JP3116229B2 - 鉄道レールの溶接方法およびシステム - Google Patents

鉄道レールの溶接方法およびシステム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋼レールの離れた端
部を溶接するための方法とシステムに関し、さらに詳し
くはアーク溶接法によって現場で2つの離れた鉄道レー
ルを溶接するための方法とシステムに関するものであ
る。
【0002】本発明は鉄道レールの溶接に関してここに
詳細に図示され説明されるが、本発明は他のタイプのレ
ール、たとえば起重機レールや車輪のある乗物や装置を
支持するためのレールの溶接にも適用できる。
【0003】
【従来の技術】何年も通して、多くの努力がバット(b
utt)溶接法の幾つかのタイプを用いて離れた鉄道レ
ールを接合するためになされてきた。そのような努力は
一般に、用いられた方法、溶接を成し遂げるのに必要な
時間、溶接をするためのコスト、および永続的な丈夫な
溶接を得ることができないという制約のため、高価でか
つ不十分なものだと分かった。米国特許第4,429,
207号明細書において、最も一般的な電気アーク溶接
プロセスが図示され、ここで電気スラグ溶接方法が現場
で離れた鉄道レールの間のギャップを埋めるのに使われ
ている。このプロセスは適当なスラグによって覆われた
溶融金属のプールを用いてレール間のギャップを埋める
ことを伴っている。レール間のギャップから溶融金属が
流れるのを防ぐため、側面モールドと底部材が与えら
れ、レールの下に真のギャップから伸びる金属の大きな
突出部を作る。この従来技術の特徴は、変形電気スラグ
溶接(ESW)技術を図示し、それはレールが通常の溶
接に対して、上下逆さまにすることができない現場で使
われ得る。今日通常使われている通常のテルミット技術
に対する電気スラグ溶接の利点が説明されている。この
開示において、テルミット法は実質的な欠点をもつとし
て示され、これらの欠点は現場で多くの失敗として終わ
ると知られている。この特許はここで参考文献として使
われ、電気スラグ溶接法が現場で均一で成功する溶接を
得るのに明らかに非効率で無能のため、実用的な方法と
しては断念されてきたことを説明している。実際、この
プロセスは現場で問題を与える大量の溶融金属を扱わな
ければならない。
【0004】電気スラグ法に対して主張された利点のよ
うに、電気スラグ技術とガスシールド・アーク溶接との
結合が米国特許第5,175,405号に開示されてい
る。この特許は電気スラグ法と結合してガスシールド・
アーク溶接を用いる鉄道レールの離れた端部を溶接する
バットのための自動溶接プロセスを採用している。通常
のテルミット法と囲いアーク溶接の欠点が詳細に論じら
れている。示されているように、テルミットは受け入れ
難く高い失敗率の接合を生じるが、成功のアーク溶接を
得るために要する費用、時間および無能のため、このテ
ルミット法は依然現場で選択されるプロセスである。こ
の特許におけるように、連続アーク溶接の不利な点は、
アークを始動できないことと、溶接が行なわれていると
きアークを始動させ止める必要のあることである。これ
らの不利のいくつかを克服するため、この特許はレール
間のギャップの底部に隠れたアークを使って、連続アー
ク溶接を積極的に始動することを論じた。米国特許第
5,175,405号はここで参考文献としてテルミッ
ト法、囲いアーク溶接法および隠れアーク法の欠点を開
示し、これらのすべては現場で試みられたが成功しなか
った。この特許によって提案された解決法は、電気スラ
グ溶接とともにガスシールド・アーク溶接を用いること
で、ガスシールド・アーク溶接はギャップの底部で使わ
れて従来のすべて電気スラグ溶接を用いようとする試み
の不利を克服しようとするもいのである。しかし、これ
はギャップの底部にフィラー金属の第1層を正確に始動
させ置くことができる技術がないため、現場で成功する
ことができなかった。
【0005】参考文献の2つの特許は、本発明が導かれ
る従来技術の欠点を図示し、従来はさまざまなタイプの
アーク溶接法の組合せの試みが成功せずに終わってき
た。よって、明らかに欠点のあるテルミット法が、現場
でレールの接合をするため離れたレール間に溶融金属を
供給するのに使われる唯一のプロセスである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】鉄道レールは現場で使
われている間、レールの端部を接合することによって設
置され、修理される。接合プロセスによりレール間の接
合箇所は高強度で冶金学的に調整され、ひび割れせず、
経済的に非常に短時間に形成され得る。そのような溶接
の基準として、実質的に45分未満で行われなければな
らず、でないと列車運行を遅らせたり別ルートに変えさ
せたりすることになる。現在、2つの方法が現場でレー
ル接合に使われている。第1はテルミット法で、間隔の
あいたレールが適当な砂モールドで囲まれ、鋼が溶かさ
れてモールド内に注入され、レール間のギャップを埋め
る。溶融金属が固まると、レールは接合する。しかし、
失敗率が75%と高いと報告されてきている。さらに、
レール間のギャップに注入される溶融鋼によってレール
が溶かされる。これによりテルミット法は現場での接合
には向かず、失敗につながる。テルミット法の欠点を根
本的に減らすため、レール端部がフラッシュ・バット
(flash butt)溶接法によって接合され、レ
ール間に電気が流れている間、高強力によってレール端
部が一緒に駆動される。これによりレール端部が溶け、
圧接される。この方法により失敗率が10%未満に大幅
に減小する。しかし、フラッシュ・バット溶接法はレー
ルが固定されておらず、常設流体設備によって力が加え
られる製造所内では最良に行われる。テルミット法の不
利を克服するため、フラッシュ・バット溶接法が現場で
使われるよう修正されてきた。しかし、溶接時間がレー
ルを結合から引き離す流体加圧ステップの間レールが引
き延ばされなければならないためテルミット法よりも長
くかかる。この手動処理は溶接が起こった後逆転しなけ
ればならず、極めて時間を要する。
【0007】フラッシュ・バット溶接はレールの一部を
消費し、溶接が完了した後、これが困難をもたらす。ま
た、レール部分が溶接に必要なレール材料を供給するた
め、レール内に重ね継ぎしなければならない。
【0008】さらに、現場に必要な離れた位置まで、レ
ール間に大きな圧力を加えるのに要する流体設備を輸送
するのも欠点である。バット溶接も接合レールのまわり
にフラッシュを生じ、スムーズな作業および使用の間接
合部の応力集中を避けるため剪断されてアークされる。
フラッシュ・バット溶接法が現場でなされる接合の失敗
率を大幅に減らすとしても、テルミット法は離れたレー
ル間のギャップのまわりにモールドを置くだけで迅速に
行われ得るのが、依然使われている。テルミット法は大
きな流体設備を要せず、比較的安価である。接合が失敗
したとき、失敗率は再びテルミット法を行うことにより
処置される。レールの大部分が切断されなければなら
ず、レールの新規の部分が開放域に挿入される。よっ
て、失敗した1つのテルミット接合は2つの交換テルミ
ット接合を必要とすることになる。テルミット法が一般
に広く使用されているとしても、低い失敗率でテルミッ
ト法と結合して利点をもつあるプロセスに対するニーズ
がある。このニーズは何年もの間、存在している。アー
ク溶接は電気スラグ連続アーク溶接、隠れアーク溶接お
よびそれらの組合せとして、周期的に試みられてきた。
しかし、それらは非実用的に大きな設備を使い、あまり
にも長時間かかり、失敗率も許容できるものでなかった
ため、いずれも成功しなかった。アーク溶接は、とくに
レール間のギャップの低部でつながっていない。さら
に、これらの試みは高価で、複雑な設備を要し、溶接の
準備と実行に時間を多く費やした。そのような長時間は
現場でのレール溶接には向かない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は現場で鉄道レー
ルのようなレールの離れた端部を接合するためガスシー
ルド・アーク溶接を使うための方法およびシステムに関
し、この方法とシステムは経済的で迅速で機械的および
冶金的に良好な技術である。
【0010】鉄道レールは支持底をもつ低ベースを含む
断面形状をもち、底は比較的広くて離れた枕木上にレー
ルを安定位置に置くことを許す。ベースの上方は垂直に
伸びるウェブで、上部車輪嵌合ヘッドと合体している。
