JP3111437B2 - ファンモータ制御装置 - Google Patents

ファンモータ制御装置

Info

Publication number
JP3111437B2
JP3111437B2 JP05021423A JP2142393A JP3111437B2 JP 3111437 B2 JP3111437 B2 JP 3111437B2 JP 05021423 A JP05021423 A JP 05021423A JP 2142393 A JP2142393 A JP 2142393A JP 3111437 B2 JP3111437 B2 JP 3111437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
air amount
rotation speed
air
fan motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05021423A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06235514A (ja
Inventor
裕之 関
秀悟 岡
Original Assignee
東陶機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
Priority to JP05021423A priority Critical patent/JP3111437B2/ja
Publication of JPH06235514A publication Critical patent/JPH06235514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3111437B2 publication Critical patent/JP3111437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は給湯機のファンモータ
を制御するファンモータ制御装置に関し、特に燃焼用フ
ァンの実際の空気量とファンモータの実際の回転数に基
づいてファンモータの目標回転数を修正して制御するフ
ァンモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の給湯機のファンモータ制御装置
は、特開平2―211086号公報に開示されているよ
うに、ファンモータの目標回転数を設定する回転数設定
手段からの出力信号とファンモータの実際の回転数を検
知する回転数検知手段からの出力信号とに基づいてファ
ンモータの回転数を目標回転数に制御するよう構成され
ている。
【0003】また、特開平3―225108号公報に開
示されているように、ファンからの目標空気量を算出す
る目標空気量演算手段と、ファンから送風される実際の
空気量を検知する手段を備え、目標空気量と実際の空気
量との偏差に基づいてファンモータを制御するよう構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の給湯機
のファンモータ制御装置は、ファンモータの実際の回転
数を目標回転数になるようにのみ制御されるので、ファ
ンの空気量を制御することができない。例えば、ファン
モータの回転数は目標回転数に保たれていても、ファン
特性のばらつきや経時変化に伴う送風過多(空気量が必
要以上)、または送風過少(空気量が必要以下)となる
場合がある。また、ファン特性が正常でも、排気筒が規
定より長すぎる場合には実際の空気量は目標空気量より
少なくなったり、反対に排気筒が規定より短すぎる場合
には実際の空気量は目標空気量より多くなったりする場
合がある。
【0005】従って、空気量不足、空気量過多による不
完全燃焼が発生する課題がある。
【0006】また、従来の給湯機のファンモータ制御装
置は、実際の空気量と目標空気量との偏差に基づいて、
ファンモータの回転数が制御されるため、偏差を短時間
でゼロに制御しようとするとプラス偏差とマイナス偏差
を繰り返して、ゼロに安定するまでの間リンギング(振
動)を発生するため制御が不安定となる課題や、偏差を
緩やかにゼロになるように制御すると安定状態になるま
でかなりの時間を要する課題がある。
【0007】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的はファンの特性変化やばら
つきに伴う空気量(送風量)の変化、または排気条件の
変化に対応して最適な空気量を供給することができると
