(g)に示すように、目串19の頭部が地表上に突出する(残る)高さを調整できる。これにより、芝張り現場の諸々の要望や環境状況に応じて突出具合の調整をきめ細かく、且つ簡単に行えることができる。例えば、傾斜面がきつい場合は、滑り止めを確実に行うために、目串が地表上に突出する高さを高くしたり、或いは、コンクリート等の歩道面上に土を敷いてその上に芝を張る場合等は、目串を深く打ち込まないようにする(目串が地表上に突出する高さを高くする)等である。
なお、フランジ部26の厚さtを変える別の手段としては、図2(e)に変形例3を示すように、フランジ部26の下面に、ネジ挿通孔を形成したドーナッツ状の厚み調節片26’を1枚又は2枚以上、ネジ止め又は磁力等により着脱可能に固定できるような構成としてもよい。図2(e)に示す例では、フランジ部26の下面に厚み調節片26’を1枚ネジ止めしてフランジ厚さをt3とした例である。
(作用)
以上の構成から成る実施例1の作用を、図3によって、以下に説明する。図3(a)は、目串用打込ガイドアダプタ1を目串用打込機2のボス部9に装着したが、未だ、エアコンプレッサから圧搾空気を目串用打込機2に供給していない状態を示している。
図3(a)の状態において、エアコンプレッサから圧搾空気を目串用打込機2に供給すると、図3(b)に示すように、圧搾空気が空気室21から空気導入孔16を通してシリンダ14の上室17に流入し、ピストン13を下方に移動して緩衝材12に当接した状態となる。
このようにピストン13が下降する際に、ピストン13の下室18の空気は、緩衝材12とシリンダ14の隙間から(ハンマー杆3との隙間からも)、打込機本体4の段部8に形成された複数の通孔10を通して下方に流出する。この状態で、使用者は、目串19の基端側を目串用打込ガイドアダプタ1のガイド孔27に差し込んで案内し、目串19の先端を、地面29上に置かれた芝生28に当接させる。
この状態で、使用者が目串用打込機2の上蓋5を把持し掌により、図3(c)に示すように、下方に軽く押し込むと(矢印F参照)、ピストン13及びハンマー杆3は、目串19(芝生28上に突き立てられている状態で下方に移動しない。)に当接して拘束されているために下方に移動しないが、打込機2は、ピストン13及びハンマー杆3以外の部分は下方に移動する。ピストン13及びハンマー杆3は、シリンダ14に対して相対的に上方に移動することとなる。
この移動は、シリンダ14の上室17内の圧搾空気の空気圧に抗して行われる。しかし、ピストン13が下方に移動し緩衝材12に接近しピストン13の上端が空気排出孔16’を通過すると、図3(b)のように、空気排出孔16’から圧搾空気が漏れ始めるので、上室17の圧力が下がる。よって、使用者は目串用打込機2の上蓋5を把持し掌により、図3(c)に示すように、下方に軽く押し込むみ上記ピストン13がシリンダ14に対して相対的に上昇することができる。
しかしならが、圧搾空気の圧力が大きすぎる場合は、使用者はこの圧力に負けて下方に目串用打込機2を押圧することができないので、使用者が下方に軽く押し込んでも目串用打込機2が下方に移動するように、空気圧は前述のとおり適宜調整する必要がある。
ピストン13がシリンダ14に対して相対的に上方に移動すると、ピストン13の上室17及び空気室21の圧力が高くなるので、この高圧により、図3(d)に示すように、ピストン13を下方に押圧する。これにより、ハンマー杆3が目串19を芝生28内に上方から押し込むこととなる。
そして、使用者が前述のように目串用打込機2を軽く下方に押し込み続けると、再びピストン13及びハンマー杆3がシリンダ14に対して相対的に上昇し、上室17の圧力がが高まり、再度、ピストン13及びハンマー杆3を下方に移動して目串19を芝生28内に打ち込む。
以下、この繰り返しが続けられ、使用者が目串用打込機2を下方に軽く押し込み続ければ、ピストン13及びハンマー杆3の上下方向の往復動作が続き、ハンマー杆3により目串19を打ち込み続け、目串用打込ガイドアダプタ1が芝生28に当接する状態に到ると、目串19を、図2(f)に示すように、その頭部を所望の高さだけ地表に残し、且つ最も深い位置まで打ち込んだ状態となる。ここで、使用者が目串用打込機2を下方への押しみを止めれば、目串19の打ち込みは完了する。
図4は、本考案の目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機の実施例2の構成を示す図である。この実施例2は、実施例1と比べると、次に説明する構成以外は、全く同じ構造である。
即ち、実施例2の目串用打込ガイドアダプタ31及び目串用打込機30では、目串用打込ガイドアダプタ31を、空気圧によってハンマー杆3が往復動をする目串用打込機30のボス部と一体として形成して成るものである。この実施例2は、目串用打込ガイドアダプタ31を備えた目串用打込機30の量産に適し構成である。
図5は、本考案の目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機の実施例3の構成を示す図である。この実施例3は、実施例1と比べると、次に説明する構成以外は、同じ構造である。即ち、実施例3の目串用打込ガイドアダプタ32及び目串用打込機33では、目串用打込機33本体にはボス部を設けることなく、目串用打込機33本体の外周面にネジ34を形成し、これに目串用打込ガイドアダプタ32を螺着する構成とした。
