JP3114441U - 魚類捕獲具 - Google Patents
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Abstract
【課題】カニのみならず、エビ、魚等をも好ましく捕獲し、かつ、一旦捕獲したものを脱出させないようにした魚類捕獲具を提供する。
【解決手段】カゴ状体1と、該カゴ状体1に設けられた開口部7と、該開口部7を常時開いた状態に保持する弾性手段と、一端を該開口部7に関連させた紐体13とを備え、該紐体13を引いたときに該紐体13が該弾性手段の力に効して該開口部7を閉じるようにしたことを特徴とする魚類捕獲具。前記紐体13を引いたときに該紐体13の戻りを阻止する戻り止め手段を備えさせる。
【選択図】図1
【解決手段】カゴ状体1と、該カゴ状体1に設けられた開口部7と、該開口部7を常時開いた状態に保持する弾性手段と、一端を該開口部7に関連させた紐体13とを備え、該紐体13を引いたときに該紐体13が該弾性手段の力に効して該開口部7を閉じるようにしたことを特徴とする魚類捕獲具。前記紐体13を引いたときに該紐体13の戻りを阻止する戻り止め手段を備えさせる。
【選択図】図1
Description
本考案は、魚類捕獲具に関するものであり、海、川、湖等の水中に投入して魚、カニ、エビ等を捕獲するようにした魚類捕獲具に係るものである。
魚類捕獲具としては、カゴ状体にカニが外部から押したときに開口する入口を備えさせてなるカニ捕獲具が知られている。
実開平6−31452号公報は、非透光性の素材で形成された有底筒状の基体と、該基体の底部側に設けられた通水部と、該基体の開口部側に設けられ、先端部には出入口が設けてある反転自在な網筒体と、該網筒体の該基体内への収納、固定及び外部への反転が容易にできるようにした操作紐とを備えた魚類捕獲装置を開示している。
実開平6−31452号公報
上記従来のカニ捕獲具においては、カニを捕獲することはできるものの、魚を捕獲することができない。けだし、魚はカゴ状体の外部から入口を押して開口することがないからである。
一方、上記従来の魚類捕獲装置においては、出入口より基体内に入った魚類が該出入口より脱出するおそれがある。
本考案は、上記従来のカニ捕獲具及び魚類捕獲装置における上述の如き問題を解決し、カニのみならず、エビ、魚等をも好ましく捕獲し、かつ、一旦捕獲したものを脱出させないようにした魚類捕獲具を提供しようとしてなされたものである。
上記課題を解決するために、本考案は、下記の魚類捕獲具を提供する。
(1)カゴ状体と、該カゴ状体に設けられた開口部と、該開口部を常時開いた状態に保持する弾性手段と、一端を該開口部に関連させた紐体とを備え、該紐体を引いたときに該紐体が該弾性手段の力に抗して該開口部を閉じるようにしたことを特徴とする魚類捕獲具(請求項1)。
(2)前記紐体を引いたときに該紐体の戻りを阻止する戻り止め手段を備えさせる(請求項2)。
[考案の作用]
[請求項1の考案]
魚類捕獲具を使用する際には、カゴ状体内に適宜の餌を入れた状態で該魚類捕獲具を海、川、湖等の水中に投入し、紐体の他端を使用者の近傍に位置させておく。カニ、エビのみならず、魚も、餌に誘引され、常時開いている開口部を通ってカゴ状体内に入る。そこで、使用者が紐体を引いてカゴ状体を引き上げるのである。紐体を引いたときには該紐体が弾性手段の力に抗して開口部を閉じるため、カゴ状体内に入ったカニ、エビ、魚等がカゴから脱出するおそれはない。
[請求項1の考案]
魚類捕獲具を使用する際には、カゴ状体内に適宜の餌を入れた状態で該魚類捕獲具を海、川、湖等の水中に投入し、紐体の他端を使用者の近傍に位置させておく。カニ、エビのみならず、魚も、餌に誘引され、常時開いている開口部を通ってカゴ状体内に入る。そこで、使用者が紐体を引いてカゴ状体を引き上げるのである。紐体を引いたときには該紐体が弾性手段の力に抗して開口部を閉じるため、カゴ状体内に入ったカニ、エビ、魚等がカゴから脱出するおそれはない。
[請求項2の考案]
使用者が紐体を引き続けている間は、紐体が弾性手段の力に抗して開口部を閉じているのであるが、紐体の引きを停止したときでも、紐体は戻り止め手段により戻りが阻止されるため、開口部が弾性手段の力により開くおそれはない。
使用者が紐体を引き続けている間は、紐体が弾性手段の力に抗して開口部を閉じているのであるが、紐体の引きを停止したときでも、紐体は戻り止め手段により戻りが阻止されるため、開口部が弾性手段の力により開くおそれはない。
[請求項1の考案]
開口部は弾性手段により常時開いた状態に保持されるため、カニのみならずエビ、魚等も該開口部よりカゴ状体内に入る。
開口部は弾性手段により常時開いた状態に保持されるため、カニのみならずエビ、魚等も該開口部よりカゴ状体内に入る。
カニ、エビ、魚等がカゴ状体内に入ったときには、紐体を引くことによりカゴ状体の開口部が閉じるため、カゴ状体を引き上げる際にカニ、エビ、魚等がカゴ状体から逃げ出すおそれはない。
[請求項2の考案]
使用者が紐体を引いた後、紐体の引きを停止したときでも、紐体は戻り止め手段により戻りが阻止されるため、開口部が弾性手段の力により開くおそれはない。従って、使用者が紐体を引いた後、紐体の引きを停止したときでも、カニ、エビ、魚等がカゴ状体から逃げ出すおそれはない。
使用者が紐体を引いた後、紐体の引きを停止したときでも、紐体は戻り止め手段により戻りが阻止されるため、開口部が弾性手段の力により開くおそれはない。従って、使用者が紐体を引いた後、紐体の引きを停止したときでも、カニ、エビ、魚等がカゴ状体から逃げ出すおそれはない。
符号1に示すものはカゴ状体である。カゴ状体1は、一例として、フレーム3に合成樹脂等の網5を張設してなるものである。図1に示すカゴ状体1は略直方体であるが、カゴ状体1の形状は如何なるものであってもよい。
カゴ状体1には開口部7を設ける。開口部7は、形状の如何を問わない。
開口部7を常時開いた状態に保持する弾性手段9を設ける。図2における符号10に示すものは、常時開いている開口部7を通過する魚である。
弾性手段9は、一例として複数本のゴム紐とする。即ち、開口部7の周縁部材11と網5との間にゴム紐9を取り付け、各ゴム紐9の力により開口部7の周縁部材11が常時開いた状態に保持されるようになす。図3参照。
一端13aを開口部7に関連させた紐体13を設け、該紐体13を引いたときに該紐体13が弾性手段9の力に抗して開口部7を閉じるようになす。
即ち、一例として、紐体13の一端13aをループ状となし、該ループ状の一端13aを開口部7の周縁部材11と各ゴム紐9とに関連させる。図3参照。
符号15に示すものは紐体13の挿通環である。挿通環15はカゴ状体1のフレーム3に取り付けられる。
紐体13を引いたときに該紐体13の戻りを阻止する戻り止め手段17を備えさせることが望ましい。
戻り止め手段17は、一例として、図4、図5に示すように、紐体13に略円錐状体19を取り付け、該略円錐状体19は紐体13の前記一端13a側より他端13b側に向って徐々に細径となるように形成し、紐体13を他端13b方向に引いたときに該略円錐状体19は挿通環15を当該他端13b方向には通過するが、一旦挿通環15を通過した後は該挿通環15を逆方向には通過し得ないようにしてなるものとする。
カゴ状体1には、図6に示すように、カニ21が外部から押したときに開口する入口23を備えさせてもよい。
1 カゴ状体
3 フレーム
5 網
7 開口部
9 弾性手段
10 魚
11 周縁部材
13 紐体
13a 一端
13b 他端
15 挿通環
17 戻り止め手段
19 略円錐状体
21 カニ
23 入口
3 フレーム
5 網
7 開口部
9 弾性手段
10 魚
11 周縁部材
13 紐体
13a 一端
13b 他端
15 挿通環
17 戻り止め手段
19 略円錐状体
21 カニ
23 入口
Claims (2)
- カゴ状体と、該カゴ状体に設けられた開口部と、該開口部を常時開いた状態に保持する弾性手段と、一端を該開口部に関連させた紐体とを備え、該紐体を引いたときに該紐体が該弾性手段の力に抗して該開口部を閉じるようにしたことを特徴とする魚類捕獲具。
- 前記紐体を引いたときに該紐体の戻りを阻止する戻り止め手段を備えさせたことを特徴とする請求項1に記載の魚類捕獲具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005273U JP3114441U (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | 魚類捕獲具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005273U JP3114441U (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | 魚類捕獲具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3114441U true JP3114441U (ja) | 2005-10-27 |
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ID=43276752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005005273U Expired - Fee Related JP3114441U (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | 魚類捕獲具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114441U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016149978A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 一般財団法人沖縄美ら島財団 | 魚類捕獲装置 |
-
2005
- 2005-07-06 JP JP2005005273U patent/JP3114441U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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