JP2542540Y2 - シールド掘進機におけるクリアランス測定装置 - Google Patents

シールド掘進機におけるクリアランス測定装置

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JP2542540Y2
JP2542540Y2 JP358992U JP358992U JP2542540Y2 JP 2542540 Y2 JP2542540 Y2 JP 2542540Y2 JP 358992 U JP358992 U JP 358992U JP 358992 U JP358992 U JP 358992U JP 2542540 Y2 JP2542540 Y2 JP 2542540Y2
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JP
Japan
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shield machine
transmission shaft
contact arm
segment
rotation transmission
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邦登 酒井
陽一 藤山
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Tokyu Construction Co Ltd
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Tokyu Construction Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シールド掘進機におい
て、シールド掘進機の内面と、セグメントとの外面との
間隔(テールクリアランス)を測定する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】シールド工法においては、テールクリア
ランスを測定することが、シールド掘進機の正確な制御
から、あるいはセグメントの線形の管理からも重要であ
る。こうしたクリアランスを自動的、連続的に測定する
方法として、たとえば図4のような装置が開発されてい
る。すなわち常時はバネで起き上がっている倒れ板aを
接触腕として用意する。するとセグメントが組み立てら
れた場合に、クリアランスに応じてこの倒れ板が倒れ
る。その時の倒れ板の倒れ角度をワイヤーbで引き出
し、そのワイヤーbの移動距離を電気的に拡大してクリ
アランスの数値として表現する装置である。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】前記したような従来
のクリアランス測定装置にあっては、正確な寸法を測定
しがたいという問題点がある。まず、バネで起き上がっ
ている接触腕にセグメントの全重量が乗ったら破壊して
しまう。そのために付近に一定の高さのスペーサを配置
し、このスペーサによって破壊を防止している。しかし
地盤の沈下を考慮するとクリアランスは最小限に抑えた
い訳であり、したがってスペーサを厚くすることはでき
ない。その結果、倒れ板の倒れ角度の変化はきわめてわ
ずかな量しか設定できないことになる。したがって正確
なクリアランスの数値を把握することは困難であった。
【0004】
【本考案の目的】本考案はこのような問題を改善するた
めになされたもので、正確な数値を簡単に測定できる、
シールド掘進機におけるクリアランス測定装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】すなわち本考案は、シ
ールド掘進機の内面に沿って回転伝達軸を設け、この回
転伝達軸の一端には、回転伝達軸に対する放射方向に接
触腕を突設し、この接触腕をセグメントを組み立てる部
分に配置し、回転伝達軸の他端は、フレキシブル継手を
介して、シールド掘進機の内面より中心軸線に接近した
位置に配置し、この他端部には、回転伝達軸の回転角度
を直接的または間接的に取り出してクリアランスの数値
として指示する指示部を設けたことを特徴とする、シー
ルド掘進機におけるクリアランス測定装置である。
【0006】
【本考案の構成】以下図面を参照しながら本考案につい
て説明する。 <イ>回転伝達軸 図1に示すように、シールド掘進機Aの内面に沿って回
転伝達軸1を設ける。この回転伝達軸1の設置のため
に、シールド掘進機Aの内面に保護パイプ11を固定
し、この保護パイプ11の内部に回転伝達軸1を回転自
在に収納する。この回転伝達軸1の配置方向は、シール
ド掘進機Aの中心軸と平行に設置するのが望ましいが、
中間に伝達機構等を介在させれば、中心軸と平行方向の
設置に限定されるものではない。この回転伝達軸1用の
保護パイプ11の上に直接セグメントBの重量が加わっ
たら破損してしまう。そのために図2に示すように、従
来と同様に近くには鋼材等のフラットバー12を配置し
ておく。フラットバー12を取り付けた時には、保護パ
イプ11は使用しなくてもよい。 本考案の装置の厚さ
は、保護パイプ11を使った場合は保護パイプ11の直
径によって決まり、使わなかった場合は回転伝達軸1の
直径によって決まるから、きわめて薄い(保護パイプ1
1あるいは回転伝達軸1より僅かに厚いもの)フラット
バー12で十分に目的を達成できる。
【0007】<ロ>接触腕 その回転伝達軸1の先端には、回転伝達軸1に対する放
射方向に接触腕2を突設して固定する。ちょうど、回転
伝達軸1を時計の中心の軸とみなすと、時刻を示す指針
の方向に接触腕2を突設するものである。この接触腕2
の長さを長く設定すれば、先端のわずかな変位でも確実