ともに、安定な制御ができるファンモータ制御装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
第1の発明に係るファンモータ制御装置は、バーナ用の
ファンモータの実回転数を検出する回転数検出部と、
ァンによる実空気量を検出する空気量検出部を備えたフ
ァンモータ制御装置において、前記ファンによる目標空
気量を設定する空気量設定部と、この目標空気量を所定
のテーブルに基づきファンモータの目標回転数に変換す
る第1の空気量―回転数変換部と、前記実空気量を所定
のテーブルに基づきファンモータの回転数に変換する第
2の空気量―回転数変換部と、この変換した回転数に基
づき前記実回転数から回転数修正量を算出する回転数修
正量演算部と、この回転数修正量に基づき目標回転数を
ファンモータの必要回転数に修正する目標回転数修正部
を有し前記必要回転数に基づきファンモータを駆動
ることを特徴とする。好ましくは、回転数修正量演算
、第2の空気量―回転数変換部で変換した回転数と
実回転数との偏差または比率を算出して回転数修正量と
目標回転数修正部が、目標回転数に前記偏差を加算
するかまたは前記比率を乗算することを特徴とする。
【0009】第2の発明に係るファンモータ制御装置
は、バーナ用のファンモータの実回転数を検出する回転
数検出部と、ファンによる実空気量を検出する空気量検
出部を備えたファンモータ制御装置において、ファンに
よる目標空気量を設定する空気量設定部と、実回転数を
所定のテーブルに基づきファンによる空気量に変換する
回転数―空気量変換部と、この変換した空気量に基づき
実空気量から空気量修正量を算出する空気量修正量演算
部と、この空気量修正量に基づき目標空気量を修正す
標空気量修正部この修正された目標空気量を所定
のテーブルに基づきファンモータの必要回転数に変換す
る空気量―回転数変換部とを有し必要回転数に基づき
ファンモータを駆動することを特徴とする。好ましく
、空気量修正量演算部、回転数―空気量変換部で変
換した空気量と実空気量との偏差または比率を算出して
空気量修正量とし、目標空気量修正部、目標回転数に
前記偏差を加算するかまたは前記比率を乗算することを
特徴とする。
【0010】
【作用】第1のファンモータ制御装置は、空気量設定
部の目標空気量が第1の空気量 ―回転数変換部のテーブ
ルにより目標回転数に変換されて目標回転数修正部に導
入される。また、実空気量が第2の空気量―回転数変換
部のテーブルにより回転数に変換されて回転数修正量演
算部に導入され、変換された回転数に基づき回転数修正
量演算部で実回転数から回転数修正量が演算されて目標
回転数修正部に導入される。そして目標回転数修正部に
より、回転数修正量に基づき目標回転数が修正され、必
要回転数とされてバーナ用のファンモータが駆動され
る。 好ましくは、実空気量から変換された回転数と実回
転数との偏差が、目標回転数修正部により目標回転数に
加算されるかまたは比率が乗算されて必要回転数に修正
される。
【0011】第2のファンモータ制御装置は、空気量
設定部の目標空気量が目標空気量修正部に導入される。
また、実回転数が回転数−空気量変換部のテーブルによ
り空気量に変換されて空気量修正量演算部に導入され、
変換された空気量に基づいて空気量修正量演算部により
実空気量から空気量修正量が演算されて目標空気量修正
部に導入される。そして目標空気量修正部により、空気
量修正量に基づき目標空気量が修正されて空気量―回転
数変換部に導入される。修正された目標空気量が空気量
―回転数変換部のテーブルにより必要回転数に変換され
てバーナ用のファンモータが駆動される。 好ましくは、
実回転数から変換された空気量と実空気量との偏差が目
標空気量修正部により目標空気量に加算されるかまたは
比率が乗算されて必要回転数に修正される。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1はこの発明に係るファンモータ制御装
置を含む給湯機のブロック構成図である。図1におい
て、給湯機1は、ファンモータ制御装置2と、ファンモ
ータ10と、加熱制御部11と、ガス比例弁12と、バ
ーナ13と、給水管14と、給湯管15と、熱交換器1
6と、給水管を通過する水の温度(Tc)を検出する水
温検出器17と、給水管を通過する水の流量(Q)を検
出する流量検出器18と、給湯管を通過する湯の温度
(Th)を検出する給湯温度検出器19と、ファンから
供給される空気量を検出する風量センサ20とから構成
される。
【0013】ファンモータ10は、ファンモータ制御装
置2から出力されるファンモータ駆動信号7aに基づい
て規定の回転数で回転し、ファンから燃焼に必要な空気
量を送る。加熱制御部11は、ファンモータ制御装置2
から供給される必要熱量(F)情報4aに基づいてガス
比例弁12に比例弁駆動信号11aを送り、比例弁12
の弁開度を制御し、ガスの供給量を調節してガスバーナ
13から必要とされる燃焼量を発生させる。
【0014】ガスバーナ13で発生した燃焼量は熱交換
器16を加熱し、給水管14を介して熱交換器16通過
する温度Tc、流量Qの水を加熱して給湯管15から温
度Thのお湯を供給する。
【0015】また、この発明に係るファンモータ制御装
置2は、温度設定部3と、必要熱量演算部4と、回転数
設定部5と、修正量演算部6と、ファンモータ制御部7
と、回転数検出部8と、空気量検出部9とから構成す
る。
【0016】温度設定部3は、リモコン(図示しない)
に設けられた給湯温度設定用のスイッチまたはボタン等
を操作して、設定温度(Ts)情報3aを必要熱量演算
部4に出力する。
【0017】必要熱量演算部4は、温度設定部3からの
設定温度(Ts)情報3a、給水管14に設けられた水
温検出器17の水の温度(Tc)および流量検出器18
の水の流量(Q)に基づいて、設定温度Tsのお湯を得
るための必要熱量F:Q×(Ts−Tc)を演算し、必
要熱量(F)情報4aを回転数設定部5および加熱部1
1に供給する。
【0018】回転数設定部5は、必要熱量演算部4から
出力される必要熱量(F)情報4aに基づいて目標回転
数を演算し、修正量演算部6から出力される修正量情報
6aに基づいて目標回転数を修正して必要回転数Nsを
演算し、必要回転数(Ns)情報5aをファンモータ制
御部7に供給するよう構成する。
【0019】ファンモータ制御部7は、必要回転数(N
s)情報5aに応じた、例えばファンモータ駆動電流等
のファンモータ制御情報7aでファンモータ10を駆動
し、ファンモータ10を必要回転数Nsで回転させ、フ
ァンからガスバーナ13が燃焼に必要とする最適な空気
量を供給する。また、ファンモータ制御部7は、必要回
転数Nsに対応した実回転数情報7bを回転数検出部8
に供給する。
【0020】回転数検出部8は、ファンモータ制御部7
の実回転数情報7bから実際の回転数に対応した情報を
検出し、実回転数(N)信号8aを修正量演算部6に供
給する。
【0021】空気量検出部9は、ファンが供給する空気
量を検出する風量センサ20からの風量情報20aを受
取り、この情報に対応した実際の空気量に変換し、実空
気量(W)信号9aを修正量演算部6に供給する。
【0022】修正量演算部6は、回転数検出部8から供
給される実回転数(N)信号8aおよび空気量検出部9
から供給される実空気量(W)信号9aに基づいて、修
正量を演算して修正量情報6aを回転数設定部5に出力
する。なお、修正量演算部6で得られる修正量は、実回
転数(N)信号8aと実空気量(W)信号9aとから、
実空気量を回転数に変換し、実回転数(N)と変換した
回転数に基づいて回転数に関する修正量を演算するよう
構成す
【0023】図2はこの発明に係るファンモータ制御装
置の回転数設定部および修正量演算部の一実施例であ
る。図2において、回転数設定部5は、空気量設定部5
Aと、空気量―回転数変換部5Bと、目標回転数修正部
5Cとから構成する。また、修正量演算部6は、空気量
―回転数変換部6Aと、回転数修正量演算部6Bとから
構成する。
【0024】空気量設定部5Aは、必要熱量(F)情報
4aから必要熱量(F)に対応した空気量に変換するよ
うに構成し、目標空気量(Wf)情報5bを空気量―回
転数変換部5Bに提供する。なお、必要熱量(F)から
目標空気量(Wf)の変換は、実験的に求めた熱量と空
気量の変換テーブルをROM等のメモリに予め設定して
おいて、入力された必要熱量(F)情報4aに対応した
目標空気量(Wf)を出力する。
【0025】空気量―回転数変換部5Bは、使用するフ
ァンの空気量とファンモータ回転数との関係を設計値ま
たは実験値から求めた変換テーブルをROM等のメモリ
に予め設定しておいて、空気量設定部5Aからの目標空
気量(Wf)情報5bに対応した目標回転数(Nf)情
報5cを目標回転数修正部5Cに供給する。
【0026】一方、空気量―回転数変換部6Aは、空気
量―回転数変換部5Bの変換テーブルと同一の、使用す
るファンの空気量とファンモータ回転数との関係のテー
ブルを予め設定したROM等のメモリを用いて、実空気
量(W)信号9aから実空気量―回転数変換(Nw)情
報6bを発生し、回転数修正量演算部6Bに供給する。
【0027】回転数修正量演算部6Bは、実回転数
