JP3116299B2 - 渦流式レベル計 - Google Patents

渦流式レベル計

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JP3116299B2 JP07041006A JP4100695A JP3116299B2 JP 3116299 B2 JP3116299 B2 JP 3116299B2 JP 07041006 A JP07041006 A JP 07041006A JP 4100695 A JP4100695 A JP 4100695A JP 3116299 B2 JP3116299 B2 JP 3116299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備における
モールド内の溶鋼の湯面レベルを計測する渦流式レベル
計、特にその自動校正に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造設備においては、モールド(鋳
型)内の溶鋼の湯面レベルを一定に制御することは、製
品の品質向上並びに操業の安定化及び省力化の目的から
大変重要である。そのために、放射線や熱電対、電磁
波、光学式等を用いた湯面レベルの計測方式及びその計
測値を用いた湯面レベルの制御方式が各種提案されてい
るが、応答性、メンテナンス性、精度、モールド内のス
ラグやパウダの影響を受けない等の理由から、現在は渦
流方式(電磁誘導式)を用いたレベル計測・制御が主流
となっている。しかしながら、渦流式レベル計によるレ
ベル計測・制御には以下に示すような問題点があり、モ
ールド内の溶鋼の湯面レベルの絶対値の安定した計測が
困難であった。
【0003】渦流式レベル計の計の問題点 検出器の温度ドリフト:(この問題点について検討し
たものとして特公昭62−3881号公報に開示された
ものがあるが、まだ十分でない。) 検出器周囲の影響:(この問題点について検討したも
のとして特公昭62−4645号公報に開示されたもの
があるが、まだ十分でない。) 初期調整時に使用する金属板と実際の溶鋼湯面との電
気特性の違いによる距離特性の誤差
【0004】このような問題点に対して特開平3−67
578号公報に代表されるような次のような計測方式が
提案されている。 ワンポイントAGC:オペレータがモールド内の溶鋼
の湯面レベルを目測して、渦流式レベル計の測定値との
違いを校正する方式。 無限大AGC:鋳造開始前の溶鋼の無いモールドに渦
流式レベル計の検出器を取付け、レベル計の基本距離特
性を求める校正方式。 モールド内に埋め込まれた感温素子を用いて溶鋼の湯
面レベルを検出し、校正する方式(例えば特公平6−5
2185号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の各計測方式には
次のような問題点がある。 ワンポイントAGC:連続鋳造設備において、溶鋼の
湯面には保温及び溶鋼を引き抜く際の潤滑の目的からパ
ウダが散布されている。パウダは溶鋼の湯面表面より数
mm〜数十mmの厚みを持っている。渦流式レベル計の
検出器から出る磁界はパウダを通過し溶鋼を検出する
が、そのため、オペレータは経験的にパウダの厚みを考
慮し溶鋼の湯面レベルを推測して校正するため、オペレ
ータの推測誤差、各オペレータによる個人差等があり、
正確な校正が困難である。
【0006】無限大AGC;ビレットCCのような小
断面モールドではTDノズルの近傍に渦流式レベル計の
検出器が設置される。アルミナ等非導電性のノズルの場
合には、検出器から出る磁界はノズル材料を透過し内部
の溶鋼流を検出してしまう。そのため、鋳造開始前に無
限大AGCを行い基本距離特性を合わせたとしても、操
業時にノズル内に溶鋼が注がれると距離特性がずれてし
まい、正確な計測が困難である。また、鋳造開始前と鋳
造開始中の渦流レベル計の検出器内部の温度を比べる
と、スラブのような大断面モールドで10゜℃〜15゜
℃、ビレットのような小断面モールドでは20゜℃〜3
0゜℃の温度上昇がある。無限大AGCでは鋳造開始前
に冷間で距離特性を校正するため、検出器内部にあるコ
イルの温度ドリフトの影響により、スラブCCで5mm
〜10mm、ビレットCCで10mm〜20mmの誤差が
生じる。
【0007】感温素子を用いた校正方法;この校正方
法においては、モールド内に感温素子が埋め込まれてお
り、補修をする場合にはその作業が大変である。また、
感温素子の精度、応答性が渦流式レベル計を校正する際
の誤差となる。即ち、感温素子の精度及び応答性に問題
があるため、この感温素子を用いたレベル計はまだ実用
化されていない。にもかかわらずその値を真値として渦
