JP3113134U - 装飾用頭部バンド - Google Patents
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Abstract
【課題】人の頭部を冷やす機能があって装飾品としての価値が高い装飾用頭部バンドを提供する。
【解決手段】人の頭部に巻き付ける帯は、布製にし、表側布1と裏側布を縫い合わせて構成した。布製の帯1は、中央部に、板状の保冷具Cを入れるポケット3を設けた。ポケット3は、表側布1と裏側布との間に保冷具Cを挟む構成にし、表側布1と裏側布の上縁に出入口4を設けた。ポケット3に入れた保冷具Cによって頭部を冷やす構成にした。布製の帯1は、ポケット3のある中央部から左端部に近付くに従って、また、右端部に近付くに従って連続して徐々に幅を減少させた。ポケット3のある中央部とその左右の両側部分で表側布1又は表側布1と裏側布の素材と意匠を同様にした。
【選択図】図1
【解決手段】人の頭部に巻き付ける帯は、布製にし、表側布1と裏側布を縫い合わせて構成した。布製の帯1は、中央部に、板状の保冷具Cを入れるポケット3を設けた。ポケット3は、表側布1と裏側布との間に保冷具Cを挟む構成にし、表側布1と裏側布の上縁に出入口4を設けた。ポケット3に入れた保冷具Cによって頭部を冷やす構成にした。布製の帯1は、ポケット3のある中央部から左端部に近付くに従って、また、右端部に近付くに従って連続して徐々に幅を減少させた。ポケット3のある中央部とその左右の両側部分で表側布1又は表側布1と裏側布の素材と意匠を同様にした。
【選択図】図1
Description
本考案は、鉢巻、ヘアバンドやターバンのような、人の頭部に巻き付けて装着する装飾用の頭部バンドに関する。
高等学校野球大会のような対抗競技において、応援者は、威勢を誇示するため、頭部に鉢巻を付ける。鉢巻は、布製の帯である。また、小中学校や町内会の運動会において、競技者は、元気を示すと共に、対抗競技の組別を示すため、頭部に色付きの鉢巻を付ける。鉢巻は、布製の帯であり、赤色や白色である。
また、洒落っ気のある人は、お洒落のため、頭部にヘアバンドやターバンのような装飾バンドを付ける。装飾バンドは、布製の帯や環である。
一方、医療業界においては、熱のある病人の頭部を冷やすため、氷嚢が使用される。氷嚢は、最近では、高分子化合物の保冷剤を用いた化学氷嚢である。化学氷嚢には、ヘアバンド型がある。これは、板状の保冷具の両側に帯状の装着ベルトを連結し、両側の装着ベルトの端に面ファスナーを貼り付けている。保冷具は、保冷剤を合成樹脂フイルム製袋に密封している。装着ベルトは、合成樹脂フイルム製である。
高等学校野球大会や運動会の対抗競技において、鉢巻を付けた競技者や応援者は、競技や応援に夢中になることがある。また、夏季や晴天時の屋外に滞在することがある。そのようなときには、頭部や身体が熱くなるので、頭部を冷やしたくなる。また、ヘアバンドやターバンのような装飾バンドを付けた人も、夏季や晴天時に外出すると、暑いので、頭部を冷やしたくなる。鉢巻や装飾バンドには、頭部を冷やす機能がない。
一方、ヘアバンド型の化学氷嚢は、外面が合成樹脂フイルムであり、中央位置の保冷具が目立つ。保冷具は、保冷具であると容易に認識される。これは、病院と家庭のみにおいて使用され、外出時には使用されない。化学氷嚢は、医療用具であり、これを付けた人を美しく見せるわけではない。装飾品ではない。競技者や応援者の鉢巻や、洒落っ気のある人の装飾バンドの代りにはならない。
そこで、競技者や応援者の鉢巻や、洒落っ気のある人の装飾バンドの代りになり、かつ、頭部を冷やす機能がある装飾用頭部バンドを考案することにした。
1)装飾用頭部バンドは、人の頭部に巻き付ける布製の帯にする。布製の帯は、表側布と裏側布を縫い合わせて構成する。帯の中央部には、板状の保冷具を入れるポケットを設ける。ポケットは、表側布と裏側布との間に板状の保冷具を挟む構成にし、表側布と裏側布の上縁に保冷具の出入口を設ける。ポケットに入れた保冷具によって頭部を冷やす構成にする。
2)この装飾用頭部バンドは、中央部にポケットがあって保冷具が入っていることが外観から簡単に知られると、医療用具の印象が強くなって装飾品の印象が弱くなる。装飾品としての価値が低下する。そこで、中央部のポケットないし保冷具、即ち、帯以外の異物は、目立ち難くすることを工夫した。
装飾用頭部バンドは、幅が中央部で急増すると、ポケットのある中央部が他の部分、左右の端部とは異なるものと認識され易いので、幅を中央部から左右の端部に近付くに従って連続して徐々に減少させることにした。
また、布製の装飾用頭部バンドは、布地の素材や意匠が中央部とその左右の両側部分とで異なると、中央部がその左右の両側部分とは異なるものと認識され易いので、表側布の素材と意匠をポケットのある中央部とその左右の両側部分で同様にすることにした。
装飾用頭部バンドは、幅が中央部で急増すると、ポケットのある中央部が他の部分、左右の端部とは異なるものと認識され易いので、幅を中央部から左右の端部に近付くに従って連続して徐々に減少させることにした。
また、布製の装飾用頭部バンドは、布地の素材や意匠が中央部とその左右の両側部分とで異なると、中央部がその左右の両側部分とは異なるものと認識され易いので、表側布の素材と意匠をポケットのある中央部とその左右の両側部分で同様にすることにした。
1)人の頭部に巻き付ける帯は、布製にし、表側布と裏側布を縫い合わせて構成し、
布製の帯は、中央部に板状の保冷具を入れるポケットを設け、ポケットは、表側布と裏側布との間に板状の保冷具を挟む構成にし、表側布と裏側布の上縁に保冷具の出入口を設け、ポケットに入れた保冷具によって頭部を冷やす構成にし、
布製の帯は、ポケットのある中央部から左端部に近付くに従って、また、右端部に近付くに従って連続して徐々に幅を減少させ、また、ポケットのある中央部とその左右の両側部分で表側布又は表側布と裏側布の素材と意匠を同様にしたことを特徴とする装飾用頭部バンド。
布製の帯は、中央部に板状の保冷具を入れるポケットを設け、ポケットは、表側布と裏側布との間に板状の保冷具を挟む構成にし、表側布と裏側布の上縁に保冷具の出入口を設け、ポケットに入れた保冷具によって頭部を冷やす構成にし、
布製の帯は、ポケットのある中央部から左端部に近付くに従って、また、右端部に近付くに従って連続して徐々に幅を減少させ、また、ポケットのある中央部とその左右の両側部分で表側布又は表側布と裏側布の素材と意匠を同様にしたことを特徴とする装飾用頭部バンド。
2)上記の装飾用頭部バンドにおいて、
布製の帯は、左右の端部にそれぞれ一対の雄型と雌型の面ファスナーを取り付けたことを特徴とする。
布製の帯は、左右の端部にそれぞれ一対の雄型と雌型の面ファスナーを取り付けたことを特徴とする。
装飾用頭部バンドは、中央部のポケットに低温状態にした板状の保冷具を入れ、人の頭部に巻き付けて装着する。頭部は、ポケットに入れた保冷具によって冷やされる。
この装飾用頭部バンドは、中央部にポケットがあって保冷具が入っていることが外観から簡単に知られない。医療用具の印象が弱くて、装飾品としての価値が高い。従来の競技者や応援者の鉢巻や、洒落っ気のある人の装飾バンドの代りになる。
装飾用頭部バンドは、人の頭部に巻き付ける布製の帯である。布製の帯は、図1〜図4に示すように、表側布1と裏側布2を縫い合わせて構成している。表側布1と裏側布2は、絣模様のある綿布であり、横長の帯状である。横長帯状の絣模様の綿布は、2枚を重ね、それらの周辺を糸で縫って結合している。
布製の帯1、2は、左右方向の中央部に、板状の保冷具Cを入れるポケット3を設けている。ポケット3は、表側布1と裏側布2との間に板状の保冷具Cを挟む構成にし、表側布1と裏側布2の上縁に保冷具Cの出入口4を設け、出入口4に面ファスナー5を取り付けている。
保冷具Cは、長方形状の合成樹脂フイルム製袋にゲル状の高分子化合物の保冷剤を密封している。その形状は、長方形平板状である。保冷具Cは、家庭などにある冷凍庫に入れて内部の保冷剤を凍らせる。冷凍低温状態の保冷具Cは、ポケット3に入れて使用する。その後、保冷具Cは、保冷剤が解凍して常温になると、ポケット3から出す。
ポケット3について、詳述する。長方形状の内側布6は、二つ折りにして表側片と裏側片を重ね、表側片と裏側片の左縁と右縁をそれぞれ糸で縫って袋状にする。袋状の内側布6は、上縁が開口して保冷具Cの出入口4になる。内側布6の表側片と裏側片は、内面の上部に雄型と雌型の一対の面ファスナー5を貼り付ける。この袋状の内側布6は、表側布1の中央部と裏側布2の中央部との間に挿入し、内側布6の折り縁の下縁を表側布1の下縁と裏側布2の下縁との間に挟んでそれらの下縁を一緒に糸で縫って、内側布6の下縁を表側布1の下縁と裏側布2の下縁に結合する。また、内側布6は、表側片の上縁を表側布1の上縁に、裏側片の上縁を裏側布2の上縁にそれぞれ糸で縫って結合する。
布製の帯1、2は、左右の端部に一対の雄型の面ファスナー7と雌型の面ファスナー8を取り付けている。雄型の面ファスナー7は表側布1の端部に、雌型の面ファスナー8は裏側布2の端部にそれぞれ貼り付けている。雌型の面ファスナー8は、雄型の面ファスナー7より左右方向を長くしている。布製の帯1、2は、頭周りが長い人にも、短い人にも装着可能にしている。
この布製の帯1、2は、ポケット3のある中央部が面ファスナー7、8のある左右の端部より上下方向の長さ、幅が広いが、中央部から左の端部に近付くに従って、また、中央部から右の端部に近付くに従って連続して徐々に幅を減少させている。帯1、2の幅は、滑らかに緩く変化している。
また、布製の帯1、2における中央部とその左右の両側部分とで、表側布1は、同じ布、即ち、絣模様の綿布であり、素材と意匠が同じである。裏側布2も、同じ布、絣模様の綿布であり、素材と意匠が同じである。ポケット3のある中央部とその左右の両側部分とは、表側布1の素材と意匠が同様である。裏側布2の素材と意匠も同様である。
この装飾用頭部バンドは、中央部にポケット3があって保冷具Cが入っていることが外観から簡単に知られない。医療用具の印象が弱くて装飾品の印象が強い。非医療用具であって装飾品である。従来の頭部冷却機能のない鉢巻、ヘアバンドやターバンの代りに、頭部冷却機能のある鉢巻、ヘアバンドやターバンとして使用される。布製の帯1、2を頭部に巻き付けて装着する際、冷凍低温状態の保冷具Cを内蔵した中央部は、ひたいに重ねてひたいを冷やす。又は、後頭部に重ねて後頭部を冷やす。
[変形例]
1)上記の実施形態において、装飾用頭部バンドは、頭部に巻き付ける際、表側布1を外側に、裏側布2を内側にするが、逆に、表側布1を内側に、裏側布2を外側にする。
2)上記の実施形態において、表側布1と裏側布2は、絣模様の意匠があるが、水玉模様や縞模様などのその他の意匠にする。又は、赤一色や白一色の単色の意匠、若しくは、白地の中央に赤丸のある日の丸の意匠にする。
3)上記の実施形態において、表側布1と裏側布2は、素材が木綿の布であるが、絹や麻の布又は合成繊維の布にする。
1)上記の実施形態において、装飾用頭部バンドは、頭部に巻き付ける際、表側布1を外側に、裏側布2を内側にするが、逆に、表側布1を内側に、裏側布2を外側にする。
2)上記の実施形態において、表側布1と裏側布2は、絣模様の意匠があるが、水玉模様や縞模様などのその他の意匠にする。又は、赤一色や白一色の単色の意匠、若しくは、白地の中央に赤丸のある日の丸の意匠にする。
3)上記の実施形態において、表側布1と裏側布2は、素材が木綿の布であるが、絹や麻の布又は合成繊維の布にする。
1、2 布製の帯
1 表側布
2 裏側布
3 ポケット
4 出入口
5 雄型と雌型の一対の面ファスナー
6 内側布
7 雄型の面ファスナー
8 雌型の面ファスナー
C 保冷具
1 表側布
2 裏側布
3 ポケット
4 出入口
5 雄型と雌型の一対の面ファスナー
6 内側布
7 雄型の面ファスナー
8 雌型の面ファスナー
C 保冷具
Claims (2)
- 人の頭部に巻き付ける帯は、布製にし、表側布と裏側布を縫い合わせて構成し、
布製の帯は、中央部に板状の保冷具を入れるポケットを設け、ポケットは、表側布と裏側布との間に板状の保冷具を挟む構成にし、表側布と裏側布の上縁に保冷具の出入口を設け、ポケットに入れた保冷具によって頭部を冷やす構成にし、
布製の帯は、ポケットのある中央部から左端部に近付くに従って、また、右端部に近付くに従って連続して徐々に幅を減少させ、また、ポケットのある中央部とその左右の両側部分で表側布又は表側布と裏側布の素材と意匠を同様にしたことを特徴とする装飾用頭部バンド。 - 布製の帯は、左右の端部にそれぞれ一対の雄型と雌型の面ファスナーを取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の装飾用頭部バンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003747U JP3113134U (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | 装飾用頭部バンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005003747U JP3113134U (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | 装飾用頭部バンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3113134U true JP3113134U (ja) | 2005-09-02 |
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Family Applications (1)
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JP2005003747U Expired - Fee Related JP3113134U (ja) | 2005-05-27 | 2005-05-27 | 装飾用頭部バンド |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3113134U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05346302A (ja) * | 1992-06-16 | 1993-12-27 | Morihisa Seisakusho:Kk | 測深器 |
JP3198261U (ja) * | 2015-04-08 | 2015-06-25 | 畦子 工藤 | 額冷し装置 |
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2005
- 2005-05-27 JP JP2005003747U patent/JP3113134U/ja not_active Expired - Fee Related
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