(N)信号8aと、空気量―回転数変換部6Aからの実
空気量―回転数変換(Nw)情報6bに基づいて回転数
修正量を演算し、修正量情報6aを発生する。なお、回
転数修正量は、実回転数(N)と実空気量―回転数変換
(Nw)との偏差(N−Nw)、または比率(N/N
w)として求める。
【0028】ここで、実空気量Wから変換された回転数
Nwが、使用するファンの設計値または実験値から設定
した空気量と回転数の関係テーブル値に一致する場合、
実回転数Nと変換回転数Nwが等しく、偏差(N−N
w)はゼロ、比率(N/Nw)は1となる。また、例え
ば排気筒が規定よりも長いような場合、風量センサ20
で検出される実空気量Wは標準より小さな値となり、変
換回転数Nwは実回転数Nより小さくなり、偏差(N−
Nw)>0、または比率(N/Nw)>1となる。さら
に、例えば排気筒が規定よりも短いような場合、風量セ
ンサ20で検出される実空気量Wは標準より大きな値と
なり、変換回転数Nwは実回転数Nより大きくなり、偏
差(N−Nw)<0、または比率(N/Nw)<1とな
る。これらは、実空気量Wと変換回転数Nwとが比例し
ており、実空気量Wが増加すると変換回転数Nwも増加
し、実空気量Wが減少すると変換回転数Nwも減少する
関係にある。
【0029】修正量演算部6の回転数修正量演算部6B
からの修正量情報6aは、回転数設定部5の目標回転数
修正部5Cに入力され、空気量―回転数変換部5Bから
の目標回転数(Nf)情報5cとともに演算が施され、
目標回転数(Nf)を修正して必要回転数(Ns)を算
出し、必要回転数(Ns)情報5aを発生する。
【0030】必要回転数(Ns)は、目標回転数(N
f)と回転数修正量(偏差:N−Nw)の和(Nf+N
−Nw)、または目標回転数(Nf)と回転数修正量
(比率:N/Nw)との積(Nf×N/Nw)で演算す
るように構成する。必要回転数(Ns=Nf+N−N
w)は、実回転数Nに対応する実空気量Wが排気筒が規
定より長い等が原因により、実空気量Wを回転数に変換
した変換回転数Nwが実回転数Nより小さい場合、回転
修正量(偏差)はN−Nw>0となり、必要回転数(N
s)は、実空気量Wの減少分を補償するファンモータの
回転数増加分(N−Nw)を回転修正量として目標回転
数(Nf)に加算する。また、必要回転数(Ns=Nf
×N/Nw)は、実空気量Wを回転数に変換した変換回
転数Nwが実回転数Nより小さい場合、回転修正量(比
率)はN/Nw>1となり、必要回転数(Ns)は、実
空気量Wの減少分を補償するファンモータの回転数増加
分(N/Nw)を回転修正量として目標回転数(Nf)
に乗算する。
【0031】一方、実空気量Wを回転数に変換した変換
回転数Nwが実回転数Nより大きい場合、回転修正量
(偏差)はN−Nw<0、または(比率)はN/Nw<
1となり、いずれもの場合も必要回転数(Ns)は、目
標回転数(Nf)に実空気量Wの増加分を補償するファ
ンモータの回転数減少分の偏差N−Nwを加算、または
回転数減少分の比率(N/Nw)を乗算する。
【0032】以上のように、目標回転数修正部5Cは必
要回転数(Ns)情報5aを図1のファンモータ制御部
7に供給し、ファンモータ10を必要回転数(Ns)で
回転させ、ファンから燃焼に必要な必要空気量(Ws)
を発生させる。
【0033】このようにして、この発明に係るファンモ
ータ制御装置は、実空気量Wと実回転数Nとを検出し、
実回転数Nと実空気量Wを回転数に変換した値Nwとか
ら回転数修正量を演算し、ファンモータの目標回転数
(Nf)を必要回転数(Ns)に修正することができ
る。
【0034】図3はこの発明に係るファンモータ制御装
置の回転数設定部および修正量演算部の別実施例であ
る。図3において、回転数設定部5は、空気量設定部5
Aと、目標空気量修正部5Dと、空気量―回転数変換部
5Eとから構成する。また、修正量演算部6は、回転数
―空気量変換部6Cと、空気量修正量演算部6Dとから
構成する。
【0035】空気量設定部5Aは、図2の空気量設定部
5Aと同様な構成であり、必要熱量(F)情報4aから
必要熱量(F)に対応した空気量に変換するように構成
し、目標空気量(Wf)情報5bを目標空気量修正部5
Dに提供する。
【0036】修正量演算部6の回転数―空気量変換部6
Cは、使用するファンモータ回転数とファンの空気量と
の関係のテーブルを予め設定したROM等のメモリを用
いて、実回転数(N)信号8aを空気量に変換し、回転
数―空気量変換(Wn)情報6dを発生し、空気量修正
量演算部6Dに供給する。
【0037】空気量修正量演算部6Dは、回転数―空気
量変換部6Cからの回転数―空気量変換(Wn)情報6