図6(a)は、本考案の目串用打込ガイドアダプタの実施例4の構成を示す図である。この実施例4の目串用打込ガイドアダプタ35は、目串用打込機2に装着することない構成である。この実施例4の目串用打込ガイドアダプタ35は、中間部位に規制片36が固着され頭部を大径部としたハンマー杆37を、ガイド孔27に挿通してガイドできる構成であり、実施例1と同様に下端にはフランジ部26が形成されている。
この目串用打込ガイドアダプタ35の使用の際は、木槌等でハンマー杆37の頭部を下方に打ちつけて、目串19を芝生28及び地中30内に打ち込む。規制片36が目串用打込ガイドアダプタ35の筒部上端に当接した状態で、目串19はその頭部を所定の高さだけ地表に残して打ち込みが完了する。さらに打ち付けてもフランジ26が芝生28に当接しているので、目串19はさらに芝生28及び地中に入らない。
(変形例)
図6(b)は、本考案の目串用打込ガイドアダプタの実施例4の変形例を示す図である。この変形例は、目串用打込ガイドアダプタ35’は、棒状をしており、その下端にはフランジ部26が形成されているとともに、下面にガイド孔27が形成されている。
目串用打込ガイドアダプタ35’に筒状のハンマー杆37’を摺動可能に嵌合する。ハンマー杆37’には重錘36’が固定されている。この目串用打込ガイドアダプタ35’の使用の際は、目串19をガイド孔27に入れて、図6(b)の点線で示すような位置までハンマー杆37’を上方から下降させて、目串用打込ガイドアダプタ35’に向けて叩きつける。
すると、ハンマー杆37’及び重錘36’の重力により、目串用打込ガイドアダプタ35’の頭部上面を叩きつけ、これにより、目串19を芝生28及び地中に打ち込むことができる。フランジ26の下面が芝生29上に当接した状態で、目串19はさらに芝生28及び地中に入らない。
図7及び図8は、本考案の目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機の実施例5の構成、作用を示す図である。この実施例は、実施例1とほぼ同じであるので、共通する構造部分については同じ番号を付し、説明は省略する。しかし、次の構成において異なる。
即ち、実施例1の目串用打込機2では、空気排出孔16’をシリンダ14の側壁及び目串用打込機本体の側壁を貫通して形成した。しかし実施例5の目串用打込機38では、このような空気排出孔16’の構造は採用せず、その代わりに、図7及び8に示す構成とした。即ち、実施例5では、上蓋5に複数の空気排出孔39を形成するとともに、上蓋5をシール40を介して頂壁15に当接し、互いに隔離された空気室21と排気室41を構成する。
そして、シリンダ14の頂壁15の中央部にボス部42を設けこのボス部42を貫通する中央貫通孔43を形成する。中央貫通孔43には、下方からハンマ杆3の上端延長部44を摺動可能に挿通するとともに、上方からは上蓋5の中央下面に形成したテーパ状の突起45を空気流出用のすき間46が生じるように配置している。
この実施例5の作用は、基本的には実施例1と同じであるが、シリンダ14の上室17からの空気の流出における作用が次のように異なる。即ち、ピストン13が下降し始めた過程では、図7に示すように、ハンマ杆3の上端延長部44が中央貫通孔43内を摺動下降し閉じられている。
しかしながら、ピストン13が緩衝材12の近くまで下降すると、ハンマ杆3の上端延長部44は中央貫通孔43から下方に脱するので、中央貫通孔43が開口し、ここから空気排出孔39を通して、圧搾空気が流出する。これにより、使用者は容易に、実施例1で説明したように目串用打込機2を下方に押圧し、図8に示すように、ピストンを相対的に上昇させることが可能となる、
以上、本考案に係る目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本考案はこのような実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本考案に係る目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機は、以上のような構成であるから、特に、公園、住宅造成地、ゴルフ場、山間地等の道路における法面のような、傾斜し、広大な面積の地面への芝生張り作業に最適である。
本考案の目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機の実施例1の構成を説明する図である。 本考案の目串用打込ガイドアダプタの実施例1の構成、変形例及び作用を説明する図である。 本考案の目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機の実施例1の作用を説明する図である。 本考案の目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機の実施例2の構成を説明する図である。 本考案の目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機の実施例3の構成を説明する図である。 (a)及び(b)は、本考案の目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機の実施例4及びその変形例の構成及び作用を説明する図である。 本考案の目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機の実施例5の構成を説明する図である。 本考案の目串用打込ガイドアダプタ及び目串用打込機の実施例5の作用を説明する図である。