流式レベル計の校正を行ったとしても、正確な校正は難
しい。
【0008】また、特開平6−52185号公報は、湯
面レベル計の計測値の零調精度が向上することによって
湯面が安定化し、湯面レベルが安定なほど熱電対レベル
計の精度も向上し、それがさらに零調精度を向上させる
といった好循環が実現する、という趣旨の記載がある
が、湯面レベル計の計測値の零調精度を向上させるため
の熱電対レベル計がもともと精度及び応答性に問題があ
るのだから、逆に悪循環が生じる可能性がある。
【0009】いずれにしても、渦流レベル計を精度よく
校正するためには、実際の操業中のモールド内の溶鋼の
湯面レベルを高応答、高精度で、しかも周囲の影響を受
けずに湯面レベルの絶対値を計測する必要であり、その
開発が待たれていた。
【0010】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、高応答、高精度で、周囲の影響を受けず
に湯面レベルの絶対値を計測して校正する機能を備えた
渦流式レベル計を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様によ
る渦流式レベル計は、連続鋳造設備のモールド内の溶鋼
の湯面レベルを計測する渦流式レベル計において、定常
操業状態のモールド内の溶鋼中に断続的に又は連続的に
挿入される第1及び第2の2本の電極と、第1の電極に
所定の信号を入力し、モールド内の溶鋼を介して第2の
電極に伝送された信号を受信し、所定信号の伝搬による
時間遅れに基いて定常状態のモールド内の溶鋼の湯面レ
ベルを断続的に又は連続的に計測する電極式レベル計
と、この電極式レベル計によって得られた湯面レベルに
基いて渦流式レベル計の特性を校正する校正演算回路と
を備えている。
【0012】本発明の他の態様による渦流式レベル計
は、上記の渦流式レベル計において、電極式レベル計
は、第1の擬似ランダム信号を発生する手段と、第1の
擬似ランダム信号と信号パターンは同一で周波数がわず
かに異なる第2の擬似ランダム信号を発生する手段と、
第1の擬似ランダム信号と第2の擬似ランダム信号を乗
算して第1の乗算値を求める手段と、第1の擬似ランダ
ム信号を介して第1の電極に出力する手段と、第2の電
極を介して得られた信号と第2の擬似ランダム信号とを
乗算して第2の乗算値を求める手段と、第1の乗算値を
積分して第1の積分値を求める手段と、第2の乗算値を
積分して第2の積分値を求める手段と、第1の積分値及
び第2の積分値がそれぞれ最大値となる時刻の間の時間
遅れを計測する手段とを有する。
【0013】本発明の他の態様による渦流式レベル計
は、上記の各渦流式レベル計において、校正演算回路
は、渦流式レベル計の出力と電極式レベル計の出力との
差を求める比較器と、比較器の出力に基いて渦流式レベ
ル計の増幅回路のゲインを調整する自動利得調整器とを
備えている。本発明の他の態様による渦流式レベル計
は、上記の各渦流式レベル計において、モールド内の溶
鋼中に2本の電極を断続的に又は連続的に挿入する手段
を有し、モールド内の溶鋼の湯面レベルを断続的に又は
連続的に計測する。
【0014】
【作用】本発明の一つの態様による渦流式レベル計にお
いては、定常操業状態のモールド内の溶鋼中に断続的に
又は連続的に第1及び第2の2本の電極を挿入し、そし
て、電極レベル計は第1の電極に所定信号を送り出し、
第1及び第2の電極がモールド内に挿入されて溶鋼と接
触すると、第1及び第2の電極と接触する溶鋼を介して
第2の電極に所定信号が伝送され、挿入されて第1及び
第2の電極が溶解して電極と溶鋼との接触が断たれるま
での間、信号伝送による時間遅れから定常状態における
モールド内の溶鋼の湯面レベルを計測する。
【0015】そして、校正演算回路においては、電極の
挿入により計測された電極式レベル計の出力とその時点
での渦流式レベル計の出力(計測値)とを比較し、渦流
式レベル計の計測値にズレが生じていた場合には、渦流
式レベル計の距離−出力特性の補正を行う。
【0016】本発明の他の態様による渦流式レベル計に
おいて、電極式レベル計は次の演算処理をする。この電
極式レベル計においては、第1の擬似ランダム信号と第
2の擬似ランダム信号は同一のパターンで周波数がわず
かに異なっている。第1の乗算値の時系列パターンは第
1の擬似ランダム信号と第2の擬似ランダム信号の各周
期のパルスが一致したときの乗算値が最大相関値を示
し、最大値となり、この最大値は周期Tで発生する。周
期Tは次式で表わされる。 T=k/Δf …(1) ここでkは定数で第1の擬似ランダム信号M1と第2の擬
似ランダム信号M2の1周期を構成するビット数(クロッ
