JP3112703U - 発光飾り具 - Google Patents

Abstract

【課題】種々な用途に使用でき、かつ容易に変形可能であって、興趣性、意外性および変化性に富んだ発光飾り具を提供する。
【解決手段】透明ないし半透明のプラスチック材料にて柔軟な線材成形物１を形成し、この線材成形物１の全部または一部に蓄光塗料２を付着させてなる。
【選択図】図１

Description

本考案は、夜間に発行する発光飾り具に関する。

従来より夜間に発光する蓄光塗料等を表面に塗布した種々な発光飾り具は広く知られている。
特になし

しかしながら、従来のこの種発行飾り具は、装飾用として成形された定型物に蓄光塗料等を塗布するだけであるから、用途が限定的であるうえに、定型的な興趣が得られるのみであって、意外性や変化性に乏しいという問題がある。

本考案は、前記した従来の技術が有する問題点を解消するもので、種々な用途に使用でき、かつ容易に変形可能であって、興趣性、意外性および変化性に富んだ発光飾り具を提供することを目的とする。

前記目的を達成するために、本考案に係る発光飾り具は、透明ないし半透明のプラスチック材料にて柔軟な線材成形物を形成し、この線材成形物の全部または一部に蓄光塗料を付着させたことを特徴とする。

本考案は、以上のとおり構成されるものであるから、昼間は透明ないし半透明のプラスチック材料自体の色彩を呈し、夜間になると蓄光材料の付着部分から当該プラスチック材料を通して光が放たれるため、きわめて興趣性に富んだインテリア用品、アクセサリー、キーホルダー、ペンダント、玩具、文房具等々に使用するのに好適なものである。

また、柔軟な線材成形物は種々な形態に折込み変形させることが可能なため、パッケージング化は勿論、例えば二つ折り、三つ折り、あるいはまるめる等をして任意の立体的造作物に成形物を作り換えることができ、意外性や変化性を楽しむことができる。

以下、図面を参照して本考案を実施するための最良の一形態を詳細に説明すると、図において示される符号１は、透明ないし半透明のプラスチック材料にて形成された線材成形物である。

プラスチック材料としては、透明ないし半透明のアクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ＡＢＳ樹脂等々、柔軟性を有する素材を使用する。

線材成形物１の形状は、図示例のような動物の図柄の他にあらゆる形態のプラスチック線材よりなる射出成形品にて構成される。

そして、この線材成形物１の裏面にはその全部または一部に蓄光塗料２を付着させてある。

この蓄光塗料２は、図２（ａ）に示すように、線材成形物１の裏面部に凹部１ａを形成し、この凹部１ａ内に図３に示すように注射器３を使って蓄光塗料２を充填することで付着させることができる一方、図１（ｂ）に示すように線材成形物１の裏面を平坦部１ｂとしてこの部分に蓄光塗料２を刷毛等を使ってコーティングあるいは印刷して付着させることもできる。

また、この蓄光塗料２の代りに、あるいはこれに含ませて紫外線を受けて種々の色で発光する無機蛍光体（例えば、蛍光増白剤）を使用することもできる。紫外線を発光するものとしては紫外線ランプ（２５０〜４００ｍｍの長波長紫外線を発するブラックライト）が好適である。

而して、線材成形物１を形成するプラスチック材料に形状記憶合金粉末を混入した形状記憶樹脂を用いることもできる。

これによって柔軟な線材成形物１をまるめる等してコンパクトなパッケージング化が可能となる。したがって、例えば玩具に使用した場合、風呂で暖めることによって元の形状に復帰させるようにして意外性を楽しむことができる。

もとより既述の柔軟な線材成形物１にあっても種々な形態に折込み変形させることが可能であり、これによってパッケージング化は勿論、変形の妙を楽しむことができる。

なお、本考案に係る発光飾り具は、インテリア用品、アクセサリー、キーホルダー、ペンダント、玩具、文房具等々に使用可能である。

本考案に係る発光飾り具の正面図である。 （ａ）は線材部分の拡大断面図、（ｂ）は他例を示す同拡大断面図である。 蓄光塗料を注射器を使って充填、付着させる状態を説明する斜視図である。

符号の説明

１ 線材成形物
２ 蓄光塗料

Claims (1)

1. 透明ないし半透明のプラスチック材料にて柔軟な線材成形物を形成し、この線材成形物の全部または一部に蓄光塗料を付着させたことを特徴とする発光飾り具。

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