JP3116749U - 野球靴における革底保護部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】
野球靴の革底の摩耗の激しい爪先側周縁部に革底とともに革底保護部材を一体的に縫着してコストの低減を図り、耐摩耗性及び軽量性に優れた革底保護部材を提供する。
【解決手段】
野球靴の革底10の爪先側周縁部に取り付ける革底保護部材20の内側断面を革底10の爪先側周縁部の外側断面に対応する形状に形成し、革底保護部材20を革底10の爪先側周縁部に嵌合させて野球靴の足の甲を覆う甲被30と内底を形成する底敷40と共に一体的に縫着する。
【選択図】図5
野球靴の革底の摩耗の激しい爪先側周縁部に革底とともに革底保護部材を一体的に縫着してコストの低減を図り、耐摩耗性及び軽量性に優れた革底保護部材を提供する。
【解決手段】
野球靴の革底10の爪先側周縁部に取り付ける革底保護部材20の内側断面を革底10の爪先側周縁部の外側断面に対応する形状に形成し、革底保護部材20を革底10の爪先側周縁部に嵌合させて野球靴の足の甲を覆う甲被30と内底を形成する底敷40と共に一体的に縫着する。
【選択図】図5
Description
本考案は、野球靴の革底の摩耗の激しい爪先側周縁部に取り付ける革底保護部材に関するものである。
従来の野球靴は、天然皮革・合成皮革などの素材からなる靴底と足の甲を覆う部分である甲被が、靴の内底を形成する底敷と共に糸で縫い付けられて構成されている。靴底の下面には、複数のスパイクが突出して設けられ、靴底の下面の周縁には、位置決め及び縫い付けた糸の段差を防止する役割を果たす凹溝が形成されている。このような野球靴の製造工程では、靴底の下面に配置された凹溝に沿って、靴底と甲被と底敷とを一体的に縫着するようにしている。
ところで、野球の練習やプレイをする場合、足の使い方や衝撃の掛かり方が人によって違いがあるにせよ、野球靴の爪先側周縁部が地面に擦り付けられることが多いため、靴底の先端側の側面に土あるいは泥などが付着して汚れ又地面との摩擦による摩耗や損傷を受け易いという問題がある。
そこで、従来から野球靴、ゴルフ靴、陸上競技用靴などのスポーツ靴に関し、靴の摩耗や損傷を防止するための種々の提案がなされている。以下、関連するものについて説明する。
実開平6−55408号公報には、地面との摺接により摩耗の激しい野球靴の爪先部分をカバーして保護する「野球靴用つま先カバー」が開示されている。しかし、この考案は、靴のつま先表面への密着性を良好にし、外側面と地面との摺接抵抗を小として剥離を防止することを特徴とするものである。
実開昭48−108850号公報には「ゴルフシューズ」、実開昭59−13854号公報には「ゴルフ靴のソールカバー」、特開平9−56414号公報には「ゴルフシューズにおけるソール保護部材」、実用新案登録第3006053号公報には「ゴルフ靴用本底」が、それぞれ開示されている。しかし、これらの考案は、ゴルフ靴を対象としており、野球靴とは靴底の構成が相違するばかりでなく、製造コスト及び部品コストの低減、耐摩耗性及び軽量性の向上について改良の余地が残されている。
実開昭63−25002号公報には、補強底を着脱自在に設けた「陸上競技用靴」が開示されている。しかし、この考案は、陸上競技用靴を対象としており、野球靴とは靴底の構成が相違するばかりでなく、上述と同様に製造コスト及び部品コストの低減、耐摩耗性及び軽量性の向上について改良の余地が残されている。
本考案は、スポーツ靴の中でも特に野球の運動特性に合った野球靴の開発を行うことに着目し、野球靴の革底の摩耗の激しい爪先側周縁部に革底とともに革底保護部材を一体的に縫着してコストの低減を図り、耐摩耗性及び軽量性に優れた革底保護部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、野球靴の革底の爪先側周縁部に取り付ける革底保護部材の内側断面を前記革底の爪先側周縁部の外側断面に対応する形状に形成し、前記革底保護部材を前記革底の爪先側周縁部に嵌合させて野球靴の足の甲を覆う甲被と内底を形成する底敷と共に一体的に縫着する構成を採用したのである。
