JP3116196U - 照明用シェード - Google Patents
照明用シェード Download PDFInfo
- Publication number
- JP3116196U JP3116196U JP2005006958U JP2005006958U JP3116196U JP 3116196 U JP3116196 U JP 3116196U JP 2005006958 U JP2005006958 U JP 2005006958U JP 2005006958 U JP2005006958 U JP 2005006958U JP 3116196 U JP3116196 U JP 3116196U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shade
- lighting
- opening
- illumination
- ceramic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Abstract
【課題】 本考案は、光源からの熱や長期間の使用による変色・変形が生じ難い、デザイン性に優れた陶磁器製の照明用シェードを提供することを目的とする。
【解決手段】 光源12に覆設される照明器具用のシェードであって、該シェードが陶磁器で成り、且つ該シェードに透かし彫りによる開口部13が形成されたことを特徴とする照明用シェード1である。
【選択図】 図1
【解決手段】 光源12に覆設される照明器具用のシェードであって、該シェードが陶磁器で成り、且つ該シェードに透かし彫りによる開口部13が形成されたことを特徴とする照明用シェード1である。
【選択図】 図1
Description
本考案は、陶磁器製の照明用シェードに関する。
従来の照明用シェード、特に室内照明用のシェードとしては、樹脂製やガラス製のものが殆どである。中でも樹脂製のシェードは、透光性に優れると共に非常に軽量であるため、シーリングライト、ペンダントライト、スタンドライト等、あらゆる照明器具に広く一般的に使用されている。また、ガラス製のシェードは、透光性・彩色性・デザイン性に優れており、シャンデリア、ペンダントライト等に主に使用されている。
更にその他の照明用シェードとして、例えば木枠に和紙やアクリル板を貼着して和の雰囲気を演出したシェードや、主にスタンドライトに使用される布製のシェード等もある。
照明用シェードは、照明器具と一体となって室内空間の雰囲気作りに多大な影響を与える要素の一つであるが、従来の照明用シェードとしては上述した樹脂製やガラス製ものが殆どであった。従って、照明器具の全体形状は種々のデザインの中から選択できるが、照明器具に係るシェードの素材自体は選択の余地がなかった。
特に、樹脂製シェードは透光性に優れ軽量であるが、その殆どが乳白色のアクリル樹脂製で質感に乏しく、また照明器具の光源からの熱によってシェードに歪みが生じたり、変色したりする問題がある。
また、ガラス製のシェードはデザイン性に優れ高級感を演出できるが、ガラス特有の透明感により暖かみに欠ける。更に、和紙や布製のシェードについても、光源からの熱や長期間の使用による劣化は避けられない。
そこで本考案は、光源からの熱や長期間の使用による変色・変形が生じ難い、デザイン性に優れた陶磁器製の照明用シェードを提供することを目的とする。
即ち、本考案の要旨とするところは、光源に覆設される照明器具用のシェードであって、該シェードが陶磁器で成り、且つ該シェードに透かし彫りによる開口部が形成されたことを特徴とする照明用シェードである。
かかる照明用シェードにおいて、前記シェードの厚みは5〜20mmであることが好ましい。
かかる照明用シェードにおいて、前記シェードの全面に対する前記開口部の割合は20〜80%であることが好ましい。
かかる照明用シェードにおいて、前記開口部は、前記シェードの上端から少なくとも40mmより下方であって、且つ下端から少なくとも20mmより上方の位置に形成されることが好ましい。
かかる照明用シェードにおいて、前記陶磁器は軽量陶器であり得る。
かかる照明用シェードにおいて、前記陶磁器が施釉されて成り得る。
かかる照明用シェードにおいて、前記開口部が、前記シェードの内側から透光性を有する紙、合成樹脂板、ガラス板の何れかで塞がれてもよい。
本考案によると、シェード部が陶磁器製であるため、照明器具に係る光源からの熱や長期間の使用による変色・変形が生じ難い照明用シェードが提供できる。
また、本考案によると、デザイン性に優れ、趣のある照明用シェードが提供できる。
以下、本考案の態様を図面に基づいて説明するが、本考案の態様は以下に示したものに限定されない。
図1に、本考案の照明用シェードの実施形態を示す。本実施形態に係る照明用シェード1は、例えば同図に示すようなペンダントライト10、即ち天井11から吊設される照明器具に好適に採用し得るシェードであって、電球や蛍光灯等の光源12に覆設されるものである。この照明用シェード1は陶磁器で成り、且つ透かし彫りによって開口部13が形成されている。具体的には、まず原料となる粘土或いは陶土を轆轤により成形して照明用シェード1の原形となる略円錐台形状の成形品を作製し、この成形品に透かし彫りによって開口部13を形成する。そして、この開口部13が形成された成形品を乾燥・焼成することによって、本実施形態に係る照明用シェード1が得られる。なお、照明用シェード1には、その下縁により円形の開口14が形成されており、照明用シェード1で覆われた光源12からの光によって、ペンダントライト10の下方が照らされる。また、照明用シェード1の頂上部にも、光源13を取り付けるための開口15が形成されている。
