JP3114119B2 - 立体映像表示装置 - Google Patents
立体映像表示装置Info
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- JP3114119B2 JP3114119B2 JP11144301A JP14430199A JP3114119B2 JP 3114119 B2 JP3114119 B2 JP 3114119B2 JP 11144301 A JP11144301 A JP 11144301A JP 14430199 A JP14430199 A JP 14430199A JP 3114119 B2 JP3114119 B2 JP 3114119B2
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- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体映像の表示方
法および立体映像表示装置に関する。
法および立体映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、立体映像表示方法としては、
下記の方法がある。 (1) 立体ディスプレイにはレンチキュラ板、イメー
ジスプリッタ、又は立体眼鏡で視差画像を提示して、両
眼視差で生じる作用を用いるステレオ法が、最も一般的
に用いられている。 (2) 三次元の空間像を生成する立体ディスプレイと
しては、ホログラフィと体積走査法の2つの方法があ
る。 (3) 体積走査型の立体ディスプレイとしては、可変
焦点光学系及びディスプレイ自体を動かす方法が知られ
ている。上記の体積を走査する方法は、奥行き方向の解
像度を粗くできるので、ホログラフィに比べると、デー
タ量を低く抑えることができる。
下記の方法がある。 (1) 立体ディスプレイにはレンチキュラ板、イメー
ジスプリッタ、又は立体眼鏡で視差画像を提示して、両
眼視差で生じる作用を用いるステレオ法が、最も一般的
に用いられている。 (2) 三次元の空間像を生成する立体ディスプレイと
しては、ホログラフィと体積走査法の2つの方法があ
る。 (3) 体積走査型の立体ディスプレイとしては、可変
焦点光学系及びディスプレイ自体を動かす方法が知られ
ている。上記の体積を走査する方法は、奥行き方向の解
像度を粗くできるので、ホログラフィに比べると、デー
タ量を低く抑えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
立体映像表示方法の内、(1)の方法では、実際の立体
像を見る場合と眼のピント調整が異なるので、観察者の
眼が疲労しやすいという問題がある。また、多方向から
の映像を同時に映し出すことができないという欠点もあ
る。従って、複数の観察者が、同時に同じ立体像を鑑賞
することはできない。
立体映像表示方法の内、(1)の方法では、実際の立体
像を見る場合と眼のピント調整が異なるので、観察者の
眼が疲労しやすいという問題がある。また、多方向から
の映像を同時に映し出すことができないという欠点もあ
る。従って、複数の観察者が、同時に同じ立体像を鑑賞
することはできない。
【0004】次に、(2)の方法に就いては、ホログラ
フィは、光の波面を記録・再生するので、奥行き解像度
が非常に高い反面、データ量が膨大になるという欠点が
ある。それ故、遠隔地の立体映像をリアルタイムで通信
すること、及び映像をディジタルデータとして、保存す
ること等が極めて困難となる。
フィは、光の波面を記録・再生するので、奥行き解像度
が非常に高い反面、データ量が膨大になるという欠点が
ある。それ故、遠隔地の立体映像をリアルタイムで通信
すること、及び映像をディジタルデータとして、保存す
ること等が極めて困難となる。
【0005】更に、(3)の方法では、可変焦点光学系
を動かす方法については、安定に動作させるのが難しい
という問題点があり、他方、ディスプレイ自体を動かす
方法は、物理的な駆動系が必要になるので、動作安定性
の問題の他に消費電力及び騒音の問題も生じる。
を動かす方法については、安定に動作させるのが難しい
という問題点があり、他方、ディスプレイ自体を動かす
方法は、物理的な駆動系が必要になるので、動作安定性
の問題の他に消費電力及び騒音の問題も生じる。
【0006】本発明は、上記の課題を鑑みて成されたも
ので、以下の3つの条件を満たす立体映像表示方法及び
その装置を提供することを、目的としている。 [1]実際に空間像を生成し、複数の視点からの同時鑑
賞を可能にする。 [2]通信及びデータ保存を可能にするために、奥行き