このヘッドは列車に車輪がレール上を回転するときより
良い耐摩耗性を与えるようにしばしば硬化される。横方
向の離れている鉄道車輪間の剛体軸構造により、車輪と
レール間に滑りがあるため、ヘッドの硬度は曲がった軌
道部において特に重要である。さらに、レール上を通過
する車体の振動を防ぐため、レールは平滑なヘッドをも
たなければならない。このニーズにより、高速・高重量
レールシステムにおいてレールをバット溶接する要望を
強めさせている。ずっと過去、レールは溶接されず、列
車の特徴ある振動を生じさせていた。高速・高重量・ハ
イテク鉄道システムが出現して、レールは連結レールと
して溶接されなければならず、それにより本発明が改良
を与える現場で行われる接合への要望が高まってきた。
本発明はテルミット法とフラッシュ・バット法の不利を
克服するものである。
【0011】本発明によれば、接合されるべきレール端
部は互いに離れて低開口部をもつギャップを形成してい
る。このギャップは、フィラー金属とガンをギャップ内
に与えることによりガスシールド・アーク溶接するため
の幅をもっている。ベースでレール幅に相当する長さと
ギャップ幅よりも大きな幅をもつ細長い鋼バリヤ板が、
ギャップの底でレール間に挟まれる。こうして、ギャッ
プのベースの低部において、この鋼バリヤ板が離れたレ
ール間をまたぐように駆動される。この楔作用により、
どちらも接地されているバリヤ板と2つのレールの間の
接触がなされる。レール間のギャップの底部にバリヤ板
を楔状に挟んだ後、ギャップは溶接ガンを下方に持って
くることで始められるガスシールド・アーク溶接によっ
て溶融金属下埋められる。板は一般に1/8インチの厚
さで0.050〜0.300インチの範囲にある。この
バリヤ板はギャップ底部でレール間にきつく挟み込まれ
ているので、溶接はフィラー金属電極をバリヤ板と接触
させることによって始められる。こうして溶接は、標準
ガス溶接技術に従って、比較的しっかりと固定されたバ
リヤ板の頂部で起こる。低部では、定電圧スプレーアー
ク溶接である。このプロセスにより、溶接金属の低い層
で高熱が浸透する。電極は高強度の低合金金属芯で、芯
が必要な合金を供給する。この電極は適当なシールドガ
スでシールドされる。実際は、電極はMC1100外側
シールド電極で、95%アルゴン、5%二酸化炭素また
は酸素のガスシールド率である。芯金属は必要な降伏強
度を与えるレール形成金属に合うように選ばれる。ガス
シールドはアーク溶接のスプレーモードあるいはパルス
モードのいずれかで標準的な電極のまわりに供給され
る。このプロセスで、非常にわずかのスラグが作られ、
これは隠れアーク法および電気スラグ法に関する問題で
あった。このようなスラグは、特に溶融金属とレール端
部の間の界面にある金属に含まれる。それにより失敗が
引き起こされる。
【0012】本発明はパルスモードか定電圧スプレーモ
ードのいずれかでガスシールド・アーク溶接法を用い、
スプレーモードでは離れたレール間に挟み込まれた新規
なバリヤ板に隣り合うギャップの底部で用いられる。本
発明は複雑な高速波形制御を有する高性能デジタル制御
電源を使う。実際には、リンカーン電気のパワーウェー
ブ450電源を用い、スプレー溶接とパルス溶接の間で
直ちに切り換えることができる。各場合において、本発
明の溶接法はガスシールド・アーク溶接で、レール端部
間に良好な金属境界を与えるのに必要な高熱を生じ、標
準溶接に従って溶融金属のプールに向かって電極が進む
とき溶接金属が生じる。この操作の前に、レールは約9
00°Fに予熱される。溶接金属の第1層はレール間に
挟まれたバリヤ板を消費する間、電極がギャップに沿っ
て横方向に動いている間、置かれている。ルートパスが
スプレー溶接によって適用され、次の数層もレールのベ
ースで広い面積で高熱が浸透する。その後、電源がパル
スモードに切り換えられる。レールの低ベースでレール
間を埋めるために付加的なパスがなされる。第1あるい
は第2パスの後、バリヤ板の上方の溶融金属は固化する
ので、バリヤ板はもはや必要でない。レールのウェブ部
に溶接が近づくと、銅シューズがギャップを囲むように
用いられ、ギャップが囲まれた空洞を与える。この空洞
はガスシールド溶接を続けることによって埋められ、有
効に貫くためスプレーモードにもどされる。このアーク
溶接はウェブを越えてレールのヘッドまで続く。実際に
は、パルスモードが採用されてスプレーモードの間に遷
移域を与える。スプレーモードとパルスモードの間で切
り換えることにより、良好な結果が得られる。パルス・
アークモードは全プロセスのある部分の間、熱入力制御
のために用いられる。
【0013】いままで記したように、ガスシールド・ア
ーク溶接法は離れたレール間のギャップを埋め、該ギャ
ップの底部で2レール間に挟まれたバリヤ板を使うこと
によってそれがなされる。このバリヤ板は鋼製で、0.
050〜0.300インチ厚みである。板の側端は約
0.030インチの垂直接触出っ張りを作るため、面取
りされている。こうして、楔作用によりバリヤ板の端を
変形してレールとバリヤ板の間の電気的接触を確かにし
ている。実際には、バリヤ板の元の幅はレール間ギャッ
プの幅よりも大きくて、バリヤ板がギャップ底部で楔位
置に挟み込まれるとき、緊密な楔作用を確かにする。板
の幅はギャップ幅よりも0.010〜0.025インチ
大きい。これにより、板が挟み込まれたとき板がねじら
れ、有効なアーク溶接に必須の電気的接触を保証する。
従来、そのような始動メカニズムは鉄道レールの接合の
ためのアーク溶接に対し用いられなかった。
【0014】本発明の他の面によれば、新規な方法とシ
ステムはバリヤ板の下方に断熱材(セラミック層)を含
み、ギャップの低開口部に重なって、アークが銅まで貫
通することを防ぐことにより、ひび割れ問題を生じさせ
る銅の一部の溶融を防ぐ。銅支持ブロックはレールの下
に位置し、ギャップ内の溶融金属の損失を防ぎ、溶接金
属の過熱を防ぐヒートシンクになる。
【0015】本発明のさらに別の面によれば、ガスシー
ルド・アーク溶接は細長い鋼バリヤ板を使って遂行さ
れ、該バリヤ板は中央部がベースギャップの低端部に収
容され、端部は中心線に沿って伸びてレールのベース底
部に下にある構造である。好ましくはセラミック・タイ
ルからなる断熱材がバリヤ板の下にかかって、対向する
側部がバリヤ板の側部と重なり、銅ベースシューが上方
に開いた凹部をもって断熱材を収容し、レールベースの
下側部に対して嵌合して、バリヤ板をベース底部に関し
て固定位置に保つ。さらに詳細には、ベースシューと断
熱材はバリヤ板の側部をレールベースの下側部に対して
嵌めて、予熱操作のされている間、レールの膨張によっ
てバリヤ板のねじれが防がれる。さらに、バリヤ板の側
部がレールと嵌合することにより、トーチがギャップに
沿ってルートパスを作るように動くとき、アーク長が変
化しないように保証する。好ましくは、セラミック・タ
イルがベースシュー内に置かれ、バリヤ板がセラミック
・タイル上に置かれ、これらベースシュー、タイルおよ
びバリヤ板のアセンブリーがレールベースの底部に関し
て一体的に挿入される。さらに、銅ベースシューと銅側
面モールドシューは水冷され溶接箇所の引き伸ばしやす
さを改善する。
【0016】好ましくは、バリヤ板はレールベースの幅
よりも長く、ギャップの対向側部で溶接金属が流入・流
出する小さなエリアを与え、溶接金属の質を最適化す
る。溶接終了後、グラインド等によって余分の溶接金属
が除かれる。好ましくは、レールベースの底部の下にあ
るバリヤ板の側部は面取りされて、平滑なルート溶接輪
郭を残すように、アークが側部エリアで板を完全に消費
するようにさせる。さらに、バリヤ板の対向側端は、バ
リヤ板の頂面と底面の間に外側に開かれた通路を設けら
れている。これらの通路により、溶接熱が蓄積され始め
ている間、ルートパスの始動エリアで溶接金属の完全な
浸透が容易になる。よって、始動時には溶接熱は十分で
ないかもしれないが、この通路によって所望の結果が促
進される。他の実施例によれば、バリヤ板の長手に沿う
溶接金属の浸透は複数の外側に用いた通路を対向する側
端に沿って与えることによって促進される。
【0017】本発明のさらに他の面によれば、レールヘ
ッド間のギャップの改良された溶接強度はヘッドとウェ
ブ間の遷移エリア間のギャップに、およびレールの中央
部とクラウン部間のギャップに溶接金属ビーズを置くこ
とによって達成される。このプロセスはフィラー金属の
ビーズをヘッドの側端対向部と中央部に溶接を補強する
ように置いて、ウェブからヘッドの垂直分離を最適に保
護する。好ましくは、レールベースの低部間のギャップ
はバリヤ板を使うことによって埋められ、スプレー溶接
の後、パルス溶接を使ってギャップが完全に埋められ
る。レールウェブの溶接がヘッドの遷移部まで終了した
とき、フィラー金属のビーズが側部対向方向に連続的に
置かれる。各ビーズは垂直方向に厚い外端部の1つの端
部をもつ。ヘッドの中心部とクラウン部の間のギャップ
は溶接金属を前後に連続的に動かすことにより埋められ
る。
【0018】本発明の第1の目的は、現場で迅速に行う
ことができ、失敗率の低い鉄道レールのシールドガス・
アーク溶接に対する方法とシステムを提供することにあ
る。
【0019】本発明の他の目的は、離れたレール間のギ
ャップ底部に金属バリヤ板を挟み込み、シールドガス・
アーク溶接の低部を制御する方法とシステムを提供する
ことにある。
【0020】さらに本発明の他の目的は、レール間のギ
ャップ底部で離れた鉄道レール間に挟み込まれるバリヤ
板を提供することにある。
【0021】本発明のさらに別の目的は、離れたレール
間のギャップをまたいで、底部の下にあり、レールに対
して固定される構造の金属バリヤ板の概念を採用する方
法とシステムを提供することにある。
【0022】本発明の他の目的は、溶接継手の引き伸ば
しやすさがベースシューと側部モールドシューを冷やす
ことによって最適化される方法とシステムを提供するこ
とにある。
【0023】さらに別の目的は、離れたレールの底部に
隣接して通路が設けられ、ルートパスの溶接金属の浸透
を促進する構造のバリヤ板を提供することにある。
【0024】さらに別の目的は、レールヘッド間のギャ
ップで溶接強度を最適化するように鉄道レールを接合す
るための方法を提供することにある。
【0025】他の目的は、ウェブからレールヘッドの垂
直分離に対する保護を最適化するため、レールヘッドの
側部対向端で溶接補強を与える方法を提供することにあ
る。
【0026】これらおよび他の目的と効果は、図面を用
いて説明する以下の記述によって明らかになるであろ
う。
【0027】
【実施例】以下、図面を用いて説明するが、図面は本発
明の実施例を説明するためのもので、これらと同一のも
のに制限するためのものではない。図1は優先路床B上
に敷かれた鉄道レールAを示し、接合された連続溶接レ
ール(CWR)を形成すべきレール10・12が枕木2
0、鋼支持ギャップ30およびスパイク32によって路
床B上に支持されている。レール10・12は間隔があ
いてギャップgを区画し、ギャップgは連続レールの工
場アセンブリに対して、現場での連続レールとして溶融
金属で埋められて2つのレール10・12を接合する。
ギャップgは修理すべきレールの2つの部分の間のギャ
ップ、あるいはCWRシステムとして最初に設置される
レールの2部分の間のギャップである。ギャップgが修
理のために用いられると、時にはレールを切断し、長い
レール部分を挿入しなければならないことがある。この
プロセスは割れ目のあるレール、割れ目のある接合部、
あるいは欠陥のある接合部を修理するために用いられ
る。これらのすべての例で、2つの離れたレール10・
12は一般に1.00インチあるギャップgをもってい
る。図2はレール10の標準的な断面形状を示し、下部
ベース40は極めて広く、支持底42を有して枕木20
上にレールを安定させ、レール上を通過する列車の重量
を支持する。ベース40は2つの上方傾斜頂部44・4
6を有し、下ヒレ52と上ヒレ54をもつ垂直に伸びる
ウェブ50につながっている。上ヒレ54は大きなボデ
ー部62と車輪支持上面64をもつレール冠として知ら
れているヘッド60につながり、上面64エリアは円筒
状リム70とディスク72をもつ回転する車輪Wを受
け、ディスク72はレールに沿って車輪が回転するとき
車輪がヘッド60上を左に動くことを防ぐ。車輪がボデ
ー部62と接触し、かつ上面64にリム70の大重量が
連続してかかることを考えて、ヘッド60はブリネル・
スケールで−60から+40の範囲をもってブリネル3
00の通常硬度を有している。ヘッドが硬化されるの
で、レールを形成する金属は、少なくともヘッド部で
は、相当な高合金鋼でなければならない。ギャップgを
埋めるフィラー金属に使われる合金鋼は、ギャップgの
エリア内でレールの上部に沿って本発明に従う溶接仕様
に合う硬度をもつ。
【0028】図3で、レール10の部材に相当するレー
ル12の部材は接尾辞“a”で示されている。これらの
符号は銅シュー100・110を説明するのに用いら
れ、シュー100はレール10の上に垂れ、シュー11
0はレール12の上に垂れている。シュー100につい
て詳細に説明するが、それらはシュー110にも同様に
適用され、ここでシュー110に対応する部材は“a”
で示されている。図4でシュー100は頂部支持バー1
20を有し、懸垂シュー122・124にレールのヘッ
ドに沿ってスライドできる重い銅ブロックを形成させて
いる。頂部支持バー120もシュー122・124の配
列を与え、シューとレール部間のギャップと同様にシュ
ー122と124の間隔を保っている。レール断面の内
側に面しているのは、面126・128である。これら
の面はレール10の輪郭に合って、シュー100・11
0のスライドによってギャップgを閉じてレール10・
12の断面形状をもつ空洞を生じている。懸垂シューを
安定させるため、配列ピン130がボルト132・13
4とともに設けられ、支持バー120から銅シュー12
2・124を組み立てさせている。シューは図3の位置
まで動いて、ギャップgを開き、レールの低ベース部で
溶接させる。その後、シュー100・110はギャップ
を閉じるように動き、それぞれレール10・12のウェ
ブ50・50aで溶接させる。後述するように、下部ブ
ロック150はベース40・40aの底42の下に位置
している。上部凹部152はセラミック層154の形で
の絶縁材を収容する大きさで、図3のギャップgの底を
またいでいる。ギャップgの底を閉じるため、図5〜7
に示すバリヤ板Pがある。
【0029】従来、ギャップgでの電気アーク溶接が試
みられたが、プロセスが操作に一致せず、ギャップgで
のフィラー金属の第1または第2層を支持する構造をも
たなかったため、成功しなかった。このギャップは約
1.00インチで、図8に示すように、電極とガスノズ
ルを運ぶガンを収容できる。従来、ギャップがかなり広
くなければならなかったので、そのギャップを均一に埋
めることができなかった。特に、レールの支持のために
重要な底部においてはそうであった。レールはベース4
0でたわみ、大いに応力を受ける。これを解決するた
め、本発明は図5〜7の板Pを用いる。この板Pは、ギ
ャップ内の合金が電極の芯内の金属粉によっなされるの
で、低炭素含有鋼からなっている。板Pは0.050〜
0.300インチの厚みをもっている。実際は、図7の
寸法bで示されている平行端200・202間の幅で、
0.125インチの厚みである。この大きさはギャップ
gの幅aよりもわずかに大きい。よって、板Pは図3の
ようにレールの最下部でレール10・12間にハンマー
によって挟み込まれたように挟み込まれなければなら
な。これにより、板Pは最終幅よりもわずかに狭くさせ
られる。板Pの端200・202の片方あるいは両方を
変形させるこの楔作用により、接地されているレール1
0・12と板Pとの間の電気的接触が保証される。この
位置で、板Pはブロック150の凹部152にある絶縁
材154の頂部にあるブロック150は溶接の間、レー
ル10・12の間ギャップg内に置かれた溶融金属に対
して下部バリヤを与える。図5・6のように、平行端2
00・202はそれぞれ30°傾いた面取り部210・
212を有し、バリヤ板Pの頂面から約0.030イン
チ下から伸びて、それぞれ壁220・222を形成して
いる。これらの壁はギャップgの底でレール10・12
の面に対して曲げられてギャップ底を形成する。図8の
位置に板Pは挟み込まれて、固定される。
【0030】図8において、アーク溶接ガン250は約
1/2インチの直径xをもち、ギャップgは1.00イ
ンチの厚みをもってガン250をギャップg内で動かし
得る。ガン250から連続的に金属芯電極260が突き
出され、電極260はガイド262内に支持されE11
0C−Gタイプの低合金芯電極で高強度である。電極は
リンカーン電気社の外側シールドMC1100を使い得
る。電極260が下に進むと、アークCが板Pと電極2
60の間に生じる。このアークは後述するようにスプレ