ここで、照明用シェード1に形成される開口部13について、まず照明用シェード1の全面に対する開口部13の割合(以下、「開口率」という。)は特に限定されないが、投光性・照明用シェード1の軽量化等の観点から、開口率を20〜80%とすることが好ましい。開口率が20%未満であると、照明用シェード1が重くなると共に、照明用シェード1によってペンダントライト10の上方や周辺を照らすための光が殆ど遮られるため、天井11や周囲の壁面が暗くなり室内照明としてはあまり好ましくない。一方、開口率が80%を超えると、照明用シェード1の強度不足を招く恐れがあると共に、照明用シェード1の作製も非常に困難となる。
また、開口部13の形成位置について、まず照明用シェード1の上端から開口部13の上端までの上部間隔Hは40〜100mmとすることが好ましい。即ち、開口部13を照明用シェード1の上端から少なくとも40mm空けて形成することによって、照明用シェード1の強度を確保することができる。一方、照明用シェード1の下端から開口部13の下端までの下部間隔Lは20〜100mmとすることが好ましい。即ち、開口部13を照明用シェード1の下端から少なくとも20mm空けて形成することによって、照明用シェード1の強度を確保することができると共に、照明用シェード1を得るための開口部13が形成された成形品の乾燥・焼成工程に於いて、当該成形品の破損を防止することができる。以上より、開口部13は、照明用シェード1の上端から少なくとも40mmより下方であって、且つ照明用シェード1の下端から少なくとも20mmより上方の位置(範囲内)に形成されることが好ましい。
以上、本実施形態に係る照明用シェード1について詳述したが、本考案の照明用シェードは上記の態様に限定されない。例えば、開口部13の形状、即ち透かし彫りによって照明用シェード1に形成される模様の態様は図示した幾何学的模様に限定されず、ペンダントライト10が吊設される室内空間の雰囲気、使用者・作製者の趣味・趣向等に合わせて種々の態様を採用することができる。
また、照明用シェード1の厚みWは特に限定されるものではないが、照明用シェード1の強度確保・軽量化等の観点から5〜20mmとすることが好ましい。
更に、本考案の照明用シェードは、軽量陶器で作製されることが特に好ましい。陶磁器製品は比較的重量が重くなるため、ペンダントライト10のように天井11から吊設される照明器具に於いては照明用シェード1の軽量化も重要な課題となるが、本考案の照明用シェードを軽量陶器で作製することにより、開口部13の形成と相俟って、照明用シェードの軽量化が図られる。なお、軽量陶器で成る照明用シェードは、成形品を作製する際に、例えば原料となる粘土或いは陶土に発泡剤を混入する、或いは成形品の焼成時に消失する粉体(樹脂粉体等)を混入する、といった方法によって得ることができる。
また、本考案の陶磁器で成る照明用シェードは素焼きのものであっても良く、或いは施釉されて成るものであっても良い。素焼きの照明用シェードであれば、素朴で温かみのある室内空間を演出することができ、施釉されて成る照明用シェードであれば、照明用シェードに高級感が付加され、素焼きの照明用シェードとは違った趣のある室内空間を演出することができる。
以上のように、本考案の照明用シェードは陶磁器製であるため、照明用シェードが光源からの熱や長期間の使用によって変色・変形する恐れがない。また、照明用シェードに係る開口部の形状や焼成方法の違いによって、種々のデザイン性に優れた照明用シェードを提供することができる。
なお、本考案の照明用シェードは上記の態様に限定されず、例えば本考案の照明用シェードに係る開口部が、照明用シェードの内側から透光性を有する紙(和紙等)や合成樹脂板(アクリル板等)、ガラス板等で塞がれてもよい。開口部を例えば和紙、アクリル板、ステンドグラス等で塞ぐことによって、開口部から発散する光源からの光が和らげられ、上述した各種態様とはまた趣の異なる照明用シェード、更には当該照明用シェードを備えた照明器具を提供することができる。
また、本考案の照明用シェードの外形状は図1に示した円錐台形状に限定されず、例えば円柱状、角柱状、角錐台状、球帯状等が挙げられる。
更に、本考案の照明用シェードは図1に示したペンダントライト用に限定されず、スポットライトやスタンドライトといった他の照明器具のシェードとして採用することができる。
以上、本考案の照明用シェードについて説明したが、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。
1:照明用シェード
12:光源
13:開口部
H:上部間隔
L:下部間隔
W:厚み
12:光源
13:開口部
H:上部間隔
L:下部間隔
W:厚み
Claims (7)
- 光源に覆設される照明器具用のシェードであって、
該シェードが陶磁器で成り、且つ該シェードに透かし彫りによる開口部が形成されたことを特徴とする照明用シェード。 - 前記シェードの厚みが5〜20mmである請求項1に記載の照明用シェード。
- 前記シェードの全面に対する前記開口部の割合が20〜80%である請求項1又は請求項2に記載の照明用シェード。
