JP3114994U - お茶だし用器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】日本茶葉から美味しいお茶を得るための簡便なお茶だし用器具を提供する。
【解決手段】お茶だし用器具10は、漉し網3を、その底の凹部31内に急須1の底に設けた回転突起12を挿入して、急須1内に載置する。そして、回転器具2をその下面に取り付けた蓋11を、上部開口から急須1に固定することによって組み立てられる。適当な温度のお湯を急須に注いだのち、回転器具2の押圧ハンドル21を軽く押し付けることによって、漉し網3は回転し、自然のお茶だしとともに、漉し網3内に収納された茶葉に遠心力が作用して、お茶だしが促進され、短時間に、所望の濃さのお茶を得ることができる。
【選択図】図4

Description

本考案は、各種のお茶、とくに、日本茶を美味しくたてるのに適したお茶だし用器具に関する。
通常、緑茶などの日本茶は、茶葉を急須内にセットした漉し網に入れ、その上から湯を注いでお茶出しされて飲用に供されている。
従来から、そのお茶を美味しくするための工夫として、お湯の温度を調整したり、二番煎じの状態で飲んだり、さらには、急須に湯を注いだ後、茶葉の成分が溶け出すまで待って希望する濃さにすることなど種々の方策が採られている。
例えば、特許文献1には、希望の濃さのお茶を得るための手段として、急須の蓋に明けた穴にスプリング付きの作動棒を挿入し、その作動棒を押し付けることによって急須内に設けた茶葉を入れた漉し網を押し付け、茶葉の成分の溶け出しを促進するようにした茶器セットが開示されている。
特開2004−8784号公報
この提案された茶器セットは、得られたお茶を早く濃くするための手段としては効果があるが、これによって、甘み成分のテアニン以上に、渋みをもたらすカテキンやタンニンが溶出してしまい、本当に美味なお茶を得るための手段となり得るかは疑問がある。
本考案の課題は、日本茶葉から美味しいお茶を得るための簡便な手段を提供することにある。
本考案は、急須等のお茶だし容器の中の茶葉にお湯を注した状態で、茶葉に遠心力を与えることによって抽出されたお茶はきわめて美味であるという現象に着目して完成した。
すなわち、本考案は、急須等のお茶だし容器内に取り付けた漉し網内の茶葉に遠心力を与えることによってお茶だしする用具である。
本考案のお茶だし用器具を使用して、茶葉に遠心力を与えて得られたお茶は極めて美味である。これは、日本茶の美味しさをもたらすものは、とくに茶葉の成分中のアミノ酸の一種であるテアニンであり、お湯に浸された茶葉に回転力を与えることによって、このテアニンが多量に放出され、他方、お茶に苦さをもたらすカテキンやタンニン酸は、このような回転力によって茶葉から分離される量が極めて少ないことによるものと思われる。
本考案において、お茶だし容器とは、一般に家庭用とか茶会で使用される急須に限らず、いわゆる、お茶を点てる機能を有する容器であれば良く、陶器、金属製、合成樹脂等任意の材質のものが使用できる。
回転器具としては、家庭用の野菜の水切りに使用されている押し込みバネ式や回転ハンドル式等の簡単なもので充分で、毎分百回程度の回転数で充分であるが、通常の電動式の回転器具を使用することもできる。
茶葉の種類、質、粉、巻きの有無の形態の如何を問わず、また、使用するお湯の温度に関係なく美味いお茶を抽出できる。
本考案のお茶だし容器として、家庭用の急須を適用し、並ランクの茶葉を用いてお茶だしした実施例に基づいて本考案の実施の形態を説明する。
図1は本考案の一実施例に係るお茶だし用器具10を分解して示す。
図1はその構成部材を示す。同図に示すように、本考案のお茶だし用器具は、急須1と急須の蓋11の中央の開口に挿入した回転器具2と茶葉を収納するための漉し網3とからなる。
急須1には、その内底面中心に漉し網の回転のための突起12が設けられ、その蓋11の中央には、押しハンドル21によって作動する回転器具2を挿入するための開口が設けられている。
図2は、この蓋11の中央開口から挿入された回転器具2の機構を断面によって示す。 回転器具2には、押しハンドル21の下方周面にバネ機構22を内蔵した外側ケース23と中心部分に螺旋状ガイド機構24が設けられている。その螺旋状ガイド機構24の先端には回転子25が設けられ、この回転子25は、急須の蓋11の下面に配置された回転板26と一体的に連結されている。さらに、この回転板26の先端には、漉し網を係止するための係止突起27が設けられている。この回転器具2は、このような機構を有するので、押圧ハンドル21をバネ機構22に抗して押し下げることによって、螺旋状ガイド機構24は先端の回転子25を回転せしめ、これによって回転子25に連結された回転板26も回転する。
図3は押圧ハンドル21を最下点に押し下げた状態を示す。この押圧ハンドル21を最下点に押し下げる過程で回転子25とともに、これに連結された回転板26は一方向に回転する。また、この図3に示すハンドルの最下点に至ったとき、その押圧をやめると、バネ機構22の弾性が作用して、螺旋状ガイド機構24は、押圧の場合とは逆向き、すなわち、図2に示す位置に戻る。この螺旋状ガイド機構24の戻りの過程で、回転子25は押圧の場合と逆向きに回転し、それとともに、回転板26も逆方向に回転する。このように、この回転装置の場合、押圧ハンドル21を下方向に押し下げるだけで、正逆の方向に回転板26は回転し、後述のように、これに連結した漉し網を正逆二方向に回転させることができる。
図1に戻って、3は本考案で使用する漉し網の外観を示す。この漉し網3の底には、急須の底に設けた回転突起12を装着する凹部31が設けられ、また、その上部リング32には、図2に示す回転板26の先端の係止突起27と係止する部材33が設けられている。
図4は、図1に示す部材を組み立てた本考案のお茶だし用器具10に、お湯を注いで、漉し網3を回転してお茶を点てている状態を示す。
お茶だし用器具10は、先ず、漉し網3を、その底の凹部31内に急須の底に設けた回転突起12を挿入して、急須1内に載置する。そして、回転器具2をその下面に取り付けた蓋11を、上部開口から急須1に固定することによって組み立てられる。
30℃〜50℃の適当な温度のお湯を急須に注いで、3分程度お茶の成分を自然浸出させて、湯飲みに注いだのち、回転器具2の押圧ハンドル21を軽く押し付けることによって、漉し網3を回転させて漉し網3内に収納された茶葉に遠心力を作用させ、お茶出しが促進され、所望の濃さのお茶を得た。
図5は、本考案のお茶だし用器具によって、一番多く消費される並煎茶の茶葉2グラムを70mlの湯水を使用して得られたお茶の浸出時間と湯水の温度の条件を変えて官能試験を行った結果を示す。
その結果、渋みは湯水の温度が高くなれば多くなるが、甘みは湯水の温度とは余り関係なく浸出され、試飲した全員が美味具合が増大することを認めた。
図6は、本考案の他の実施例に係るお茶だし用器具10を断面によって示す。また、図7は図6に示すお茶だし用器具の回転器具2の詳細を断面によって示す。先の実施例では、押圧ハンドル21の操作によって回転器具2を作動させ漉し網3を回転させるようにしたが、この実施例では回転ハンドル28の操作によって回転器具2を作動させ漉し網3を回転させるようにしている。
回転ハンドル28は急須の蓋11の側面に設けた開口から挿入され、その先端には図7に示すように回転ギア29が固定されている。一方、回転子25の先端側には回転ギア29にかさ歯車機構により噛み合うギアが形成されており、これによって、水平軸周りの回転ギア29の回転を垂直軸(回転子25)周りの回転に変換するようにしている。すなわち、回転ハンドル28を回転させることにより、回転子25が回転し、これに連結された回転板26及び漉し網3が回転する。
なお、図6の実施例では、回転ハンドル28を急須の蓋11の側面に設けたが、回転ハンドルを急須の蓋11の上面に設け、この回転ハンドルの回転を回転子25に直接伝達するようにしてもよい。
図8は、図6の実施例の変形例である。図7の実施例は、回転ハンドルに代えて電動モーターMを使用し、この電動モーターMを作動させて漉し網3を回転させるようにしたものである。なお、電動モータ(電動手段)による回転器具の駆動方式はこの実施例に限定されず、例えば、回転子25に直接電動モータの駆動軸を連結してもよい。また、電動モータの回転数を何段階かに調節可能としたり回転方向を変更可能としてもよい。また、他の駆動方式として、回転子に紐を巻き付けてこれを引っ張ることにより回転させるようにすることもできる。
これらの実施例によっても、先の実施例と同様の作用効果を奏することができる。
本考案は、通常の日本茶のみならず、紅茶、ハーブ茶、コーヒーその他にも適用できる。
本考案の実施例に係るお茶だし用器具の構成部材を外観によって示す。 本考案のお茶だし用器具に使用される回転器具の例を示す。 図2の回転器具の作動状態を示す図である。 本考案のお茶だし用器具の全体構成を断面によって示す。 本考案のお茶だし用器具を使用して得たお茶の官能試験結果を示す。 本考案の他の実施例に係るお茶だし用器具を断面によって示す。 図6に示すお茶だし用器具の回転器具の詳細を断面によって示す。 図6の実施例の変形例を示す。
符号の説明
1 急須 11 蓋 12 回転用突起
2 回転器具 21 押圧ハンドル 22 バネ機構
23 外側ケース 24 螺旋状ガイド機構
25 回転子 26 回転板
27 係止突起 28 回転ハンドル
29 回転ギア
3 漉し網 31 回転用凹部 32 リング
33 係止部材
10 本考案のお茶だし用器具

Claims (5)

  1. お茶だし容器内に取り付けた茶葉用の漉し網を回転可能とし、漉し網内に収納した茶葉を遠心力を与えてお茶だしするお茶だし用器具。
  2. お茶だし容器の蓋に、回転器具を取り付け、お茶だし容器内に取り付けた茶葉用の漉し網を回転可能とした請求項1に記載のお茶だし用器具。
  3. 回転器具が押圧ハンドルによって作動する請求項2に記載のお茶だし用器具。
  4. 回転器具が回転ハンドルによって作動する請求項2に記載のお茶だし用器具。
  5. 回転器具が電動手段によって作動する請求項2〜請求項4のいずれかに記載のお茶だし用器具。
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