に回転伝達軸1に伝達することができる。なお実際には
接触腕2の先端を細い棒状のままにしておくとセグメン
トBの細部に引っ掛かって破損したり、わずかな凹凸に
まで反応してかえって正確な数値が測定しにくい場合が
考えられる。そのために接触腕2の先端には、接触板2
1を首振り自在に取り付けておくとよい。
【0008】<ハ>加圧機構 この接触腕2は、セグメントBに常に接触している状態
を保持しなければならない。そこで、接触腕2を適度な
圧力でセグメントBの表面に押し付けるためにバネを取
り付けて圧力を与える。このバネは、回転伝達軸1の適
当な位置、あるいは接触腕2に直接取り付け、常に接触
腕2がシールド掘進機Aの内面に対して直角に近い角度
に張り出しているように構成する。
【0009】<ニ>接触腕2の配置 この接触腕2は、シールド掘進機Aのテールプレートの
内部に配置するが、特にセグメントBを組み立てる部分
に配置する。したがってセグメントBの組み立てに応じ
て、接触腕2はセグメントBによって押されて回転伝達
軸1を回転させることになる。さらに接触腕2の位置
は、シールド掘進機Aの内部に少なくとも3か所以上配
置する。するとシールド掘進機Aの位置に対するセグメ
ントBの位置を把握することができる。
【0010】<ホ>フレキシブル継手 回転伝達軸1は、シールド掘進機Aの内面に沿って取り
付けてあるため、回転伝達軸1と内面との間隙は僅かで
ある。そのため、回転伝達軸1の接触腕2の取り付け側
の反対側を、後述の指示部と接続することが困難とな
る。そこで、図1に示すように、回転伝達軸1の端部
を、フレキシブル継手13を介して、シールド掘進機A
内面より中心軸に接近する位置に配置する。これによっ
て、指示部との接続が容易に行うことができる。フレキ
シブル継手13には、ユニバーサルジョイントなどを用
いるとよい。
【0011】<ヘ>指示部 回転伝達軸1の他端(フレキシブル継手13側)からは
回転角度を取り出す。そして取り出した信号を具体的な
数値として指示しなければならない。この取り出し方
法、指示方法は直接または間接的に行うことができる。
例えば直接に取り出すのであれば、回転伝達軸1の他端
に、接触腕2と平行に指示針を固定する。すると接触腕
2の角度変化がそのまま指示針の角度変化として現れ
る。この変化を指示盤上で目視すれば直接数値として捕
らえることができる。あるいは、図1に示すように、回
転伝達軸1の回転角度を変換器3において電気的に変換
し、現場から遠く離れた事務所に伝送して数値化するこ
ともできる。
【0012】
【作用】本考案の装置を少なくとも3か所以上配置した
シールド掘進機Aの内部でセグメントBを組み立てる。
すると、各接触腕2の先端の接触板21がセグメントB
によって元の位置から押し除けられ、回転伝達軸1を回
転させ、その結果が指示部に出力する。こうして出力さ
せた数値によってセグメントBの配置状況を把握するこ
とができ、シールド掘進機Aに対する偏った状況がわか
る。さらに変換器3を介して電気信号として取り出せ
ば、コンピュータの画面上に本来の設計中心線の位置、
実際のシールド掘進機Aの位置、そしてセグメントBの
位置、を表現させることができる。映像上で、もしセグ
メントBの位置が、シールド掘進機A内部で片寄ってい
るようであれば、次ぎの掘進のサイクルにおいて、伸長
させるジャッキと伸長させないジャッキとを使い分けた
り、変形のセグメントBを介在させたりして方向を修正
することができる。このように本考案の装置から直接、
間接的に得た数値は、次回の掘進、セグメントB組み立
ての貴重な資料として利用することができる。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ>接触腕の長さ次第でわずかな数値も確実に捕らえ
ることができるから、正確なクリアランスの測定を行う
ことができる。 <ロ>セグメントの外側に接触したまま、シールド掘進
機を移動することができるから常に現状を把握すること
ができる。 <ハ>装置の接触部分は非常にコンパクトになっている
から、シールド掘進機のテールプレート自体に加工しな
くとも設置することができる。 <ニ>回転伝達軸の端部を、フレキシブル継手を介し
て、シールド掘進機内面より中心軸に接近する位置に配
置するため、指示部との接続が容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装置の要部の斜視図
【図2】使用状態の説明図
【図3】使用状態の説明図
【図4】従来装置の説明図

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド掘進機の内面に沿って回転伝達軸
    を設け、 この回転伝達軸の一端には、回転伝達軸に対する放射方
    向に接触腕を突設し、 この接触腕をセグメントを組み立てる部分に配置し、 回転伝達軸の他端は、フレキシブル継手を介して、シー
    ルド掘進機の内面より中心軸線に接近した位置に配置
    し、 この他端部には、回転伝達軸の回転角度を直接的または
    間接的に取り出してクリアランスの数値として指示する
    指示部を設けたことを特徴とする、 シールド掘進機におけるクリアランス測定装置
JP358992U 1992-01-08 1992-01-08 シールド掘進機におけるクリアランス測定装置 Expired - Fee Related JP2542540Y2 (ja)

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JPH0557089U JPH0557089U (ja) 1993-07-30
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