JP3115353U - 脳波強制誘導装置。 - Google Patents

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進 水上
剛 久保
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株式会社エス・エス・シイ
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Abstract

【課題】体の外から特定の周波数のパルス電流により刺激し、脳波をその周波数に誘導する事ができる脳波強制誘導装置を提供する。
【解決手段】人体頭部にパルス電流を通電する装置1において、パルス電流をアルファ波領域(8〜13Hz)・シータ波領域(4〜7Hz)・デルタ波領域(0.5〜4Hz)中の特定の周波数のものに選択可能とする。
【選択図】図1

Description

この考案は人体の頭部に微弱なパルス電流を通電することにより、脳波へパルスを誘導する装置に関する。
従来、人体の頭部に微弱なパルス電流を通電する装置が公知であった(特許文献1、2)。上記の従来技術は本願考案の考案者及び出願人が関与した実用新案出願であるが、それを実施した製品は180Hzのパルス電流を人体頭部に付与することにより、脳内の血液量及び酸素消費量を急激に増加させることを企図していた。
一方、音や光の刺激により人体にアルファ波を誘引する装置が公知であった(前者のものとしては例えば特許文献3、後者のものとしては例えば特許文献4)。
実公平4−12995号公報 実用新案登録第3069229号公報 実用新案登録第3036212号公報 特開平11−111023号公報
しかしながら、前者の従来技術はパルス電流を付与することにより筋肉に電気的刺激を与えてマッサージ効果を生じさせ、脳内の血液量及び酸素消費量の増加などを図ることを目的としたものであり、パルス電流の周波数に関しては何ら解明されていなかった。
又、後者の従来技術は間接的であり、直ちに所定の効果を得られない問題点があった。
本願考案の考案者らは、前記の従来技術を実施した180Hzの周波数のパルスを発生する装置をベースに、脳神経学者達のこれまでの臨床報告書等を参考に周波数及び電流が及ぼす脳への影響を様々な観点から実験応用してきた結果、脳内の特定した脳波の周波数に対し、頭骨外部(こめかみ部・耳部など)からの特定の周波数を通電する事により、半強制的に脳波にゆらぎを起こし、脳細胞すべてに共振共鳴を起こさせ誘導することを想起し、本願考案に至った。
即ち、この考案の脳波強制誘導装置は人体頭部にパルス電流を通電する装置において、パルス電流をアルファ波領域(8〜13Hz)・シータ波領域(4〜7Hz)・デルタ波領域(0.5〜4)中の特定の周波数のものに選択可能としたことを特徴とする
この考案の装置は、人体頭部に微弱電流を通電可能な+電極と−電極を、頭部(こめかみ及び耳部)の左右に装着させ、人体を媒介して電流を通電する装置であり、アルファ波領域(8〜13Hz)・シータ波領域(4〜7Hz)・デルタ波領域(0.5〜4Hz)中の特定の周波数を選択して通電する。
人間は、常に色々な情報を周囲から受け取りながら日常生活を営んでおり、その情報としては、視覚・聴覚・触覚などに代表される様々な知覚が挙げられる。これらは目、耳、手足などから入った刺激が情報として末梢神経を伝わり、さらにいくつかの神経核(神経細胞)をリレーして脳内に伝わるものであるが、その過程で、次々と神経核が電気的な興奮を示す。この電気的な興奮を頭の骨の表面に置いた電極から微弱な電位変化として検出したものを誘発電位といい、これは、あたえられる刺激により、光では視覚誘発電位、音では聴覚誘発電位、痛覚では体性感覚誘発電位と呼ばれている。これらの誘発電位を応用した脳誘発電位検査(体の外から刺激して脳内の反応を調べる)があるが、この考案は、体の外から特定の周波数のパルス電流により刺激し、脳波をその周波数に誘導する事を目的としたものである。
この考案の装置によれば、脳内及び顔面筋もしくは神経細胞(神経核)に微弱な特定の周波数の電気刺激をダイレクトに通電する事により、脳細胞にゆらぎが生じる。特定した周波数に脳波をあわせていく事により脳波は、その周波数に同調・共鳴する事となり、従来の光・音のように電気信号に変換される事を必要としないため、短時間でかつ効率的な効果が期待できる。
又、最近の脳の研究において、10Hzのアルファ波領域の周波数は、セロトニンの生成および、回転率を高めることが解明された。10Hzの周波数の電磁波を脳に送ると、脳幹下部の細胞が反応することが期待できる。又、0.5Hzのデルタ波領域の超低速波のように、脳細胞すべてを共振させ、刺激し、それらにバランスをもたらす電流もある。様々な国の脳科学者達の論文をひもとくと、周波数(パルス)の刺激が脳細胞及び脳内神経伝達物質等に及ぼす影響を様々な表現で著していることがわかる。これらの専門的な細胞への影響や神経伝達物質の増加等の研究は、本考案として論ずる論拠はないが、少なくとも、周波数(パルス)の頭骨および耳部等から脳内及び眼球内部の外眼筋・眼輪筋・毛様体筋等の筋肉への刺激および経絡への刺激等により、末梢神経・自律神経等に及ぼす影響は、突き詰めれば連動している脳細胞への刺激、脳内の血流量及び酸素量等に華々しく作用する事は明らかとなっている。