dおよび実空気量(W)信号9aに基づいて空気量修正
量を演算し、修正量情報6cを発生する。なお、空気量
修正量は回転数―空気量変換(Wn)と実空気量Wとの
偏差(Wn−W)、または比率(Wn/W)として求め
る。
【0038】ここで、実回転数Nから変換された空気量
Wnが、使用するファンの設計値または実験値から設定
した回転数と空気量の関係テーブル値に一致する場合、
実空気量Wと変換空気量Wnが等しくなり、偏差(Wn
−W)はゼロ、比率(Wn/W)は1となる。また、例
えば排気筒が規定よりも長いような場合、風量センサ2
0で検出される実空気量Wは標準より小さな値となり、
実空気量Wは変換空気量Wnより小さくなり、偏差(W
n−W)>0、または比率(Wn/W)>1となる。さ
らに、例えば排気筒が規定よりも短いような場合、風量
センサ20で検出される実空気量Wは標準より大きな値
となり、実空気量Wは変換空気量Wnより大きくなり、
偏差(Wn−W)<0、または比率(Wn/W)<1と
なる。これらは、実回転数Nと変換空気量Wnとが比例
しており、実回転数Nが増加すると変換空気量Wnも増
加し、実回転数Nが減少すると変換空気量Wnも減少す
る関係にある。
【0039】修正量演算部6の空気量修正量演算部6D
からの修正量情報6cは、回転数設定部5の目標空気量
修正部5Dに入力され、空気量設定部5Aからの目標空
気量(Wf)5bとともに演算がなされ、目標空気量
(Wf)を修正して必要空気量(Ws)を算出し、必要
空気量(Ws)情報5dを空気量―回転数変換部5Eに
供給する。
【0040】必要空気量(Ws)は、目標空気量(W
f)と空気量修正量(偏差:Wn−W)の和(Wf+W
n−W)、または目標空気量(Wf)と空気量修正量
(比率:Wn/W)との積(Wf×Wn/W)で演算す
るように構成する。必要空気量(Ws=Wf+Wn−
W)は、実回転数Nに対応する実空気量Wが排気筒が規
定より長い等が原因により、実空気量Wが実回転数Nを
空気量に変換した変換空気量Wnより小さい場合、回転
修正量(偏差)はWn−W>0となり、必要空気量(W
s)は、実空気量Wの減少分を補償するファンの空気量
増加分(Wn−W)を空気量修正量として目標空気量
(Wf)に加算する。また、必要空気量(Ws=Wf×
Wn/W)は、実空気量Wが実回転数Nを空気量に変換
した変換空気量Wnより小さい場合、空気量修正量(比
率)はWn/W>1となり、必要空気量(Ws)は、実
空気量Wの減少分を補償するファンの空気量増加分(W
n/W)を空気量修正量として目標空気量(Wf)に乗
算する。
【0041】一方、実空気量Wが実回転数Nを空気量に
変換した変換空気量Wnより大きい場合、空気量修正量
(偏差)はWn−W<0、または(比率)はWn/W<
1となり、いずれの場合も必要空気量(Ws)は、目標
空気量(Wf)に実空気量Wの増加分を補償するファン
の空気量減少分の偏差(Wn−W)を加算、または空気
量減少分の比率(Wn/W)を乗算する。
【0042】目標空気量修正部5Dで演算された必要空
気量(Ws)は、必要空気量(Ws)情報5dとして空
気量―回転数変換部5Eに提供され、空気量―回転数変
換部5Eは、回転数―空気量変換部6Cの変換テーブル
と同一の使用するファンの空気量とファンモータ回転数
との関係を設計値または実験値から求めた変換テーブル
をROM等のメモリに予め設定しておいて、この変換テ
ーブルに基づいて必要空気量(Ws)を必要回転数(N
s)に変換して、必要回転数(Ns)情報5aを図1の
ファンモータ制御部7に供給してファンモータ10を必
要回転数(Ns)で回転させ、ファンから燃焼に必要な
必要空気量(Ws)を発生させる。
【0043】このようにして、この発明に係るファンモ
ータ制御装置は、実空気量Wと実回転数Nとを検出し、
実空気量Wと、実回転数Nを空気量に変換した値Wnと
から空気量修正量を演算し、目標空気量Wfを必要空気
量Wsに修正し、この必要空気量Wsを必要回転数Ns
に変換してファンモータを駆動することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るファ
ンモータ制御装置は、ファンの実際の空気量とファンモ
ータの実際の回転数を検出し、これらの検出信号に基づ
いて目標回転数を修正して必要回転数を得ることがで
き、この必要回転数に基づいてファンモータを制御する
ことができる。
【0045】また、実回転数と実空気量を検出するの
で、実回転数と実空気量との間に介在する、たとえば排
気筒の長短等の外乱要因の検出が可能となり、この外乱
要因に基づきファンモータの目標回転数を修正すること
により、実際の空気量を必要空気量と一致させることが
できる。
【0046】さらに、目標回転数の修正量は、実回転数
と実空気量との間に介在する外乱要因相当分に過ぎない
ため、目標空気量と実空気量の偏差に応じてファンモー
タを制御する従来の構成に比べ、制御の安定性を向上さ
せることができる。
【0047】よって、ファンの特性変化やばらつきに伴
う空気量(送風量)の変化、または排気筒の長短に伴う
空気量の変化を補償することができるとともに、安定な
制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るファンモータ制御装置を含む給
湯機のブロック構成図
【図2】この発明に係るファンモータ制御装置の回転数
設定部および修正量演算部の一実施例
【図3】この発明に係るファンモータ制御装置の回転数
設定部および修正量演算部の別実施例
【符号の説明】
1 給湯機 2 ファンモータ制御装置 3 温度設定部 4 必要熱量演算部 5 回転数設定部 5A 空気量設定部 5B,5E,6A 空気量―回転数変換部 5C 目標回転数修正部 5D 目標空気量修正部 6 修正量演算部 6B 回転数修正量演算部 6C 回転数―空気量変換部 6D 空気量修正量演算部 7 ファンモータ制御部 8 回転数検出部 9 空気量検出部 10 ファンモータ 11 加熱制御部 12 比例弁 13 バーナ 14 給水管 15 給湯管 16 熱交換器 17 水温検出器 18 流量検出器 20 風量センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−291411(JP,A) 特開 平2−169919(JP,A) 特開 平4−36508(JP,A) 特開 平3−67920(JP,A) 実開 昭60−147799(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 3/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナ用のファンモータの実回転数を検
    出する回転数検出部と、ファンによる実空気量を検出す
    る空気量検出部を備えたファンモータ制御装置におい
    て、前記ファンによる 目標空気量を設定する空気量設定部
    と、この 目標空気量を所定のテーブルに基づきファンモータ
    目標回転数に変換する第1の空気量―回転数変換部
    と、 前記実空気量を所定のテーブルに基づきファンモータの
    回転数に変換する第2の空気量―回転数変換部と、この変換した回転数 に基づき前記実回転数から回転数修
    正量を算出する回転数修正量演算部と、この 回転数修正量に基づき目標回転数をファンモータの
    必要回転数に修正する目標回転数修正部とを有し前記必要回転数 に基づきファンモータを駆動することを
    特徴とするファンモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記回転数修正量演算部、第2の空気
    量―回転数変換部で変換した回転数と実回転数との偏差
    または比率を算出して回転数修正量とし、前記目標回転
    数修正部が、目標回転数に前記偏差を加算するかまたは
    前記比率を乗算することを特徴とする請求項1記載のフ
    ァンモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 バーナ用のファンモータの実回転数を検
    出する回転数検出部と、ファンによる実空気量を検出す
    る空気量検出部を備えたファンモータ制御装置におい
    て、ファンによる 目標空気量を設定する空気量設定部と、 前記実回転数を所定のテーブルに基づきファンによる
    気量に変換する回転数―空気量変換部と、この変換した空気量 に基づき前記実空気量から空気量修
    正量を算出する空気量修正量演算部と、この 空気量修正量に基づき目標空気量を修正する目標空
    気量修正部と、この 修正された目標空気量を所定のテーブルに基づき
    ァンモータの必要回転数に変換する空気量―回転数変換
    部とを有し前記必要回転数 に基づきファンモータを駆動することを
    特徴とするファンモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記空気量修正量演算部、回転数―空
    気量変換部で変換した空気量と実空気量との偏差または
    比率を算出して空気量修正量とし、前記目標空気量修正