方向の解像度を抑えた空間走査方法を用いる。 [3]物理的な駆動系を廃し、安定な動作を提供する。
ので、以下の3つの条件を満たす立体映像表示方法及び
その装置を提供することを、目的としている。 [1]実際に空間像を生成し、複数の視点からの同時鑑
賞を可能にする。 [2]通信及びデータ保存を可能にするために、奥行き
方向の解像度を抑えた空間走査方法を用いる。 [3]物理的な駆動系を廃し、安定な動作を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る立体映像表示装置(1)は、光透過
状態と光吸収状態を表示画素単位で電子的に切り替えら
れる第1液晶スクリーン(11a)と、光透過状態と光
散乱状態とを表示画素単位で電子的に切り替えられる第
2液晶スクリーン(11b)とを積層し、第2液晶スク
リーンで光散乱状態とした画素の観察者側に位置する第
1液晶スクリーンの各表示画素を光透過状態もしくは光
吸収状態とすることで画像表示を行う表示体(11)
を、奥行方向へ多層に重ねた映像表示手段(例えば、液
晶スクリーン層12)と、上記映像表示手段における各
表示体の第2液晶スクリーンへの状態変換制御と第1液
晶スクリーンへの状態変換制御を併せて行うことによ
り、各表示体に画像表示領域と光透過領域とを生ぜしめ
る表示制御手段(例えば、表示制御部13)と、を備
え、上記映像表示手段の各表示体の画像表示領域から観
察者の視点までの距離を異ならせることによって、三次
元空間像を生成するようにしたことを特徴とする。
に、請求項1に係る立体映像表示装置(1)は、光透過
状態と光吸収状態を表示画素単位で電子的に切り替えら
れる第1液晶スクリーン(11a)と、光透過状態と光
散乱状態とを表示画素単位で電子的に切り替えられる第
2液晶スクリーン(11b)とを積層し、第2液晶スク
リーンで光散乱状態とした画素の観察者側に位置する第
1液晶スクリーンの各表示画素を光透過状態もしくは光
吸収状態とすることで画像表示を行う表示体(11)
を、奥行方向へ多層に重ねた映像表示手段(例えば、液
晶スクリーン層12)と、上記映像表示手段における各
表示体の第2液晶スクリーンへの状態変換制御と第1液
晶スクリーンへの状態変換制御を併せて行うことによ
り、各表示体に画像表示領域と光透過領域とを生ぜしめ
る表示制御手段(例えば、表示制御部13)と、を備
え、上記映像表示手段の各表示体の画像表示領域から観
察者の視点までの距離を異ならせることによって、三次
元空間像を生成するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、添付
図面に基づいて詳細に説明する。
図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に係る立体映像表示方法を
具現化するための立体映像表示装置の第1実施形態を示
すものである。
具現化するための立体映像表示装置の第1実施形態を示
すものである。
【0010】この第1実施形態に係る立体映像表示装置
1では、複数の画素からなる第1液晶スクリーン11a
と第2液晶スクリーン11bとを積層してなる表示体1
1を、観察者の視点Aに対する奥行方向へ多層に重ねる
ことですることで映像表示手段としての液晶スクリーン
層12を構成し、該液晶スクリーン層12への表示制御
を統括的に行う表示制御手段としての表示制御部13に
より、各表示体11…を画素単位で光の透過状態と散乱
状態の状態変換制御を行うと共に画像表示を行い、画像
表示領域と光透過領域とを生ぜしめるのである。なお、
液晶スクリーン層12の最後部(観察者からもっとも離
れた位置)には光吸収層14を設け、背景が透けて見え
ることの無いようにしてある。また、液晶スクリーン層
12より観察者の視点Aまで適宜な光量が到達するよう
に、適宜な照明装置15も設けてある。
1では、複数の画素からなる第1液晶スクリーン11a
と第2液晶スクリーン11bとを積層してなる表示体1
1を、観察者の視点Aに対する奥行方向へ多層に重ねる
ことですることで映像表示手段としての液晶スクリーン
層12を構成し、該液晶スクリーン層12への表示制御
を統括的に行う表示制御手段としての表示制御部13に
より、各表示体11…を画素単位で光の透過状態と散乱
状態の状態変換制御を行うと共に画像表示を行い、画像
表示領域と光透過領域とを生ぜしめるのである。なお、
液晶スクリーン層12の最後部(観察者からもっとも離
れた位置)には光吸収層14を設け、背景が透けて見え
ることの無いようにしてある。また、液晶スクリーン層
12より観察者の視点Aまで適宜な光量が到達するよう
に、適宜な照明装置15も設けてある。
【0011】上述した立体映像表示装置1によれば、各
表示体11…における散乱状態の画素によって各表示体
11…毎に適宜な形状の画像表示領域を形成して画像表
示を行うと共に、各表示体11…における光透過状態の
画素よりなる光透過領域(画像の表示されない領域)を
通して奥の表示体11の画像表示領域が観察者に見える
ようになる。すなわち、観察者の視点Aに近い表示体1
1に表示映像の近景を表示し、観察者の視点Aから遠い
表示体11に表示映像の遠景を表示すれば、視差による
映像の遠近感を観察者が認知でき、複数の視点からの同
時鑑賞が可能な三次元空間像を作成することが可能とな
るのである。
表示体11…における散乱状態の画素によって各表示体
11…毎に適宜な形状の画像表示領域を形成して画像表
示を行うと共に、各表示体11…における光透過状態の
画素よりなる光透過領域(画像の表示されない領域)を
通して奥の表示体11の画像表示領域が観察者に見える
ようになる。すなわち、観察者の視点Aに近い表示体1
1に表示映像の近景を表示し、観察者の視点Aから遠い
表示体11に表示映像の遠景を表示すれば、視差による
映像の遠近感を観察者が認知でき、複数の視点からの同
時鑑賞が可能な三次元空間像を作成することが可能とな
るのである。
【0012】また、映像表示手段たる液晶スクリーン層
12への表示制御を行う表示制御部13は、各表示体1
1…の第1,第2液晶スクリーン11a,11bへの表
示制御を独立して行えるように、各スクリーンと1対1
で対応するようにグラフィックボードを所要数備え、液
晶スクリーン層12によって表示する三次元空間像を表
示体11の数に応じて多層化し、各層毎の映像信号が各
グラフィックボードから各スクリーンへ送られて、各表
示体11で適宜な表示が行われるものとしてある。な
お、立体映像表示装置1によって表示する対象となる三
次元空間像をどのようにして多層化し、各層毎の映像を
どのように生成するかは、特に限定されるものではな
く、公知既存の画像処理技術を如何様に用いても良い。
12への表示制御を行う表示制御部13は、各表示体1
1…の第1,第2液晶スクリーン11a,11bへの表
示制御を独立して行えるように、各スクリーンと1対1
で対応するようにグラフィックボードを所要数備え、液
晶スクリーン層12によって表示する三次元空間像を表
示体11の数に応じて多層化し、各層毎の映像信号が各
グラフィックボードから各スクリーンへ送られて、各表
示体11で適宜な表示が行われるものとしてある。な
お、立体映像表示装置1によって表示する対象となる三
次元空間像をどのようにして多層化し、各層毎の映像を
どのように生成するかは、特に限定されるものではな
く、公知既存の画像処理技術を如何様に用いても良い。
【0013】ここで、第1液晶スクリーン11aと第2
液晶スクリーン11bとからなる表示体11の表示動作
をより具体的に説明する。白黒映像の場合は各画素で透
明・白色・黒色を表示できるようにすればよく、これら
を各々図2(a)〜(c)に示す。第1液晶スクリーン
11aとしては、白黒画像の表示が可能な透過型液晶
(TN、ECB、F−STN等)又は吸収型液晶(G
H、PCGH)を用い、第2液晶スクリーン11bとし
ては、光透過状態と光散乱状態を自在に変換可能な散乱
型液晶(高分子分散型液晶:PDLC)を用いる。
液晶スクリーン11bとからなる表示体11の表示動作
をより具体的に説明する。白黒映像の場合は各画素で透
明・白色・黒色を表示できるようにすればよく、これら
を各々図2(a)〜(c)に示す。第1液晶スクリーン
11aとしては、白黒画像の表示が可能な透過型液晶
(TN、ECB、F−STN等)又は吸収型液晶(G
H、PCGH)を用い、第2液晶スクリーン11bとし
ては、光透過状態と光散乱状態を自在に変換可能な散乱
型液晶(高分子分散型液晶:PDLC)を用いる。
【0014】表示体11の特定の画素を透明にする場合
は、第2液晶スクリーン11bの画素に電圧を加えて光
透過状態にすると共に、第1液晶スクリーン11aも光
透過状態とする(図2(a)参照)。表示体11の特定
の画素を黒色にする場合は、第2液晶スクリーン11b
に電圧を加えないで光散乱状態にすると共に、第1液晶
スクリーン11aを光吸収状態とする(図2(b)参
照)。表示体11の特定の画素を白色にする場合は、第
2液晶スクリーン11bに電圧を加えないで光散乱状態
にすると共に、第1液晶スクリーン11aを光透過状態
とする(図2(c)参照)。
は、第2液晶スクリーン11bの画素に電圧を加えて光
透過状態にすると共に、第1液晶スクリーン11aも光
透過状態とする(図2(a)参照)。表示体11の特定
の画素を黒色にする場合は、第2液晶スクリーン11b
に電圧を加えないで光散乱状態にすると共に、第1液晶
スクリーン11aを光吸収状態とする(図2(b)参
照)。表示体11の特定の画素を白色にする場合は、第
2液晶スクリーン11bに電圧を加えないで光散乱状態
にすると共に、第1液晶スクリーン11aを光透過状態
とする(図2(c)参照)。
【0015】一方、カラー映像の場合は、透明・白色・
黒色に加えてカラー表示に必要な三原色(R・G・B)
が表示できるようにする必要があり、上述した第1実施
形態の表示体11でカラー表示を表現するためには、色
選択的な散乱が可能な第2液晶スクリーンを実現する
か、或いは、色選択的な透過/吸収の制御が可能な第1
液晶スクリーンを実現する必要がある。そのため、より
簡便なカラー表示の表現方法を以下に説明する。
黒色に加えてカラー表示に必要な三原色(R・G・B)
が表示できるようにする必要があり、上述した第1実施
形態の表示体11でカラー表示を表現するためには、色
選択的な散乱が可能な第2液晶スクリーンを実現する
か、或いは、色選択的な透過/吸収の制御が可能な第1
液晶スクリーンを実現する必要がある。そのため、より
簡便なカラー表示の表現方法を以下に説明する。
【0016】例えば、図3に示すように、三原色毎に表
示画像を分解し、赤色成分の画像を赤色成分表示用液晶
スクリーン層12Rに、緑色成分の画像を緑色成分表示
用液晶スクリーン層12Gに、青色成分の画像を青色成
分表示用液晶スクリーン層12Bに各々表示させ、これ
らの表示画像をハーフミラー16で混合することによっ
て、観察者にRGBの立体像として観せるようにすれ
ば、カラー表示による立体映像表示装置を実現できる。
なお、RGB各色成分の画像は、モノクロ液晶よりなる
液晶表示スクリーン層の前面に赤色フィルタ17R,緑
色フィルタ17G,青色フィルタ17Bを各々配置して
取得する。
示画像を分解し、赤色成分の画像を赤色成分表示用液晶
スクリーン層12Rに、緑色成分の画像を緑色成分表示
用液晶スクリーン層12Gに、青色成分の画像を青色成
分表示用液晶スクリーン層12Bに各々表示させ、これ
らの表示画像をハーフミラー16で混合することによっ
て、観察者にRGBの立体像として観せるようにすれ
ば、カラー表示による立体映像表示装置を実現できる。
なお、RGB各色成分の画像は、モノクロ液晶よりなる
液晶表示スクリーン層の前面に赤色フィルタ17R,緑
色フィルタ17G,青色フィルタ17Bを各々配置して
取得する。
【0017】なお、上記のようなRGB画像を別々に表
示させる場合は、各スクリーン層から観察者の視点Aま
での距離が等しくなるように、高精度に各スクリーンを
配置しなければならない。そこで、図6に示すように、
RGBの立体像を時分割で順次表示する方法によれば、
高精度の位置決め等を要することなくカラーの立体映像
表示を実現できる。
示させる場合は、各スクリーン層から観察者の視点Aま
での距離が等しくなるように、高精度に各スクリーンを
配置しなければならない。そこで、図6に示すように、
RGBの立体像を時分割で順次表示する方法によれば、
高精度の位置決め等を要することなくカラーの立体映像
表示を実現できる。
【0018】具体的には、Nヘルツでカラーの立体映像
を表示する場合には、「1/3N」秒毎に赤色成分の画
像と緑色成分の画像と青色成分の画像を切り換えると共
に、赤色成分の画像を表示している間には赤色光の照明
15Rを点灯させ、緑色成分の画像を表示している間に
は緑色光の照明15Gを点灯させ、青色成分の画像を表
示している間には青色光の照明15Bを点灯させれば良
い。
を表示する場合には、「1/3N」秒毎に赤色成分の画
像と緑色成分の画像と青色成分の画像を切り換えると共
に、赤色成分の画像を表示している間には赤色光の照明
15Rを点灯させ、緑色成分の画像を表示している間に
は緑色光の照明15Gを点灯させ、青色成分の画像を表
示している間には青色光の照明15Bを点灯させれば良
い。
【0019】また、照明の色を変更せずに、液晶スクリ
ーン層12の前面に配するフィルタを変えても、同様に
カラーの立体映像を表示することができる。すなわち、
「1/3N」秒毎に赤色成分の画像と緑色成分の画像と
青色成分の画像を切り換えると共に、赤色成分の画像を
表示している間には赤色フィルタ17Rを液晶スクリー
ン層12の前面に位置させ、緑色成分の画像を表示して
いる間には緑色フィルタ17Gを液晶スクリーン層12
の前面に位置させ、青色成分の画像を表示している間に
は青色フィルタ17Bを液晶スクリーン層12の前面に
位置させれば良い。
ーン層12の前面に配するフィルタを変えても、同様に
カラーの立体映像を表示することができる。すなわち、
「1/3N」秒毎に赤色成分の画像と緑色成分の画像と
青色成分の画像を切り換えると共に、赤色成分の画像を
表示している間には赤色フィルタ17Rを液晶スクリー
ン層12の前面に位置させ、緑色成分の画像を表示して
いる間には緑色フィルタ17Gを液晶スクリーン層12
の前面に位置させ、青色成分の画像を表示している間に
は青色フィルタ17Bを液晶スクリーン層12の前面に
位置させれば良い。
【0020】尚、上述した第1実施形態においては、物
体のオクルージョンを表現することが可能である。
体のオクルージョンを表現することが可能である。
【0021】 以上、本発明を図面に示した実施形態に基
づいて説明したが、本発明は上記した実施形態だけでな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。
づいて説明したが、本発明は上記した実施形態だけでな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る立
体映像表示装置によれば、光透過状態と光吸収状態を表
示画素単位で電子的に切り替えられる第1液晶スクリー
ンと、光透過状態と光散乱状態とを表示画素単位で電子
的に切り替えられる第2液晶スクリーンとを積層し、第
2液晶スクリーンで光散乱状態とした画素の観察者側に
位置する第1液晶スクリーンの各表示画素を光透過状態
もしくは光吸収状態とすることで画像表示を行う表示体
を、奥行方向へ多層に重ねた映像表示手段とし、表示制
御手段によって各表示体に画像表示領域と光透過領域と
を生ぜしめることで、観察者の視点から表示体までの距
離に応じた画像を各表示体に表示させるので、複数の視
点からの同時鑑賞が可能な三次元空間像を作成すること
が可能になる。
体映像表示装置によれば、光透過状態と光吸収状態を表
示画素単位で電子的に切り替えられる第1液晶スクリー
ンと、光透過状態と光散乱状態とを表示画素単位で電子
的に切り替えられる第2液晶スクリーンとを積層し、第
2液晶スクリーンで光散乱状態とした画素の観察者側に
位置する第1液晶スクリーンの各表示画素を光透過状態
もしくは光吸収状態とすることで画像表示を行う表示体
を、奥行方向へ多層に重ねた映像表示手段とし、表示制
御手段によって各表示体に画像表示領域と光透過領域と
を生ぜしめることで、観察者の視点から表示体までの距
離に応じた画像を各表示体に表示させるので、複数の視
点からの同時鑑賞が可能な三次元空間像を作成すること
が可能になる。
【0023】 従って、請求項1に係る発明によって得ら
れる立体映像は視差・輻輳に加え、運動視差、ピント調
節など人体が立体視する上での手がかりを全て正確に再
現することができるので、観察者への視覚への負担を軽
減することができる。
れる立体映像は視差・輻輳に加え、運動視差、ピント調
節など人体が立体視する上での手がかりを全て正確に再
現することができるので、観察者への視覚への負担を軽
減することができる。
【0024】しかも、本発明の立体映像提示方法は物理
的な駆動を必要としないので、従来の空間走査型立体提
示法に比べて、消費電力を抑えるとともに安定な動作を
させることも可能となる。
的な駆動を必要としないので、従来の空間走査型立体提
示法に比べて、消費電力を抑えるとともに安定な動作を
させることも可能となる。
【0025】また、奥行き方向の解像度を抑えた空間操
作方法を用いているので、ホログラフィに比べると、表
示に必要なデータ量や計算量も低く抑えられ、通信及び
データの保存を行う上で有利である。
作方法を用いているので、ホログラフィに比べると、表
示に必要なデータ量や計算量も低く抑えられ、通信及び
データの保存を行う上で有利である。
【0026】これにより、バーチャルリアリティにおけ
る三次元空間の視覚提示装置や遠隔地間の立体映像の通
信端末として、観察者にとってより快適で使いやすい環
境を与えることができる。
る三次元空間の視覚提示装置や遠隔地間の立体映像の通
信端末として、観察者にとってより快適で使いやすい環
境を与えることができる。
【図1】本発明に係る立体映像表示方法を具現化する立
体映像表示装置の第1実施形態を示す図である。
体映像表示装置の第1実施形態を示す図である。
【図2】(a)第1実施形態で用いる表示体を透明とす
る場合の表示動作を示す概念図である。 (b)第1実施形態で用いる表示体を黒色とする場合の
表示動作を示す概念図である。 (c)第1実施形態で用いる表示体を白色とする場合の
表示動作を示す概念図である。
る場合の表示動作を示す概念図である。 (b)第1実施形態で用いる表示体を黒色とする場合の
表示動作を示す概念図である。 (c)第1実施形態で用いる表示体を白色とする場合の
表示動作を示す概念図である。
【図3】第1実施形態でカラー表示を実現するために、
ハーフミラーでRGBの立体像を混合する方法の概略説
明図である。
ハーフミラーでRGBの立体像を混合する方法の概略説
明図である。
【図4】第1実施形態でカラー表示を実現するために、
RGBの立体像を時分割で提示してカラー表示を実現す
る方法の概略説明図である。
RGBの立体像を時分割で提示してカラー表示を実現す
る方法の概略説明図である。
【図5】凸レンズを用いて立体映像の実像を観察者の目
の前に提示する方法の概略説明図である。
の前に提示する方法の概略説明図である。
【図6】立体映像表示装置を用いた立体映像通信システ
ムの概略構成図である。
ムの概略構成図である。
1 立体映像表示装置 2 立体映像表示装置 11 表示体 11a 第1液晶スクリーン 11b 第2液晶スクリーン 12 液晶スクリーン層 13 表示制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−74052(JP,A) 特開 平8−280044(JP,A) 特開 平8−172648(JP,A) 特開 平6−233328(JP,A) 特開 昭63−39299(JP,A) 特開 昭60−159841(JP,A) 特開 昭60−24581(JP,A) 特開 昭56−125720(JP,A) 特開 昭50−82995(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 13/04 G02B 27/22 G03B 35/18
Claims (1)
- 【請求項1】 光透過状態と光吸収状態を表示画素単位
で電子的に切り替えられる第1液晶スクリーンと、光透
過状態と光散乱状態とを表示画素単位で電子的に切り替
えられる第2液晶スクリーンとを積層し、第2液晶スク
リーンで光散乱状態とした画素の観察者側に位置する第
1液晶スクリーンの各表示画素を光透過状態もしくは光
吸収状態とすることで画像表示を行う表示体を、奥行方
向へ多層に重ねた映像表示手段と、 上記映像表示手段における各表示体の第2液晶スクリー
ンへの状態変換制御と第1液晶スクリーンへの状態変換
制御を併せて行うことにより、各表示体に画像表示領域
と光透過領域とを生ぜしめる表示制御手段と、 を備え、 上記映像表示手段の各表示体の画像表示領域から観察者
の視点までの距離を異ならせることによって、三次元空
間像を生成するようにしたことを特徴とする立体映像表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11144301A JP3114119B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 立体映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11144301A JP3114119B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 立体映像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000333212A JP2000333212A (ja) | 2000-11-30 |
JP3114119B2 true JP3114119B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=15358899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11144301A Expired - Lifetime JP3114119B2 (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 立体映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114119B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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1999
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