ー溶接あるいはパルス溶接に用いられる。シールドガス
Gが標準的なガスシールド・アーク溶接法に従って、ガ
イド262のまわりの通路264から噴出される。板P
の挟み込みにより、接地レールは板Pと緊密に接触す
る。板の上面はアークを受け、板自身は電極260の第
1・第2パスの間、溶接パドルを支持する。この板は操
作開始の間、アークを支持する。絶縁材154によって
ブロック150へのアークの浸透が防がれる。こうし
て、ブロック150は良いヒートシンクを与えるが、銅
を溶接部に移動させない。板Pとセラミック層154に
よって銅の混入が防がれる。アーク始動の間、アークは
比較的厚い板Pを通って燃えない。アークがレール10
・12の間を行ったり来たりするとき、アークは面取り
部210・212のエリアに入り、そのときアークは端
200・202に沿って板Pを貫通する。しかし、電極
からの溶融金属は板Pのこの部分を通って、問題を生じ
ることなく絶縁層に対して流れる。端200・202は
面取りされて電気的接触を生じさせ、アーク溶接の間良
好な接地作用を与える。板はギャップgの底部に挟み込
まれている。シールドガスGはアークCを取り囲み、板
Pは溶接金属に対する下部バリヤを保持する。図10
で、電極260が第1パス、すなわちルートパスRを敷
しめた板P上を初めて通るとき、曲がりくねったパター
ンで行ったり来たりしている。このルートパスからの金
属は板P上に保持され、レール10・12の底部を接合
する溶融金属プールを形成する。
【0031】アーク溶接プロセスはリンカーン電気社の
パワーウェーブ450電源のような高速波形制御可能な
デジタル制御電源を使って達成される。ルートパスR
は、定電圧スプレー溶接によって達成される。図11の
ように、レール10・12のベース40・40a間のギ
ャップの下部に数層がギャップgを横切って置かれてい
る。定電圧法によって数層の金属が置かれた後、電源は
パルスモードに切り換えられ、さらに数層を置く。これ
がギャップgのベース溶接操作をカバーする。その後、
図11Aのように、シュー100・110がレール10
・12のウェブとヘッドでギャップgを囲むように動
く。図3のように、バー120・120aはレールに沿
って横方向にずれている。これにより、シュー100・
110間の上部開口部がガン250を使い続けさせる。
これにより、スプレーモードとパルスモードの間で溶接
プロセスが変化する。両側において、電極260からの
フィラー金属でギャップを埋めるため、ガスシールド・
アーク溶接が行われる。芯金属はギャップg内でフィラ
ー金属を混ぜるために選ばれ、所定の強度と冶金特性を
もつ接合を生じる。
【0032】実際に使われる溶接プロセスを図13に示
す。パルスモードがベース40・40aの頂部44・4
6に隣接して使われる。同様に、パルスモードがヘッド
60の頂面64とフィレ54のエリア内で使われる。ス
プレーモードは開始ルートパスのため、底部で使われ、
溶接の始動とギャップgのルートでのレール接合を保証
する。スプレーモードとパルスモードの組合せが使わ
れ、あるいはスプレーモードが全プロセスに使われる。
スプレーモードは板Pで使われる。
【0033】レール10・12の対向面はフラットであ
るが、片面あるいは両面がわずかに曲がっている場合も
ある。これを図9に示す。ギャップeが板Pとレール1
0の端面の間に作られている。本発明の制限は、電極2
60の直径d−約1/16インチ−がギャップeよりも
大きくなければならず(e<d)、電極260によって
作られるアークが絶縁材154を通って下へ通って行か
ないようにする。この場合でも、板Pを接地させるため
のレール間の接触は依然あり、板Pと接地レールの間の
電気接触は保証される。この説明は、板PがアークCと
ギャップgの下部支持構造の間にバリヤを与えることを
論じるためだけのものである。
【0034】本発明のわずかな変形は、図12において
下部ブロック150がレールのベース40・40aの側
部に隣接して上方に伸びる端板300を有していること
である。絶縁層154は端板300に沿って上方に動く
延長部154aを有し、シュー100・110がギャッ
プgのウェブとヘッドエリアに一緒に動く前に、ギャッ
プ8の下部に溜まった溶融フィラー金属に対する最も外
側のバリヤを与える。
【0035】本発明はギャップgに溜まるフィラー金属
中にスラグがない。本発明はガスシールド法を用い、さ
まざまな電源を使うことによってスプレーモードとパル
スモードの間で変換される。楔作用により、フラッシュ
・バット溶接法の(低い)失敗率に匹敵する(低い)失
敗率をもつ良好な溶接を生じる。バリヤ板Pは消費され
るので、ギャップgのルート部で溶融金属の一部であ
る。金属芯電極がその芯に合金用金属をもっているの
で、バリヤ板Pによって合金用金属が与えられる必要は
ない。
【0036】図14〜19は本発明によるバリヤ板の他
の実施例、およびベースシュー、断熱材、側部モールド
シューの構造変形例を示している。図14〜19におい
て、レール10・12は上記説明したレールと構造的に
同一で、したがって、レール各部の符号も同一のものを
用いる。さらに、側部モールドシュー100・110の
基礎構造は上記説明と同一なので、各部の符号も同一の
ものを用いる。
【0037】図14〜19で、レール10・12のベー
スの底42・42aはそれぞれ側面に伸びる底端400
をもち、底端400は対応するレールベースの対向側端
間の距離に等しい長さを有している(図15・16)。
図16〜18のように、バリヤ板P1はギャップgの側
面方向に伸び、長手対向端402、側面対向端404、
頂面406、および面取り部410を有する底面408
を有している。板P1は面406〜408間が約0.1
25インチ厚みで、各面取り部は頂面406の下に約
0.030インチで始まり下に伸びて約30°の角度で
対応する端404の内側にある。側面対向端404はバ
リヤ板に約1.120インチの幅を与え、これはレール
ベース間のギャップgの幅よりも大きい。凹部412が
頂面406に側端404の内側にかつ対向端の間に設け
られている。各凹部412は頂面406に平行な底壁4
14と、該底壁414に垂直で対向端404に平行な内
側壁416をもっている。内側壁416は約0.995
インチの幅をもつ中央部418を与え、図19のように
ギャップgに受けられる中央部を与える。凹部412は
レール10・12のベース40・40aの隣接部を受
け、底42・42aの下にある側部420を与える。好
ましくは、各凹部412は幅が約0.063インチ、深
さが約0.020インチである。
【0038】各側面対向端は、頂面406と面取り部4
10の間に伸びる側面に外側に開かれた通路422を与
えられている。各通路422は内側壁416に平行な内
壁424と、長手に離れた端壁426を有している。通
路422は、好ましくは側面に互いに整列し、バリヤ板
の端402の1つに隣接し、内側に0.50インチ引っ
込んで対応するレールベースの底端400の端を内側に
位置させる。好ましくは、バリヤ板P1は端402の間
に約6.50インチの長さをもち、これはレールベース
の底端400の長さよりも長い。それにより、端402
からの通路422の間隔は図16のように約0.250
インチ底端400の外端を内側に通させるのに十分であ
る。好ましくは、各通路422は約1.63インチの長
さをもち、約0.103インチの幅をもつ。
【0039】図19のように、断熱材428−セラミッ
ク・タイルが好ましい−がバリヤ板P1の下にその対向
端の間に位置して、バリヤ板を側面方向にまたぎ、側部
420の1つに対応する部分に重なる側部430を有す
る。さらに、銅ベースシュー432が上方に開いた凹部
434を有し、これは断熱材428を収容し、シューに
頂面436を与える。好ましくは、断熱材428はバリ
ヤ板P1の底面408に嵌まる頂面438を与え、対向
側部430に丸い輪郭を与える。側部430の輪郭はポ
ケット440を与える。好ましくは、断熱材428はベ
ースシュー432内に位置し、バリヤ板P1は次に断熱
材上に位置してアセンブリを与えることにより、バリヤ
板がレール底部とベースギャップに対して固定され、予
熱の間、バリヤ板のねじれを予め妨げる。
【0040】ベースシュー432と側部モールドシュー
100・110は、溶接の間、水のようなクーラントを
循環させるための通路を設けられている。図14・15
のように、シュー100の側部122・124とシュー
110の側部122a・124aは垂直に伸びるクーラ
ント通路442を設けられ、入口ライン446を通して
クーラント源(図示せず)に通路をつなぐための入口端
444と、戻りライン450を通してクーラントを戻す
ための出口端448を有している。図14〜16のよう
に、凹部434の底面の下に曲がった通路と、平行な通
路部分452,454,456が設けられ、452と4
54の間および454と456の間にそれぞれ接続部4
58と460がある。曲がった通路は入口端462と出
口端464を有し、それぞれ入口ライン466と出口ラ
イン468を通して、クーラント源(図示せず)に通路
を接続している。
【0041】この実施例に関する溶接法は図1〜13の
実施例に関するそれと同一である。レールが予熱され、
溶接金属のルートパスがギャップをまたいで置かれる。
図16のように、ルートパスはまず通路422をもつバ
リヤ板P1の端から始まり、溶接熱が高められるがバリ
ヤ板を消費するのに必要な温度には達していない時、溶
接金属がルートパスの開始において完全に浸透する。図
19からわかるように、レール底下のポケット440が
溶融金属を通す空間を与え、溶接温度が側部420を消
費するほど十分に高い時、バリヤ板の側部420を通っ
て十分に浸透させる。バリヤ板P1の対向端はレールベ
ースの対応する端部の外側に好ましくは約1/4インチ
伸びて、ルートパスの開始・終了点でそれぞれ溶接流入
・流出エリアを与え、レールベースの全長にわたって高
品質の溶接デポジットを保証する。溶接が完了すると、
余分の溶接金属は粉砕(grinding)などによっ
て除去される。ルートパスはスプレー溶接によってレー
ルベースの広いエリアで高浸透・高熱を許す。水のよう
なクーラントが溶接の間中、ベースシュー432の通路
を通って循環し、溶接金属層がレールのウェブに近づく
と、側部モールドシューが動いてギャップを囲み、クー
ラントが側部モールドシューの各部を循環して、シール
ドガスを流し続けることにより空洞が満たされる。
【0042】図20はバリヤ板P1の変形であるバリヤ
板P2を示している。図20で、バリヤ板P2は外側に
開かれた側部対向通路422Aを余分に設けられ、これ
は通路422と離れて、板の対応する端から互いに約
0.25インチ離れている。それ以外の点は、板P2は
板P1と同じで、図20の符号は図17の符号と同一で
ある。
【0043】図21〜30は本発明の他の実施例を説明
するものである。符号は図1〜13のそれらと基本的に
同じである。図21〜23は溶接の進行中、レール10
・12のウェブ50・50aのエリアで溶接ガン25
0、ギャップgおよび銅シュー122・124の間の空
間関係を示している。ガン250と電極260はレール
10・12の長手方向に関してギャップg内を側面方向
に動く。同時に、ガンと電極は図22・23の矢印50
0のようにギャップgを長手方向に振動する。ギャップ
gは1インチ、ガン250は直径9/16インチで全体
の振動変位が2.6mmで、図21の中心位置からそれ
ぞれ1.3mmずつの変位である。図23のように、ガ
ンと電極の振動によって電極260の溶融フィラー金属
502がウェブ50・50aの長手対向面の間で長手方
向に広げられる。
【0044】図30のレール10の描写からわかるよう
に、レールのベースは底部504と、ウェブ50と頂部
506の間に遷移エリアを与える下ヒレ52をもつ頂部
506からなり、レールのヘッドは上ヒレ54を含むウ
ェブ50の上端の遷移エリア508、中央部510およ
び冠部512からなっている。したがって、接合される
べきレール間のギャップgはこれらのベース、ウェブお
よびヘッド部に対応する各部をもっている。図30から
わかるように、スプレー溶接はレールベースの底部50
4間のギャップにおける第1パスすなわちルートパスに
対してのみ使用され、電極を側方運動の間、縦に振動さ
せながらギャップを横方向に運動させることによって満
たされる。図1〜13の実施例で説明したように、スプ
レー溶接はレールのベースにおいて広いエリアに有利に
高浸透と高熱を行き渡らせる。ルートパスの後、電源は
パルス溶接モードに切り換えられ、電極の縦振動を伴っ
て付加圧力が側方に加えられ、レールベースの頂部50
6間のギャップを埋める。レールのウェブに近づくと、
銅シューがギャップを囲むために使われウェブ間のギャ
ップはパルスモードでシールドガス溶接を続けることに
よって埋められる。
【0045】溶接ガンと電極はレールベースの頂部とレ
ールウェブの間を一定速度でギャップの側方を横切るこ
とにより、溶接金属の連続層がその開始と終了の間で実
質的に均一な垂直厚みをもつ。本発明によれば、溶接プ
ロセスがレールウェブ間のギャップの上端、およびレー
ルヘッドの遷移部間のギャップの下端に達すると、パル
スモードで溶接は続くが、ビーズの置かれ方が変わる。
図24〜28の説明から明らかになるように、ヘッド間
のギャップ内でのビーズの置かれ方は、開始端が終了端
よりも垂直方向に厚く、ヘッドの側部対向端の1つに対
応する端と片持ち梁の関係に置かれ、ヘッドの遷移部間
のギャップ内でヘッド下の開始端と片持ち梁の関係に置
かれるものである。図24で、514はレールウェブ間
のギャップ内に置かれるフィラー金属の最後のビーズの
上面としよう。レールヘッドの遷移部間のギャップ内に
置かれる最初の溶接ビーズWB1はギャップを横切って
側方に伸びるパスに沿って置かれ、ギャップの側部対向
端516と518にそれぞれ隣接する開始端と終了端を
もっている。ビーズWB1はパスの開始端に第1端Sを
もち、パスの終了端に隣接する第2端をもっている。ビ
ーズWB1は第2端Eでよりも第1端Sで垂直方向に厚
く、図25のように第1端でギャップの外端516から
片持ち梁のように外側に伸びる外端CLを有している。
ビーズ輪郭と片持ち梁端が達成される様子は図24とと
もに図25〜27からわかるであろう。図25のよう
に、溶接ガン250と電極260がパスの開始端で端5
16に隣接して最初に位置し、端518に向かって右側
に動く。そのとき、パスの開始端である予め定められた
時間だけ遅らされるあるいは保持されることにより、ア
ークCの力によって図26のように溶接金属が側方およ
び縦に動かされてギャップを埋める。溶接金属がこのよ
うにして広げられている間、アークと銅シューとは接触
せず、シュー124と接触する溶融金属が図24〜27
のように第1端Sの上にスキンSKを形成することに注
意することが重要である。
【0046】パスの開始端で予め定められた保持時間の
後、溶接ガンと電極は図25の開始位置から図24の終
了位置まで動き、与えられた速度で溶接ビーズ輪郭にテ
ーパを与え、第2端Eで第1端Sでよりも垂直方向に薄
くなるようにする。図28からわかるように、第1溶接
ビーズWB1の第2端Eが次の第2溶接ビーズWB2の
第1端Sの位置を形成している。ガンと電極は、開始位
置から終了位置への運動の間、ギャップを縦に振動し、
終了位置にくると停止する。再び、第2溶接ビーズに対
してパスの開始端でガン250と電極260が予め定め
られた時間だけ遅らされ、あるいは保持されて、図28
のように端518の外側に伸びる端CLを与えるため
に、第2溶接ビーズの第1端で溶融フィラー金属が集積
する。その後、振動しながら一定速度で端516に向か
って後退することにより、開始端での遅れ(保持)によ
って第2溶接ビーズWB2に第2端Eでよりも第1端S
で垂直方向に厚い輪郭を与える。図24・25からわか
るように、溶接ビーズが連続して遷移エリア内に垂直に
進むと、溶接ガンはシュー122・124と嵌合し、こ
れにより図28のように溶接ビーズの第2端がギャップ
の中心に側面方向に重なる。そのような嵌合はパスの開
始端で生じ、ガンと電極の運動の遅れによって溶融金属
が広がって第1端で所定のビーズ輪郭を与え、端516
と518の対応する1つに対し片持ち梁の関係を与え
る。図28に図示されていないが、レールヘッド間のギ
ャップの全体は電極を側部対向方向に連続して順々に動
かすことにより埋められる。ギャップの側部対向端のそ
れぞれにおいて、遷移エリアの溶接ビーズの第1端はそ
の下に対して片持ち梁であり、それによってビーズの重
なりに対する支持を最適化し、フィラー金属の強度を最
適化する。同様に、レールヘッド間のギャップの中央部
と冠部における溶接ビーズの第1端が垂直方向に続くこ
とにより、レールの側部対向端にビーズ補強を有利に与
えヘッド部間の溶接強度を最適化する。
【0047】ギャップの各対向端における電極の遅延
(保持)時間は1〜10秒で、好ましくは1.5〜4.
0秒である。図29にギャップの遷移・中央・冠部に関
する好ましい遅延時間をそれぞれ示す。すなわち、遷移
部間のギャップに置かれた溶接ビーズに関する遅延時間
は4.0秒で、好ましくは3.0秒である。この4.0
秒の待ち時間により、溶融金属がシューとレール端の間
の凹部を埋め、片持ち梁のようにしてレール端の外側に
広がる。溶接ビーズがレール中央部間のギャップ内に垂
直に広がると、遅延時間は2.0秒に減り、ギャップ内
の発生熱がますます溶接金属のレールヘッドへの融合を
容易にするので、中央部での開始端の遅延時間は溶融品
質を犠牲にすることなく縮めれられる。同じ理由から、
冠部での遅延時間は1.5秒に縮まる。図29の図示説
明は、図29の左から右に置かれるビーズの第1端での
遅延時間に関するもので、ギャップの対向端におけるビ
ーズの第1端に対しては図示せず、そこでのビーズは図
示したギャップ端に向かって戻って伸びてくる。
【0048】上記遅延時間の後、電極をレール遷移部間
のギャップの側方に4インチ/分の速度で動かし、また
溶接ワイヤの供給を240インチ/分で行うことが好ま
しい。これにより、良好な生産性と溶接品質を保ちなが
ら、遷移域での溶接ビーズ形状を制御できる。レールヘ
ッドの中央部510間のギャップで、好ましい溶接速度
は5.5インチ/分で、溶接ワイヤの供給率は240イ
ンチ/分である。ギャップ内の電極の運動に関しより高
速にすると、溶接冷却率と溶接微小構造を制御しながら
ギャップを効率よく埋めることができる。レールヘッド
の冠部間のギャップを埋めることに関しては、溶接硬度
と最高溶接品質を保つことに注意が必要である。冠部間
のギャップの溶接ビーズは減小されたワイヤ供給率21
0インチ/分および増大された電極速度6インチ/分で
作られる。これにより、冠部の溶接に注ぎ込まれる溶接
熱の量が減り、レールヘッド冠部の適切な硬度レベルを
保つ。
【0049】レールベース40の底部504は好ましく
はスプレー溶接で埋められ、図1〜13のようなバリヤ
板を使われる。スプレー溶接に伴う直接のスムーズな貫
通アークにより、バリヤ板に対しレールベースの底部の
有利な溶融を供給できる。レールベースの頂部506間
のギャップはパルス溶接を使って埋められ、好ましく
は、電極が6インチ/分の速度でギャップ内を側方に前
後に動かされ、溶接ワイヤ供給率は240インチ/分で
なされることにより、良好な生産性と溶接ビーズ形状制
御が得られる。レールのウェブ間のギャップは銅シュー
に入れられ、好ましくは溶接ワイヤ供給率400インチ
/分で埋められる。この供給率により、ウェブ間のギャ
ップが可能な限り早く埋められ、パルス溶接を使うこと
により溶接品質を損なうことなくギャップを素早く埋め
られる。
【0050】以上、実施例とそれに関する好ましい大き
さとパラメータについて相当強調してきたが、他の実施
態様も考えられ、本発明の範囲から逸脱することなく実
施例に幾多の変更を加えることは可能である。したがっ
て、上記説明は単に本発明の例示であってこれに限定さ
れるべきものではないことを明らかに理解すべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】現場で接合されるべきギャップをもつ鉄道レー
ルの斜視図。
【図2】レール端部の断面図。
【図3】ギャップをもつレールの側面図。
【図4】図3の4−4矢視断面図。
【図5】バリヤ板Pの斜視図。
【図6】図5のバリヤ板の一部破断断面図。
【図7】バリヤ板の特性を説明するための側面図。
【図8】アーク溶接開始時における側面図。
【図9】レール間のギャップの平面図。
【図10】ルートパスを説明するための平面図。
【図11】レールベース付近のギャップの溶接を説明す
るための一部破断断面図。図11Aはウェブ付近のギャ
ップの溶接を説明するための一部破断断面図。
【図12】本発明の実施例の1変形を示す一部破断断面
図。
【図13】溶接のスプレーモードとパルスモードを示す
レールの側面図。
【図14】他の実施例よりなるバリヤ板P1に関するレ
ールの側面図。
【図15】図14の15−15矢視断面図。
【図16】図14の16−16矢視一部破断平面図。
【図17】バリヤ板P1の斜視図。
【図18】バリヤ板P1の一部破断断面図。
【図19】図16の19−19矢視断面図。
【図20】さらに他の実施例よりなるバリヤ板P2の斜
視図。
【図21】溶接ガン、電極、レールウェブ、鋼シューの
関係を示す一部破断平面図。
【図22】溶接ガンと電極を示す平面図。
【図23】図21で右から左に見たときの一部破断正面
図。
【図24】ギャップ付近の拡大断面図。
【図25】電極の遅延(保持)を説明するための拡大詳
細断面図。
【図26】図25の平面断面図。
【図27】図26の27−27矢視拡大断面図。
【図28】レール間ギャップを通るレールの縦断面図。
【図29】遅延時間を示すレールヘッドの拡大断面図。
【図30】ギャップのほとんど各部を示すレールの正面
図。
【符号の説明】
10:レール 12:レール 20:枕木 40:下部ベース 50:ウェブ 60:ヘッド 7:リム g:ギャップ W:車輪 P:バリヤ板 100:銅シュー 122・124:懸垂シュー 150:下部ブロック 154:絶縁材 250:溶接ガン 260:電極 C:アーク G:シールドガス R:ルートパス 400:底端 P1・P2:バリヤ板 422:通路 428:断熱材 430:側部 422A:側部対向通路 502:溶融フィラー金属 WB:溶接ビーズ S:第1端 E:第2端 SK:スキン CL:外端 516・518:側部対向端 508:遷移エリア 510:中央部 512:冠部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−235471(JP,A) 特開 平6−23545(JP,A) 特開 平8−281485(JP,A) 特開 平6−304752(JP,A) 特開 昭58−151980(JP,A) 実開 昭56−100292(JP,U) 特公 平4−20706(JP,B2) 特公 昭61−24108(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/038 B23K 9/09 B23K 28/02 B23K 37/06 E01B 29/42

Claims (80)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各レールが底をもつ下部ベース、垂直に
    伸びるウェブおよび上部ヘッドを有し、下部開口部、垂
    直に伸びる側方の末梢開口部および選定された幅をもち
    且つレール同士を接合する鋼で埋められる互いに長手方
    向に間隔があいて横切るギャップをレール間に間隔をあ
    けて有する鋼レールをガスシールド・アーク溶接する方
    法において、 (a)底端の方向に伸びる側部対向端、ベースギャップ
    の選定された幅よりも大きな対向端間の幅、頂・底側部
    および選定された幅に相当する幅をもちバリヤ板の一部
    をなし側部対向端の各々に沿って頂側部内にある凹部を
    もつ細長い鋼バリヤ板を用意し、 (b)ベースギャップ内においてプレート部をベースの
    底から上方に位置させ該凹部が底端に沿ったレールの底
    部を受けるようにバリヤ板を位置させ、そして (c)ガスシールド電気アーク溶接法により前進するフ
    ィラー金属電極からの溶融金属を使って鋼バリヤ板の上
    方でベース、ウェブおよびヘッドギャップを埋める諸工
    程からなることを特徴とするレールの溶接方法。
  2. 【請求項2】 (d)ベースでフィラー金属を使ってベ
    ースギャップを埋めた後、ウェブギャップとヘッドギャ
    ップ側部対向端の上に側部モールドシューを位置させ、
    および (e)ウェブギャップとヘッドギャップを埋める間、側
    部モールドシューを冷却する工程をもつ請求項1の方
  3. 【請求項3】 (f)バリヤ板の底側部の下方に断熱材
    を設け、バリヤ板の方向端と間隔のあいたレール同士の
    ベースの底にオーバーラップさせる工程をもつ請求項1
    の方法
  4. 【請求項4】 (g)ベースでフィラー金属を使ってベ
    ースギャップを埋めた後、ウェブギャップの側部対向端
    とヘッドギャップの上に側部モールドシューを位置さ
    せ、そして (h)ウェブギャップとヘッドギャップを埋める間、側
    部モールドシューを冷却する工程をもつ請求項3の方
  5. 【請求項5】 (i)レール同士のベースの底の下方に
    金属ベースシューを 与え、該ベースシューが上に開いた
    凹部を有して断熱材を収容する工程をもつ請求項3の方
  6. 【請求項6】 (j)フィラー金属を使ってベースギャ
    ップを埋めた後、ウェブギャップとヘッドギャップの側
    部対向端の上に側部モールドシューを位置させ、 (k)少なくともベースギャップを埋める間、ベースシ
    ューを冷却し、そして (l)ウェブギャップとヘッドギャップを埋める間、側
    部モールドシューを冷却する工程をもつ請求項5の方
    法。
  7. 【請求項7】 ガスシールド電気アーク溶接法がマルチ
    パス・アーク溶接法である請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 ガスシールド電気アーク溶接法が、電極
    がギャップを横切るとき、曲がりくねったパスに電極を
    動かす工程をもつアーク溶接法である請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 ガスシールド電気アーク溶接法が主にパ
    ルス溶接法である請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 ガスシールド電気アーク溶接法が、ベ
    ースギャップで使われるスプレー移動法と、パルス溶接
    法の組合せである請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 ガスシールド電気アーク溶接法が、ベ
    ースギャップでのスプレー移動法と、ウェブギャップと
    ヘッドギャップでのパルス溶接法を含む請求項1の方
    法。
  12. 【請求項12】 細長いバリヤ板が低炭素含有鋼からな
    る請求項1の方法。
  13. 【請求項13】 細長いバリヤ板が約0.125インチ
    (0.317cm)の厚みをもつ請求項1の方法。
  14. 【請求項14】 バリヤ板の底がバリヤ板の対向端の各
    々に沿って面取りされている請求項1の方法。
  15. 【請求項15】 バリヤ板の各凹部が約0.063イン
    チ(0.16cm)の幅をもつ請求項1の方法。
  16. 【請求項16】 バリヤ板が約0.125インチ(0.
    317cm)の厚みをもち、各凹部が約0.020イン
    チ(0.051cm)の深さをもつ請求項1 5の方法。
  17. 【請求項17】 (m)ベースギャップを埋めるルート
    パスの間、溶融金属をバリヤ板を横切って流すため、レ
    ール同士の各底端の一端に隣接するバリヤ板の頂側部と
    底側部の間に通路を設ける工程をもつ請求項1の方法。
  18. 【請求項18】 (n)頂面と、バリヤ板の幅よりも大
    きな幅をもつ頂面内に上に開いた凹部をもつ金属ベース
    シューを用意し、 (o)該凹部の幅に相当する幅と、バリヤ板を受ける輪
    郭をもつ上に開いた空洞を有する断熱材を設け、 (p)バリヤ板を断熱材の凹部に位置させ、断熱材をベ
    ースシューの凹部に位置させてベースシュー・アセンブ
    リを与え、そして (q)該アセンブリをレール同士のベースの底に設ける
    工程をもつ請求項1の方法。
  19. 【請求項19】 (r)フィラー金属を使ってベースギ
    ャップを埋めた後、ウェブギャップとヘッドギャップの
    側部対向端の上に側部モールドシューを位置させ、 (s)少なくともベースギャップを埋める間、ベースシ
    ューを冷却し、そして (t)ウェブギャップとヘッドギャップを埋める間、側
    部モールドシューを冷却する工程をもつ請求項18の方
    法。
  20. 【請求項20】 断熱材がセラミックであり、バリヤ板
    の底側部が各対向端に沿って面取りされた端をもち、空
    洞の輪郭が断熱材に該面取りされた端の下にある部分を
    もたせるように用意し、そして (u)ベースギャップを埋めるルートパスの間、溶融金
    属をバリヤ板を横切って流すため、レール同士の各底端
    の一端に隣接するバリヤ板の頂側部を底側部の間に通路
    を設ける工程をもつ請求項18の方法。
  21. 【請求項21】 (v)フィラー金属を使ってベースギ
    ャップを埋めた後、ウェブギャップとヘッドギャップの
    側部対向端の上に側部モールドシューを位置させ、 (w)少なくともベースギャップを埋める間、ベースシ
    ューを冷却し、そして (x)ウェブギャップとヘッドギャップを埋める間、側
    部モールドシューを冷却 する工程をもつ請求項20の方
    法。
  22. 【請求項22】 バリヤ板が約0.125インチ(0.
    317cm)の厚みをもち、各凹部が約0.063イン
    チ(0.16cm)の幅と約0.020インチ(0.0
    51cm)の深さをもち、通路が約0.103インチ
    (0.261cm)の幅と約1.63インチ(4.14
    cm)の長さをもつ請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 断熱材がセラミックで、バリヤ板が対
    向端をもち、バリヤ板の底側部が各対向端に沿って面取
    りされた端をもち、空洞の輪郭が断熱材に面取りされた
    端の下にある部分を持つように与え、さらに、 (y)各対向端に沿って、対向端の一つに内側に隣接し
    て始まり、溶融金属をベースギャップを埋めるルートパ
    スの間、バリヤ板を横切って流れさせる複数の通路を設
    ける工程をもつ請求項18の方法。
  24. 【請求項24】 バリヤ板が対向端をもち、 (z)各対向端に沿ってバリヤ板の頂側部と底側部の間
    で対向端の一つに内側に隣接して始まり、ベースギャッ
    プを満たすルートパスの間、溶接金属をバリヤ板を横切
    って流れさせる複数の通路を設ける工程をもつ請求項1
    の方法
  25. 【請求項25】 バリヤ板が約0.125インチ(0.
    317cm)の厚みをもち、各凹部が約0.063イン
    チ(0.16cm)の幅と約0.020インチ(0.0
    51cm)の深さをもち、各通路が約0.103インチ
    (0.261cm)の幅と約1.63インチ(4.14
    cm)の長さをもつ請求項24の方法
  26. 【請求項26】 ヘッドギャップを埋めることが、パス
    に沿ってフィラー金属のビードを置くため、対向方向の
    対応する一つにおいて開始・終了端をもつパスに沿って
    ヘッドギャップ内を側方対向方向に電極を連続的に動か
    し、予め選ばれた時間だけ各パスの開始端から電極の運
    動を遅らせることからなる請求項1の方法
  27. 【請求項27】 対向方向における電極の運動の間、ヘ
    ッドギャップの長手方向に電極を振動させる請求項26
    の方法
  28. 【請求項28】 ヘッドギャップがウェブギャップから
    伸びる下部遷移部、中央部、および上部冠部を有し、ヘ
    ッドギャップの遷移部、中央部および冠部に 置かれるフ
    ィラー金属のビードに対して時間周期が変化する請求項
    26の方法
  29. 【請求項29】 ヘッドギャップがウェブギャップから
    伸びる下部遷移部、中央部、および上部冠部を有し、さ
    らに、ヘッドギャップの遷移部、中央部および冠部に置
    かれるフィラー金属のビードに対して変化する速度で電
    極を対向方向に運動させる工程をもつ請求項26の方
  30. 【請求項30】 ヘッドギャップがウェブから伸びる下
    部遷移部、中央部、および上部冠部を有し、さらに、ヘ
    ッドギャップの遷移部、中央部および冠部に置かれるフ
    ィラー金属のビードに対して変化する供給率で電極を垂
    直方向に供給する工程をもつ請求項26の方法。
  31. 【請求項31】 ヘッドギャップを埋めることが、ヘッ
    ドギャップの側部対向端の一つに隣接する第1位置で予
    め選ばれた時間電極を保持し、対向端の一つに第1端お
    よび対向端の他方に向かう方向の一端から離れた第2端
    をもつフィラー金属の第1ビードを置くため、第1位置
    から側部対向端の他方に隣接した第2位置へ予め選ばれ
    た速度で電極を動かし、該第1ビードが第1端で第2端
    でよりも垂直厚みが大きく、予め選ばれた時間電極を第
    2位置に保持し、対向端の他方に第1端および対向端の
    一方に向かう方向にある他端から離れた第2端をもつフ
    ィラー金属の第2ビードを置くため、電極を予め選ばれ
    た速度で第2位置から第1位置の上に隣接する第3位置
    へ動かし、該第2ビードが第1端で第2端でよりも垂直
    厚みが大きく、そしてヘッドギャップが埋まるまで上記
    フィラー金属の第1・第2ビードを置く工程をくり返す
    ことを含む請求項1の方法
  32. 【請求項32】 ヘッドギャップが下部遷移部、中央部
    および上部冠部を有し、予め選ばれた時間と予め選ばれ
    た速度が、ヘッドギャップの遷移部、中央部および冠部
    の各々に置かれた第1・第2ビードに関して変化する請
    求項31の方法。
  33. 【請求項33】 レール同士を接合する鋼で埋められる
    ベースギャップ・ウェブギャップおよびヘッドギャップ
    を与えるため互いに長手方向に間隔のあいたレール同士
    を保持するための部材、各ベースの底が側方に伸びる底
    端をもち、該端がある長さをもち、ベースギャップがレ
    ールのベースの底端間にある選ばれた幅をもち、該端の
    方向にある長さ、ベースギャップの選ばれた幅よりも大
    きな幅 および公称厚みをもつ細長い鋼バリヤ板、該バリ
    ヤ板はベースギャップの底に位置し、底端でベースギャ
    ップを閉じるため底端に長手方向に隣接しながら沿って
    レールベースの底部を受けとる凹部を有し、および該バ
    リヤ板の上のベースギャップ、ウェブギャップおよびヘ
    ッドギャップを溶融金属で埋めるための溶接部材、該部
    材は前進するフィラー金属電極を含む、からなる、各レ
    ールが底をもつベース、垂直に伸びるウェブおよび上部
    ヘッドからなる鋼レール、ガスシールド・アーク溶接シ
    ステム。
  34. 【請求項34】 ウェブギャップとヘッドギャップの側
    部対向端の上に側部モールドシューを有する請求項33
    のシステム
  35. 【請求項35】 凹部がバリヤ板にレールベースの底の
    下にある側部、およびバリヤ板の下にわたり、バリヤ板
    の側部とレールベースの底にオーバーラップする断熱材
    をもたせる請求項33のシステム。
  36. 【請求項36】 金属ベースシューが断熱材にわたって
    ベースの底と嵌合し、該ベースシューが断熱材を収容す
    る上に開いた凹部をもつ請求項35のシステム。
  37. 【請求項37】 ウェブギャップとヘッドギャップの上
    にギャップの末梢開口部に伸びる側部モールドシューを
    有する請求項36のシステム。
  38. 【請求項38】 ベースシューとモールドシューを冷却
    する部材を有する請求項37のシステム
  39. 【請求項39】 バリヤ板が低炭素含有鋼からなる請求
    項33のシステム。
  40. 【請求項40】 バリヤ板の長さが底端の長さよりも大
    きい請求項33のシステム。
  41. 【請求項41】 細長いバリヤ板が頂面と底面をもち、
    その間の厚みが約0.125インチ(0.317cm)
    で、各凹部が頂面の下に約0.020インチ(0.05
    1cm)の深さをもち、幅が約0.063インチ(0.
