JP3114566U - 難燃性材の伝播燃焼窯 - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅の敷地や個人が所有する空き地で発生した木や竹などを細切りしたチップや雑草あるいは籾殻など難燃性材を、手軽にかつ安心して焼却できる燃焼窯を提供する。
【解決手段】難燃性材2を収容する上部開放型の耐熱窯1と、難燃性材2の燃焼高さに追従して昇降可能な燃焼用空気供給パイプ3からなる難燃性材の伝播燃焼窯である。
【選択図】図1

Description

本考案は、木や竹などを細切りにしたチップや籾殻、鋸屑などの様な燃え難い廃棄処分材を焼却する燃焼窯に関するものである。
人が住み着けばそこでの生活から家庭ゴミ、可燃性ゴミ、不燃性ゴミなど何らかのゴミを発生し、ゴミ処理の必要性が出てくる。ゴミ処理対策は、先ずゴミの発生を出来るだけ減容化する事、次に発生したゴミを分別しリサイクルに有効活用し処理対象ゴミを減量する事が必要である。また焼却して残ったゴミは、捨て場あるいは埋立処分場の環境を確保しながら処分しなければならない。全国の自治体もゴミ問題を深刻に受け止め、事業ゴミや粗大ゴミについては有料化、家庭から排出される生ゴミについても有料化を促しつつ、水分の多いゴミまで燃焼可能とする火力の高い大型焼却炉を設置し、大量のゴミを処理する様になった。また大量の生ゴミを排出するホテル、病院、給食産業向けに対しては、特開平7−120148号公報、特開平10−235325号公報など多くの特許公報で紹介される様に、生ゴミを通性嫌気性微生物による乳酸発酵で処理しコンポスト化する生ゴミ処理装置も開発されている。しかしながら、家庭から出た生ゴミは自治体が頒布する有料指定袋で安価に処理されるため、高額な生ゴミ処理装置を購入する必要性がなく、生ゴミ処理装置で大量に製造されたコンポストの処理に悩む必要もなかった。
問題は、ゴミ化された木々などの処理である。個人が所有する広大な土地に植えられた木々から枯れ落ちた枝、庭木の剪定作業で切り落とされた生枝、刈り取られた雑草や藁、脱穀した後の籾殻などは、その殆どが自治体のゴミ焼却場で処分される事がなく、風の強い日を避けた昼間の空き地の地べたに積み上げ、監視しつつ定置燃焼(焚き火)したりまた伝播燃焼(蒸し焼き)して焼却処分するのが現実である。これは簡単に行える焼却処分であっても、火の威勢が落ち燻り始めた途端に噴出する黒い煙で環境を汚染し、時には突然に吹く強い風に煽られて舞い上がる火の粉を消し落とす作業の問題がある。天候によっては危険の伴う焼却処分作業でもあった。
特開平7−120148号公報 特開平10−235325号公報
本考案は、家庭の敷地や個人が所有する空き地で発生した木や竹などを細切れにしたチップや雑草あるいは籾殻など燃え難い廃棄処分材すなわち難燃性材を、自治体が保有する大型焼却炉に依らず、上記した問題点を解消する事を目的とすると共に手軽にかつ安全に焼却処分する燃焼窯を提供するものである。
その要旨は、難燃性材を収容する上部開放型の耐熱窯と、上部側を開放自在な蓋を設けた空気導入口とし下部側を空気導出口としかつ前記難燃性材の燃焼高さに追従して昇降可能な燃焼用空気供給パイプから構成される難燃性材の伝播燃焼窯である。
上記した本考案の難燃性材伝播燃焼窯に依れば、耐熱窯に収容された木や竹などのチップや籾殻などの難燃性材の内部に燃焼用空気を供給しながら、該難燃性材を時間を掛け徐々に蒸し焼きにするため、煙が大量に立ち登る事もなく、風の強い日でも安心して安全に焼却処分する特長がある。また難燃性材がチップ化された竹材であれば、耐熱窯の底部に誘導用パイプを接続するだけで、焼却中に生成する竹酢を収集する事も容易である。
以下、本考案の難燃性材伝播燃焼窯について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施例を断面図で示す。図1において、1は耐熱窯である。耐熱窯1は、周囲の壁や底が耐熱製金属あるいは耐熱製金属二重鉄皮層の間隙内に耐火煉瓦や耐熱性セラミックファイバーを充填して構成された上部開放型の耐熱容器で、容器内に木や竹などを細切りにしたチップや雑草あるいは籾殻など難燃性材2を収納する。耐熱窯1の構造や形状については、特に限定するものでないが、伝播熱効率の利点から長尺形状の窯が好ましい。また難燃性材2の大きさや収納量についても特に限定するものでなく、耐熱窯1の大きさに応じて任意に選択すればよい。3は、燃焼用空気供給パイプである。燃焼用空気供給パイプ3は、上部側に開閉自在な蓋4を設けた空気導入口5としまた下部側を空気導出口6とし、かつ前記難燃性材2の燃焼高さに追従して昇降可能(矢印)に設けられている。蓋4は、開閉度合いを調整する事によって、難燃性材2が燃焼するに必要な空気の供給量を自由にコントロールする事ができる。すなわち、燃焼用空気供給パイプ3は、耐熱窯1に収容した難燃性材2が燃焼する位置に必要な空気が供給できる様に、上方側に昇降用の駆動モーターやラック機構など一般に使用される昇降電動駆動装置や簡単な手動駆動装置8が設けらている。また必要によっては耐熱窯1で難燃性材2の伝播燃焼を促す場合、図2で示す様に、燃焼用空気供給パイプ3の難燃性材側に環形状の供給空気流出防止板7を設けてもよく、燃焼用空気を強制的に導入(供給)してもよい。また難燃性材2の焼却中に降る雨による消火を防止するために、耐熱窯1と燃焼用空気供給パイプ3の隙間を閉塞する開閉蓋を設けてもよい。
上記の様に構成された本考案の難燃性材伝播燃焼窯は、耐熱窯1に浅く収容された難燃性材2を紙または少しの油で点火し、充分に燃焼し始めた段階で難燃性材2を継ぎ足しながら上方側から燃焼用空気供給パイプ3を降下し、該燃焼用空気供給パイプ3の空気導出口6が難燃性材2に没入した時点で停止する。燻り始めた難燃性材2の内部は、燃焼用空気供給パイプ3から局部的に供給される空気によって一部が蒸し焼き状態で燃焼し、煙量も少なく、徐々に伝播燃焼域を拡げていく。本考案は、耐熱窯1に収容され難燃性材2を伝播燃焼しながら焼却するため、火災を引き起こす事もなく安全に焼却処分する事ができる。しかしながら、着火している以上絶対に安全とは言えず、不定時の監視を怠ってはならない事は当然である。
以上の述べた様に本考案の伝播燃焼窯は、簡単な構造で難燃性材を安全に焼却する事ができるため、収穫を終えた広い田畑な空き地で多く使用する事ができる。
難燃性材を収容したときの本案の一実施例を、断面図で示す。 本考案における燃焼用空気供給パイプの一実施例を、断面図で示す。
符号の説明
1 耐熱窯
2 難燃性材
3 燃焼用空気供給パイプ
4 蓋4を設けた
5 空気導入口
6 空気導出口

Claims (1)

  1. 難燃性材を収容する上部開放型の耐熱窯と、上部側を開閉自在な蓋を設けた空気導入口とし下部側を空気導出口としかつ前記難燃性材の燃焼高さに追従して昇降可能な燃焼用空気供給パイプから構成する事を特徴とする難燃性材の伝播燃焼窯。
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