JP3114523U - 「ミウラ折り」転写シート - Google Patents

Abstract

【課題】平板の状態で販売されている地形図を使用する個人によって簡単に、一気に、且つ迅速に全面展開・収納できる形態にできる転写シートの提供。
【解決手段】一つの角２を挟む２辺３・４で接合した２枚の合成樹脂シートに折り目を付けておき、折り目の谷折り部分をヘラ等で押圧することによって、その間に挟んだ地形図を「ミウラ折り」することができる。これにより同地形図の全面展開・収納が迅速に行われるようになる。
【選択図】図１

Description

本考案は、国土地理院の地形図を簡単に、かつ小部数「ミウラ折り」するためのものである。

技術背景

国土地理院の地図を野外で使用する場合、一気に全面が展開、および収納できる畳み方としては「ミウラ折り」が存在するが、その畳み方は簡単ではない。

国土地理院の地図は、登山・旅行など屋外で使用する地図として普及しているが、平板の状態で販売されている。野外で使用する地図を一気に、かつ迅速に全面展開・収納できる畳み方として、「ミウラ折り」が存在するが、その折り方は簡単とはいえない。プレス機等の機械を用いれば簡単に折ることは出来るが、個人の使用に適しているとはいえない。地図を使用する者が個人的に、かつ簡単に「ミウラ折り」が出来れば、平板の状態で販売されている国土地理院の地図の展開・収納を迅速に行うことができる。

本考案は、折り型をつけた２枚の合成樹脂シート間に地図を挟み、ヘラ等で折り型の谷折り部分を押圧することによって、国土地理院の地形図に、簡単に「ミウラ折り」の折り目を転写することにより問題点を解決している。

上述のように、本考案の「ミウラ折り」転写シートは、国土地理院の地形図を簡単に「ミウラ折り」出来る。それも、必要な図面に関してのみ係る折り方が出来るので個人的な使用に適している。

長方形を呈する２枚のシートは、ひとつの角で接する２辺で接合されており、この角の内側に合わせて地形図を挿入することにより、折り目を付ける位置が決められる。間に挿入した地形図が正しい位置にあるか確認できるため、シートは透明または半透明の素材を用いる。シートに付けられた谷折りの線をヘラ等で押圧し折り目を地形図に転写するため、シートは折り型を保持でき、かつヘラで押圧が可能なやや軟質な素材を用いる。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１は透明もしくは半透明の合成樹脂等適宜素材によって形成されたシートで、２の角を挟む３・４の辺で上下２枚のシートが連結し、２枚のシート自体に「ミウラ折り」の折り目が付けられている。

本考案の一実施例は上記の如き構成からなるもので、使用する際は２枚のシート間に地形図を挿入する。この際地形図は２の角にぴったり内接するように挿入する。しかる後、厚紙・机上に敷くマット等のやや軟質の平坦面上で、シートに付けられた折線の、谷折り部分をヘラ等で押圧することにより、シートに付けられた折り型を地形図に転写する。

本考案の「ミウラ折り」転写シートの一実施例を示す透視図である。 本シートの使用状態の透視図である。

符号の説明

１ シート本体
２ 地形図挿入の際、最奥となるべき角
３ 上下のシートが接合されている辺

Claims (1)

1. 国土地理院発行の地形図の大きさに合わせた２枚の合成樹脂製シートに折り型を付けておき、間に挟んだ地図にその折り目を写すことによって、手軽に国土地理院発行の地形図を「ミウラ折り」出来るようにする「ミウラ折り」転写シート。

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