    16cm)である請求項33のシステム。
  42. 【請求項42】 バリヤ板の側部が面取りされている請
    求項41のシステム。
  43. 【請求項43】 凹部がバリヤ板の中央部にレール底部
    からベースギャップ に上方に伸ばさせ、該中央部が底面
    の上に平行な側端をもち、少なくとも1つの通路がバリ
    ヤ板の頂面を底面の間の各側端に沿っている請求項42
    のシステム
  44. 【請求項44】 バリヤ板の長さが底端の長さよりも大
    きく、底端が対向端をもち、各少なくとも1つの通路が
    底端の対向端の共通の1つの内側に間隔のあいた位置で
    中央部の側端に沿って位置する請求項43のシステム。
  45. 【請求項45】 各側端に沿って間隔のあいた複数の通
    路を有する請求項44のシステム。
  46. 【請求項46】 凹部がバリヤ板の中央部にレールの底
    部からベースギャップに外側に伸びさせ、該中央部が底
    端に平行な上方に側端をもち、少なくとも1つの通路が
    バリヤ板の頂面を底面の間に側端の各々にに沿っている
    請求項33のシステム
  47. 【請求項47】 バリヤ板の長さが底端の長さよりも大
    きく、底端が対向端をもち、各通路が底端の対向端の共
    通の1つの内側に間隔のあいた位置で中央部の側端に沿
    って位置する請求項46のシステム。
  48. 【請求項48】 各側端に沿って間隔のあいた複数の通
    路を有する請求項47のシステム。
  49. 【請求項49】 バリヤ板の長さが底端の長さよりも大
    きく、凹部がバリヤ板にレールベースの底の下にある側
    部を持たせ、断熱材をバリヤ板の下にわたしてバリヤ板
    の側部とベースの底にオーバーラップさせ、金属ベース
    シューを断熱材にわたらせてベース底に嵌合させ、該ベ
    ースシューが断熱材を収容するために上に開いた凹部を
    もつ請求項33のシステム。
  50. 【請求項50】 バリヤ板の側部が面取りされ、断熱材
    がバリヤ板の下に嵌合する中央部を有し、対向側部が該
    中央部の外側に伸びてバリヤ板の面取りされた側部の外
    側でレール底に嵌合する請求項49のシステム。
  51. 【請求項51】 凹部がバリヤ板の中央部にレールの底
    端からベースギャップに上方に伸ばさせ、該中央部が底
    端に平行な上方に側端をもち、少なくとも1つの通路が
    バリヤ板の底面と頂面の間の各側端に沿っている請求項
    49のシステム。
  52. 【請求項52】 底端が対向端を持ち、各通路が底端の
    対向端の共通の1つ の内側に間隔のあいた位置でバリヤ
    板の中央部の側端に沿って位置する請求項51のシステ
    ム。
  53. 【請求項53】 各側端に沿って間隔のあいた複数の通
    路を有する請求項52のシステム。
  54. 【請求項54】 バリヤ板の側部が面取りされている請
    求項52のシステム。
  55. 【請求項55】 断熱材がバリヤ板の下に嵌合する中央
    部を有し、対向側部が該中央部の上方に伸びてバリヤ板
    の面取りされた側部の外側にレール底に嵌合する請求項
    54のシステム
  56. 【請求項56】 細長いバリヤ板が頂面と底面を有し、
    その間の厚みが約0.125インチ(0.317cm)
    で、各凹部が頂面の下に約0.020インチ(0.05
    1cm)の深さをもち、幅が約0.063インチ(0.
    16cm)である請求項55のシステム。
  57. 【請求項57】 バリヤ板が低炭素含有鋼からなり、断
    熱材がセラミックからなる請求項56のシステム
  58. 【請求項58】 ウェブギャップをヘッドギャップの側
    部対向の端の上に側部モールドシューを有し、ベースシ
    ューと側部モールドシューを冷却する部材を有する請求
    項57のシステム
  59. 【請求項59】 各側端に沿って間隔のあいた複数の通
    路を有する請求項58のシステム。
  60. 【請求項60】 頂面と底面をもち、底端の方向にある
    長さをもち、側部対向端がベースギャップの幅よりも大
    きな幅と頂面・底面間の公称厚みを与える細長い鋼ボデ
    ーからなり、凹部が上方に開いて対応する側部の外側に
    中央部にそれに沿う側端を与え、該中央部がベースギャ
    ップに受けられ、レールベースの底部の下に側端を置か
    せる幅をもつことを特徴とする各レールが底をもつベー
    ス、垂直に伸びるウェブおよび上部ヘッドからなり、レ
    ール同士が長手方向に間隔のあいたベースギャップ、ウ
    ェブギャップおよびヘッドギャップを与えてレール同士
    を接合する鋼で埋められ、各ベースの底が側方に伸びる
    底端をもち、該端がある長さをもち、ベースギャップが
    レールベースの底端間にある幅をもつ、鋼レール のガス
    シールド・アーク溶接において使われるバリヤ板
  61. 【請求項61】 鋼が低炭素含有鋼である請求項60の
    バリヤ板。
  62. 【請求項62】 細長いボデーが約0.125インチ
    (0.317cm)の厚みをもつ請求項60のバリヤ
  63. 【請求項63】 側端が面取りされている請求項60の
    バリヤ板。
  64. 【請求項64】 凹部が約0.020インチ(0.05
    1cm)の深さと約0.063インチ(0.16cm)
    の幅をもつ請求項60のバリヤ板。
  65. 【請求項65】 細長いボデーがレールベースの底端の
    長さよりも大きな請求項60のバリヤ板
  66. 【請求項66】 さらに、ボデーの各対向端に頂面と底
    面の間に少なくとも1つの側部で外側に開いた通路を有
    し、各通路がボデーの対向する端に沿って伸びる凹部の
    内側に側方に間隔のあいた内壁をもつ請求項60のバリ
    ヤ板。
  67. 【請求項67】 各側部に沿って間隔のあいた複数の通
    路をもつ請求項60のバリヤ板。
  68. 【請求項68】 ボデーの側端が面取りされ、各通路の
    内壁が対応する面取りされた端を横切る請求項67のバ
    リヤ板。
  69. 【請求項69】 細長いボデーが対向端をもち、レール
    ベースの底端の長さよりも長く、底端がボデーの端の内
    側に間隔のあいた端部をもち、少なくとも1つの通路が
    ボデーの共通の一端から間隔があいて、バリヤ板の中央
    部がベースギャップ内に受けられるとき、底端の対応す
    る端の内部に離されて置かれる請求項66のバリヤ板。
  70. 【請求項70】 ボデーの側端が面取りされ、各通路の
    内壁が対応する面取りされた側端を横切る請求項69の
    バリヤ板。
  71. 【請求項71】 ボデーが低炭素含有鋼からなり、約
    0.125インチ(0.317cm)の厚みをもち、凹
    部が約0.020インチ(0.051cm)の深さと約
    0.063インチ(0.16cm)の幅をもつ請求項7
    0のバリヤ板。
  72. 【請求項72】 各端に沿って間隔のあいた複数の通路
    をもつ請求項69のバリヤ板。
  73. 【請求項73】 ボデーの側端が面取りされ、各通路の
    内壁が対応する面取 りされた側端を横切る請求項72の
    バリヤ板。
  74. 【請求項74】 凹部が約0.020インチ(0.05
    1cm)の深さと約0.063インチ(0.16cm)
    の幅をもち、通路が約0.103インチ(0.261c
    m)の幅と約1.63インチ(4.14cm)の長さを
    もつ請求項73のバリヤ板。
  75. 【請求項75】 ボデーが低炭素含有鋼からなり、約
    0.125インチ(0.317cm)の厚みをもつ請求
    項74のバリヤ板。
  76. 【請求項76】 ガスシールド電極アーク溶接法が主に
    マルチパス・スプレー移動法である請求項1の方法。
  77. 【請求項77】 ガスシールド電極アーク溶接法が、ベ
    ースギャップで使われるマルチパス・スプレー移動法
    と、パルス溶接法の組合せである請求項1の方法。
  78. 【請求項78】 ガスシールド電極アーク溶接法が、少
    なくともベースギャップとウェブギャップでのマルチパ
    ス・スプレー移動法である請求項1の方法。
  79. 【請求項79】 ボデーが対向端をもち、各通路が該端
    の共通端から内側に間隔のあいた請求項66のバリヤ
    板。
  80. 【請求項80】 ボデーの側端が面取りされ、各通路の
    内壁が対応する面取りされた側端を横切る請求項79の
    バリヤ板。
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