JP3113278U - 盆提灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた構造強度を有すると共に、組立ても非常に簡単な盆提灯を提供する。
【解決手段】取手部10と、取手部の両端下方側に対応配設される二本の支柱20と、支柱の下端部が連結されるベース台30と、三本の脚部40とを備え、支柱とベース台、及び、ベース台と脚部、との間に係合部材50が設けられ、取手部は下方側にねじ孔11が形成され、支柱の上端に取手部のねじ孔11と対応し、一端の開口幅が小さく他端の開口幅が大きい係合孔21が形成され、ねじ孔には外側にねじロッド12が設けられ、上面の中央に収容孔31が形成され、外周縁に係合溝32、底面側の外周緑に係合溝32が形成され、係合部材50は、支柱の下端と脚部の上端とに夫々設けられ、一端の幅が大きく他端の幅が小さい係合ブロック51と、係合溝53に設置される蟻溝を有する連結ブロック52とを有する。
【選択図】図2

Description

本考案は、特に、お盆,法事,或いは葬儀などに使用される床置き型の盆提灯に関するものである。
従来の盆提灯は、木製の取手部と、前記取手部の下方側に対応連結配設された二本の支柱と、この支柱の下端部が連結されるベース台と、前記ベース台の底面側に設けられる三本の脚部とを備え、前記二本の支柱間に提灯が伸縮自在に取り付けられるようになっている。
図7に示すように、従来の盆提灯の取手部70は装飾用ロッドからなり、下部の対向する両側には、ねじ孔71,71がそれぞれ対向して形成されている。また、前記一対の支柱72,72の上端近傍の側面には、それぞれ前記ねじ孔71,71と対向して形成したねじ孔73,73が設けられており、前記ねじ孔71,73にねじロッド74を介在させることで、前記取手部70と各支柱72,72とを互いに連結するようになっている。
図8に示すように、前記ベース台75は円盤状であり、上面側に一対の支柱72,72の下端部を挿入するための取付孔76,76と、蝋燭やランプを設置するための収容孔77が形成されると共に、底面側に前記脚部78の上端部を挿入するための取付孔79が形成され、前記取付孔76,79の内部には、接着剤を塗布することにより、ベース台75、支柱72及び脚部78を連結させる。
又、図9に示すように、前記脚部78の中段に水平方向に穿った挿入孔80が形成され、前記挿入孔80に略三角形の補強プレート81を挿設することにより、脚部78の連結強度を向上させている。
しかしながら、前記従来の盆提灯は、支柱72、ベース台75、及び脚部78の互いの連結強度が不足しており、組み付け作業も非常に面倒であるので、製造コストを増加するという問題があった。
そこで、案出されたのが本考案であって、優れた構造強度を有すると共に、組立ても非常に簡単である盆提灯を提供することを目的としている。
本願の請求項1の考案は、取手部と、前記取手部の下方側に対応連結配設され提灯が配設されるようになる二本の支柱と、前記支柱の下端部が連結されるベース台と、前記ベース台の底面側に設けられる三本の脚部とを備えると共に、前記支柱、ベース台、及び脚部の間に係合部材が設けられてなり、前記取手部は、下方側にねじ孔が形成され、前記支柱の上端部近傍に前記取手部のねじ孔と対応し、一端の開口幅が小さく、他端の開口幅が大きい係合孔が形成され、前記ねじ孔に一端にねじ部を有し、他端に四角形の頭部を有する係合ヘッドを有するねじロッドが設けられ、前記ベース台は、上面の中央に照明灯配設用の収容孔が形成されると共に、外周縁に支柱を連結するための係合溝が形成され、底面側の外周緑には脚部先端部を連結するための係合溝が形成され、前記係合部材は、支柱の下端部および脚部の上端部が連結されるベース台の係合溝に設けられ、一端の幅が大きく、他端の幅が小さい台形状の係合ブロックと、係合溝に設置される蟻溝を有する連結ブロックとを有し、前記係合ブロックと連結ブロックは固定部材によって夫々支柱、脚部及びベース台と連結することを特徴とする。
本願の請求項2の考案は、請求項1記載の盆提灯において、前記脚部の中段に前記支柱の上端における係合孔と同様の係合孔が形成され、脚部の間に略三角形の補強プレートが設けられ、前記補強プレートの三つの端末に脚部の係合孔に係合するねじロッドが螺設されることを特徴とする。
本願の請求項3の考案は、請求項1記載の盆提灯において、前記連結ブロックはプラスチックからなることを特徴とする。
本考案は上記の課題を解決するものであり、支柱とベース台、及び、ベース台と脚部の間に構造強度を向上するための係合部材が設けられることにより、優れた構造強度を達成でき、又、その組立作業も非常に簡単となる。
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1は本考案に係る実施例を示す盆提灯の斜視図であり、図2は本考案に係る盆提灯の分解斜視図であり、図3は本考案に係る盆提灯の使用状態を示す側面図であり、図4は本考案に係る盆提灯の取手部と支柱を示す分解斜視図であり、図5は本考案に係る盆提灯のベース台と支柱と脚部を示す分解斜視図であり、図6は本考案に係る盆提灯の脚部と補強プレートとを示す分解斜視図である。
図1乃至図3に示すように、本考案に係る盆提灯は、取手部10と、前記取手部10の下側に連結される二本の支柱20と、前記支柱20の下端部が連結されるベース台30と、前記ベース台30の底面側に取り付けられる三本の脚部40とを備え、前記支柱20の下端部とベース台30、及び、ベース台30と脚部40、との間に構造強度を向上させるための係合部材50が設けられる。
図4に示すように、本考案に係る盆提灯の取手部10は装飾用ロッドであり、下部の両側には相互に対向するねじ孔11が形成されている。
また、前記支柱20の上端近傍の一側面には、前記取手部10のねじ孔11と対応し、一端の開口幅が小さく、他端の開口幅が大きい係合孔21が形成されている。
前記ねじ孔11には、ねじロッド12の先端部分が嵌合され、前記係合孔21にはねじロッド12の後端部分に、四角形の拡大頭部に形成した係合ヘッド13が嵌合される。前記係合ヘッド13を係合孔21に設置する際は、係合ヘッド13の拡大頭部を支柱20の開口幅が大きい係合孔21に取り付け、次に係合ヘッド13を開口幅が小さい係合孔21側に移動させることで、取手部10との結合強度を向上することが出来る。
図5に示すように、本考案に係る盆提灯のベース台30は円盤状であり、上面の中央に蝋燭又はランプを設置するための収容孔31が形成されると共に、外周緑に支柱20と連結するための係合溝32が形成され、底面側の外周緑に脚部40と連結するための係合溝32が形成される。
前記係合部材50は、支柱20の下端部或いは脚部40の上端部に設けられ、一端の幅が大きく、他端の幅が小さい台形状の係合ブロック51と、前記係合溝32に設置される、蟻溝53を有する連結ブロック52とを有し、前記係合ブロック51と連結ブロック52がねじなどの固定部材54によって、夫々、支柱20又は脚部40と、ベース台30とが連結される。又、前記連結ブロック52はプラスチック製である。
又、図6に示すように、前記脚部40の中段に前記支柱20の上端部における係合孔21と同様の水平方向に穿った係合孔41が形成され、脚部40の間に略三角形の補強プレート42が設けられ、前記補強プレート42の三つの端末に脚部40の係合孔41に係合するねじロッド43が螺設されることにより、脚部40の連結強度を向上させる。
又、図5に示すように、本考案に係る盆提灯の支柱20とベース台30の組合せは、先ず、前記固定部材54によって係合ブロック51を支柱20の下端部に結合させると共に、連結ブロック52をベース台30の係合溝32に固設させ、そしてベース台30の外側から係合ブロック51を連結ブロック52の蟻溝53に係合させることにより、簡単に支柱20とベース台30とを組合わせられる。
更に又、前記脚部40とベース台30の組合せ方式は、前記支柱20とベース台30の組合せ方式と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
又、図4に示すように、前記取手部10と支柱20の組合せは、前記ねじロッド12の係合ヘッド13を支柱20における係合孔21の小幅方向へ移動させることにより、取手部10と支柱20との組合わせを行う。
図6に示す前記補強プレート42と脚部40の組合せ方式も、前述の取手部10と支柱20の組合せ方式と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
本考案は上記の構成を有するので、支柱とベース台、及びベース台と脚部の間に構造強度を向上するための係合部材が設けられることにより、優れた構造強度を達成でき、又、その組立作業も非常に簡単となる。
本考案に係る盆提灯の実施例を示す提灯を除いて示す要部斜視図である。 本考案に係る盆提灯の実施例を示す図1の分解斜視図である。 本考案に係る盆提灯の使用状態を示す側面図である。 本考案に係る盆提灯の取手部と支柱の要部を示す分解斜視図である。 本考案に係る盆提灯のベース台と支柱と脚部の要部をを示す分解斜視図である。 本考案に係る盆提灯の脚部と補強プレートとの要部を示す分解斜視図である。 従来の盆提灯の取手部と支柱を示す分解斜視図である。 従来の盆提灯のベース台と支柱と脚部を示す分解斜視図である。 従来の盆提灯の脚部と補強プレートとを示す分解斜視図である。
符号の説明
10 取手部
11 ねじ孔
12 ねじロッド
13 係合ヘッド
20 支柱
21 係合孔
30 べ−ス台
31 収容孔
32 係合溝
40 脚部
41 係合孔
42 補強プレート
43 ねじロッド
50 係合部材
51 係合ブロック
52 連結ブロック
53 蟻溝
54 固定部材

Claims (3)

  1. 取手部と、前記取手部の下方側に対応連結配設され提灯が配設されるようになる二本の支柱と、前記支柱の下端部が連結されるベース台と、前記ベース台の底面側に設けられる三本の脚部とを備えると共に、前記支柱、ベース台及び脚部の間に係合部材が設けられてなり、
    前記取手部は、下方側にねじ孔が形成され、前記支柱の上端部近傍に前記取手部のねじ孔と対応し、一端の開口幅が小さく、他端の開口幅が大きい係合孔が形成され、前記ねじ孔に一端にねじ部を有し、他端に四角形の頭部を有する係合ヘッドを有するねじロッドが設けられ、
    前記ベース台は、上面の中央に照明灯配設用の収容孔が形成されると共に、外周縁に支柱を連結するための係合溝が形成され、底面側の外周緑には脚部先端部を連結するための係合溝が形成され、
    前記係合部材は、支柱の下端部および脚部の上端部が連結されるベース台30の係合溝に設けられ、一端の幅が大きく、他端の幅が小さい台形状の係合ブロックと、係合溝に設置される蟻溝を有する連結ブロックとを有し、前記係合ブロックと連結ブロックは固定部材によって夫々支柱、脚部及びベース台とを連結することを特徴とする盆提灯。
  2. 前記脚部の中段に前記支柱の上端における係合孔と同様の
    係合孔が形成され、脚部の間に略三角形の補強プレートが設けられ、前記補強
    プレートの三つの端末に脚部の係合孔に係合するねじロッドが螺設されることを特徴とする請求項1記載の盆提灯。
  3. 前記連結ブロックはプラスチックからなることを特徴とする請求項1に記載の盆提灯。
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