ク数)を表わす。また、ΔfはM1の1ビットのクロック
周波数f1とM2の1ビットのクロック周波数f2との差で次
式で表わされる。 Δf=f1−f2 …(2)
【0017】第2の乗算値の時系列パターンも最大値が
周期Tで発生するが、第1の擬似ランダム信号M1が第1
の電極、溶鋼、及び第2の電極を経由してくるので、Td
時間第2の擬似ランダム信号M2に対して遅れるため、第
2乗算値の最大値に対し、図9に示すようにX時間遅れ
ている。Xは次式で表される。 X=(Td/Δt)×P2 …(3) Δt=P2−P1 …(4) ここでP1はM1の周期、P2はM2の周期である。
【0018】ここでTdは溶鋼の湯面レベルの変位に応じ
て変化するので、(3)式よりXを測定してTdを求めれ
ば溶鋼の湯面レベルの変位を得ることができる。また、
湯面レベルの変位がわかれば、基準位置を決め、この基
準位置から湯面レベルまでの距離を求めることもでき
る。また、(3)式において、Δtの値をTdに比べて小
さな値とし、P2の値を大きくすれば、Tdの値をP2/Δt
倍に拡大して計測することができるので精度よく計測す
ることができる。また、本方式による計測では、信号は
電極及び溶鋼内を伝導し、従来のように反射方式を用い
ていないので、S/N比が大きく、多重反射の影響もな
く、溶鋼の湯面レベルを精度よく測定することができ
る。
【0019】また、本発明の他の態様による渦流式レベ
ル計において、校正演算回路の比較器は、渦流式レベル
計の出力と電極式レベル計の出力との差を求め、自動利
得調整器はその比較器の出力に基いて渦流式レベル計の
増幅回路のゲインを調整し、渦流式レベル計の距離ー出
力特性を補正する。更に、本発明の他の態様による渦流
式レベル計において、モールド内の溶鋼中に2本の電極
を同時に断続的に又は連続的に挿入し、電極が湯面レベ
ルに追随して挿入され、モールド内の溶鋼の湯面レベル
が断続的に又は連続的に計測され、従って、その計測の
度に、渦流式レベル計が自動的に校正される。
【0020】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例に係る渦流式レベル
計及びその関連設備の構成を示すブロック図である。モ
ールド1内の溶鋼2の上部には渦流検出器3が配置さ
れ、また、溶鋼2には電極式レベル計20の電極4,5
の下端部が挿入されている。この渦流式レベル計10は
渦流検出器3の底から100mmの範囲まで計測できる
ものを使用している。電極式レベル計20の電極4,5
には溶鋼と同材質のものを使用し、鋳造初期からの溶鋼
レベル計測ができるように長さ350mmのものを使用
し、先端がダミーバー上部10mmの位置に来るように
設置されている。渦流式レベル計10は、正帰還(Posi
tive Feed back:PF)増幅器11、帯域制限フィルタ
(BEF)12、リニアライザー13、D/A変換器1
4、比較器15及びAGC回路16から構成されてい
る。この渦流式レベル計10は、モールド1内の溶鋼2
の上部に配置された渦流検出器2からの信号を取り込ん
で、PF増幅器11において増幅し、BEF12、リニ
アライザー13及びD/A変換器14を介してレベル信
号が得られる。なお、これまでの動作については従来の
ものと同一である。
【0021】本実施例においては、電極式レベル計20
からの計測値を校正信号として取り込み、比較器5にお
いてBEF12の出力と比較し、その偏差をAGC回路
16に出力する。AGC回路16はその偏差に基いてP
F増幅器11の増幅度を調整し、その増幅度の調整によ
って、渦流式レベル計10のレベル出力は、電極式レベ
ル計20の計測値によって校正されたものとなる。即
ち、渦流式レベル計の出力と電極式レベル計の計測値と
は比較器15に入力され、電極式レベル計から得られる
溶鋼の絶対レベルと渦流式レベル計の出力信号とを比較
して偏差があった場合には、その偏差分だけ渦流式レベ
ル計10の出力を補正するようにしている。なお、ここ
ではAGC回路16によってPF増幅器11の増幅度を
調整した例を示したが、渦流式レベル計10の他の構成
要素を調整しても同様に校正することができる。
【0022】次に、電極式レベル計20について説明す
る。電極式レベル計20において、第1クロック発生器
21は、1クロック当たり周波数f1の周波数を発生し、
第2クロック発生器22は1クロック当たりf1よりわず
かに小さい周波数f2の周波数を発生する。第1擬似ラン
ダム信号発生器23は周期P1の第1擬似ランダム信号M1
を発生し、第2擬似ランダム信号発生器24はM1と同一
パターンで周期P2がP1よりわずかに異なる第2擬似ラン
ダム信号M2を発生する。第1擬似ランダム信号M1はR
