JP3117286U - 入浴装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遠赤外線を浴びる入浴を行う場合であっても、リラックス感を十分に得ることができる入浴装置を提供する。
【解決手段】 寝床3を構成する背部用部材8、上腿載置用部材10、下腿載置用部材11に、遠赤外線を放射するブロック板22を、その表面が外部に露出するようにしつつ埋設すると共に、上記各部材8,10,11の姿勢を変更可能とする。これにより、寝床3を、入浴者の思いのままの形状に形成できるようにし、いわゆる岩盤浴において、入浴者の寝床での姿勢の自由度を高める。
【選択図】 図2
【解決手段】 寝床3を構成する背部用部材8、上腿載置用部材10、下腿載置用部材11に、遠赤外線を放射するブロック板22を、その表面が外部に露出するようにしつつ埋設すると共に、上記各部材8,10,11の姿勢を変更可能とする。これにより、寝床3を、入浴者の思いのままの形状に形成できるようにし、いわゆる岩盤浴において、入浴者の寝床での姿勢の自由度を高める。
【選択図】 図2
Description
本考案は、遠赤外線を浴びる入浴装置に関する。
乾式入浴法として、岩盤浴が注目されている。岩盤浴は、温められた岩盤(天然鉱石)の横たわり、その岩盤より放射される遠赤外線を浴びる入浴法であり、この岩盤浴により、細胞の活性化、発汗作用を促すことができ、自然治癒力を高めることができる。
近年、この岩盤浴を手軽で且つ低コストをもって楽しむべく、岩盤浴装置(入浴装置)が開発されつつある。その岩盤浴装置としては、例えば特許文献1に示すように、等身大の箱状の寝床に、遠赤外線効果とマイナスイオン効果を発揮するセラミックスを敷き詰めたものが提案されている。
しかし、上記岩盤浴装置(入浴装置)においては、岩盤浴中は寝床に伏していなければならず、その間、その伏した姿勢に拘束されることになる。このため、岩盤浴によりリラックス感を得ることができるとしても、その程度は、十分とは言えない。
本考案は以上のような事情に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、遠赤外線を浴びる入浴を行う場合であっても、リラックス感を十分に得ることができる入浴装置を提供することにある。
前記技術的課題を達成するために本考案(請求項1に係る考案)においては、
遠赤外線を放射する寝床を備える入浴装置において、
前記寝床が、複数の寝床構成部材を連続的に配置することにより構成されていると共に、該寝床構成部材が、起倒伏方向に姿勢変更可能とされ、
前記複数の寝床構成部材のうち、少なくとも一つの寝床構成部材に、遠赤外線を放射するブロック板が、該ブロック板の表面を寝床構成部材の表面から露出するようにしつつ埋設されている構成としてある。この請求項1の好ましい態様としては、請求項2以下の記載の通りとなる。
遠赤外線を放射する寝床を備える入浴装置において、
前記寝床が、複数の寝床構成部材を連続的に配置することにより構成されていると共に、該寝床構成部材が、起倒伏方向に姿勢変更可能とされ、
前記複数の寝床構成部材のうち、少なくとも一つの寝床構成部材に、遠赤外線を放射するブロック板が、該ブロック板の表面を寝床構成部材の表面から露出するようにしつつ埋設されている構成としてある。この請求項1の好ましい態様としては、請求項2以下の記載の通りとなる。
請求項1に記載された考案によれば、寝床を構成する複数の寝床構成部材の少なくとも一つに遠赤外線を放射するブロック板が埋設され、その寝床構成部材の姿勢を変更できることから、入浴者は、寝床構成部材の姿勢を変更して、寝床を思いのままの形状に形成でき、入浴者の寝床での姿勢の自由度を高めることができる。このため、遠赤外線を浴びる入浴を行う場合であっても、リラックス感を十分に得ることができる入浴装置を提供できる。
しかもこの場合、寝床構成部材の姿勢を変更するとしても、遠赤外線を放射するものがブロック板であることから、寝床構成部材に的確に保持でき(取付けることができ)、遠赤外線を放射するものとして、多数の鉱石を充填状態で用いる場合のように姿勢変更に伴いこぼれ出て、遠赤外線を浴びる入浴を行うことができなくなるおそれはない。
