JP3116888U - 浴槽の残り湯を利用する融雪装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
家庭内の雪及び道路除雪による門前の雪処理については雪国の各家庭で悩まされている。これを簡単に安価に解消する処理装置を提供する。
【解決手段】
風呂の残り湯を熱源とすることが第一点であり、庭内に融雪槽を埋設し、この中に除雪した雪を捨て、この槽には残り湯をポンプで導入し、雪の上から湯をシャワー状にかけて融雪を促し、場合によっては補助熱源として水中ヒーターを用いる。融雪水は隣接する沈澱桝に導入し、ここでゴミや泥を除去して水は側溝等へ流す。融雪槽及び沈澱桝はコンク
リート製品を使用し、熱源は残り湯であるため安価であり、工事も比較的簡単で済むという利点がある。
【選択図】 図１
家庭内の雪及び道路除雪による門前の雪処理については雪国の各家庭で悩まされている。これを簡単に安価に解消する処理装置を提供する。
【解決手段】
風呂の残り湯を熱源とすることが第一点であり、庭内に融雪槽を埋設し、この中に除雪した雪を捨て、この槽には残り湯をポンプで導入し、雪の上から湯をシャワー状にかけて融雪を促し、場合によっては補助熱源として水中ヒーターを用いる。融雪水は隣接する沈澱桝に導入し、ここでゴミや泥を除去して水は側溝等へ流す。融雪槽及び沈澱桝はコンク
リート製品を使用し、熱源は残り湯であるため安価であり、工事も比較的簡単で済むという利点がある。
【選択図】 図１
Description
本考案は、家庭の浴槽の残り湯を利用する融残装置に関する。
家内の雪や、道路の除雪作業によって宅地前に積み置かれた雪の始末に困っているのが現況であり、このため放置することもできず、結局は家庭ごとに邪魔にならない家の隅の方に積み上げ、春の雪解けを待つことになる。
宅地内の除雪・消雪には種々の方法が考えられている。例えば、地下水を利用すること、又は小さな面積の場合は電熱を利用するなど考えられているが、地下水を利用する場合には井戸掘りという大掛りな作業があり、電熱を利用する場合は消費電力が大きいという欠点があった。
考案者は、この点に鑑み鋭意研究を続けた結果本考案に到達したものであって、本考案は家庭の風呂の残り湯を利用するもので、宅地内に融雪槽を設け、この中に雪を捨て、この融雪槽内に風呂の残り湯をポンプによって送入して雪を溶かすもので、この融雪槽内で溶かされた融雪水は沈澱槽に送り、泥やゴミ等を沈澱分離処理をして側溝や下水道に流し
て処理をする。
て処理をする。
上述のように本考案の雪処理装置は、スノーダンプ等で雪を集め、家庭の風呂の残り湯を利用することで雪処理が行えるもので、簡単で安価な点、多雪地方の雪対策として利用価値は大きく顕著な作用効果を奏する。
添付図面により本考案の実施するための最良の形態を説明すると、図１は装置全体を示す融雪系統図であって、屋内の浴槽（１）から残り湯をポンプを利用して融雪槽（３）に送り、この融雪水を沈澱槽（５）に送って、この沈澱槽で除雪の際に混入した泥やゴミを除いて融雪水のみを側溝や下水道に流し処理するものである。
融雪槽（３）は既製の側溝用のコンクリート管（ボックスカルバートのようなもの）を用い、少し改良を加えれば利用が可能で、また沈澱桝は、同様コンクリート製の桝体或は小型のマンホール構造でも利用できる。
さらに融雪槽（３）で残り湯の温度が低下した場合を考えて、別に水中ヒーター（８）を設けて必要に応じて、槽内の温度を上げるか又は浴槽の湯を沸かして使用することも可能である。
浴槽（１）から水中ポンプで残り湯を汲み上げ融雪槽（３）に圧送する。この圧送パイプ（１４）はパイプでもホースでもよく、取外し可能な構造とし、外側は凍結防止構造とする。
融雪槽（３）内に設けるシャワー式散水栓（４）によって槽内の雪を効率よく溶かす。散水した残り湯と融雪水はオーバーフロー排水口（７）より沈澱槽（５）へと排水される。
雪の投入により融雪槽（３）内の残り湯は急激に温度が低下するのでこのときは、水中ヒーター（８）を作動させて槽内の温度の上昇を図る。この融雪槽（３）は地中埋設式とし、投入蓋（１０）は軽量でしかも車が乗れる強度が必要である。
沈澱桝（５）は泥や砂、ゴミ等が最後に排出する側溝や下水に流れ込まないように金網（９）等を設けることが望ましい。また沈澱桝（５）には側溝から入る寒風を防ぐための構造が必要となるため栓などを設けることができる。
この融雪槽（３）は、降雪期以外は樋と接続させて雨水を集水して貯水槽として庭木などへの散水に利用するなど通年の利用が可能となる。
簡単で安価であることから雪国の家庭で困難な雪処理の問題解決に一役買う点大いに役立つことと確信し、その利用価値は多いと確認する。
１ 浴槽
２ 排水ポンプ
３ 融雪槽
４ シャワー式散水栓
５ 沈殿槽
６ 排水口
７ オーバーフロー排水口
８水中ヒーター
９ 金網
１０ 投雪蓋
１４ 圧送パイプ
２ 排水ポンプ
３ 融雪槽
４ シャワー式散水栓
５ 沈殿槽
６ 排水口
７ オーバーフロー排水口
８水中ヒーター
９ 金網
１０ 投雪蓋
１４ 圧送パイプ
Claims (3)
- １．家内の浴槽（１）に排水ポンプ（２）を設け、家外に埋設した融雪槽（３）上方にシャワー式の散水栓（４）を設けて排水ポンプと連通させる、
２．融雪槽（３）にオーバーフロー排水口（７）を設けて沈澱桝（５）に導水すること、
３．沈澱桝（５）に排水口（６）を設けること、
以上を設けた浴槽の残り湯を利用した融雪装置。 - 融雪槽（３）に水中ヒーター（８）を設けて補助熱源とすることを特徴とした請求項１に記載の浴槽（１）の残り湯を利用した融雪装置。
- 沈澱槽（５）に金網（９）を設けたことを特徴とした請求項１および２に記載の浴槽（１）の残り湯を利用した融雪設置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005007738U JP3116888U (ja) | 2005-09-21 | 2005-09-21 | 浴槽の残り湯を利用する融雪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005007738U JP3116888U (ja) | 2005-09-21 | 2005-09-21 | 浴槽の残り湯を利用する融雪装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3116888U true JP3116888U (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=43279082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005007738U Expired - Fee Related JP3116888U (ja) | 2005-09-21 | 2005-09-21 | 浴槽の残り湯を利用する融雪装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3116888U (ja) |
-
2005
- 2005-09-21 JP JP2005007738U patent/JP3116888U/ja not_active Expired - Fee Related
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