JP3110519U - 散水ノズルの止水、通水構造 - Google Patents

散水ノズルの止水、通水構造 Download PDF

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Abstract

【課題】水漏れがなく安全に使用できる散水ノズルの止水、通水構造を提供する。
【解決手段】散水ノズルの通水路11の中段に球形弁15が設けられており、弁ロッド16の頂端に歯車17が設けられており、歯車17は本体10頂部の歯合部材14と歯合しており、歯合部材14の一端にはレバー12が接触しており、他端には弾性部材18が設けられている。レバー12を把持することにより歯合部材14が往復移動し、それによって歯合部材14に歯合している歯車17が回動し、球形弁15による止水、通水が行われ、簡単に通水、止水の操作を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は散水ノズルの止水、通水構造に関し、特に、連通している通水路の中段に球形弁が設けられており、弁ロッドの頂端に設けられている歯車とレバーによって制御される歯合部材とがラックとピニオンとして歯合されており、前記歯合部材をレバーの操作により前後に移動させることによって、球形弁が回動して止水、通水の制御ができ、球形弁による密封構造により、漏水を防ぎ、安全に使用できる散水ノズルの止水、通水構造に関する。
一般的な散水ノズルの構造は、図4、5に示すように、本体20内部の連通している通水路21の中段に、レバー22の操作によって移動する滑動ロッド23が設けられており、前記滑動ロッド23の中段には円錐形の弁24が設けられており、前記通水路21の開閉を行い、止水、通水の制御を行い、前記滑動ロッド23に設けられている弁24の後段には復位に用いられるスプリング25が設けられており、通水時には前記レバー22を把持して滑動ロッド23を移動させると前記弁24が開いて通水が行われ、前記レバー22から手を離すと、前記スプリング25の弾性によって滑動ロッド23が復位し、前記弁24が閉じて止水が行われる構造のものである。
円錐形の弁24によって止水、通水を行う構造においては、弁24が弁孔縁部に点状または面取りされた細い面状に接触することによって密封が行われ、レバー22の操作によって滑動ロッド23を往復移動させるのであるが、水圧の衝撃により容易に磨損し、弁24が部分的にしか密封できない状況が発生してしまい、特に通水される水の水質が良くない時、弁24上に水垢やゴミが付着し、止水時に弁24が完全に密封せず、その結果水漏れが発生し、水の無駄遣いや減圧をもたらしてしまい、特に使用する流体に化学物質が含まれる場合、更なる不都合を招いてしまい、このように往復式の点または線状の接触による弁の構造においては容易に様々な不都合が発生してしまう。
特許3601695号公報
本考案の考案者は長年高圧洗浄器具の設計に携わっており、従来技術による高圧散水ノズルの水漏れや減圧などの欠点に鑑み、通水路内に球形弁を設置し、さらに歯車と歯合部材とを連動させる構造により、実用性が高く、組立が簡単で、水漏れや減圧などを防止できる散水ノズルの止水、通水構造を考案した。
本考案の主な目的は、球形弁の回動によって確実に通水調整を行うことができ、さらに歯合部材の往復運動と歯車の回動運動との連動によって、確実に止水、通水の制御を行うことができ、水漏れがなく安全に使用できる散水ノズルの止水、通水構造を提供することである。
前記課題を解決するため、請求項1の考案は、本体と、前記本体に内設されている通水路と、把持操作により止水、通水の制御を行うレバーと、前記レバーの復位に用いられる弾性部材とを含み、前記本体内部の頂縁には、滑動溝が設けられており、前記滑動溝にはラック状の歯合部材が設けられており、前記通水路の中段には、球形弁が設けられており、前記弁と接続されている弁ロッドの頂端には歯車が設けられており、前記歯車は前記歯合部材と歯合しており、前記歯合部材を往復移動させることによって歯車が回動し、それによって弁ロッドと接続されている前記球形弁が回動して止水、通水が行われ、通水操作時は、レバーを把持して歯合部材を移動させると、歯車が回転すると同時に弁ロッドも回転し、それによって弁が開いて通水が行われ、レバーから手を離すと、弾性部材の弾力によって復位し、簡単に止水操作を行うことができることを特徴とする散水ノズルの止水、通水構造である。
請求項2の考案は、前記球形弁と弁ロッドは、別々に成形されて組立てられたものであることを特徴とする請求項1記載の散水ノズルの止水、通水構造である。
請求項3の考案は、前記弾性部材は、スプリングであることを特徴とする請求項1記載の散水ノズルの止水、通水構造である。
本考案は歯合部材の往復移動によって、弁ロッドを回動させ、さらに球形弁を回動させて止水、通水の操作を行うものであり、一般の散水ノズルの通水設計と比較した場合、本考案の回動する球形弁によって通水量と操作を制御する設計では、実際の必要に応じて、通水量の大小を簡単に制御することができ、歯車の回動による制御によって、止水操作においても楽に、確実に行うことができる。本考案の回動する球形弁によって止水、通水を行う設計では、球面が弁孔縁部に密着するように接触するので、流体内にゴミや水垢があるときでも、球形弁の開閉を行うと同時に、それらの物質も流れ出るので、弁の部分に残留して確実な止水ができない状況は発生せず、磨損する状況の発生を大幅に減少でき、散水ノズル全体の構造、特に球形弁および弁ロッドを別々に製造して組立てる設計により、全体の組立を簡単にでき、全体の構造をさらに実用的なものにしている。
本考案は散水ノズルの止水、通水構造であり、図1、2、3に示すように、全体の構造は成形された本体10を主体としており、その内部の中空部分には連通している通水路11が設けられており、その他、レバー12が設けられており、握持して止水、通水の制御を行う。連動する部分としては、本体10内部の頂縁に歯合部材14が往復の滑動を行うための滑動溝13が設けられており、通水路11の中段には回動して通水、止水の制御を行う球形弁15が設けられており、球形弁15の頂端には連動に用いられる弁ロッド16が設けられており、弁ロッド16の頂端には歯車17が設けられている。前記歯車17は前記歯合部材14とお互いに歯合しており、歯合部材14の往復移動によって歯車17が回動し、同軸である弁ロッド16を回動させ、止水、通水の操作が行われる。歯合部材14の往復移動はレバー12によって操作され、歯合部材14の一端とレバー12は接触しており、枢設または接触する方式によって制御を行うことができる。歯合部材14の他端には弾性部材18が設けられており、レバー12を握持すると歯合部材14が散水口110側に移動し、歯合部材14に歯合している歯車17が回動し、同時に弁ロッド16が回動して止水状態の球形弁15が通水状態となり、通水路11全体が連通し、通水量の大小の操作を行うことができる。レバー12から手を離すと、弾性部材18の弾力によって簡単に歯合部材14を復位させることができ、同時に歯車が回転して球形弁15は止水状態となり、球形弁15の回動による止水、通水構造により確実に水漏れを防止することができ、回動による密封操作を行うことにより弁への抵抗力および磨損の発生を最低限度にすることができる。
本考案は歯合部材14の往復移動によって弁ロッド16を回動させ、さらに球形弁を回動させて止水、通水の操作を行うものであり、一般の散水ノズルの通水設計と比較した場合、本考案の回動する球形弁15によって、通水量と操作を制御する設計では実際の必要に応じて、通水量の大小を簡単に制御することができ、歯車17の回動による制御によって、止水操作においても楽に、確実に行うことができる。本考案の回動する球形弁15によって止水、通水を行う設計では、球面が弁孔縁部に密着するように接触し、流体内にゴミや水垢があるときでも、球形弁15の開閉を行うと同時に、それらの物質も流れ出るので、弁の部分に残留して確実な止水ができない状況は発生せず、磨損の発生を大幅に減少でき、散水ノズル全体の構造、特に球形弁15および弁ロッド16を別々に製造して組立てる設計により、全体の組立を簡単にでき、全体の構造をさらに実用的なものにしている。
本考案の散水ノズルの止水、通水構造は、球形弁15を直接通水路上に設置し、弁ロッド16に歯車17を設置し、歯車17を歯合部材14と歯合し、レバー12による操作によって簡単に球形弁15の回動操作を行い、止水、通水操作を行うものであり、通水の制御を簡単に行うことができ、従来技術によるものよりも全体の構造を簡単に、実用的にしたものである。
本考案による散水ノズルの構造を示す立体分解図である。 本考案による散水ノズルの止水時の様子を示す一部切欠斜視図である。 本考案による散水ノズルの通水時の様子を示す一部切欠斜視図である。 従来技術による散水ノズルの止水時の様子を示す断面図である。 従来技術による散水ノズルの通水時の様子を示す断面図である。
符号の説明
10 本体
11 通水路
110 散水口
12 レバー
13 滑動溝
14 歯合部材
15 球形弁
16 弁ロッド
17 歯車
18 弾性部材
20 本体
21 通水路
22 レバー
23 滑動ロッド
24 弁
25 スプリング

Claims (3)

  1. 本体と、前記本体内に形成されている通水路と、把持操作して止水、通水の制御を行うレバーと、前記レバーの復位に用いられる弾性部材とを含み、
    前記本体内部の頂縁に滑動溝を設けて滑動可能に歯合部材を収容し、
    前記通水路の中間に球形弁を設けると共に、該弁に結合された弁ロッドの頂端に歯車を設けて該歯車を前記歯合部材と歯合せしめ、前記レバーを該歯合部材に連動せしめて該レバーの把持操作によって歯合部材を往復移動させて該歯合部材に歯合する上記歯車を回動させ、それによって弁ロッドと結合されている前記球形弁を回動して止水、通水操作を行い、
    通水操作時は、レバーの把持操作によって歯合部材を移動させると、歯車が回転すると同時に弁ロッドが回転して弁が開いて通水が行われ、レバーから手を離すと、弾性部材の弾力によって復位して止水操作が行われることを特徴とする散水ノズルの止水、通水構造。
  2. 前記球形弁と弁ロッドは、別々に成形されて組立てられたものであることを特徴とする請求項1記載の散水ノズルの止水、通水構造。
  3. 前記弾性部材は、スプリングであることを特徴とする請求項1記載の散水ノズルの止水、通水構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021183298A (ja) * 2020-05-20 2021-12-02 源美股▲分▼有限公司 スプレーガンにおける吐水開閉制御及び水量調整構造
JP2021194569A (ja) * 2020-06-10 2021-12-27 源美股▲分▼有限公司 スプレーガンの制御装置
JP2022112472A (ja) * 2021-01-21 2022-08-02 厦門松霖科技股▲ふん▼有限公司 吐水装置及びシャワーヘッド

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