しかもこの場合、寝床構成部材の姿勢を変更するとしても、遠赤外線を放射するものがブロック板であることから、寝床構成部材に的確に保持でき(取付けることができ)、遠赤外線を放射するものとして、多数の鉱石を充填状態で用いる場合のように姿勢変更に伴いこぼれ出て、遠赤外線を浴びる入浴を行うことができなくなるおそれはない。
請求項2に記載された考案によれば、複数の寝床構成部材として、少なくとも、背部用部材と、上腿載置用部材と、下腿載置用部材とが、順次、設けられ、背部用部材が、上腿載置用部材に近い側の端部を回動支点として、起立方向において姿勢変更可能とされ、上腿載置用部材が、背部用部材に近い側の端部を回動支点として、起立方向において姿勢変更可能とされ、下腿載置用部材が、上腿載置用部材に連なるように該上腿載置用部材の起立端部に回動可能に連結されていることから、背部用部材を起立姿勢(傾斜状態を含む)にでき、さらには、上腿載置用部材の起立に連動させて下腿載置用部材を起立させ、その両者の連結部分付近を持ち上がった姿勢(山形状)にできる。このため、入浴者の上半身を起こした状態にできると共に、膝部分を、上腿載置用部材と下腿載置用部材との連結部分にあてがって、膝を曲げた状態にでき、入浴者は、いわゆる岩盤浴において、極めて自然体で楽な姿勢をとることができる。
しかも、背部用部材を起立姿勢にできることから、入浴者の上半身を自由にすることができ、読書、ゲーム、手編み等の岩盤浴以外のことをも行うことができる。
しかも、背部用部材を起立姿勢にできることから、入浴者の上半身を自由にすることができ、読書、ゲーム、手編み等の岩盤浴以外のことをも行うことができる。
請求項3に記載された考案によれば、背部用部材と上腿載置用部材とに、該背部用部材と該上腿載置用部材との間付近においてクッション部材が設けられていると共に、上腿載置用部材と下腿載置用部材とに、該上腿載置用部材と該下腿載置用部材との間付近においてクッション部材が設けられていることから、入浴者が上半身を起こした状態で膝を曲げた姿勢をとっている場合において、入浴者の尻部分からの荷重、膝部分からの荷重をクッション部材を介して効果的に逃がすことができ、当該姿勢を、一層、快適な状態で維持できる。
請求項4に記載された考案によれば、背部用部材と上腿載置用部材との間に座部用部材が設けられ、座部用部材の表面側が、クッション部材により形成されていることから、大柄な入浴者であっても、その入浴者の尻部分を座部用部材で的確に受け止めて、その尻部分からの荷重を、座部用部材におけるクッション部材により効果的に逃がすことができる。
請求項5に記載された考案によれば、背部用部材、上腿載置用部材及び下腿載置用部材に、ブロック板がそれぞれ設けられ、背部用部材のブロック板と上腿載置用部材のブロック板との間、上腿載置用部材のブロック板と下腿載置用部材のブロック板との間に、クッション部材がそれぞれ設けられていることから、入浴者が、上半身を起こした状態で膝を曲げた姿勢をとりつついわゆる岩盤浴を行っている場合において、入浴者の尻部分からの荷重、膝部分からの荷重をクッション部材を介して効果的に逃がすことができ、当該姿勢を、一層、快適な状態にしつつ、岩盤浴を行うことができる。
請求項6に記載された考案によれば、背部用部材と、上腿載置用部材と、下腿載置用部材とに、その各部材の表面内方側において、ブロック板が、略全体的にそれぞれ埋設され、背部用部材、上腿載置用部材及び下腿載置用部材の各表面側が、ブロック板の周囲においてクッション部材をもって形成されていることから、背部用部材、上腿載置用部材及び下腿載置用部材の各大きなブロック板により、いわゆる岩盤浴を効果的に行うことができると共に、姿勢が変わって入浴者からの荷重が作用しやすい各部材の境界付近において、クッション部材を存在させて、その局部的な荷重を効果的に逃がすことができる(入浴者の快適性確保)。
請求項7に記載された考案によれば、ブロック板が黒鉛珪石を含有していることから、ブロック板を利用することにより、遠赤外線効果、マイナスイオン効果等、いわゆる岩盤浴効果を的確に得ることができる。
請求項8に記載された考案によれば、各ブロック板の下側に、該ブロック板の温度を所定温度とするための熱供給手段が配設されていることから、遠赤外線効果等を発揮するために最適な状態にでき、岩盤浴を効果的に行うことができる。
