JP3112641U - 鳥類動物の排除装置、誘導装置。 - Google Patents

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Abstract

【課題】公園、田畑、ごみ集積場、送電線などにおいて、鳥類あるいは他の動物による害を効果的に排除したり、誘導したりする。従来の、磁束の強さを変化させた鳥害防止装置より効果的に防止する。
【解決手段】複数のコイルを用い、複数の出力端子を持つ発振器2を用いて、コイル6,7の異なる波形を与える。こうして、磁束の発生する方向を変化させることにより、鳥類動物に方向の感覚の乱れを生じさせて、強度の変化だけの場合よりも効果的に、排除や誘導を行う。
【選択図】図1

Description

本考案は、鳥害を防止する装置に関する。
公園、田畑、ごみ集積場、家屋、送電線などでは、鳥類あるいは他の動物が来て、木の実、穀物、ごみなどをあさってよごしたり、フンでよごしたり、あるいは人間に驚異や危害を与えたりするなどの鳥害の問題を生じる場合がある。
鳥類を追い払うため、あるいは寄せ付けないために、鳥害防止装置が考案されており、従来の有力な技術の一つに磁気を利用した装置があり、その中に電磁石あるいは電気コイルを利用した方法があり、例えば、実開3026436の技術がある。
実開3026436の技術を図5に示す。ケース21の中にパルス発生器22と電源23があり、パルス発生器24の出力25には、コイル25と26が接続されていて、パルス電流が供給される。コイル25と26は直列接続されていて、同じ電流が流れる。コイルに電流が流れると磁束を発生するが、パルス電流で駆動しているので、発生する磁束の強度がパルス状に変化する。鳥類は磁束を感知することが知られているから、磁束の強度が変化すると、鳥の磁気感覚を狂わせ、鳥の飛来を防止することができる。
実用新案文献1
実開3026436公報
しかし、昨今の鳥類は頑強に餌を求めて飛来する場合があり、より効果的な防止方法が求められる場合がある。
従って、効果的な鳥害防止装置を提供することが、本考案が計活しようとする課題であり、本考案の目的である。
鳥類が磁束を感知するのは主に方角を知るためであることに着目し、鳥害防止装置が発生する磁束の方向が変化するようにする。具体的には、複数のコイルを用意し、これらに異なる電流波形を与えて、ある瞬間にはあるコイルが磁束を発生して磁束がある方向を向き、別の瞬間には別のコイルが磁束を発生して磁束が別の方向を向くようにする。こうして磁束の向きを変化させることにより、単に磁束の大きさが変化する場合に比べてより効果的に、鳥類の磁気感覚、方向感覚を乱して、鳥類の飛来を防止する。
これを実現する手段として、複数のコイルと、複数の出力端子を持つ発振器を用意し、この発振器では位相などが異なる波形を発生させる。そして、複数のコイルは位相などが異なる電流波形で駆動されるようにする。
本考案は、磁界の向きを変化させる効果がある。
以下、本考案を、実施例を用いて、詳細に説明する。
図1は本考案の第1の実施例であり、図2はその動作を説明する図である。
図1において、ケース1の中に、発振器2と電源3があり、発振器2は複数の出力端子4と5を持っていて、これらは複数のコイル6と7に接続されている。両コイルは、磁芯の周りに巻線を巻いて構成されている。磁芯には、鉄やフェライトなどの磁性材料を使うが、磁芯を用いることにより無い場合より強い磁束を発生させることができる。この実施例ではコイル6は東西に向いて設置され、コイル7は南北に向いて設置されている。
図2は、発振器の各出力端子の電流波形、すなわち各コイルの電流波形である。上方の波形100(波形1A)は、図1の出力端子5の電流波形であり、コイル7の電流波形である。下方の波形200(波形1B)は、図1の出力端子5の電流波形であり、コイル7の電流波形である。この2つの電流波形100と200は三角波で、周波数と振幅は同じだが、位相が異なっている。従って、時刻t1においては、波形100の電流が大きく、波形200の電流はゼロなので、東西向きのコイル6が磁束を発生して、南北向きのコイル7は磁束を発生しない。その結果、全体の磁束は東を向く。逆に、時刻t2においては、波形200の電流が大きく、波形100の電流はゼロなので、磁束は北を向く。電流値が負になれば、磁束は西あるいは南を向く。このように、位相が異なる波形を与えて、発生する磁束の方向を変化させている。
もし、両コイルに同じ電流波形を与えたら、両コイルの磁束は同時に同様に変化するので、全体の磁束は大きさは変わるが方向は変化しない。もし各コイルが直列接続されていると、各コイルには同一の電流波形が流れる。もし各コイルが並列接続されていても、同じ端子に接続されているために、同じ電圧波形がかかり、電流波形は形状が同じになって、全体の磁束は大きさは変わるが方向は変化しない。磁束の方向が変化するためには、コイルに与えられる電流波形が異なることが必要である。異なる電流波形とは、位相、周波数、形状のいずれかが異なる波形で、そうなれば、発生する磁束の方向が変化する。
このように、第1の実施例は、磁界の向きを変化させる効果がある。
なお、複数の出力端子を持つ発振器の構成には様々な方法が考えられる。発振回路を複数用意して構成しても良いし、1つの発信回路に位相回路や遅延回路を接続して構成しても良いし、マイクロ・プロセッサで波形データを生成してディジタル・アナログ変換器で電気信号に変換する構成も採れるし、他の方法で構成することもできる。
なお、発振器の波形には様々な波形が利用可能である。三角波の他、サイン波、矩形波、パルス派、その他任意の波形が利用できる。複数のコイルに異なる波形が与えられれば、磁束の方向が変化する。
なお、複数のコイルは東西・南北に限らず、様々な方向を向けて良い。例えば、上下、左右、斜めなどでも良い。
更に、複数のコイルは必ずしも異なる方向を向いている必要はなく、同じ方向でも良い。コイルが発生する磁束は、コイルの片端から出て、周囲の空中を通り、コイルの他橋に至るループを描くので、空間の各点で様々な方向を向く。従って、複数のコイルが同じ向きを向いていても、コイルがぴったり同一位置にない限り、異なる波形で駆動すれば、空間の各点において磁束の向きは変化するから、本考案の目的は達成することができる。
図3は本考案の第2の実施例である。
図3は、図1の構成いコイル8と9が追加させたものである。コイル8はコイル6と並列接続され、コイル9はコイル7と並列接続されている。このように多くのコイルを用意することにより、より拾い範囲に磁束を発生させることができる。コイル6と7は異なる出力端子に接続され、異なる波形で駆動されているから、磁界の向きが変化するのは、第1の実施例と同様であり、コイル8と9でも同様に、異なる波形で駆動されているから、磁界の向きが変化する。
このように、第2の実施例は、磁界の向きを変化させる効果がある。
第2の実施例では、コイル6と7を南方に配置し、コイル8と9を北方に配置して、磁束による通路を形成することができる。こうして、鳥類あるいは他の動物を誘導する装置とすることができる。もちろん、多数のコイルを配置して、通路をより緻密に形成することもできる。円形や矩形に配置して、牧場のような囲い込むエリアを形成することもできる。いずれの場合も、誘導装置と呼べる。磁束を用いているので、鳥類に対して効果が顕著と思われるが、他の動物にも応用可能だから、本明細書中の鳥類、鳥類動物とは鳥と他の動物を含む意味である。
なお、並列接続に代えて直列接続としても効果は同様である。並列接続は、1つのコイルや配線が断線しても他のコイルは動作し続ける利点があり、また増設作業が易しい利点がある。直列接続は、コイルを増やしても消費電流が同じで増えない利点があり、また増設の配線の量が少なくて済む利点がある。
図4は本考案の第3の実施例である。
図4において、コイル11と12は空芯コイルであり、他の構成は第1の実施例と同様であり、動作うあ効果も第1の実施例と同様である。
第3の実施例は、磁界の向きを変化させる効果がある。
空芯コイルは電線を巻いただけで構成でき、磁性材料による磁芯を持たないから、大形のコイルを容易に構成でき、また、軽く、かさばらない。従って、ごみ集積場でフェンスやフレームに取り付けたり、公園で樹木の枝に這わせたり、遊具の中に埋め込んだりと、柔軟に対応できるし、広範囲に磁束を発生させることができる。
本考案は、電気回路、電子回路で構成するから、電気電子産業に関し、また、鳥害を防止したいあらゆる産業に利用できる。公園、田畑、ごみ集積場、家屋、送電線は既に挙げたが、この他にも、建築物、電車の架線、無線用アンテナ、温室、ゴルフ場など、鳥害で困っている産業で利用することができる。
第1の実施例の図。 第1の実施例の電流波形を示す図。 第2の実施例の図。 第3の実施例の図。 従来技術の図。
符号の説明
1、21 ケース
2 発振器
3、23 電源
4、5 出力端子
6、7、8、9、10、11 コイル
23 パルス発生器

Claims (1)

  1. 複数のコイルを有し、複数の出力端子を持つ発振器を有し、該複数のコイルは該複数の出力端子に接続され、該複数のコイルは位相などが異なる電流で駆動されることを特徴とする、鳥類動物の排除装置、誘導装置。
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