F増幅器33を介して第1電極4に送り出される。そし
て、第2電極5を介して得られた信号はアッテネータ
(ATT)34及びRF増幅器35を介して乗算器26
に入力する。第1乗算器25は第1擬似ランダム信号発
生器23からのM1と第2擬似ランダム信号発生器4から
のM2とを乗算する。第2乗算器26は第1擬似ランダム
信号発生器23から上記のような伝送線路を通ってAT
T34及びRF増幅器35を介して入力されてきたM1と
第2擬似ランダム信号発生器24からのM2とを乗算す
る。
【0023】第1ローパスフィルタ27は第1乗算器2
5の出力より高周波成分を除き、最大相関値間を1周期
とする時系列パターンを出力する。第2ローパスフィル
タ28も同様に第2乗算器26の出力より高周波成分を
除き、最大相関値間を1周期とする時系列パターンを出
力する。演算部29は第1ローパスフィルタ7と第2ロ
ーパスフィルタ28の時系列パターンの最大相関値間の
時間差から溶鋼の湯面レベルを算出する。演算部29に
おいて得られた溶鋼の湯面レベルはBEF30において
所定の周波数帯域が制限され、それ以外の周波数成分は
制限を受けずに通過し、それは渦流れ式レベル計10の
校正信号として比較器15に入力され、上述のように校
正処理がなされる。また、このBEF30の出力はD/
A変換器31を介して電極式レベル計30のレベル出力
として出力される。なお、上記の伝送線路にはモールド
1内の溶鋼2内に一部分を挿入された第1電極4と第2
電極5が設けられ、両電極4,5は溶鋼2を介して電気
的に接続されている。また、この両電極4,5は保持部
材39によって保持され、昇降器36によってが昇降制
御され、その位置は昇降装置位置検出器37によって検
出されて演算器29に入力される。演算器29は第1ロ
ーパスフィルタ27及び第2ローパスフィルタ28の出
力及び保持部材39の位置信号に基いてATT34の減
衰度を調整し、信号レベルが一定になるようにしてい
る。
【0024】図2は第1クロック発生器21及び第2ク
ロック発生器22の構成を示した図である。第1水晶発
振器41は周波数fa,例えば30.001MHzの水晶
発振器、第2水晶発振器42は周波数fb,例えば30.
000MHzの水晶発振器であり、共通発振器43は周
波数fc,例えば1470MHzの発振器である。第1混
合器44は例えば平衡変調器等で構成され、fc±faの信
号を出力し、第2混合器45はfc±fbの信号を出力する
混合器である。第1バンドパスフィルタ46は第1混合
器44の出力の内fc±faを通過させ、第2バンドパスフ
ィルタ47は第2混合器45の出力の内fc±fbを通過さ
せる。
【0025】第1水晶発振器41から出力される30.
001MHzの信号と、共通発振器43から出力される
1470MHzの信号が、第1混合器44で混合され1
500.001MHzと1439.999MHzの2つ
の信号を出力する。このうち1500.001MHzの
信号が第1バンドパスフィルタ46を通過して第1クロ
ック周波数f1として出力される。また、同様に、第2水
晶発振器42から出力される30.000MHzの信号
と、共通発振器43から出力される1470MHzの信
号が第2混合器45で混合され1500.000MHz
と1440MHzの2つの信号を出力し、第2バンドパ
スフィルタ47を通過することにより15000.00
0MHzの第2クロック周波数f2が出力される。この構
成により周波数f1,f2の周波数の差が正確に1KHzに
保持される。
【0026】この局部部発振器に相当する第1、第2水
晶発振器41,42では既に1KHzの差を持たせてお
り、また、混合器44,45から出力される周波数差は
60MHzと広い周波数差があるため、第1,第2バン
ドパスフィルタ46,47の特性はあまり急峻なものを
必要とせずSAWフィルタ、水晶フィルタのような一般
的フィルタで実現できる。
【0027】図3は第1及び第2擬似ランダム信号発生
器23,24の構成を説明した図である。本図は3ビッ
トのM系列信号発生器の構成図であり、分かり易く説明
するため3ビットの場合を示すが、より大きなビット、
例えば7ビットのシフトレジスタ等が用いられる。M系
列信号発生器はクロック信号に同期したフリップフロッ
プからなるシフトレジスタ50と、シフトレジスタ50
の最終段とその1つ前の段の出力信号を入力して最初の
段に出力する排他的論理回路51から構成される。
【0028】図4は図3に示した3段シフトレジスタを
用いた場合の擬似ランダム信号(M系列信号)を示した
タイミングチャートである。1周期のクロック数(ビッ
ト数)は段数をnとするとP=2n −1で表され、3段