    、目標回転数に前記偏差を加算するかまたは前記比
    率を乗算することを特徴とする請求項3記載のファンモ
    ータ制御装置。
JP05021423A 1993-02-09 1993-02-09 ファンモータ制御装置 Expired - Fee Related JP3111437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05021423A JP3111437B2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 ファンモータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05021423A JP3111437B2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 ファンモータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06235514A JPH06235514A (ja) 1994-08-23
JP3111437B2 true JP3111437B2 (ja) 2000-11-20

Family

ID=12054594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05021423A Expired - Fee Related JP3111437B2 (ja) 1993-02-09 1993-02-09 ファンモータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3111437B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5866509B2 (ja) * 2012-03-02 2016-02-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータ制御装置及びモータ制御方法
US9625172B2 (en) 2012-09-13 2017-04-18 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Motor control device and motor control method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06235514A (ja) 1994-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5819845A (en) Temperature control method for a heating/cooling system
JP2015535586A (ja) 空気比例制御式燃焼装置とその熱量調整方法
JP3111437B2 (ja) ファンモータ制御装置
JP2857321B2 (ja) 燃焼装置
JPH07180904A (ja) 給湯装置
JP3185504B2 (ja) 燃焼制御装置
JP3077717B2 (ja) 給湯機の制御装置
KR0122496B1 (ko) 연소장치
JP2828909B2 (ja) 燃焼装置
JP2870436B2 (ja) 燃焼装置
JP2669662B2 (ja) 給湯機の制御装置
JP3072200B2 (ja) 燃焼制御装置
KR100345610B1 (ko) 보일러의 연소 제어 방법
JP3431054B2 (ja) 燃焼装置
JPH0745930B2 (ja) ガス燃焼機器の空燃比制御装置
JP3098143B2 (ja) 燃焼器
JP2560584B2 (ja) 燃焼装置のファン回転数自動切替装置
JP3315223B2 (ja) 燃焼装置の燃焼制御装置
JP3307561B2 (ja) 燃焼装置
JP3308428B2 (ja) 給湯装置
JP3124135B2 (ja) 給湯装置
JP3204050B2 (ja) 燃焼装置の送風量制御装置
JP3329919B2 (ja) 強制送風式燃焼装置のファン制御方法およびその装置
JPH0817590B2 (ja) 燃焼器具に使用されるファンモータ制御装置
JP3122525B2 (ja) 燃焼装置およびその燃焼制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000821

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees