JP3111288B2 - シールド掘進機におけるクリアランス測定装置 - Google Patents

シールド掘進機におけるクリアランス測定装置

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JP3111288B2
JP3111288B2 JP11791291A JP11791291A JP3111288B2 JP 3111288 B2 JP3111288 B2 JP 3111288B2 JP 11791291 A JP11791291 A JP 11791291A JP 11791291 A JP11791291 A JP 11791291A JP 3111288 B2 JP3111288 B2 JP 3111288B2
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JP
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shield machine
contact arm
segment
clearance
shaft
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邦登 酒井
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Tokyu Construction Co Ltd
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Tokyu Construction Co Ltd
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘進機におい
て、シールド掘進機の内面と、セグメントとの外面との
間隔(テールクリアランス)を測定する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】シールド工法においては、テールクリア
ランスを測定することが、シールド掘進機の正確な制御
から、あるいはセグメントの線形の管理からも重要であ
る。こうしたクリアランスを自動的、連続的に測定する
方法として、たとえば図5のような装置が開発されてい
る。すなわち常時はバネで起き上がっている倒れ板aを
接触腕として用意する。するとセグメントが組み立てら
れた場合に、クリアランスに応じてこの倒れ板が倒れ
る。その時の倒れ板の倒れ角度をワイヤーbで引き出
し、そのワイヤーbの移動距離を電気的に拡大してクリ
アランスの数値として表現する装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記したような従来
のクリアランス測定装置にあっては、正確な寸法を測定
しがたいという問題点がある。まず、バネで起き上がっ
ている接触腕にセグメントの全重量が乗ったら破壊して
しまう。そのために付近に一定の高さのスペーサを配置
し、このスペーサによって破壊を防止している。しかし
地盤の沈下を考慮するとクリアランスは最小限に抑えた
い訳であり、したがってスペーサを厚くすることはでき
ない。その結果、倒れ板の倒れ角度の変化はきわめてわ
ずかな量しか設定できないことになる。したがって正確
なクリアランスの数値を把握することは困難であった。
【0004】
【本発明の目的】本発明はこのような問題を改善するた
めになされたもので、正確な数値を簡単に測定できる、
シールド掘進機におけるクリアランス測定装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】すなわち本発明は、シ
ールド掘進機の内部に、シールド掘進機の前進方向と平
行方向に向けて回転伝達軸を設け、その回転伝達軸の先
端には、回転軸に対する放射方向に接触腕を突設し、
触腕には、接触腕をセグメントの面に押し出すバネを設
け、この接触腕をセグメントを組み立てる部分に配置
し、回転軸の回転角度を直接または間接的に取り出して
クリアランスの数値として指示する指示部を設けたこと
を特徴とする、シールド掘進機におけるクリアランス測
定装置である。
【0006】
【本発明の構成】以下図面を参照しながら本発明につい
て説明する。 <イ>回転伝達軸 シールド掘進機Aの内部に回転伝達軸1を設ける。この
回転伝達軸1の設置のために、シールド掘進機Aの内面
に保護パイプを固定し、この保護パイプの内部に伝達軸
1を回転自在に収納する。この回転伝達軸1の配置方向
は、シールド掘進機Aの中心軸と平行に設置するのが望
ましいが、中間に伝達機構等を介在させれば、中心軸と
平行方向の設置に限定されるものではない。この回転伝
達軸1用の保護パイプ11の上に直接セグメントBの重
量が加わったら破損してしまう。そのために従来と同様
に近くにはスペーサ12を配置しておく。しかし本発明
の装置の厚さは、保護パイプ11の直径によって決まる
から、きわめて薄いスペーサ12で十分に目的を達成で
きる。
【0007】<ロ>接触腕 その回転伝達軸1の先端には、回転軸に対する放射方向
に接触腕2を突設して固定する。ちょうど、回転伝達軸
1を時計の中心の軸とみなすと、時刻を示す指針の方向
に接触腕2を突設するものである。この接触腕2の長さ
を長く設定すれば、先端のわずかな変位でも確実に回転
伝達軸1に伝達することができる。なお実際には接触腕
2の先端を細い棒状のままにしておくとセグメントBの
細部に引っ掛かって破損したり、わずかな凹凸にまで反
応してかえって正確な数値が測定しにくい場合が考えら
れる。そのために接触腕2の先端には、接触板21をピ
ン結合によって取り付けておく。
【0008】<ハ>加圧機構 この接触腕2は、セグメントBに常に接触している状態
を保持しなければならない。そこで、接触腕2を適度な
圧力でセグメントBの表面に押し付けるためにバネを取
り付けて圧力を与える。このバネは、回転伝達腕に適当
な位置、あるいは接触腕2に直接取り付け、常に接触腕
2がシールド掘進機Aの内面に対して直角に近い角度に
張り出しているように構成する。
【0009】<ニ>接触腕2の配置 この接触腕2は、シールド掘進機Aのテールプレートの
内部に配置するが、特にセグメントBを組み立てる部分
に配置する。したがってセグメントBの組み立てに応じ
て、接触腕2はセグメントBによって押されて回転伝達
軸1を回転させることになる。さらに接触腕2の位置
は、シールド掘進機Aの内部に少なくとも3か所以上配
置する。するとシールド掘進機Aの位置に対するセグメ
ントBの位置を把握することができる。
【0010】<ホ>指示部 回転伝達軸1の他端からは回転角度を取り出す。そして
取り出した信号を具体的な数値として指示しなければな
らない。この取り出し方法、指示方法は直接または間接
的に行うことができる。例えば直接に取り出すのであれ
ば、回転伝達軸1の他端に、接触腕2と平行に指示針を
固定する。すると接触腕2の角度変化がそのまま指示針
の角度変化として現れる。この変化を指示盤上で目視す
れば直接数値として捕らえることができる。あるいは、
回転伝達軸1の回転角度を変換器3において電気的に変
換し、現場から遠く離れた事務所に伝送して数値化する
こともできる。
【0011】
【作用】本発明の装置を少なくとも3か所以上配置した
シールド掘進機Aの内部でセグメントBを組み立てる。
すると、各接触腕2の先端の接触板21がセグメントB
によって元の位置から押し除けられ、回転伝達軸1を回
転させ、その結果が指示部に出力する。こうして出力さ
せた数値によってセグメントBの配置状況を把握するこ
とができ、シールド掘進機Aに対する偏った状況がわか
る。さらに変換器3を介して電気信号として取り出せ
ば、コンピュータの画面上に本来の設計中心線の位置、
実際のシールド掘進機Aの位置、そしてセグメントBの
位置、を表現させることができる。
【0012】映像上で、もしセグメントBの位置が、シ
ールド掘進機A内部で片寄っているようであれば、次ぎ
の掘進のサイクルにおいて、伸長させるジャッキと伸長
させないジャッキとを使い分けたり、変形のセグメント
Bを介在させたりして方向を修正することができる。こ
のように本発明の装置から直接、間接的に得た数値は、
次回の掘進、セグメントB組み立ての貴重な資料として
利用することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ>接触腕2の長さ次第でわずかな数値も確実に捕ら
えることができるから、正確なクリアランスの測定を行
うことができる。 <ロ>セグメントBの外側に接触したまま、シールド掘
進機Aを移動することができるから常に現状を把握する
ことができる。 <ハ>装置の接触部分は非常にコンパクトになっている
から、シールド掘進機のテールプレート自体に加工しな
くとも設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の要部の斜視図
【図2】使用状態の説明図
【図3】使用状態の説明図
【図4】使用状態の全体の説明図
【図5】従来の装置の説明図

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド掘進機の内部に、シールド掘進機
    の前進方向と平行方向に向けて回転伝達軸を設け、 その回転伝達軸の先端には、回転軸に対する放射方向に
    接触腕を突設し、接触腕には、接触腕をセグメントの面に押し出すバネを
    設け、 この接触腕をセグメントを組み立てる部分に配置し、 回転軸の回転角度を直接または間接的に取り出してクリ
    アランスの数値として指示する指示部を設けたことを特
    徴とする、 シールド掘進機におけるクリアランス測定装置。
JP11791291A 1991-04-23 1991-04-23 シールド掘進機におけるクリアランス測定装置 Expired - Lifetime JP3111288B2 (ja)

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