JP3110796B2 - レチクルアライメント方法及び露光装置 - Google Patents

レチクルアライメント方法及び露光装置

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JP3110796B2 JP14615091A JP14615091A JP3110796B2 JP 3110796 B2 JP3110796 B2 JP 3110796B2 JP 14615091 A JP14615091 A JP 14615091A JP 14615091 A JP14615091 A JP 14615091A JP 3110796 B2 JP3110796 B2 JP 3110796B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエーハ基板やマスタ
マスク基板へレチクルマスクパターンを縮小投影する技
術に関し、特に、レチクルマスクパターンの歪みに影響
されないアライメント方法及びそのためのレチクルマス
クを使用する露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICやLSIがますます高集積化
され、DRAMについては、4Mビットのものはすでに
量産段階に入り、16Mビット、64Mビットへ移行し
つつある。それに伴い、ウエーハ上の回路素子の寸法
は、一層の微細化が要求されており、ウエーハの上に回
路素子を作成するためのリソグラフイー技術によるパタ
ーン作成にも、微細化対応が要求されている。
【0003】ウエーハ上にパターン作成する方法として
は、通常、次の3方法がある。第1の方法は、EB(電
子ビーム)装置やFIB(集束イオンビーム)装置を用
いる方法で、電子ビームやイオンビームを制御して直接
ウエーハ上にパターンを形成する。この場合には、ウエ
ーハ上のパターンに合わせ描画位置を制御するため、パ
ターニング精度は、位置検出能力や描画位置制御能力に
のみ依存する。そして、この位置検出能力や位置制御能
力にもまだいくつかの問題が残っている。この方法は、
1枚ずつパターン作成するもので、描画時間がかかるこ
とから、量産には不向きな方法である。第2の方法は、
マスクパターンといわれるウエーハ上に形成される各チ
ップのパターンと同一サイズのパターンを複数面付けし
て持つマスクを用い、これをウエーハ基板に転写する方
法であり、一括露光によるのため量産的であるが、1:
1の転写を行うものであるので、ウエーハ上パターンと
の位置合わせ精度がそのままパターン合わせ精度に相乗
されてしまう。そして、マスターマスクの歪みの影響も
そのまま精度に影響する。第3の方法は、レチクルマス
クといわれるウエーハやマスタマスクのパターンの5倍
〜10倍サイズのパターンを持つマスクを用い、これを
ウエーハ基板へ縮小投影露光する方法である。この方法
は、縮小投影のため、ウエーハ上パターンとレチクルマ
スクのパターンとの位置合わせ(重ね)精度誤差も縮小
されるため、精度的に優れており、かつ、一括露光であ
るため、生産的にはEBやFIBによる方法より有利で
あるとされている。
【0004】ところが、前述のように、ICやLSI素
子の高集積化要求により、ウエーハ上パターンにも一層
微細化が要求されるようになってきたが、これに伴い、
ウエーハ上のパターンと作成されるパターンとの重ね合
わせ精度(位置合わせ精度)に対しても、さらに一層の
精度向上が要求されている。
【0005】このような状況の下、ウエーハ上パターン
との重ね合わせ精度上有利な第3のパターン作成方法で
ある縮小投影露光方法においても、現状レベルの重ね合
わせ精度(0.04〜0.02μm)よりさらに良い精
度が要求されている。DRAMの場合、16Mビットレ
ベルでの重ね合わせ精度は、0.02〜0.01μm以
下にすることが必要とされている。この方法の場合、1
つのLSIを作成するのに、10枚以上のレチクルマス
クを必要とするのが普通で、各レチクルマスクにより縮
小投影されたパターン間の重ね合わせ精度を全て0.0
2〜0.01μm以下にすることが必要とされているの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、縮小投
影露光方式においても、ICやLSIの高集積化に伴
い、一層の重ね合わせ精度の向上が要求されているが、
従来、縮小投影露光方式での位置合わせ精度は、一般
に、センサーの計測能力、ウエーハのステージ停止
能力、レチクルのローテーションで決まるとされてい
た。については、依然として、図5(a)や図5
(b)に示されるようなアライメントマークA、B、C
