JP3116983U - ジャンボタニシの食性を利用したジャンボタニシの誘引捕獲器。 - Google Patents

Abstract

【課題】稲の幼苗をジャンボタニシの食害から防ぐため労を要せずジャンボタニシを誘引捕獲、駆除する道具。
【解決手段】容器の側面に入り口を設け、中に野菜の残り物を置きジャンボタニシの食性を利用し、誘引捕獲、駆除する道具である。
【選択図】図１

Description

近年ジャンボタニシの異常増殖により、田植え後の稲の幼苗がジャンボタニシの食害により成長不足、欠株など甚大な被害を受け、米の収量低減を招いている。

本考案は、田植え後の稲の幼苗をジャンボタニシの食害から守るための誘引捕獲器である。

ジャンボタニシは、１９８３年有害動物に指定されているが抜本的駆除方法は無く、田に入り手で１つ１つ手取りする。
餌をばらまき、稲から遠ざける。
石灰窒素や、キタジンＰ、の農薬、で駆除する。
水深を浅くしジャンボタニシの動きを鈍化させる。
トラックターなどで耕運をこまめにし、ジャンボタニシを殺傷するなどがあるが、労力、効果の面で抜本的方法とは言えない。

手取りは、時間と人手がかかり重労働となる。

餌をばらまき稲から遠ざける方法は、ジャンボタニシの繁殖を促してしまう。

農薬による駆除は、効果が薄く、また用水路の小魚などや生き物。
田圃や農家の益となるオタマジャクシや微生物にも被害を与えてしまう。

耕運に寄る殺傷は、田植え前しかできず田植え後は出来ない。

本考案により今まで駆除が困難であった水田のジャンボタニシを労を要せず、また有益な生き物を死滅させることなく、簡単に駆除できる。

ジャンボタニシの食性を利用し、入り口をもうけた、捕獲カゴの中にジャンボタニシの好物の野菜残菜を入れ、田の中に置くことにより誘引捕獲、駆除できる。

捕獲カゴを作成し、野菜残菜を入れ田の中においていたところ一昼夜で１３匹のタニシを捕ることが出来た。

捕獲カゴを１０アール当たり５個置いておいていたところ、一昼夜で５２匹のジャンボタニシを捕ることが出来た。

一週間で３１１匹のジャンボタニシを捕ることが出来た。

カゴ（約５リットル）入りの４側面にジャンボタニシの入り口（５センチ×１８センチ）を作り カゴの中央に野菜の残り物を置く。

カゴは持ち運びがしやすいように取っ手付きとする。捕獲カゴの写真である。 野菜くずを入れた状態の写真である。

符号の説明

１ カゴ本体
２ カゴの取っ手
３ ジャンボタニシの入り口
４ 野菜くず

Claims (2)

1. 容器の側面に開口部が少なくとも１つ以上設けられている誘引捕獲器
2. 容器は持ち歩きが容易に出来るように、取っ手が設けられている誘引捕獲器。