符号の説明
1 目串用打込ガイドアダプタ
2 目串用打込機
3 ハンマー杆
4 打込機本体
5 上蓋
4 打込機本体
6 上面縁部
7 打込機本体内側の空洞部
8 打込機本体下部の段部
9 打込機本体のボス部
10 打込機本体の段部の通孔
11 ボス部のネジ孔
12 緩衝材
13 ピストン
14 シリンダ
15 シリンダの頂壁
16 シリンダの空気導入孔
16 ’ シリンダの空気排出孔
17 シリンダの上室
18 シリンダの下室
19 目串
20 突起部
21 空気室
22 空気入口部
23 管継手
24 空気供給パイプ
25 目串用打込ガイドアダプタの筒部
25 ’ 目串用打込ガイドアダプタの筒部外面のネジ
26 目串用打込ガイドアダプタのフランジ部
26 ’ 厚さ調節片
27 ガイド孔
27 ’ ガイド孔のテーパ面
28 芝生
29 地面
30 目串用打込機(実施例2)
31 目串用打込用ガイドアダプタ(実施例2)
32 目串用打込ガイドアダプタ(実施例3)
33 目串用打込機(実施例3)
34 目串用打込機本体の外周面のネジ
35 実施例4の目串用打込ガイドアダプタ (実施例4)
35’実施例4の目串用打込ガイドアダプタ (実施例4の変形例)
36 規制片
36’ 重錘
37、37’ ハンマー杆
38 目串用打込機(実施例5)
39 上蓋の空気排出孔
40 シール
41 排気室
42 シリンダ頂壁のボス部
43 ボス部を貫通する中央貫通孔
44 ハンマ杆の上端延長部
45 上蓋の突起
46 空気流出用のすき間

Claims (6)

  1. 目串を打ち込むハンマー杆及び該目串を案内する目串用打込ガイドアダプタであって、
    その下端にフランジ部を有し、該フランジ部は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生内に食い込まないものであることを特徴とする目串用打込ガイドアダプタ。
  2. 空気圧を利用しハンマー杆を往復動可能な打込機に一体又は別体として設けられ、筒部と、該筒部の下端に形成されたフランジ部とを備えて成り、目串を打ち込む前記ハンマー杆及び該目串を案内する目串用打込ガイドアダプタであって、
    前記フランジ部は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生内に食い込まないものであることを特徴とする目串用打込ガイドアダプタ。
  3. 空気圧を利用しハンマー杆を往復動可能な打込機に着脱可能に取り付けられ、筒部と該筒部の下端に形成されたフランジ部とを備えて成り、目串を打ち込むハンマー杆及び該目串を案内する目串用打込ガイドアダプタであって、
    前記筒部の上部内面又は外面には、ネジが形成されており、該ネジにより前記打込機に着脱可能に装着でき、
    前記フランジ部は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生内に食い込まない構成であることを特徴とする目串用打込ガイドアダプタ。
  4. 前記フランジは、下面に1又は2以上の厚み調節片を固定できる構成であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の目串用打込ガイドアダプタ。
  5. 空気圧を利用し目串を打ち込むハンマー杆を往復動可能とし、該ハンマー杆及び該目串を案内する目串用打込ガイドアダプタを一体又は別体として設けた目串用打込機であって、
    前記目串用打込ガイドアダプタは、筒部と、該筒部の下端に形成されたフランジ部とを備えて成り、
    前記フランジ部は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生内に食い込まないものであることを特徴とする目串用打込機。
  6. 空気圧を利用し目串を打ち込むハンマー杆を往復動可能とし、該ハンマー杆を及び該目串を案内する目串用打込ガイドアダプタを一体又は別体として設けた目串用打込ガイドアダプタであって、
    前記目串用打込ガイドアダプタは、筒部と、該筒部の下端に形成されたフランジ部とを備えて成り、
    前記筒部の上部内面又は外面には、ネジが形成されており、該ネジにより前記目串用打込機に着脱可能に装着でき、
    前記フランジ部は、その下面が使用時に芝生の上面に当接して芝生内に食い込まないものであることを特徴とする目串用打込機。
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JP2011523907A (ja) * 2009-07-07 2011-08-25 ▲楊▼明▲軍▼ 釘打ち機の釘打ち力の調節装置
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WO2020218001A1 (ja) * 2019-04-25 2020-10-29 株式会社グリーンフィールド 開口器具及び人工芝への固定具の打ち込み方法

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