を用いてローテーションの合わせ(平行出し)と、平行
出しした状態でのセンター位置の所定マークでの合わせ
のみで、レチクルマスクパターンの位置合わせとしてい
た。すなわち、図5(a)の場合、レチクルパターン部
1の両側に図示のようなマークAとBを設け、このマー
クA、Bにより平行出しし(回転位置を合わせる)、上
部に設けたマークCにより左右方向の位置出しをしてい
る。また、図5(b)の場合は、レチクルパターン部1
の両側に図示のようなマークAとBを設け、このマーク
A、Bにより平行出しし(回転位置を合わせる)、左右
方向の位置出しは、マークA又はBを用いて行ってい
た。このような配置の従来のアライメントマーク及びア
ライメント方法は、従来のICやLSIの集積度には対
応できるものである。
【0007】ところで、1つのICやLSIを製作する
のに使用される複数の1シリーズののレチクルマスク
(通常、10枚以上)については、全てのマスクをある
程度の歪み精度(直交度誤差、寸法誤差)内で、かつ、
全てのマスクが同じ傾向の誤差を持つように作成するこ
とは、一般には困難である。
【0008】このため、図5に示されるようなアライメ
ントマークを用いたレチクル位置合わせは、この点を考
慮したレチクル位置合わせ方法ではないので、ウエーハ
上に縮小投影露光されたパターン間の重ね合わせ精度
に、各レチクル間の歪みがそのまま影響してしまう。す
なわち、例えば、図6(a)に示すように直交度不良の
あるレチクルパターン3の位置合わせを行う場合、設計
値パターンが点線2であるとすると、平行出しはマーク
AとBを用いて正しく行うことはできるが、左右方向の
位置出しは上部に設けたマークCにより行うため、レチ
クル3の下部においては、設計値パターン2との誤差は
Δと大きくなってしまう。また、図6(b)に示すよう
に寸法誤差がある大きいレチクルパターン4の場合は、
同様に平行出しはマークAとBを用いて正しく行うこと
はできるが、左右方向の位置出しはマークAを用いて行
うため、レチクル4の右側において設計値パターン2と
の誤差はΔと大きくなってしまう。そして、これらの場
合、レチクル間の誤差傾向が異なると、重ね合わされる
パターン間の誤差方向が逆になるため、誤差が相互に重
畳され、場合によっては1シリーズの全レチクルが全て
設計値からの許容誤差(直交度誤差、寸法誤差)範囲を
満足しているにもかかわらず、各レチクルの投影パター
ン間の重ね合わせ精度が、1シリーズの全部のレチクル
マスク間では所望の範囲には入らないという問題があっ
た。
【0009】特に、前述のようなICやLSIの高集積
化に対応するためには、上記のようにレクチル自体の歪
みに起因する投影パターン間の重ね合わせ精度への影響
が大きな問題となってきた。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、レクチル自体の歪みに起因す
る投影パターン間の重ね合わせ精度への影響を少なくす
るレチクルアライメント方法及びそのためのレチクルマ
スクを使用する露光装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のレチクルアライメント方法は、レチクルパターンの
周囲に設けられたアライメントマークとそれに対応する
位置に設けられた基準線との間のズレによりレチクルパ
ターンを基準位置に対してアライメントする方法におい
て、レチクルパターンを挟んで左右にレチクルパターン
のほぼ中心を通る一直線上に少なくとも2個のアライメ
ントマークA、Bを設け、また、レチクルパターンの上
下にその中心にほぼ対称な位置に少なくとも別の2個の
アライメントマークC、Dを設け、一方、基準位置側に
これらアライメントマークA、B、C、Dに対応する基
準線A′、B′、C′、D′を設け、アライメントマー
クAと基準線A′、アライメントマークBと基準線B′
を合わせて回転位置及び上下方向の位置を合わせ、この
位置合わせ状態で、アライメントマークCと基準線C′
の間の誤差と、アライメントマークDと基準線D′の間
の誤差とを求め、これら両誤差が同じ大きさで、相互に
反対方向にあるように合わせることにより左右方向の位
置合わせを行うことを特徴とする方法である。
【0012】
【0013】また、そのためのレチクルマスクを使用す
る露光装置は、基板を保持して、基板表面に略平行な直
交方向の移動及び基板表面に垂直な光軸周りの回転角が
調節可能なステージ手段を備え、基板を順次移動しなが
ら基板上の複数の露光領域それぞれについて、レチクル
マスク上のパターンと基板上のパターンを相対位置合わ
せして、レチクルマスク上のレチクルパターンを基板上
の複数箇所に光又はX線により投影露光する露光装置に
おいて、レチクルマスクを保持して、その表面に略平行
な直交方向の移動及びその表面に垂直な光軸周りの回転
角が調節可能な移動台を設け、該レチクルマスクの周囲
の少なくとも4つのアライメントマークを読み取り、各
アライメントマークと対応する基準線との間の誤差を計
測する手段を備え、対向する一対のアライメントマーク
と対応する基準線を合わせることによりレチクルマスク
の回転位置及び上下方向の位置合わせを行い、別の一対
のアライメントマークと対応する基準線との間の誤差を
求め、両誤差が同じ大きさで、相互に反対方向になるよ
うに合わせて左右方向の位置合わせを行う制御手段を備
えていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明においては、レチクルパターンを挟んで
左右にレチクルパターンのほぼ中心を通る一直線上に少
なくとも2個のアライメントマークA、Bを設け、ま
た、レチクルパターンの上下にその中心にほぼ対称な位
置に少なくとも別の2個のアライメントマークC、Dを
設け、一方、基準位置側にこれらアライメントマーク
A、B、C、Dに対応する基準線A′、B′、C′、
D′を設け、アライメントマークAと基準線A′、アラ
イメントマークBと基準線B′を合わせて回転位置及び
上下方向の位置を合わせ、この位置合わせ状態で、アラ
イメントマークCと基準線C′の間の誤差と、アライメ
ントマークDと基準線D′の間の誤差とを求め、これら
両誤差が同じ大きさで、相互に反対方向にあるように合
わせることにより左右方向の位置合わせを行うので、レ
チクルパターンに直交度誤差、寸法誤差の何れがあって
も、それに起因する投影パターン間の重ね合わせ精度へ
の影響は、従来の方法に比較するとほぼ半分程度とする
することができる。このアライメント方法は、特に1シ
リーズの全てのレチクルマスク間で誤差傾向が同じでな
い場合に有効である。
【0015】
【実施例】まず、図1、図2を参照にして、本発明のレ
チクルアライメント方法の原理を説明する。本発明にお
いては、前記のようなICやLSIを作るのに使用され
る1シリーズの複数のレチクルマスク各々の誤差に起因
する問題を、図1に示すように、レチクルパターン部1
の両側及び上下側にアライメントマークA、B、C、D
4個を配置して、マークA、Bを用いて、従来と同様に
平行出しし(回転位置を合わせる)、上側と下側に設け
たマークC、Dを用いて左右方向の位置出しを行うよう
にして解決する。特に、本発明においては、マークC、
Dを用いて左右方向の位置出しする点に特徴がある。こ
の点を図6(a)、(b)と同様に直交度不良のある場
合、及び、寸法誤差がある場合を用いて説明する。図2
(a)は直交度不良のあるレチクルパターン3の位置合
わせを行う場合であり、設計値パターンが点線2の位置
にあるとすると、設計値パターン2の基準マークないし
それに対応するヘアーラインA′、B′、C′、D′が
ウエーハ上に又はステッパーに設けられている。レチク
ルパターン3の回転位置合わせ(平行出し)は、マーク
AとA′、BとB′を合わせるようにして行う。この平
行出しは従来と同様である。そして、平行出しした状態
での左右方向の位置出しは、マークCとC′間の誤差δ
1 とマークDとD′間の誤差δ2 とが同じ大きさで、相
互に反対方向にあるように割り振って決めるというアラ
イメント操作を行う。また、図2(b)に示すように寸
法誤差があるレチクルパターン4の位置合わせを行う場
合は、レチクルパターン4の回転位置合わせ(平行出
し)は、マークAとA′、BとB′を合わせるようにし
て行うことにより、上下方向の寸法誤差をほぼ半分にす
ることができる。また、平行出しした状態での左右方向
の位置出しは、マークCとC′間に誤差がないように、
また、マークDとD′間に誤差ないようにアライメント
操作を行う。このようにすると、1シリーズの全てのレ
チクルマスク間で歪み傾向が異なる場合でも、そのレチ
クルに起因する投影パターン間の重ね合わせ精度への影
響を図6に示したような従来の方法に比較すると、ほぼ
半分程度とするすることができる。ここで、ほぼ半分程
度とは、ズレが一番大きい部分についてほぼ半分になる
という意味である。この方法は、特に1シリーズの全て
のレチクルマスク間で誤差傾向が同じでない場合に有効
である。
【0016】アライメントマークA、B、C、Dの配置
位置については、平行出し用のマークA、Bについて
は、レチクルパターン部1を挟んで左右にレチクルパタ
ーン部1のほぼ中心を通る一直線上に位置し、左右方向
の位置出しマークC、Dについては、レチクルパターン
部1の上下にその中心にほぼ対称な位置に設ければよ
い。
【0017】さて、このようなアライメントマークA、
B、C、Dが設けられたレチクルマスク10のアライメ
ント装置を備えた縮小投影露光装置(ステッパ)につい
て説明する。図3は、この縮小投影露光装置の概略の構
成を示す図であり、この装置は、照明光学系11、この
照明光学系11からの照明光を図示していないレチクル
載置台に載せられたレチクルマスク10に均一に集光す
るコンデンサーレンズ12、レチクルマスク10のレチ
クルパターンを縮小投影する縮小投影レンズ13、ウエ
ーハ15をその上に載置して歩進移動を行うウエーハ載
置台14、ウエーハ15の装置光軸に対する位置決めを
行うウエーハアライメント装置16、レチクルマスク1
0の装置光軸に対する位置決めを行うレチクルアライメ
ント装置20等からなり、レチクルマスク10のマスク
パターンを縮小投影レンズ13によりウエーハ15上に
1/5倍ないし1/10倍に縮小して投影し、露光後、
所定ピッチずつ送りながら露光を繰り返すことにより、
1つのパターンを焼き付ける。次いで、レチクルマスク
10を交換して、前回の焼付けパターンと位置合わせし
て、重ね合わせ露光をする。この際、ウエーハアライメ
ント装置16及びレチクルアライメント装置20により
それぞれウエーハ15及びレチクルマスク10を装置光
軸に対して正確に位置決めしておけば、各マスクパター
ンは、ウエーハ15上で誤差なく重ね合わせされる。こ
の中、ウエーハアライメント装置16は、レーザ17か
らの照明光をアライメント光学系Wx、Wy、Wθを介
してウエーハ15上のアライメントマークに当て、その
像をアライメント光学系Wx、Wy、Wθを介してTV
カメラ18により撮像し、基準線(ヘアーライン)から
のx方向、y方向、光軸回りの回転角のズレを画像処理
により求め、それを補正するようにウエーハ載置台14
を移動させることにより、ウエーハ15を装置光軸に対
して正確に位置決めする公知のものである。
【0018】ところで、レチクルアライメント装置20
は、レチクルマスク10上のアライメントマークA、
B、C、Dを別々に読み取る読み取り光学系22A、2
2B、22C、22Dを備え、それらの画像をハーフミ
ラー23〜25等を介して例えば図4に示すような並列
した領域5A、5B、5C、5Dに合成し、TVカメラ
21によりこの合成像を撮像するようになっている。T
Vカメラ21内には、その像面の各領域5A、5B、5
C、5Dに図4に示すようなアライメント用のヘアーラ
インA′、B′、C′、D′が設けられている。この代
わりに、各ヘアーラインを電子的に発生させるようにし
てもよい。TVカメラ21で撮像された図4のような像
信号は信号処理制御装置26に送られ、マークAとA′
の誤差δA 、マークBとB′の誤差δB を画像処理して
計測し、図示していないレチクル載置台の回転と上下方
向に移動を制御してこれら誤差δA 、δB がゼロになる
ように位置合わせして回転位置合わせ(平行出し)を行
う。一方、マークCとC′の誤差δ1 、マークDとD′
の誤差δ2 も画像処理して計測され、誤差δ1 とδ
が同じ大きさで、相互に反対方向にあるように、レチク
ル載置台の左右方向の移動が制御され、アライメントが
行われる。
【0019】このようにして、図2で示した原理によ
り、1シリーズの全てのレチクルマスク間で歪み傾向が
異なる場合でも、従来のほぼ半分の誤差でレチクルパタ
ーンをウエーハ上で重ね合わせることができる。
【0020】以上、本発明を実施例に基づいて説明して
きたが、本発明は上記実施例に限定されず種々の変形が
可能である。また、光学的なステッパを前提にして本発
明のレチクルアライメント方法について説明してきた
が、本発明はX線ステッパにも適用できるのはもちろん
である。さらに、ウエーハ上へ1:1で一括露光して転
写するマスクパターンを1枚のレチクルからステップ・
アンド・リピート方式で作成するリピータにも適用でき
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明した本発明のレチクルアライメ
ント方法及びそのためのレチクルマスクを使用する露光
装置によると次のような効果が得られる。IC又はL
SIの作成に使用する1シリーズのレチクルマスクのパ
ターンが設計値に対して歪みがある場合にも、直交度、
寸法誤差に起因する影響をほぼ2分の1とすることがで
きるため、ICやLSIの高集積度化に伴うウエーハ上
のパターンの微細化に対応して、レチクルパターン間の
重ね合わせ精度を向上することができる。
【0022】通常、IC又はLSIの作成に使用する
