JP3111431B2 - 入力インタフェース回路 - Google Patents

入力インタフェース回路

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JP3111431B2 JP03301962A JP30196291A JP3111431B2 JP 3111431 B2 JP3111431 B2 JP 3111431B2 JP 03301962 A JP03301962 A JP 03301962A JP 30196291 A JP30196291 A JP 30196291A JP 3111431 B2 JP3111431 B2 JP 3111431B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル信号処理回
路を含む機器等における、複数のしきい値により入力信
号を多値化する入力インタフェース回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号処理回路を含む機器等に
おける入力インタフェース回路では、最近、入力信号の
信頼性を高めるために、スレショルド電圧値の異なるコ
ンパレータを複数台パラレルに接続等して、入力信号を
3値化して後段の処理回路で判定する方式がみられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の方式では、入力信号を3値化するためにスレショル
ド電圧値の異なるコンパレータ等のアナログ素子を複数
台用いる必要があるため、コストが高くなると共に、実
装面積が大きくなってしまうという問題がある。
【0004】そこで、本発明は上記問題に着目してなさ
れたもので、コストおよび実装面積が増加せずに、複数
のスレショルド電圧値により入力信号を多値化できる入
力インタフェース回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、入力信号を多値化する入力インタフェ
ース回路において、入力信号をパルス化する際のパルス
波形立上時のスレショルド電圧値と、パルス波形立下時
のスレショルド電圧値とが異なり、この両スレショルド
電圧値により、入力ラインを介した入力信号を2値化す
る2値化手段と、上記入力ラインに接続されて、この入
力ラインへの出力を上記2値化手段の立上時のスレショ
ルド電圧値以上、立下時のスレショルド電圧値以下、あ
るいはハイインピーダンスにするスリーステート出力手
段と、上記2値化手段が入力信号を入力する前に、上記
スリーステート出力手段から上記入力ラインへの出力
が、立上時のスレショルド電圧値以上あるいは立下時の
スレショルド電圧値以下から、ハイインピーダンスにす
るように制御する制御手段と、を具備したこと特徴とす
る。
【0006】
【作用】本発明では、制御手段の制御により、2値化手
段が入力信号を入力する前に、スリーステート出力手段
が入力ラインへの出力を立上時のスレショルド電圧値以
上あるいは立下時のスレショルド電圧値以下にセットす
ることにより、2値化手段の出力を立上(オン)状態、
あるいは立下(オフ)状態へセットできる。
【0007】続いて、その後の両状態から入力ラインが
ハイインピーダンス状態になり、入力ラインを介して2
値化手段に入力信号が入るため、2値化手段は、立上状
態にあるときには立下時のスレショルド電圧値で入力信
号を比較する一方、立下状態にあるときには立上時のス
レショルド電圧値で入力信号を比較する。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る入力インタフェース回路
(以下、入力I/F回路という)の一実施例を図面に基
づいて説明する。ここでは、この入力I/F回路をディ
ジタル信号処理回路の一例であるディジタルフィルタ回
路に接続して説明する。
【0009】図1は、入力I/F回路1の一実施例の構
成、およびディジタルフィルタ回路2との接続をブロッ
ク図により示している。
【0010】この入力I/F回路1は、2値化手段とし
てのシュミットトリガ素子11、スリーステート出力手
段としてのスリーステートバッファ12、および制御手
段としてのクロック発生回路13を備えており、外部か
らの入力信号が結合用の抵抗14および入力ライン15
を介してシュミットトリガ素子11へ入力するように接
続すると共に、入力ライン15にスリーステートバッフ
ァ12の出力ライン16を接続して構成されている。
【0011】また、シュミットトリガ素子11の出力に
はディジタルフィルタ回路2を接続し、クロック発生回
路13からディジタルフィルタ回路2およびスリーステ
ートバッファ12へは各々、シュミットコントロ−ル信
号(反転FBCK0)、サンプルクロック(反転DFNCK0,SRCK
0) が送出されるように接続されている。
【0012】図2は、クロック発生回路13の構成を示
している。
【0013】このクロック発生回路は、図示しないCP
U等のプロセッサからリセット信号(反転RESET)および
原クロック信号(DNFCLK) を入力して、これらの信号に
基づきここでは4台のディジタルフィルタ回路および入
力I/F回路各々へ、サンプルクロック(反転DFNCK0〜
3,SRCK0 〜3)、およびシュミットコントロ−ル信号(反
転FBCK0 〜3)が各々送出できるように、NOTゲート1
31、シフトレジスタ132、NOTゲート133a〜
d、NANDゲート134a〜h、NORゲート135
a〜dを図に示すように接続して構成されている。
【0014】なお、本実施例では、入力I/F回路1お
よびディジタルフィルタ回路2のみしか図示していない
ため、シュミットコントロ−ル信号(反転FBCK0)および
サンプルクロック(反転DFNCK0,SRCK0)のみを用いて説
明する。
【0015】図3は、ディジタルフィルタ回路2の構成
を示している。
【0016】このディジタルフィルタ回路2は、入力I
/F回路1の出力(IPA0)をサンプルクロック(SRCK0)に
より入力する4ビットのシフトレジスタ21、シフトレ
ジスタ21の出力(QA 〜D)を処理するNANDゲート
22およびNORゲート23、ANDゲート24aおよ
びNORゲート24bからなりNANDゲート22およ
びNORゲート23の出力を入力して後述するように入
力信号のオン・オフを判定する判定回路24、およびこ
の判定回路24の判定出力をサンプルクロック(反転DF
NCK0) により入力し、出力Qをこのディジタルフィルタ
回路2の出力(INDA0)とするDフリップフロップ(以
下、D−FFという)25を有している。また、D−F
F25は、反転出力Qnを判定回路24へ送出すると共
に、反転出力Qnをスレッシュ選択信号(反転FBDA0)と
してスリーステートバッファ12へ送出するように接続
されている。
【0017】なお、本実施例では、フォトカプラ3のア
ナログ出力を入力I/F回路1の入力信号としている。
【0018】次に、図1〜3に示した入力I/F回路1
およびディジタルフィルタ回路3の回路動作を、図4〜
7を参照して説明する。
【0019】図4は、図2に示すクロック発生回路1
3、図1あるいは図3に示すディジタルフィルタ回路2
および入力I/F回路1における入出力信号および内部
信号をタイミングチャートにより示している。
【0020】図2に示すクロック発生回路13では、外
部から入力するリセット信号(RESET)および原クロック
信号(DNCLK)に基づき、シフトレジスタ132から出力
(QA 〜D)を出力して、シュミットコントロ−ル信号
(反転FBCK0)およびサンプルクロック(反転DFNCK0,SR
CK0)を出力する。
【0021】そして、図3に示すディジタルフィルタ回
路2では、クロック発生回路13からのサンプルクロッ
ク(SRCK0)の立上時により、シフトレジスタ21が入力
I/F回路1の出力(IPA0)をラッチする。また、サンプ
ルクロック (反転DFNCK0) の立上時によりD−FF25
が後述するようにして判定された結果を出力する。
【0022】また、図1あるいは図3に示す入力I/F
回路1では、スリーステート出力手段12がディジタル
フィルタ回路2からスレッシュ選択信号(反転FBDA0)が
入力しており、シュミットコントロ−ル信号 (反転FBCK
0)の“LOW ”により、その出力(PA0-R) を、Vc =0
[V] にディスチャージ、あるいはVc =5[V] にチャー
ジを行う共に、シュミットコントロ−ル信号 (反転FBCK
0)の“HIGH”により、ハイインピーダンス状態にする。
また、シュミットトリガ素子11は、スリーステート出
力手段12の出力(PA0-R) がハイインピーダンス状
態、つまりシュミットコントロ−ル信号(反転FBCK0)が
“HIGH”の時に、フォトカプラ3から出力されたアナロ
グ信号(PA0)を入力して、そのアナログ入力信号(PA0)
をスレショルド電圧値Vth- ,Vth+ で比較して2値化
し、その2値化データ(IPA0) を出力する。
【0023】図5は、図1に示す入力I/F回路1のシ
ュミットトリガ素子11が立上時のスレショルド電圧値
Vth+ で入力信号を2値化する際の各信号をタイミング
チャートにより示している。
【0024】まず、シュミットトリガ素子11が入力信
号を取り込む直前に、シュミットコントロ−ル信号( 反
転FBCK0)が一定時間“LOW(オフ)”になり、スリース
テ−トバッファ12は、オンしてバッファとして機能
し、スレッシュ選択信号(反転FBDA0)の“0”を出力す
る。
【0025】スレッシュ選択信号(反転FBDA0)の“0(=
0 [V])”は、シュミットトリガ素子11の立下時のスレ
ショルド電圧値Vth- (本実施例では、例えば1.5 [V]
とする。)より低くなるように予めセットされているた
め、入力ライン15のレベルがそのスレショルド電圧値
Vth- レベル以下になり、シュミットトリガ素子11へ
の入力(PA0-C) は、入力信号(PA0) の電圧値に関係なく
オフ状態に変わる。
【0026】そして、シュミットコントロ−ル信号( 反
転FBCK0)が“HIGH”となった場合、スリーステ−トバッ
ファ12の出力がハイインピーダンス状態になるため、
入力信号(PA0) が、抵抗14、入力ライン15を介した
入力信号(PA0-C) としてシュミットトリガ素子11に入
力することになる。
【0027】その際、シュミットトリガ素子11は、い
ままでオフ状態にあったため、この時のコンパレートレ
ベルは、オフ状態からオン状態へのパルス立上時のスレ
ショルド電圧値Vth+ となり、このスレショルド電圧値
Vth+ と入力信号とを比較して当該入力信号(PA0-C) を
2値化することになる。
【0028】一方、シュミットトリガ素子11が立下時
のスレショルド電圧値Vth- で入力信号を比較する場合
にも、立上時のスレショルド電圧値Vth+ の場合と同様
に、シュミットトリガ素子11が入力信号を取り込む直
前に、シュミットコントロ−ル信号(反転FBCK0)が一定
時間“LOW ”になり、スリーステ−トバッファ12がオ
ンして、スレッシュ選択信号(反転FBDA0)“1(=5
[V])”を出力する。この出力“1(=5 [V])”は、シュ
ミットトリガ素子11の立上時のスレショルド電圧値V
th+ (本実施例では、例えば3.5[V]とする。)より高い
値に予めセットされているため、入力ライン15のレベ
ルがそのスレショルド電圧値Vth+ 以上になり、シュミ
ットトリガ素子11は入力信号の電圧値に関係なくオン
状態に変わる。
【0029】そして、シュミットコントロ−ル信号( 反
転FBCK0)が“HIGH”となった場合には、スリーステ−ト
バッファ12の出力はハイインピーダンス状態になるた
め、入力ライン15を介した入力信号(PA0-C) がシュミ
ットトリガ素子11に入力する。
【0030】シュミットトリガ素子11は、いままでオ
ン状態にあったため、コンパレートレベルがオン状態か
らオフ状態へのパルス立下時のスレショルド電圧値Vth
- に変り、このスレショルド電圧値Vth- と入力信号(P
A0-C) とを比較して2値化することになる。
【0031】2値化されたデータは、ディジタルフィル
タ回路2に入力し、ディジタルフィルタ回路2では、図
3に示すように、シフトレジスタ21がその2値化デー
タをサンプルクロック(SRCK0)により入力して、判定回
路24がこの2値化データによる入力信号のオン・オフ
判定を後述するように行う。
【0032】図6(a),(b)各々は、本発明および
従来技術におけるディジタルフィルタ回路2の判定回路
24での入力データである2値化データの判定方法を示
している。
【0033】ディジタルフィルタ回路2では、同図
(a)に示すようにシフトレジスタ21がシュミットト
リガ素子11からの2値化データをいったん格納して、
判定回路24が下記ルールに従って入力信号のオン・オ
フ判定を行う。
【0034】 if 現状オフ(スレッシュ電圧値Vth+ ) and A2kがすべて1 then オン else then 現状維持 if 現状オン(スレッシュ電圧値Vth- ) and A1kがすべて0 then オフ else then 現状維持 ただし、n=1 , 2は、現状がオンかオフかに依存して
おり、またコンパレートレベルであるスレショルド電圧
値Vth- ,Vth+ に対応している。よって、現状オフの
場合にはn=1 に、現状オンの場合にはn= 2に切替え
る。
【0035】また、この入力信号のオン・オフ判定中
に、シュミットトリガ素子11が現状オン(スレッシュ
電圧値Vth- )でシフトレジスタ21の出力(QA 〜B)
が全て“1”になった場合、および現状オフ(スレッシ
ュ電圧値Vth+ )でシフトレジスタ21の出力(QA 〜
B)が全て“0”になった場合には、シュミットトリガ素
子11のスレッシュ電圧値Vth- ,Vth+ が切替わる。
【0036】つまり、図3に示すように、シュミットト
リガ素子11が現状オン(スレッシュ電圧値Vth- )で
入力信号(PA0-C) の2値化を行っている際に、シフトレ
ジスタ21の出力(QA 〜B)が全て“1”になった場合
には、NANDゲート22の出力が“0”になって、A
NDゲート24aの出力も“0”になり、NORゲート
24bの出力が“1”になる。そして、D−FF25が
サンプルクロック(反転DFNCK0) により入力Dにその出
力“1”を取込み、出力Qが“1”に変わる一方、反転
出力Qn、つまりスレッシュ選択信号(反転FBDA0)が
“0”になってスリーステートバッファ12に入力す
る。スリーステートバッファ12では、シュミットコン
トロ−ル信号(反転FBCK) が“LOW ”になった際にスレ
ッシュ選択信号(反転FBDA0)の“0”を出力し、シュミ
ットトリガ素子11をオフ状態に切替えさせて、シュミ
ットトリガ素子11にスレッシュ電圧値Vth+ で入力信
号(PA0-C) の2値化を行なわせる。
【0037】一方、シュミットトリガ素子11が現状オ
フ(スレッシュ電圧値Vth+ )で入力信号(PA0-C) の2
値化を行っている際、シフトレジスタ21の出力(QA
〜B)が全て“0”になった場合には、NORゲート23
の出力が“1”になって、NORゲート24bの出力が
“0”になる。そして、D−FF25がサンプルクロッ
ク(反転DFNCK0) により入力Dに“0”を取込み、出力
Qが“0”になる一方、反転出力Qn 、つまりスレッシ
ュ選択信号(反転FBDA0)が“1”になってスリーステー
トバッファ12に入力する。スリーステートバッファ1
2では、シュミットコントロ−ル信号(反転FBCK) が
“LOW ”になった際にスレッシュ選択信号(反転FBDA0)
の“1”を出力し、シュミットトリガ素子11をオン状
態に切替えさせて、シュミットトリガ素子11にスレッ
シュ電圧値Vth- で入力信号(PA0-C) の2値化を行なわ
せる。
【0038】それ以外の場合、つまりシフトレジスタ2
1の出力(QA 〜B)が全て“1”、あるいは“0”でな
い場合、およびスレッシュ選択信号(反転FBDA0)が
“1”でシフトレジスタ21の出力(QA 〜B)が全て
“0”、スレッシュ選択信号(反転FBDA0)が“0”でシ
フトレジスタ21の出力(QA 〜B)が全て“1”の場合
には、D−FF25の出力Qおよび反転出力Qn は変わ
らず、シュミットトリガ素子11は現状のスレッシュ電
圧値Vth- ,Vth+ により入力信号(PA0) の2値化を行
う。
【0039】したがって、従来技術では、2つのしきい
値により入力信号の2値化する場合には、2台のコンパ
レータをパラレルに接続すると共に、図6(b)に示す
ように2台のシフトレジスタが必要であったのに対し、
本実施例では、同図(a)に示すように、一台のシュミ
ットトリガ素子11で異なるスレッシュ電圧値Vth-,
Vth+ を自動切替えして、2つのしきい値により2値化
すると共に、ディジタルフィルタでその2値化の結果を
格納するシフトレジスタが一台で済む。
【0040】このため、本実施例によれば、従来技術と
較べてコストが低減すると共に、入力I/F回路および
デジタルフィルタ回路をデジタル素子のみで構成でき、
ゲートアレイやセミカスタムチップでの1チップ化によ
り、アナログ素子混載タイプと比較して、ゲート数や、
実装面積等が小さくなる。
【0041】図7は、入力信号が“HIGH(5[V] でオ
ン)”の状態を持続している場合、ディジタルフィルタ
回路2における判定の際の各信号をタイミングチャート
により示している。
【0042】まず、スレッシュ選択信号 (反転FBDA0)が
“1(= 5[V])”で、スリーステートバッファ12がオ
ン状態にあり、その出力(PA0-R) がVc=5[V] にチャー
ジされて、シュミットトリガ素子11が現状オン(スレ
ッシュ電圧値Vth- )で入力信号(PA0-C) の2値化を行
っている際に、“HIGH”の入力信号(PA0)が入ってきた
場合には、入力信号(PA0-C) は“HIGH”を持続した状態
になり、シュミットトリガ素子11がその入力信号(PA
0-R) を現状オン(スレッシュ電圧値Vth- )で2値化
して“1”を出力する。
【0043】ディジタルフィルタ回路2では、その2値
化結果を入力して、シフトレジスタ21の出力(QA 〜
B)が全て“1”になるまでは、D−FF25は現状維持
で出力Qから“0”を出力する(上記判定ルール参
照)。
【0044】ところで、この入力信号(PA0) は“HIGH
(5[V])”の状態を持続しているため、シュミットトリ
ガ素子11では“1”を出力し続け、直ぐにシフトレジ
スタ21の出力(QA 〜B)全てが“1”になる。する
と、判定回路24の出力が“0”から“1”に変って、
D−FF25の出力Qも“0”から“1”に変り、入力
信号(PA0)を“1”であると判定する一方、反転出力Q
n が“1”から“0”に変って、反転出力Qn “0”が
判定回路24に入力する一方、反転出力Qn “0”がス
レッシュ選択信号 (反転FBDA0)としてスリーステートバ
ッファ12に入力する。
【0045】そして今度は、スリーステートバッファ1
2がオン状態あるときには、その出力(PA0-R) にスレッ
シュ選択信号 (反転FBDA0)の“0”を出力し、このスレ
ッシュ選択信号 (反転FBDA0)の“0”によりシュミット
トリガ素子11がオフ状態に切替って、入力信号(PA0-
C) をスレッシュ電圧値Vth+ で2値化することにな
る。
【0046】その際、入力信号(PA0)は“HIGH(5
[V])”の状態を持続しているため、スリーステート12
の出力(PA0-R) がハイインピーダンス状態にあるときに
は、シュミットトリガ素子11の出力(IPA0)がオン状
態、つまり“1”を示して、この結果がディジタルフィ
ルタ回路2へ送出される。
【0047】ディジタルフィルタ回路2では、その2値
化結果を入力してシフトレジスタ21の出力(QA 〜B)
が全て“0”になるまで、D−FF25の出力Qから現
状維持の“1”を出力する(上記判定ルール参照)。つ
まり、ディジタルフィルタ回路2は、入力信号(PA0) が
“HIGH(5[V])”の状態を持続している間は、このディ
ジタルフィルタ回路2の出力(INDA0) として、D−FF
25の出力Qから“1”を出力して、入力信号(PA0)が
“1”であると判定する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、入力
信号をパルス化する際のパルス波形立上時のスレショル
ド電圧値と、パルス波形立下時のスレショルド電圧値と
が異なり、この両スレショルド電圧値により入力ライン
を介した入力信号を2値化する2値化手段を設け、2値
化手段が入力信号を入力する前に、2値化手段の出力を
立上(オン)状態、あるいは立下(オフ)状態へセット
し、その両状態から入力ラインをハイインピーダンス状
態にして、入力ラインを介して2値化手段に入力信号が
入るようにしたため、2値化手段が立上状態にあるとき
には立下時のスレショルド電圧値で入力信号を比較でき
る一方、立下状態にあるときには立上時のスレショルド
電圧値で入力信号を比較できる。
【0049】このため、本発明によれば、2つのしきい
値により入力信号の2値化する場合には、2台のコンパ
レータが必要であった従来技術と較べ、一台の2値化手
段で済むことになるので、コストが低減すると共に、実
装面積が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入力I/F回路の一実施例の構成
等を示す説明図。
【図2】クロック発生回路の構成を示す回路図。
【図3】ディジタルフィルタ回路の構成を示す回路図。
【図4】クロック発生回路、ディジタルフィルタ回路お
よび入力I/F回路における入出力信号および内部信号
を示すタイミングチャート。
【図5】入力I/F回路のシュミットトリガ素子が立上
時のスレショルド電圧値Vth+で入力信号を2値化する
際の各信号を示すタイミングチャート。
【図6】(a),(b)各々、本発明および従来技術に
おける、ディジタルフィルタ回路における2値化データ
の判定方法を示す説明図。
【図7】入力信号が“HIGH”の状態を持続している場合
のディジタルフィルタ回路における判定の際の各信号を
示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1 入力インタフェース回路(入力I/F回路) 2 ディジタルフィルタ回路 3 フォトカプラ 11 シュミットトリガ素子(2値化手段) 12 スリーステートバッファ(スリーステート出力手
段) 13 クロック発生回路(制御手段) 14 抵抗 15 入力ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を多値化する入力インタフェース
    回路において、 入力信号をパルス化する際のパルス波形立上時のスレシ
    ョルド電圧値と、パルス波形立下時のスレショルド電圧
    値とが異なり、この両スレショルド電圧値により、入力
    ラインを介した入力信号を2値化する2値化手段と、 上記入力ラインに接続されて、この入力ラインへの出力
    を上記2値化手段の立上時のスレショルド電圧値以上、
    立下時のスレショルド電圧値以下、あるいはハイインピ
    ーダンスにするスリーステート出力手段と、 上記2値化手段が入力信号を入力する前に、上記スリー
    ステート出力手段から上記入力ラインへの出力が、立上
    時のスレショルド電圧値以上あるいは立下時のスレショ
    ルド電圧値以下から、ハイインピーダンスにするように
    制御する制御手段と、 を具備すること特徴とする入力インタフェース回路。
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