以下、本考案の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1〜図5において、符号1は、実施形態に係る入浴装置(岩盤浴装置)である。この入浴装置1は、支持台2と、寝床3とからなり、支持台2上に寝床3が形成されている。
図1〜図5において、符号1は、実施形態に係る入浴装置(岩盤浴装置)である。この入浴装置1は、支持台2と、寝床3とからなり、支持台2上に寝床3が形成されている。
前記支持台2は、図1,図2に示すように、枠体4と、4つの脚5とからなる。枠体4は、一定間隔をあけて延びる長尺な一対の支持部材6と、その一対の支持部材6を長手方向両端部において連結する一対の連結部材7とにより形成されており、その枠体4の長手方向長さ(支持部材6の長手方向長さ)は、人間の平均身長よりも多少、長めに設定され、その枠体4の幅方向長さ(一対の支持部材6間の長さ)は、人間の横幅よりも多少、長く設定されている。脚5は、枠体4の四隅部にそれぞれ設けられており、その4つの脚5は、枠体4を一定の高さ(例えば人間の膝程度の高さ)に維持している。
前記寝床3は、図1〜図3に示すように、複数の寝床構成部材として、背部用部材8と、座部用部材9と、上腿載置用部材10と、下腿載置用部材11とを備えている。この背部用部材8、座部用部材9、上腿載置用部材10及び下腿載置用部材11は、支持台2の一対の支持部材6を跨るようにして、支持台2の長手方向一方側(図2,図3中、右側)から他方側(図2,図3中、左側)に向けて連続的に配置されている。
前記背部用部材8は、図3に示すように、支持台2上に倒伏させた状態(略水平状態)において、その支持台2の長手方向に比較的長く延ばされており、その長さは、入浴者(例えば大人)の上半身が余裕をもって支えられる長さに設定されている。この背部用部材8は、図4に示すように、支持板(例えば鉄板)12とクッション部材13との積層構造とされている。支持板12は、背部用部材8の下面側を構成しており、その支持板12は、クッション部材13の下面略全体に亘って取付けられている。これにより、支持板12は、背部用部材8の曲げ剛性を高めると共に、支持台2(受け部を符号14をもって示す)に対する当接面を構成している。
前記クッション部材13は、背部用部材8の上面部(表面部)を構成することになっている。クッション部材13は、表皮15と、その内部に充填されるウレタン等のクッション材料16とから構成されており、このクッション部材13により、入浴者は、緩衝作用を得ることができることになっている。このクッション部材13には、矩形形状の取付け孔17が形成されている。取付け孔17は、比較的広い開口面をもってクッション部材13をその厚み方向において貫通しており、その取付け孔17を介して前記支持板12が外部に臨むことになっている。尚、このクッション部材13の下部には、取付け孔17の周囲において補強板40が設けられており、この補強板40は、クッション部材13の下部剛性を高めている。
前記クッション部材13の取付け孔17には、図4に示すように、収納箱18がその開口を上方に向けた状態で嵌合保持され、その収納箱18内には、下側から上側に向けて順に、断熱材19、熱供給手段としてのヒータ20、保護板(例えばベニヤ板)21、ブロック板22が収納されている。断熱材19は、ヒータ20の熱が下側に逃げる(移動する)ことを抑制することを目的としており、この熱の移動抑制により、ブロック板22にヒータ20の熱が導かれることになっている。ヒータ20は、ブロック板22に熱を付与することを目的としており、このヒータ20は、図外の操作スイッチにより、ON,OFF操作、電流調整(温度調整)が可能となっている。保護板21は、ブロック板22からヒータ20を保護することを目的としており、この保護板21は、ヒータ20の上面全体を覆っている。ブロック板22は、一定の厚みを有する板状に形成されており、そのブロック板22の表面は、クッション部材13の表面と略面一の状態で、取付け孔17を介して外部に露出されている。このブロック板22は、コンクリート、黒鉛珪石(スーパーブラックシリカ又はブラックシリカ)、樹脂等を混練した後、成形したものであり、このブロック板22内には、黒鉛珪石が適度な大きさにした状態で含有されている。このため、ブロック板22は、その内部の黒鉛珪石に基づき、遠赤外線、マイナスイオン等を放射、放出することになっており、このブロック板22に基づき、いわゆる岩盤浴が行えることになつている。