1シリーズのレチクルマスクのパターンは、設計値から
のズレをできるだけ同じ傾向とするため、同一工程、同
一機種による描画を行っているが、本発明によれば、直
交度、寸法誤差に起因する設計値からのズレの影響をほ
ぼ2分の1にすることができるため、レチクル自体の誤
差許容範囲を広くすることができる。
【0023】したがって、別機種、別工程で作成され
たレチクルの使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくアライメントマークの配置を説
明するための図である。
【図2】本発明のアライメント方法を説明するための図
である。
【図3】本発明に基づく縮小投影露光装置の概略の構成
を示す図である。
【図4】読み取り光学系により読み取られた画像の合成
像を説明するための図である。
【図5】従来のアライメントマークの配置を説明するた
めの図である。
【図6】従来のアライメント方法を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
A、B、C、D…アライメントマーク A′、B′、C′、D′…アライメント用のヘアーライ
ン Wx、Wy、Wθ…アライメント光学系 1…レチクルパターン部 2…設計値パターン 3…直交度不良のあるレチクルパターン 4…寸法誤差があるレチクルパターン 5A、5B、5C、5D…画像領域 10…レチクルマスク 11…照明光学系 12…コンデンサーレンズ 13…縮小投影レンズ 14…ウエーハ載置台 15…ウエーハ 16…ウエーハアライメント 17…レーザ 18…TVカメラ 20…レチクルアライメント装置 21…TVカメラ 22A、22B、22C、22D…読み取り光学系 23、24、25…ハーフミラー 26…信号処理制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 1/08 G03F 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レチクルパターンの周囲に設けられたア
    ライメントマークとそれに対応する位置に設けられた基
    準線との間のズレによりレチクルパターンを基準位置に
    対してアライメントする方法において、レチクルパター
    ンを挟んで左右にレチクルパターンのほぼ中心を通る一
    直線上に少なくとも2個のアライメントマークA、Bを
    設け、また、レチクルパターンの上下にその中心にほぼ
    対称な位置に少なくとも別の2個のアライメントマーク
    C、Dを設け、一方、基準位置側にこれらアライメント
    マークA、B、C、Dに対応する基準線A′、B′、
    C′、D′を設け、アライメントマークAと基準線
    A′、アライメントマークBと基準線B′を合わせて回
    転位置及び上下方向の位置を合わせ、この位置合わせ状
    態で、アライメントマークCと基準線C′の間の誤差
    と、アライメントマークDと基準線D′の間の誤差とを
    求め、これら両誤差が同じ大きさで、相互に反対方向に
    あるように合わせることにより左右方向の位置合わせを
    行うことを特徴とするレチクルアライメント方法。
  2. 【請求項2】 基板を保持して、基板表面に略平行な直
    交方向の移動及び基板表面に垂直な光軸周りの回転角が
    調節可能なステージ手段を備え、基板を順次移動しなが
    ら基板上の複数の露光領域それぞれについて、レチクル
    マスク上のパターンと基板上のパターンを相対位置合わ
    せして、レチクルマスク上のレチクルパターンを基板上
    の複数箇所に光又はX線により投影露光する露光装置に
    おいて、レチクルマスクを保持して、その表面に略平行
    な直交方向の移動及びその表面に垂直な光軸周りの回転
    角が調節可能な移動台を設け、該レチクルマスクの周囲
    の少なくとも4つのアライメントマークを読み取り、各
    アライメントマークと対応する基準線との間の誤差を計
    測する手段を備え、対向する一対のアライメントマーク
    と対応する基準線を合わせることによりレチクルマスク
    の回転位置及び上下方向の位置合わせを行い、別の一対
    のアライメントマークと対応する基準線との間の誤差を
    求め、両誤差が同じ大きさで、相互に反対方向になるよ
    うに合わせて左右方向の位置合わせを行う制御手段を備
    えていることを特徴とする露光装置。
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