シフトレジスタの場合n=3で、P=7となる。図3に
示す第1擬似ランダム信号発生器23から発生する第1
擬似ランダム信号M1の1ビットのクロック周波数をf1,
第2擬似ランダム周波数発生器24の第2擬似ランダム
信号M2の1ビットのクロック周波数をf2とすると、M1の
周期P1,M2の周期P2は次式で表される。 P1=(2n −1)/f1,P2=(2n −1)/f2 …(5) 擬似ランダム信号M1,M2の1周期における時間差Δtは
次式で表される。 Δt=P2−P1=(2n −1)(f1−f2)/(f1・f2) …(6) ここでf1>f2とする。具体例としてf1=1500.00
1MHz,f2=1500.000MHzとし、シフトレ
ジスタを7段(n=7)とすると、 P1=(2n −1)/f1 =(27 −1)/1500.001×106 =84666.61022(psec) P2=(2n −1)/f2 =(27 −1)/1500.001×106 =84666.66667(psec) また、1周期の差Δtは(6)式より Δt=P2−P1 0.0565(psec) と非常に微少な時間差として得られる。
【0029】図5の(a)及び(b)は乗算器25,2
6で得られる相関値の説明図である。図5(b)は図3
に示した3段シフトレジスタの1周期の擬似ランダム信
号M1,M2とその1ビット分を拡大したものであり、M2と
M1の最初の1ビットが、1ビット分ずれた状態から一致
してゆき、次に1ビット分ずれてゆく過程を表す。図5
の(c)はこのときの相関値を示す。図5の(b)にお
いて、M2の1周期P2とM1の1周期P1とは(6)式に示す
ようにΔtだけずれており、1周期P1,P2は7ビットか
ら構成されているので、1周期の最初のビットではΔt
/7、最後の7ビット目ではΔtずれている。はM1と
M2が1ビットずれた場合を示し、は最も一致した場合
を示し、は再び1ビットずれた場合を示す。図5の
(c)は図7の(a)の,〜に対応した相関値の大
きさを縦軸にとり、横軸に時間軸をとって表したもので
ある。これは図1のローパスフィルタ27,28の出力
を表し、三角形の頂点が最大相関値である。
【0030】擬似ランダム信号M1,M2で相関があるのは
周期P1,P2の位相が一致している場合である。つまり、
P1とP2の位相が1ビット以上ずれていると相関がとれな
くなる。そこでM1とM2が互いに相関が得られる時間ΔT
はM2の1ビット当たりの時間をB2とすると次式で表され
る。 ΔT=2(B2/Δt)×P1=2(1/Δf) …(7) ただし、B2=1/f2 B2/Δtは1ビットずれるM1の周期P1の数を示し、この
数の周期P1分の時間はP1を掛ければ得られ、しかもこの
1ビットずれは、前後へのずれがあるので2倍となって
いる。次に一度相関を得た後、再度相関を得られるまで
の時間(相関周期)を求める。
【0031】図6は周期P2に対する周期P1の位相変化を
示したタイミングチャートである。図においては分かり
易くするためΔtをP1,P2に対し大きな値としている。
図示のように、Aの位置からΔtがP2に含まれる数だけ
P1を繰り返すと、P2とP1の関係がAの位置と同じくなる
Bの位置となるのでTは次式で表される。 T=(P2/Δt)×P1 =(P2/(P2−P1))×P1 =(2n −1)/Δf …(8) (8)式は先に示した(1)式を表している。
【0032】図7は図1の第1,第2ローパスフィルタ
27,28の出力を示したタイミングチャートである。
S1は第1ローパスフィルタ27の出力を示し、S2は
第2ローパスフィルタ28の出力を示す。S1,S2は
相関周期Tで最大相関値が表れている。伝送線路La〜Ld
はそれぞれの線路の長さも表すとする。なお、伝送線路
Laは第2擬似ランダム信号発生器24から第1乗算器2
5までの伝送距離、伝送線路Lbは第2擬似ランダム信号
発生器24から第2乗算器26までの伝送距離、送線路
Lcは第1擬似ランダム信号発生器23から第1乗算器2
5までの伝送距離であり、送線路Ldは第1擬似ランダム
信号発生器23から第1電極4、第2電極5を経由して
第2乗算器に至るまでの距離である。La=Lbとし、Lc=
LdとするとS1とS2の位相差Xは0となるがLc≠Ldとなる
とLcとLdの差に応じた位相差Xが発生する。溶鋼の湯面
レベル
【0033】図8は溶鋼の湯面レベルが変化した時のLd
−Lcの変化を説明する図である。 レベルH0のとき:Ld−Lc=L’ レベルH1のとき:Ld−Lc=2L+L’ とし、レベルがL変位すると第1擬似ランダム信号発生
器23から乗算器26に伝達される信号M1は、乗算器2
5へ伝達されるM1に比べて次式に示す時間Td(遅延時