前記座部用部材9は、図1〜図3に示すように、前記背部用部材8に隣り合うようにして支持台2上に配置されている。この座部用部材9は、入浴者の尻部分を支えることを目的としており、その支持台2の長手方向における長さは、他の寝床構成部材のうちで最も短くなっている。この座部用部材9は、支持板12(前記支持板12と基本的に同じ構成とされているため同符号を用いる)上にクッション部材13(前記クッション部材13と基本的に同じ構成とされているため同符号を用いる)が設けられる構造となっており、クッション部材13は、支持板12を介して支持台2上に固定されている。この座部用部材9の上面(クッション部材13の上面)は、背部用部材8の上面が水平状態のとき、その上面と面一になるように設定されている。
前記上腿載置用部材10は、図1〜図3に示すように、前記座部用部材9に隣り合うようにして支持台2上に載置されている。この上腿載置用部材10は、入浴者の上腿部分を支えることを目的としており、その支持台2の長手方向における長さは、入浴者の上腿部分を考慮して設定されている。この上腿載置用部材10は、その支持台2の長手方向における長さを除き、前記背部用部材8と同じ構成とされている。このため、上腿載置用部材10において、背部用部材8と同じ構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
前記下腿載置用部材11は、図1〜図3に示すように、前記上腿載置用部材10に隣り合うようにして支持台2上に載置されている。この下腿載置用部材11は、入浴者の下腿部分を支えることを目的としており、その支持台2の長手方向における長さは、入浴者の下腿部分を考慮して設定されている。この下腿載置用部材11も、その支持台2の長手方向における長さを除き、前記背部用部材8と同じ構成とされている。このため、下腿載置用部材10においても、背部用部材8と同じ構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。
前記背部用部材8(支持板12)と前記座部用部材9(支持板12)とは、図2〜図4に示すように、一対のヒンジ23を介して連結されている。一対のヒンジ23は、支持台2の幅方向に間隔をあけて配置されており、その各ヒンジ23は、支持台2の幅方向に延びる回動軸心を有している。このため、この一対のヒンジ23により、背部用部材8は、支持台2上から図2中、反時計方向に起立動できることになっている。
前記座部用部材9(支持板12)と前記上腿載置用部材10(支持板12)とは、図2、図3に示すように、一対のヒンジ24を介して連結されている。この一対のヒンジ24も、支持台2の幅方向に間隔をあけて配置されており、その各ヒンジ24は、支持台2の幅方向に延びる回動軸心を有している。このため、この一対のヒンジ24により、上腿載置用部材10は、支持台2上から図2中、時計方向に起立動できることになっている。
前記上腿載置用部材10の起立端部(支持版2)と前記下腿載置用部材11(支持板12)とは、図2、図3に示すように、一対のヒンジ25を介して連結されている。この一対のヒンジ25も、支持台2の幅方向に間隔をあけて配置されており、その各ヒンジ25は、支持台2の幅方向に延びる回動軸心を有している。このため、上腿載置用部材10が起立動したときには、それに連動して、下腿載置用部材11は、その上腿載置用部材10との連結部分が立ち上がる一方で、その下腿載置用部材11の外端部が支持台2の長手方向一方(内方)側にスライドして、図2中、反時計方向に起立動することになっている。