また、請求項2に記載の考案について、請求項1に記載の前記革底の爪先側周縁部の外側断面に底面から下側縁にかけて斜め上方向に傾斜する傾斜面を形成し、前記革底保護部材の内側断面に前記傾斜面に対応する傾斜面を形成し、前記革底保護部材の側部及び前記傾斜面の下方部分の厚みを肉厚に形成したことを特徴とする。
また、請求項3記載の考案について、請求項1又は請求項2に記載の前記革底保護部材の下側下面の内側縁部に内側縁に沿って配置された凹溝を形成し、前記革底の前記革底保護部材が取り付けられる爪先側周縁部以外の下面の周縁部に前記革底保護部材を前記革底の爪先側周縁部に嵌合せしめたときに前記凹溝と連続するように前記革底の下面の周縁に沿って配置された凹溝を形成し、前記革底保護部材を前記革底の爪先側周縁部に嵌合させて前記各凹溝に沿って野球靴の足の甲を覆う甲被と内底を形成する底敷と共に一体的に縫着することを特徴とする。
以上のように、請求項1に記載の考案によれば、革底保護部材は革底の爪先側周縁部に嵌合させて野球靴の足の甲を覆う甲被と内底を形成する底敷と共に一体的に縫着して取り付けられるため、革底保護部材を革底に固定する手段を別途備える必要がなく、製造コスト及び部品コストの低減を図ることができる。
また、請求項2に記載の考案によれば、革底の爪先側周縁部の外側断面及びそれに対応する革底保護部材の内側断面に傾斜面が形成されおり、革底保護部材の側部及び前記傾斜面の下方部分の厚みが肉厚に形成されているため、野球靴の革底の摩耗の激しい爪先側周縁部において耐摩耗性及び軽量性の向上を実現することができる。
また、請求項3に記載の考案によれば、革底保護部材の下側下面に形成された凹溝に連続するように革底の下面に凹溝を形成したため、野球靴の製造工程において従来と同様に縫着することができ、1種類の革底保護部材を用意しておけば多種類の革底に使用することができる。
以下、本考案の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。
図1は、本考案にかかる革底保護部材を取り付ける野球靴の革底の爪先側周縁部の断面構造を示す説明図である。
図1に示すように、野球靴Aの靴底を構成する革底10(図6参照)は、天然皮革・合成皮革などの素材からなり、革底10の爪先側周縁部の外側断面には底面から下側縁にかけて斜め上方向に傾斜する傾斜面11が形成されている。この傾斜面11の角度並びに範囲については任意に設定することができるが、例えば、革底10の厚さが3mmの場合、L1を1.5mm、L2を1.5mm、L3を7mmに設定するのが好ましい。
図2は、本考案にかかる革底保護部材の断面構造を示す説明図である。
図2に示すように、革底10の爪先側周縁部に取り付ける革底保護部材20(図6参照)は、軽量且つ耐摩耗性に優れた材質(樹脂等)で形成されている。革底保護部材20の内側断面には上述した革底10の爪先側周縁部の外側断面に対応する傾斜面21が形成されており、革底10の爪先側周縁部に嵌め合わせることができるように上部及び下部が断面溝形に一体に構成されている。
また、革底保護部材20の側部23及び傾斜面21の下方部分は、地面との摩擦による摩耗や損傷を受け易い部分であるため、図2に示すように肉厚に形成されている。これにより、野球靴の革底10の摩耗の激しい爪先側周縁部において耐摩耗性及び軽量性の向上を実現することができる。
また、図2及び図3に示すように、革底保護部材20の下部の内側縁部24には、内側縁に沿って配置された凹溝25a、25bが形成されている。この凹溝25a、25bは、従来の野球靴の靴底に形成されていたものと同様に、野球靴の製造工程において位置決め及び縫い付けた糸の段差を防止する役割を果たすものである。これに対応させて、革底10の革底保護部材20が取り付けられる爪先側周縁部以外の下面の周縁部には、図3に示すように革底保護部材20を革底10の爪先側周縁部に嵌合せしめたときに凹溝25と連続するように革底10の下面の周縁に沿って配置された凹溝12を形成することができる。これにより、野球靴の製造工程において従来と同様に縫着することができ、1種類の革底保護部材を用意しておけば多種類の革底に使用することができる。
また、図2及び図4に示すように、革底保護部材20の上部22は、側部23から内側方向に厚さが漸次薄くなるように形成されている。
