JP3114158U - 茶道教室用の茶室 - Google Patents

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Abstract

【課題】茶室の空間を有効利用し、一度に複数の受講者に対する教授を可能とし、空間と人材を有効利用する事かできる茶道教室用の茶室の提供を図る。
【解決手段】室内の床面が畳1、2で構成され、その畳のうち少なくとも1枚の畳の一部を切欠して形成された炉を備えた茶室において、上記の床面を構成する畳が、茶室の中央に位置する畳1と、その周囲に位置する畳2とから構成され、茶室の中央に位置する畳1の一部を切欠して、複数の炉6が形成されたものである。4畳半及び6畳の茶室にあっては、中央の1枚の畳1に、2つの炉6、6を切り、8畳の茶室にあっては中央の2枚の畳に炉を切ることが望ましい。
【選択図】 図1

Description

本願考案は、茶室、特に、茶道を教授するのに適した茶道教室用の茶室に関するもである。
特開2000−27463号公報 実公平7−1467号公報
従来より、茶室には、畳の一部を切欠して形成された炉が、1個だけ形成されているのが常識であり、また、茶道の流儀にも適うものであるとされていた。実用新案登録文献1や2では茶室に関して新たな提案がなされているものの、炉を1個だけ設けるという茶室の基本概念に沿ったものでしかなかった。そのため、茶道教室などで受講者に茶道を教授する場合にあっても、炉は1室に1個と決まっていたものであった。
ところが、このような茶室にあっては、一度に多くの受講者が来た場合には対応できず、多くの受講者が漫然と時間待ちをするといった光景も見られたものである。また、一人の先生に対して、一度には一人の受講者しか教えることができないため、先生の有効利用と言った面からも、経済的であるとは言えなかった。
そこで本願の請求項1に係る考案は、室内の床面が畳で構成され、その畳のうち少なくとも1枚の畳の一部を切欠して形成された炉を備えた茶室において、上記の床面を構成する畳が、茶室の中央に位置する畳と、その周囲に位置する畳とから構成され、茶室の中央に位置する畳の一部を切欠して、複数の炉が形成されたものであることを特徴とする茶道教室用の茶室を提供することにより、上記の課題を解決する。
本願の請求項2に係る考案にあっては、請求項1に係る茶室において、茶室が4畳半又は6畳の畳数を有するものであり、茶室の中央に位置する1枚の畳に2個の炉が設けられたものであり、この中央の畳の1本の対角線上にある2つの角に上記の炉がそれぞれ設けられたことを特徴とする茶道教室用の茶室を提供する。
本願の請求項3に係る考案にあっては、請求項1に係る茶室において、茶室が8畳の畳数を有するものであり、茶室の中央に位置する2枚の畳に4個の炉が設けられたものであり、この中央の2枚の畳で構成される正方形の4つの角に上記の炉がそれぞれ設けられたことを特徴とする茶道教室用の茶室を提供するものである。
なお、本願考案において、茶道教室用の茶室とは、お稽古場、茶道場など、名称の如何を問わず、茶道の練習や指導を行うための茶室を意味する。
本願の考案は、一つの茶室に複数個の炉が切られているため、茶室の空間を最大限に有効利用でき、また、一人の先生で複数の受講者に対する教授を一度に行うことができ、人材の有効利用を図ることができる。さらに、空間と人材を有効利用する事かできるため、例えば、教室を予約制にして、予約の時間に受講者が来室すると、待たずに受講することができるようなシステムを採ることも容易になる。また、請求項2又は3に記載の茶室にあっては、炉が、茶室の略中央の点を中心点として、点対称に配置されることとなるため、先生及び受講者の双方にとって理解しやすく練習し易い茶道の教授が実現するものである。
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態を説明する。
図1は、本願考案の第1の実施の形態に係る茶室の平面図である。この茶室は、4畳半の茶室であり、茶室中央に配置された畳1を半畳の畳とし、その周囲に一畳の畳2を4枚配置したものである。この茶室には、亭主の出入り口となる茶道口3と、客の出入り口となる躪口4とが、異なる壁面に設けられており、必要に応じて床5が設けられている。また茶室の外には水屋(図示せず)が設けられている。
中央の畳1には、畳を切欠して2つの炉6、6が切られている。この例では、正方形の茶室の1本の対角線s上に、2つの炉6、6が設けられたものである。言い換えると、中央の1枚の畳1には、向かい合う2つの角に1個ずつの炉6が切られている。
茶道の練習にあっては、亭主aが炉6に対して斜めに座り、点てた茶tを、亭主aから見て、炉6の右側に出すものとされている。また、水差し、建水などの茶器kは、亭主aから見て、亭主aの左側に置くものとされている。本願考案にあっては、上記のような炉6、6の配置としたため、このような茶道の原則を崩すことなく、亭主aは茶を点てることができ、また、客bは、適宜出された茶tを頂戴することができる。
受講者は、亭主a、aの役として、炉6の前で茶を点てることができ、客b、bとして点てられた茶を喫することができる。また先生は、客の一人として座るようにしてもよく、周囲の畳2の適宜位置(主として、2人の亭主a、aに等しい距離の位置)にて、指導を行うことによって、同時に2組の主客に、指導をなすことができる。さらに、一方の炉6を先生が使用し、他方の炉6を受講者が使用して、向かいあって指導を行うこともできる。いずれの場合にあっても、炉6、6は、茶室の略中央の点を中心点として、点対称に配置され、主客も点対称で配置されて茶を点てるため、一方の側が他方の側を見ても不自然な感じを与えることなく、また、相手の動きを自分の動きとして見ながら茶を点てることもできるため、先生及び受講者の双方にとって理解しやすい茶道の教授が実現するものである。
図2は他の実施の形態を示すもので、この茶室は、6畳の茶室であり、茶室中央に配置された畳1を一畳の畳とし、その周囲に一畳の畳2を5枚配置したものである。その他は先の実施の形態と同様であり、3は茶道口、4は躪口、5は床を示すものである。
中央の畳1には、畳を切欠して2つの炉6、6が切られている。この例でも、中央の1枚の畳1には、向かい合う2つの角に1個ずつの炉6が切られているもので、長方形の茶室の1本の対角線s上に2つの炉6、6がそれぞれ設けられたものである。この茶室の場合にあっても、上記の茶室と同様、炉6、6は、茶室の略中央の点を中心点として、点対称に配置されているため、先生及び受講者の双方にとって理解しやすい茶道の教授が実現するものである。
図3はさらに他の実施の形態を示すもので、この茶室は、8畳の茶室であり、茶室中央に2枚の一畳の畳1、1が配置され、その周囲に一畳の畳2を6枚配置されたものである。その他は先の実施の形態と同様であり、3は茶道口3、4は躪口、5は床の間を示すものである。
中央の2枚の畳1には、各畳に2つ、合計4つの炉6が切られている。この例では、2枚の中央畳1、1を一組として、その4つの角に1個ずつの炉6が合計4個切られているもので、長方形の茶室の2本の対角線s、sのそれぞれに2つの炉6、6が設けられたものである。この茶室の場合にあっても、上記の茶室と同様、4つの炉6は、茶室の略中央の点を中心点として、点対称に配置されているため、先生及び受講者の双方にとって理解しやすい茶道の教授が実現するものである。
このように、部屋の大きさに応じて、炉の数も変更して実施可能である。炉の配置は、2つの炉の関係が斜め向かい(一方の炉の亭主から見て右斜め向かい)となるように配置することが望ましいが、例えば、6畳の場合において、中央の畳1の隣合う2つの角に1個ずつ合計2個の炉を設けるなど、複数の炉を平行に配置してもよい。また各炉には、切り取られた畳で蓋をすることができるようにしておくことは、従来の茶室と同様に可能である。
本願考案の第1の実施の形態に係る茶室の平面図である。 本願考案の第2の実施の形態に係る茶室の平面図である。 本願考案の第3の実施の形態に係る茶室の平面図である。
符号の説明
1 中央の畳
2 周囲の畳
6 炉
s 対角線

Claims (3)

  1. 室内の床面が畳で構成され、その畳のうち少なくとも1枚の畳の一部を切欠して形成された炉を備えた茶室において、
    上記の床面を構成する畳が、茶室の中央に位置する畳と、その周囲に位置する畳とから構成され、
    茶室の中央に位置する畳の一部を切欠して、複数の炉が形成されたものであることを特徴とする茶道教室用の茶室。
  2. 茶室が4畳半又は6畳の畳数を有するものであり、茶室の中央に位置する1枚の畳に2個の炉が設けられたものであり、この中央の畳の1本の対角線上にある2つの角に上記の炉がそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項1記載の茶道教室用の茶室。
  3. 茶室が8畳の畳数を有するものであり、茶室の中央に位置する2枚の畳に4個の炉が設けられたものであり、この中央の2枚の畳で構成される正方形の4つの角に上記の炉がそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項1記載の茶道教室用の茶室。
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