前記背部用部材8には、図2,図5に示すように、姿勢変更機構26が関連づけられている。姿勢変更機構26は、支持台2(長手方向他方側部分)に固定される支持筒27と、その支持筒27に一端側が回転可能に支持され他端側が操作部とされるハンドル28と、支持台2の下方側にその長手方向に延びるように配設されてその一端部がハンドル28の一端側に連結されているねじ棒29と、そのねじ棒29の他端側に螺合されるナット30と、そのナット30を一端側に相対回転不能に保持しその他端側が背部用部材8に延びる移動筒31と、その移動筒31の他端部と背部用部材8(取付け板32)とを連結するリンク33とを備えている。これにより、ハンドル28の回転操作時には、移動筒31(ナット30)が支持台2の長手方向に変位動(往復動)して、その移動筒31の変位動が、一対のヒンジ23、リンク33により、背部用部材8の起倒動に変換されることになり、ハンドル28の操作を行わないときには、背部用部材8の姿勢状態が保持されることになっている。
前記上腿載置用部材10にも、図3に示すように、姿勢変更機構34が関連づけられている。この姿勢関連機構34も、基本的に、前記姿勢変更機構26と同様の構成となっており、その姿勢変更機構34を利用することにより、上腿載置用部材10を起倒動させることができ、それに連動して、下腿載置用部材11も起倒動できることになっている。
この場合、上腿載置用部材10は、図2中、時計方向に起立動することになっている(図2中、仮想線参照)。このため、姿勢変更機構34は、その移動筒(図示略)を支持台2の他方側(図2中、左側)に変位動させて、上腿載置用部材10に一体化されたリンク41を、ヒンジ24の回動軸心を中心として、図2中、時計方向に回動させることになる。
この場合、上腿載置用部材10は、図2中、時計方向に起立動することになっている(図2中、仮想線参照)。このため、姿勢変更機構34は、その移動筒(図示略)を支持台2の他方側(図2中、左側)に変位動させて、上腿載置用部材10に一体化されたリンク41を、ヒンジ24の回動軸心を中心として、図2中、時計方向に回動させることになる。
このような乾式入浴装置1においては、寝床3を略水平な面として形成できることは勿論、その寝床3を構成する背部用部材8、上腿載置用部材10及び下腿載置用部材11の姿勢を変更することができ、岩盤浴に際して、入浴者は、快適な姿勢をとることができる。
具体的には、背部用部材8を起立姿勢(傾斜状態を含む)とすることにより、入浴者は、その上半身を起こした状態にでき、全身を水平な寝床3に伏した状態に拘束されることはなくなる。このため、入浴者は、水平な寝床3に伏した姿勢から解放されることに基づき、リラックス感を十分に堪能できると共に、読書、手編み等、いわゆる岩盤浴以外のことも同時に行えることになり、岩盤浴を退屈でないものにできる。
しかもこの場合、入浴者の尻部分には座部用部材9のクッション部材13が位置して、入浴者の尻部分から入る荷重を座部用部材9に効果的に分散でき、入浴者は、一層快適な状態を得ることができることになる。
しかもこの場合、入浴者の尻部分には座部用部材9のクッション部材13が位置して、入浴者の尻部分から入る荷重を座部用部材9に効果的に分散でき、入浴者は、一層快適な状態を得ることができることになる。
また、上記背部用部材8の起立姿勢に伴い、上腿載置用部材10を起立させると共に、それに連動させて下腿載置用部材11を起立させて、その両者の連結部付近を支持台2から持ち上げた姿勢(山形状)にできる(図2中、、仮想線参照)。このため、入浴者は、その膝部分を、上腿載置用部材10と下腿載置用部材11との連結部分にあてがって、膝を曲げた状態にでき、上半身を起こしている際に、極めて楽な状態となる。
しかもこの場合、上腿載置用部材10と下腿載置用部材11との連結部分(境界部分)付近が、クッション部材13が存在するクッション存在領域35となっており、膝からの荷重を効果的に分散できる。このため、入浴者は、膝を曲げる姿勢をとる場合においても、快適な状態を維持できることになる。
しかもこの場合、上腿載置用部材10と下腿載置用部材11との連結部分(境界部分)付近が、クッション部材13が存在するクッション存在領域35となっており、膝からの荷重を効果的に分散できる。このため、入浴者は、膝を曲げる姿勢をとる場合においても、快適な状態を維持できることになる。
以上実施形態について説明したが、本考案にあっては、次のような態様を包含する。
(1)ヒータ20の温度調整を、予め、黒鉛珪石が遠赤外線等を最も効果的に放射する温度に設定しておくこと。
(2)ブロック板(黒鉛珪石)22の熱供給手段として温水(温水パイプ)を用いること。