図5は、本考案にかかる革底保護部材を野球靴の革底の爪先側周縁部に甲被と底敷と共に一体的に縫着した状態の断面構造を示す説明図である。図6は、本考案にかかる革底保護部材を取り付けた野球靴を示す側面図である。
図5及び図6に示すように、本考案にかかる革底保護部材を取り付けた野球靴は、革底保護部材20を革底10の爪先側周縁部に嵌め合わせて取り付けた後、野球靴Aの足の甲を覆う甲被30と、内底を形成する底敷40と共に糸26a、26bで縫い付けられて構成される。これにより、革底保護部材20を革底10に固定する手段を別途備える必要がなく、製造コスト及び部品コストの低減を図ることができる。
10 革底
11 傾斜面
12 凹溝
20 革底保護部材
21 傾斜面
22 上部
23 側部
24 内側縁部
25 凹溝
26 糸
30 甲被
40 底敷
50 スパイク
A 野球靴
11 傾斜面
12 凹溝
20 革底保護部材
21 傾斜面
22 上部
23 側部
24 内側縁部
25 凹溝
26 糸
30 甲被
40 底敷
50 スパイク
A 野球靴
Claims (3)
- 野球靴の革底の爪先側周縁部に取り付ける革底保護部材の内側断面を前記革底の爪先側周縁部の外側断面に対応する形状に形成し、前記革底保護部材を前記革底の爪先側周縁部に嵌合させて野球靴の足の甲を覆う甲被と内底を形成する底敷と共に一体的に縫着することを特徴とする野球靴における革底保護部材。
- 前記革底の爪先側周縁部の外側断面に底面から下側縁にかけて斜め上方向に傾斜する傾斜面を形成し、前記革底保護部材の内側断面に前記傾斜面に対応する傾斜面を形成し、前記革底保護部材の側部及び前記傾斜面の下方部分の厚みを肉厚に形成したことを特徴とする請求項1に記載の野球靴における革底保護部材。
- 前記革底保護部材の下側下面の内側縁部に内側縁に沿って配置された凹溝を形成し、前記革底の前記革底保護部材が取り付けられる爪先側周縁部以外の下面の周縁部に前記革底保護部材を前記革底の爪先側周縁部に嵌合せしめたときに前記凹溝と連続するように前記革底の下面の周縁に沿って配置された凹溝を形成し、前記革底保護部材を前記革底の爪先側周縁部に嵌合させて前記各凹溝に沿って野球靴の足の甲を覆う甲被と内底を形成する底敷と共に一体的に縫着することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の野球靴における革底保護部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007601U JP3116749U (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 野球靴における革底保護部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007601U JP3116749U (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 野球靴における革底保護部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3116749U true JP3116749U (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=43278955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005007601U Expired - Fee Related JP3116749U (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 野球靴における革底保護部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116749U (ja) |
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2005
- 2005-09-15 JP JP2005007601U patent/JP3116749U/ja not_active Expired - Fee Related
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