間)遅く伝達される。 Td=(2L+L’)/V …(9) ここでV=3×108 m/sec (光の速度)で電極と溶
鋼内を信号M1が伝わる速度である。
【0034】図9は遅延時間Tdと位相差Xとの関係を示
したタイミングチャートである。位置Aと位置Bにおい
ては周期P2と周期P1の位相は一致しており、位置Aでは
S1の最大相関値が発生し、位置BではS2の最大相関
値が発生している。位相差Xには周期P2と周期P1がn個
あり、このn個のP2とn個のP1の差はnΔtで表され、
このnΔtが遅延時間Tdに等しいので次式が成り立つ。 Td=nΔt …(10) ここでn=X/P2であるので、 X=(Td/Δt)P2 …(11) =Td×f1/Δf =((2L+L’)×f1)/(V×Δf) …(12) この(11)式は先に示した(3)式を表す。(12)
式を用いて溶鋼の湯面レベルを求めるには次のようにす
る。まず基準となるレベルH0を設定する。H0においてレ
ベル変位Lを0とし、H0における位相差X0を求めれば
(12)式より、L’を求めることができる。次に基準
レベルH0よりL下のレベルH1における位相差X1を求めれ
ば(12)式にL’とX1を代入してLを求めることがで
きる。なお、H0より溶鋼の湯面レベルが上にゆくと変位
Lが負の値として算出される。
【0035】ここで溶鋼の湯面レベル変位LがL1からL2
に変化したとすると、それぞれの変位における位相差X
1,X2は次式で表される。 X1=((2L1 +L’)×f1)/(V×Δf) …(13) X2=((2L2 +L’)×f1)/(V×Δf) …(14) このときの位相差変化量ΔX は次式で表れる。 ΔX =X2−X1 =(2(L2−L1)×f1)/(V×Δf) =2ΔL×f1/(V×Δf) …(15) ただしΔL =L2−L1 これにより位相差変化ΔX と変位差ΔL の関係から得ら
れるのでΔX からΔLを算出することができる。またΔL
が分かれば基準レベルからの変位量Lや溶鋼の湯面レ
ベルも算出できる。
【0036】次に先に示した具体的数値を代入して検討
を行う。 擬似ランダム信号発生器のシフトレジスタ段数nは7
段とする。 P=2n −1=127 クロツク周波数 f1=1500.001MHz f2=1500.000MHz 変位差ΔL =1mmとする。以上の値を(15)式に
代入すると、 ΔX =(2ΔL =f1)/(V×f1) =2×1×10-3×1500×108 /(3×108 ×1×103 ) =0.00001(sec) =10×10-6(sec) 通常1mm当たりの信号伝搬時間ΔX’は ΔX’=2L/V =(2×1×10-3)/(3×108 ) =6.7×10-12 (sec ) ΔX /ΔX’=10×10-6/(6.7×10-12 )=1.5×106 これにより信号の伝達時間が約150万倍遅延化された
ことになり信号処理が容易に、かつ精度よく行われる。
【0037】図10は本実施例による電極式レベルの計
測結果を示した特性図である。横軸に溶鋼の湯面レベル
をとり、縦軸に湯面レベルの計測値を表す電圧をとる。
この時の計測条件は、f=1500MHz,Δf =1K
Hz,擬似ランダム信号発生器のシフトレジスト段数は
7段である。実験では位相差Xをコンピュータに取り込
み演算することでレベル又は基準位置からの距離を容易
に、かつ高速に処理することができた。
【0038】なお、本実施例の電極4,5は溶融金属よ
り高い融点の金属を用いるか、或いは溶融金属内へ自動
的に繰り込んでゆくようにするとよい。電極は溶融金属
と同一の材料を用いれば融けても溶融金属の成分に影響
を与えない。
【0039】ところで、従来の小断面モールドにおける
校正方法は、特開平3−67678号公報においても開
示されているように、無限大AGCと接点電極等による
ワンポイントAGCとを併用したものが一般的である。
ところが、小断面モールドの場合には渦流式レベル計の
検出器とノズルとが接近しているため、アルミナなどの
非導電性の材質で構成されたノズルの場合には、検出器
から出た磁界はノズルを透過し、内部を通過する溶鋼を
検出してしまう。そのため、無限大AGCで距離特性を
校正してもその後ノズル内部に溶鋼が通過してしまえ
ば、また距離特性がずれてしまう。また、小断面モール
ドの場合には溶鋼湯面の上昇速度が速く、溶鋼の波立ち
飛散が発生し,従来の電極(接点)方式によるワンポイ
ントAGCでは10mm以上の計測誤差を生じ、正確な
校正ができない場合が生じる。しかし、本実施例におい
ては、上述の電極式レベル計によって湯面レベルを連続
的に計測しているので、そのような弊害が除去されてお
り、次のような優れた特性が得られている。
【0040】第11図は図1の実施例における鋳造開始