- 前記開口部が、前記シェードの上端から少なくとも40mmより下方であって、且つ下端から少なくとも20mmより上方の位置に形成された請求項1乃至請求項3の何れかに記載の照明用シェード。
- 前記陶磁器が軽量陶器である請求項1乃至請求項4の何れかに記載の照明用シェード。
- 前記陶磁器が施釉されて成る請求項1乃至請求項5の何れかに記載の照明用シェード。
- 前記開口部が、前記シェードの内側から透光性を有する紙、合成樹脂板、ガラス板の何れかで塞がれた請求項1乃至請求項6の何れかに記載の照明用シェード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005006958U JP3116196U (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 照明用シェード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005006958U JP3116196U (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 照明用シェード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3116196U true JP3116196U (ja) | 2005-12-02 |
Family
ID=43278422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005006958U Expired - Fee Related JP3116196U (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 照明用シェード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116196U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200116651A (ko) * | 2019-04-02 | 2020-10-13 | 이향구 | 사중 투각 구조를 갖는 도자기의 제조 방법 |
-
2005
- 2005-08-25 JP JP2005006958U patent/JP3116196U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200116651A (ko) * | 2019-04-02 | 2020-10-13 | 이향구 | 사중 투각 구조를 갖는 도자기의 제조 방법 |
KR102214957B1 (ko) | 2019-04-02 | 2021-02-09 | 이향구 | 사중 투각 구조를 갖는 도자기의 제조 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
NZ520431A (en) | Lamp | |
KR100940942B1 (ko) | 내부광원에 의한 측면 장식발광이 이루어지게 한 천정용 조명등 | |
JP3116196U (ja) | 照明用シェード | |
KR200398985Y1 (ko) | 다양한 모양과 색상이 표출되는 전등갓 | |
KR20080066404A (ko) | 다양한 색상의 조명등이 설치되는 슬림형 조명등기구 | |
US20040027827A1 (en) | Illuminated fans & light fixtures | |
CN205299385U (zh) | 装饰蜡烛 | |
KR101642288B1 (ko) | 굴절 및 반사광을 이용한 광 장식 효과를 갖는 천정 조명등용 커버체 | |
JP2006127885A (ja) | 照明器具 | |
KR200456219Y1 (ko) | 조명등 | |
JPH05205509A (ja) | 照明用シェード、照明装置及びそのシェードの製造方法 | |
KR200468543Y1 (ko) | 투톤 칼라로 조사되는 엘이디 조명등 | |
KR200211851Y1 (ko) | 전등용 갓 | |
KR200282540Y1 (ko) | 전등갓 | |
KR101562231B1 (ko) | 이중 장식광이 연출되게 한 천정등 | |
CN202719582U (zh) | 装饰用陶瓷烛台 | |
CN209130652U (zh) | 一种提高光利用率的新型吸顶灯 | |
JPH04123708A (ja) | 照明ランプ | |
CN2085902U (zh) | 可调色彩灯具 | |
KR200393289Y1 (ko) | 천정 등기구 | |
KR200356406Y1 (ko) | 분할원반에 의한 천장용 조명등의 결합구조 | |
KR100715258B1 (ko) | 천정등 | |
JP3106768U (ja) | 照明器具 | |
CN204127893U (zh) | 一种可发光的吊灯底座 | |
KR200382069Y1 (ko) | 장식기능을 갖는 조명등 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |