JP3113906B2 - 光 源 - Google Patents

光 源

Info

Publication number
JP3113906B2
JP3113906B2 JP4142191A JP4142191A JP3113906B2 JP 3113906 B2 JP3113906 B2 JP 3113906B2 JP 4142191 A JP4142191 A JP 4142191A JP 4142191 A JP4142191 A JP 4142191A JP 3113906 B2 JP3113906 B2 JP 3113906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
coils
tubular portion
discharge lamp
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4142191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04357661A (ja
Inventor
孝雄 鈴木
正之 染谷
Original Assignee
科学技術庁航空宇宙技術研究所長
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 科学技術庁航空宇宙技術研究所長 filed Critical 科学技術庁航空宇宙技術研究所長
Priority to JP4142191A priority Critical patent/JP3113906B2/ja
Publication of JPH04357661A publication Critical patent/JPH04357661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3113906B2 publication Critical patent/JP3113906B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、原子ジャイロ
スコープに適用して好適な光源に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原子ジャイロスコープ用の光源と
しては、例えば、米国特許第4544891号公報に開
示された技術をあげることができる。この光源は、図7
に示すように、容器1にランプハウジング2,3が取り
付けられ、このランプハウジング2,3に形成された孔
部4,5に、それぞれ、ポンピング用のポンプランプ6
(pump lamp)と読出用のリードアウトランプ7とが配置
されている。このポンプランプ6とリードアウトランプ
7とは、それぞれ中空のダンベル状の形状(管状部の両
端部に球状部を有する形状)を有し、かつ内部にHg
204 のような同位元素が封入された電極のない放電管
(以下、無電極放電管ともいう)である。そして、これ
らポンプランプ6とリードアウトランプ7の球状部の一
端部側には励磁コイル8,9が巻かれている。
【0003】使用に際しては、励磁コイル8,9に高周
波電流を流すことにより、上述の同位元素にエネルギが
与えられ、この同位元素が放電することでポンプランプ
6とリードアウトランプ7の管状部より励起光が発光す
る。この励起光を原子炉ジャイロスコープを構成する核
磁気共鳴用セル(図示せず)に照射することにより原子
ジャイロスコープの用の光源として使用することができ
るとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の核磁
気共鳴用セルに照射される励起光の強度(輝度)は一般
的には高いほど望ましい。核磁気共鳴セルにおける原子
のスピンの方向を一方向に揃えることができるからであ
る。しかしながら、上述した従来の光源で得られる輝度
は、それほどには高くないという問題があった。
【0005】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、放電ランプから比較的に高輝度の励起光が
得られる光源を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明光源は、例えば、
図1に示すように、管状部2とこの管状部2の両端部に
形成される中空の球状部3A,3Bとを有し、かつガスが
封入された電極のない放電ランプ1と、励起用のコイル
6A,6Bと、この励起用のコイル6A,6Bに高周波電流を
供給する高周波電源16とを備える光源において、上記
励起用のコイル6A,6Bは、上記放電ランプ1の管軸4
方向略中央部5から略対称の位置に配置され、かつその
管軸4方向と同方向に磁束が発生するように巻かれた一
対のコイルとしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、一対の励起用のコイル6A,6
Bを用いてダンベル状の放電ランプ1内のガスを励起し
ているので、比較的に大きな電力を放電ランプ1に供給
することが可能になり、放電ランプ1から発光される励
起光の輝度(強度)を比較的に高くすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明光源の実施例について図面を参
照して説明する。 A.第1の実施例 図1において、1は無電極放電ランプ(以下、放電ラン
プという)であり、この放電ランプ1は、管状部2と、
この管状部2の両端部に形成されている中空の球状部3
A,3Bとを有し、かつ内部にHe4のガスが封入されてい
る。封入するガスはHe4に限らず、キセノンガス、ネ
オンガス等の希ガスが用いられる。放電ランプ1は光学
ガラスにより形成されている。この放電ランプ1は図2
の断面図に示すように、全長L3が略90mmであり、
管状部2と球状部3A,3Bの長さL1,L2は略等しく略3
0mmである。管状部2の長さL1は球状部3A,3Bの長
さL2(外径)の1〜2倍に選択しておけばよい。ま
た、管状部2の管内径d1は2〜4mmに形成され、管
外径d2は略9mmに形成されている。また、球状部3
A,3Bの肉厚d3は略1〜2mmである。このように形成
された放電ランプ1の管軸4の方向の略中央部5(図1
参照)から略対称の位置に、半径および巻き数の等しい
励起用のコイルとしての一対のコイル6A,6Bが巻かれ
て配置されており、このコイル6A,6Bは、高周波電流
が供給されたとき、同一方向に磁束を発生するように巻
かれている。すなわち、この第1の実施例において、コ
イル6A,6Bはヘルムホルツコイルを構成している。コ
イル6A,6Bの入力端子7,9は相互に接続されて同軸ケ
ーブル12のホット側の線13に接続されている。ま
た、コイル6A,6Bの入力端子8,10は相互に接続さ
れ、可変コンデンサ14を通じて同軸ケーブル12のア
ース側の線15に接続されている。この同軸ケーブル1
2は、出力1W〜50Wの高周波電源16に接続されて
いる。この高周波電源16の周波数は50MHzに選択
されている。周波数は10MHz〜100MHz程度でよ
い。図1に示す光源の電気的等価回路は図3に示すよう
に描くことができる(コイル6A,6Bによる相互インダ
クタンスは省略している)。
【0009】使用に際しては、上述のように構成される
光源のコイル6A,6Bに高周波電源16から同軸ケーブ
ル12を通じて高周波電流を供給する。この場合、可変
コンデンサ14の容量値を調整して、この可変コンデン
サ14と直列に接続されているコイル6A,6Bとで同調
をとることにより、このコイル6A,6Bに共振による比
較的に大きな電流が供給される。このとき、放電ランプ
1の管軸4の方向の磁束が最大になり、管内に封入され
ているガスの分子が励起されて、言い換えれば、ガスの
分子に高周波電磁エネルギが供給されて、管状部2から
略管軸4と直交する方向に励起光が発生する。この実施
例において、管状部2の長さL1は比較的に短いのでこ
の励起光はほぼ点光源からの光とみなすことができ、比
較的高輝度が得られる(従来の技術に比較して略2倍に
なる)。実際、管軸4の方向略中央部5から強い光が射
出することが観測された。管軸4の略中央部5から光が
射出するのは、管軸4の中央部5に対してコイル6A,6
Bを対称に配置して構成したことによる。また、この励
起光の波長は、その性質上、一定である。なお、上述の
可変コンデンサ14は、発光光の輝度が最大になるよう
に調整してもよく、高周波電源1から供給される高周波
電流がピーク値になるように調整してもよい。また、図
7に示した従来の技術による光源ではコイルが片方の球
状部にしか配置されていないのに比較し、本実施例では
2個のコイル6A,6Bを並列接続にして配置しているの
で、コイルのインダクタンスを比較的に小さくすること
が可能になる。したがって、浮遊容量の影響が相対的に
小さくなり、同調が比較的にとり易いという利点があ
る。この同調時には、図3から容易に理解されるように
次の式(1)に示す関係が成立している。 (2πf)2・Ls・C1=1 …… (1) ここで、fは高周波電源16の周波数、Lsはコイル6
A,6Bの合成インダクタンス、C1は可変コンデンサの容
量と浮遊容量との合成容量である。このように上述の第
1の実施例によれば、一定波長の高輝度光源が得られ
る。
【0010】B.第2の実施例 図4および図5は第2の実施例の構成およびその電気的
等価回路を示すものである。なお、この図4および図5
において、図1および図3に示したものと対応するもの
には同一の符号をつけている。この第2の実施例におい
ては、可変コンデンサ21,22の同調時、ほぼ次の式
(2)、(3)に示す関係が成立する。 (2πf)2・L2・C2=1 …… (2) (2πf)2・L3・C3=1 …… (3) ここで、fは高周波電源16の周波数、L2はコイル6A
のインダクタンス、L3はコイル6Bのインダクタンス、
C2,C3は、それぞれ、可変コンデンサ21,22の容量
(浮遊容量を含む)である。この第2の実施例によれ
ば、可変コンデンサ21,22をそれぞれ独立に調整す
ることができるので、調整操作が容易になる。上述のよ
うに可変コンデンサ21,22は発光光の輝度が最大に
なるように調整してもよく、高周波電源1から供給され
る高周波電流がピーク値になるように調整してもよい。
このように上述の第2の実施例によれば、第1の実施例
と同様な一定波長の高輝度光源が得られる。
【0011】C.第3の実施例 この第3の実施例の構成を図6に示す。なお、この図6
において、図1〜図5に示したものと対応するものには
同一の符号をつけている。この例では図1および図2に
示すコイル6A,6Bをそれぞれヘルムホルツコイル25
A,25Bに構成し、そのヘルムホルツコイル25A,25B
のそれぞれの中間接続点26A,26Bを球状部3Aと管状
部2との接続部29および球状部3Bと管状部2との接
続部30に対応する位置に配置している。このように構
成することにより、管状部2を管軸4の方向に通過する
磁束の量が比較的に大きくなり、より高輝度で均一な波
長を有する光源を得ることができる。
【0012】本発明は上述の実施例に限らず本発明の要
旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ることはもち
ろんである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明光源によれ
ば、励起用のコイルとして一対のコイルを用いてダンベ
ル状の放電ランプを駆動しているので、比較的に大きな
電力を放電ランプに供給することが可能になり、放電ラ
ンプから出力される発光光の輝度を比較的に高くするこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光源の一実施例の構成を示す線図
である。
【図2】図1に示す光源のうち、無電極放電ランプの断
面図である。
【図3】図1に示す光源の電気的等価回路図である。
【図4】本発明による光源の他の実施例の構成を示す線
図である。
【図5】図4に示す光源の電気的等価回路図である。
【図6】本発明による光源のさらに他の実施例の構成を
示す電気的回路図である。
【図7】従来の技術による光源の構成を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1 放電ランプ 2 管状部 3A,3B 球状部 4 管軸 6A,6B コイル 16 高周波電源

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状部とこの管状部の両端部に形成され
    た中空の球状部とからなり内部にガスが封入され電極の
    ない放電ランプと、励起用のコイルと、この励起用のコ
    イルに高周波電流を供給する高周波電源とを供える光源
    において、 上記励起用のコイルは上記管状部の中央部の両側に対称
    的に配置され且つ管軸方向に沿った磁束を発生するよう
    に巻かれた1対のコイルからなり、上記管状部にて発生
    した光は上記管状部の中央部の上記2つのコイルの間よ
    り外部に放射されるように構成されていることを特徴と
    する光源。
JP4142191A 1991-01-21 1991-01-21 光 源 Expired - Lifetime JP3113906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4142191A JP3113906B2 (ja) 1991-01-21 1991-01-21 光 源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4142191A JP3113906B2 (ja) 1991-01-21 1991-01-21 光 源

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04357661A JPH04357661A (ja) 1992-12-10
JP3113906B2 true JP3113906B2 (ja) 2000-12-04

Family

ID=12607894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4142191A Expired - Lifetime JP3113906B2 (ja) 1991-01-21 1991-01-21 光 源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3113906B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5734221A (en) * 1993-10-19 1998-03-31 Diablo Research Corporation Vessel shapes and coil forms for electrodeless discharge lamps
US5962968A (en) * 1997-09-05 1999-10-05 Diablo Research Corporation Vessel shapes and coil forms for electrodeless discharge lamps
US7239135B2 (en) * 2004-12-20 2007-07-03 Northrop Grumman Corporation NMR gyroscope
CN103681210A (zh) * 2013-10-23 2014-03-26 宁国市沪帮电子科技有限公司 一种一拖多结构的无极灯

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04357661A (ja) 1992-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5886472A (en) Electrodeless lamp having compensation loop for suppression of magnetic interference
EP0021168B1 (en) Electrodeless fluorescent light source having reduced far field electromagnetic radiation levels
US5367226A (en) Electrodeless discharge lamp having a concave recess and foil electrode formed therein
US4266166A (en) Compact fluorescent light source having metallized electrodes
EP0806054A1 (en) High intensity electrodeless low pressure light source
JPH0679517B2 (ja) 無電極高光度放電ランプ用始動回路
JPH02119099A (ja) Hidランプ用反転励起コイル
US5175476A (en) Magnetically tunable starting circuit for an electrodeless high intensity discharge lamp
JP3113906B2 (ja) 光 源
JP2003100482A (ja) 誘電体バリア放電ランプ点灯装置
JP2733166B2 (ja) 無電極放電灯
JP3017581B2 (ja) 無電極放電灯
JP3489211B2 (ja) 無電極放電ランプ
JP3168575B2 (ja) 希ガス放電灯点灯装置
JP2733165B2 (ja) 無電極放電灯
JP3280399B2 (ja) 無電極放電灯
JPH0715094Y2 (ja) 無電極放電ランプ
JP3879299B2 (ja) 無電極放電灯装置
JP2001093685A (ja) 無電極放電灯点灯装置
JPH04357662A (ja) 無電極放電ランプ
JPH0697606B2 (ja) 無電極放電ランプ
JP3195628B2 (ja) 無電極放電灯
JPH0727774B2 (ja) 無電極放電ランプ
JPH0613191A (ja) 無電極放電ランプ点灯装置
JPH06101320B2 (ja) 無電極放電灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350