以下、この考案の具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。図1はこの考案の脳波強制誘導装置の電気回路を示すブロック図である。この装置はパルス電流を発生する装置本体1と、人体に装着するための電極7A、7Bからなる。上記の装置本体1は筐体内にパルス電流を生成するパルス発生部2と、操作部4からの操作によりパルス発生部に対して特定の周波数の矩形型波形のパルスを生成させる制御部3を収容し、筐体表面には上記制御部の操作スイッチや摘みの他に、パルスの周波数や時間を表示する表示部5が配される。又、制御部3は操作部からの操作によりパルス電流の通電時間や電流の強さも制御する。この考案においては、発生するパルス電流の周波数としてはアルファ波領域の13Hz、10Hz、8Hzより若干長い7.8Hz、シータ波領域の5.4Hz、デルタ波領域の0.5Hzを選択可能としている。
前記の各周波数のパルス電流による人体への想定される効果を表1として下記する。
(表1)
┌─────┬───────────────────────────────┐
│13Hz │目の周り、顔面筋が揺れ動き、大変心地よい刺激を感じ、リラクゼー│
│ │ション効果を実感できる。 │
├─────┼───────────────────────────────┤
│10Hz │ストレス解消効果。脳内神経伝達物質セロトニンの生成及び回転率を│
│ │高める。 │
├─────┼───────────────────────────────┤
│7.8Hz│学習力、集中力、想像力を養う。 │
├─────┼───────────────────────────────┤
│5.4Hz│アルファ波からシータ波へ誘導する。瞑想状態へ導ける。分析・創造│
│ │・学習能力等が向上する。 │
├─────┼───────────────────────────────┤
│0.5Hz│超低速波。脳細胞すべてを共振させ、刺激し、それらのバランスをも│
│ │たらす。 │
└─────┴───────────────────────────────┘
電極7A、7Bはコード6を介して装置本体1から延長され人体に装着される。これらの電極7A、7Bはマイナス及びプラスに対応しているが、後記するようにヘッドフォーン状の装着具に支持される関係上、人体に対する左右の装着方向が固定されるので、ここでは操作部4からの操作によりプラス、マイナスを反転可能としている。
図2は前記の電極7A、7Bを人体に装着するための装着具10の具体例を示す図である。ここでは装着具10は人体の頭部にワンタッチで着脱できるように湾曲したアームの両端に皮膚への接触部12A、12Bを配したヘッドフォーン状に構成される。接触部12A、12Bは図3に示すように導電ゴムからなる外層11A、11Bの中に電極を7A、7Bを積層した構成よりなり、人体への肌触り及び密着性を向上しつつ、導電性を確保している。
以上の脳波強制誘導装置は、装着具10の接触部12A、12Bを人体の頭部のこめかみや耳の前部に接触させてパルス電流を印加することにより、人体を媒体としてパルス電流が通電される。そして、パルス電流は人体の筋肉層、皮膚表面を通電するため、人体内部の筋肉は振動し、振動する事により細胞が共鳴する。又、脳はフィルターを持っていて、有害物質の侵入を防いでいるが、電気刺激は、血脳関門に左右されずに脳組織に届き、副作用も生じない。
尚、この実施例においては装置本体1内に収容したリズム音発生部8と装置本体外に開口したスピーカー9により、1/f型の特性のゆらぎに基づくリズム音を発生するようにしている。その結果、リラックス効果を高めながら、パルス電流による脳波の誘導を図ることが可能となる。
この考案の脳波強制誘導装置の電気回路を示すブロック図。 同上、電極の装着具の斜視図。 同上、電極の装着具の要部の断面図。
符号の説明
1 装置本体
7A、7B 電極
10 装着具

Claims (3)

  1. 人体頭部にパルス電流を通電する装置において、パルス電流をアルファ波領域(8〜13Hz)・シータ波領域(4〜7Hz)・デルタ波領域(0.5〜4Hz)中の特定の周波数のものに選択可能としたことを特徴とする脳波強制誘導装置。
  2. 人体頭部への通電はこめかみ及び耳の前部に接触させた電極から行う請求項1記載の脳波強制誘導装置。
  3. 1/f型の特性のゆらぎに基づくリズム音を発生する手段を有する請求項1又は2に記載の脳波強制誘導装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3129187U (ja) * 2006-11-24 2007-02-08 株式会社エス・エス・シイ 脳波強制誘導装置。
JP2011258342A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Sanken Electric Co Ltd 照明装置及び照明装置の制御方法
JP2018038747A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 国立研究開発法人情報通信研究機構 脳律動周波数変調装置
JP2018069004A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 雅哉 堀内 α波を発信伝達する機器
JP2020124572A (ja) * 2016-10-31 2020-08-20 グロスウェイブ株式会社 α波発振ネックレス

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