(3)小柄な入浴者を考慮して、座部用部材9を省き、上腿載置用部材10を、背部用部材8に隣り合うように配置すると共に、支持台2に起倒動可能に支持すること。この場合、上腿載置用部材10におけるクッション部材13の存在領域を、背部用部材8との隣り合う付近において、支持台2の長手方向他方側(背部用部材8から遠のく側)に向けて拡大することが好ましい。小柄な入浴者の尻部分をクッション部材13により的確に受け止めるためである。
(4)背部用部材8、上腿載置用部材10及び下腿載置用部材11の各部材において、前記実施形態に係るブロック板22よりも小さいブロック板22を複数設けること。例えば、各ブロック板22の形状を帯状とし、その複数の帯状のブロック板22を、その各幅方向を支持台2の幅方向に向けつつ同方向に間隔をあけて配列したり、或いは各ブロック板22の幅方向を支持台2の長手方向に向けつつ該支持台2の長手方向に間隔をあけて配列することが好ましい。これにより、背部用部材8、上腿載置用部材10及び下腿載置用部材11の各部材において、遠赤外線効果の低下を極力抑えつつ、ブロック板22の使用量(面積)を減らすことができることになる。
(5)上腿載置用部材10のブロック板22と下腿載置用部材11のブロック板22とのの間に設けるクッション部材として、上腿載置用部材10自体が有するクッション部材13、下腿載置用部材11自体が有するクッション部材13に限らず、別途、設けるものも含まれること。
(1)ヒータ20の温度調整を、予め、黒鉛珪石が遠赤外線等を最も効果的に放射する温度に設定しておくこと。
(2)ブロック板(黒鉛珪石)22の熱供給手段として温水(温水パイプ)を用いること。
(3)小柄な入浴者を考慮して、座部用部材9を省き、上腿載置用部材10を、背部用部材8に隣り合うように配置すると共に、支持台2に起倒動可能に支持すること。この場合、上腿載置用部材10におけるクッション部材13の存在領域を、背部用部材8との隣り合う付近において、支持台2の長手方向他方側(背部用部材8から遠のく側)に向けて拡大することが好ましい。小柄な入浴者の尻部分をクッション部材13により的確に受け止めるためである。
(4)背部用部材8、上腿載置用部材10及び下腿載置用部材11の各部材において、前記実施形態に係るブロック板22よりも小さいブロック板22を複数設けること。例えば、各ブロック板22の形状を帯状とし、その複数の帯状のブロック板22を、その各幅方向を支持台2の幅方向に向けつつ同方向に間隔をあけて配列したり、或いは各ブロック板22の幅方向を支持台2の長手方向に向けつつ該支持台2の長手方向に間隔をあけて配列することが好ましい。これにより、背部用部材8、上腿載置用部材10及び下腿載置用部材11の各部材において、遠赤外線効果の低下を極力抑えつつ、ブロック板22の使用量(面積)を減らすことができることになる。
(5)上腿載置用部材10のブロック板22と下腿載置用部材11のブロック板22とのの間に設けるクッション部材として、上腿載置用部材10自体が有するクッション部材13、下腿載置用部材11自体が有するクッション部材13に限らず、別途、設けるものも含まれること。
尚、本考案の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましい或いは利点として載されたものに対応したものを提供することをも含むものである。
1 入浴装置
3 寝床
8 背部用部材(寝床構成部材)
9 座部用部材(寝床構成部材)
10 上腿載置用部材(寝床構成部材)
11 下腿載置用部材(寝床構成部材)
13 クッション部材
20 ヒータ(熱供給手段)
23 ヒンジ
24 ヒンジ
25 ヒンジ
26 姿勢変更機構
34 姿勢変更機構
35 クッション存在領域
3 寝床
8 背部用部材(寝床構成部材)
9 座部用部材(寝床構成部材)
10 上腿載置用部材(寝床構成部材)
11 下腿載置用部材(寝床構成部材)
13 クッション部材
20 ヒータ(熱供給手段)
23 ヒンジ
24 ヒンジ
25 ヒンジ
26 姿勢変更機構
34 姿勢変更機構
35 クッション存在領域
Claims (8)
- 遠赤外線を放射する寝床を備える入浴装置において、
前記寝床が、複数の寝床構成部材を連続的に配置することにより構成されていると共に、該寝床構成部材が、起倒伏方向に姿勢変更可能とされ、
前記複数の寝床構成部材のうち、少なくとも一つの寝床構成部材に、遠赤外線を放射するブロック板が、該ブロック板の表面を寝床構成部材の表面から露出するようにしつつ埋設されている、
ことを特徴とする入浴装置。 - 請求項1において、
前記複数の寝床構成部材として、少なくとも、背部用部材と、上腿載置用部材と、下腿載置用部材とが、順次、設けられ、
前記背部用部材が、前記上腿載置用部材に近い側の端部を回動支点として、起立方向において姿勢変更可能とされ、
前記上腿載置用部材が、前記背部用部材に近い側の端部を回動支点として、起立方向において姿勢変更可能とされ、
前記下腿載置用部材が、前記上腿載置用部材に連なるように該上腿載置用部材の起立端部に回動可能に連結されている、
ことを特徴とする入浴装置。 - 請求項2において、
前記背部用部材と前記上腿載置用部材とに、該背部用部材と該上腿載置用部材との間付近においてクッション部材が設けられていると共に、前記上腿載置用部材と前記下腿載置用部材とに、該上腿載置用部材と該下腿載置用部材との間付近においてクッション部材が設けられている、
ことを特徴とする入浴装置。 - 請求項3において、
前記背部用部材と前記上腿載置用部材との間に座部用部材が設けられ、
前記座部用部材の表面側が、クッション部材により形成されている、
ことを特徴とする入浴装置。 - 請求項2において、
前記背部用部材、前記上腿載置用部材及び前記下腿載置用部材に、前記ブロック板がそれぞれ設けられ、
前記背部用部材のブロック板と前記上腿載置用部材のブロック板との間、前記上腿載置用部材のブロック板と前記下腿載置用部材のブロック板との間に、クッション部材がそれぞれ設けられている、
ことを特徴とする入浴装置。 - 請求項2〜5のいずれかにおいて、
前記背部用部材と、上腿載置用部材と、下腿載置用部材とに、その各部材の表面内方側において、前記ブロック板が、略全体的にそれぞれ埋設され、
前記背部用部材、前記上腿載置用部材及び前記下腿載置用部材の各表面側が、前記ブロック板の周囲において、クッション部材をもって形成されている、
ことを特徴とする入浴装置。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、
前記ブロック板が、黒鉛珪石を含有している、
ことを特徴とする入浴装置。 - 請求項1〜7のいずれかにおいて、
前記各ブロック板の下側に、該ブロック板の温度を所定温度とするための熱供給手段が配設されている、
ことを特徴とする入浴装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005008064U JP3117286U (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 入浴装置 |
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JP2005008064U JP3117286U (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 入浴装置 |
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JP (1) | JP3117286U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100426614B1 (ko) * | 1995-04-06 | 2004-06-16 | 하야시 겐세쓰 고교 가부시키가이샤 | 콘크리트보수제주입플러그및이것을사용한주입방법 |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005008064U patent/JP3117286U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100426614B1 (ko) * | 1995-04-06 | 2004-06-16 | 하야시 겐세쓰 고교 가부시키가이샤 | 콘크리트보수제주입플러그및이것을사용한주입방법 |
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