時の渦流式レベル計の距離−出力特性の校正結果例を示
す特性図である。図示のように、区間T0 においては、
本来は破線のような計測レベルでなければならないが、
実際には実線に示されるような計測レベルが出力され、
それが電極レベル計10の計測値によって校正される
と、両レベル計10,20の計測レベルは一致したもの
となる。従って、本実施例においては、従来の接点電極
と違って、連続して溶鋼の湯面レベルを計測できるた
め、溶鋼の湯面の波立ち、飛散により計測値に変動を生
じた場合でも、平均化等の信号処理により計測誤差を小
さくし、渦流式レベル計との計測上の差異を抑制し(渦
流式レベル計はその磁界視野に入る溶鋼湯面を平均化し
て検出している)、正確な校正を行うことができる。ま
た、接点電極の場合には溶鋼湯面が電極に接触した瞬間
の一点のみでの渦流式レベル計の特性校正しかできない
が、本実施例によれば電極式レベル計の出力に渦流式レ
ベル計の基本特性を追従させることにより溶鋼の湯面の
上昇速度が速くても精度よくAGC回路16によってR
F増幅器11の増幅度を調整して校正することができ
る。
【0041】実施例2.図12は本発明の他の実施例に
係る渦流式レベル計の湯面追従型の電極式レベル計にお
いて用いられる追従機構を示した説明図である。なお、
本実施例における回路校正は図1に示されるものと同一
である。上記のようにして校正が完了した渦流式レベル
計10によって溶鋼の湯面制御が行われると、電極式レ
ベル計20は湯面追従型のレベル計測に入るが、この湯
面追従型のレベル計測について説明する。。この追従機
構は、図示のように、長尺の電極4a,5aが回巻され
たドラム41と、ドラム41から電極4a,5aを引き
出す昇降ローラ42と、電極4a,5aを保持し、且つ
ケーブルと接続して図1のRF増幅器33及びATT3
4と電極4a,5aとをそれぞれ電気的に接続する電極
保持・ケーブル接続装置43とから構成されている。電
極式レベル計20の電極4a,5aはその材質によって
は溶鋼2の湯面の上昇とともに溶融してなくなってしま
う。そのため、鋳造開始時のような溶鋼の上昇する方向
については計測できても下降する方向のレベル計測はで
きない。本実施例においては、長尺の電極4a,5aが
使用され、昇降装置(図示せず)によって昇降ローラ4
2を駆動させることによって電極4a,5aの断続的又
は連続的な昇降を可能にしており、モールド内の溶鋼2
の湯面レベルが下がったりレベル信号が無くなったら、
電極を下降させ溶鋼2に電極4a,5aが接触した(レ
ベル信号が出た)時点でまた上昇させる。このような動
作を繰り返すことにより、電極4a,5aの溶融を最小
限に押さえ,断続的又は連続的なレベル計測を可能にし
ている。
【0042】このような湯面追従型の電極式レベル計に
よって断続的にモールド内の溶鋼2の湯面レベルを計測
し、渦流式レベル計10の計測値との比較を行うことに
より、操業途中に周囲の外乱や温度ドリフトによって渦
流式レベル計10の距離−出力特性が変化した場合で
も、渦流レベル計10の計測値を正確に校正することが
できる。なお、
【0043】第13図(a)(b)はモールド自動幅替
え時の状態及びその時の渦流式レベル計10及び湯面追
従型の電極式レベル計20の計測値を示した特性図であ
る。ここでは、幅替えによる渦流式レベル計10の渦流
検出器3の周辺の条件が変化し、それによって渦流レベ
ル計10の計測値に変動が生じているが、湯面追従型の
電極式レベル計20の計測値が得られた時点で、渦流式
レベル計10の距離−出力特性を自動的に校正し、正確
なレベル計測が可能となっている。モールド自動幅替え
は、渦流検出器3の設置位置によっては移動するモール
ド側壁を検出してしまい、距離特性に大きく影響する。
そのため、電極式レベル計20を用いた校正は非常に有
効な方法といえる。電極の種類によっては溶融すること
が考えられるが、計測したい溶融金属よりも融点の高い
材質の電極を用いるか、本実施例にあるように、電極に
移動機構を設け、渦流式レベル計10を校正するときだ
け溶鋼に接触させる方式又は湯面追従方式を用いればよ
い。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、定常状態
におけるモールド内の溶鋼の湯面レベルの計測値が電極
式レベル計によって断続的又は連続的に得られ、その計
測値によって渦流式レベル計の校正を行うようにしたの
で、渦流式レベル計の温度ドリフト等による変動が補正
され、正確なモールド内の溶鋼の湯面レベルを計測する
ことが可能なっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る渦流式レベル計及びそ
の関連設備の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のクロック発生器の構成を示すブロック図
である。
【図3】図1の擬似ランダム信号(M系列信号)発生回
路の一例を示す図である。
【図4】図2の3段シフトレジスタによる擬似ランダム
信号を示すタイミングチャートである。
【図5】相関値の出力を説明するタイミングチャートで
ある。
【図6】相関周期Tの算出方法を説明するタイミングチ
ャートである。
【図7】第1ローパスフィルタの出力S1及び第2ロー
パスフィルタの出力S2を示すタイミングチャートであ
る。
【図8】溶鋼の湯面レベルと信号伝送距離を説明する図
である。
【図9】位相差Xを算出する説明図である。
【図10】上記実施例の電極式レベル計の実測値の一例
を示す特性図である。
【図11】図1の実施例における渦流式レベル計のレベ
ル計測値を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例の渦流式レベル計の湯面
追従型の電極式レベル計において用いられる追従機構の
説明図である。
【図13】図12の実施例におけるモールド幅替えの状
態及びそのときの渦流式レベル計校正結果を示す特性図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 幸一 東京都八王子市石川町2951−4 株式会 社ニレコ内 (72)発明者 山田 健夫 東京都八王子市石川町2951−4 株式会 社ニレコ内 (72)発明者 菅原 政夫 東京都八王子市石川町2951−4 株式会 社ニレコ内 審査官 森口 正治 (56)参考文献 特開 昭48−21566(JP,A) 実開 平2−95407(JP,U) 特公 昭42−26231(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/00 - 25/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造設備のモールド内の溶鋼の湯面
    レベルを計測する渦流式レベル計において、 定常操業状態のモールド内の溶鋼中に断続的又は連続的
    に挿入される第1及び第2の2本の電極と、 前記第1の電極に所定信号を入力し、モールド内の溶鋼
    を介して第2の電極に伝送された信号を受信し、前記所
    定信号の伝搬による時間遅れに基いて定常状態のモール
    ド内の溶鋼の湯面レベルを断続的又は連続的に計測する
    電極式レベル計と、 前記電極式レベル計によって得られた湯面レベルに基い
    て渦流式レベル計の特性を校正する校正回路とを備えた
    ことを特徴とする渦流式レベル計。
  2. 【請求項2】 前記電極式レベル計は、 第1の擬似ランダム信号を発生する手段と、 前記第1の擬似ランダム信号と信号パターンは同一で周
    波数がわずかに異なる第2の擬似ランダム信号を発生す
    る手段と、 前記第1の擬似ランダム信号と前記第2の擬似ランダム
    信号を乗算して第1の乗算値を求める手段と、 前記第1の擬似ランダム信号を介して前記第1の電極に
    出力する手段と、 前記第2の電極を介して得られた信号と前記第2の擬似
    ランダム信号とを乗算して第2の乗算値を求める手段
    と、 前記第1の乗算値を積分して第1の積分値を求める手段
    と、 前記第2の乗算値を積分して第2の積分値を求める手段
    と、 前記第1の積分値及び前記第2の積分値がそれぞれ最大
    値となる時刻の間の時間遅れを計測する手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の渦流式レベル計。
  3. 【請求項3】 前記校正演算回路は、前記渦流式レベル
    計の出力と前記電極式レベリ計との差を求める比較器
    と、該比較器の出力に基いて前記渦流式レベル計の増幅
    回路のゲインを調整する自動利得調整器とを備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の渦流式レベル計。
  4. 【請求項4】 モールド内の溶鋼中に2本の電極を同時
    に断続的に又は連続的に挿入する手段を有し、モールド
    内の溶鋼の湯面レベルを断続的に又は連続的に計測する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の渦流式レベ
    ル計。
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