JP3110166B2 - 脱塵器の逆洗装置 - Google Patents
脱塵器の逆洗装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/66—Regeneration of the filtering material or filter elements inside the filter
- B01D46/70—Regeneration of the filtering material or filter elements inside the filter by acting counter-currently on the filtering surface, e.g. by flushing on the non-cake side of the filter
- B01D46/71—Regeneration of the filtering material or filter elements inside the filter by acting counter-currently on the filtering surface, e.g. by flushing on the non-cake side of the filter with pressurised gas, e.g. pulsed air
- B01D46/715—Using pressurized gas at supersonic velocities
Landscapes
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加圧流動床ボイラ,循環
流動床ボイラ,ガス化装置等に用いられる脱塵器の逆洗
装置に関する。
流動床ボイラ,ガス化装置等に用いられる脱塵器の逆洗
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に従来の高温脱塵器の逆洗
装置を示す。燃焼炉1で発生した熱ガス2は高温脱塵器
3に導かれる。高温脱塵器3内は、高さ方向に上段3
a,中段3b,下段3cの3室に分割されており、それ
ぞれに多数の通気性多孔質固体等よりなる立設された円
筒型のエレメント4を内蔵している。エレメント4は全
て内面濾過構造とし、内面から外面に熱ガス2が流れ、
内面で熱ガス2中のダストは濾過される。
装置を示す。燃焼炉1で発生した熱ガス2は高温脱塵器
3に導かれる。高温脱塵器3内は、高さ方向に上段3
a,中段3b,下段3cの3室に分割されており、それ
ぞれに多数の通気性多孔質固体等よりなる立設された円
筒型のエレメント4を内蔵している。エレメント4は全
て内面濾過構造とし、内面から外面に熱ガス2が流れ、
内面で熱ガス2中のダストは濾過される。
【0003】各段のエレメント4の上下の両端は、上側
と下側の管板4′,4″に取付けられており、上段3a
の管板4′と高温脱塵器2の頂部、及び隣接する上方の
段の下側の管板4″と下方の段の上側の管板4″との間
には間隔が設けられている。前記燃焼炉1で発生した熱
ガス2は、高温脱塵器2の頂部から同脱塵器2内へ入
り、図6中矢印に示すように、上段3aのエレメント4
を内面から外面へ向って流れる際に熱ガス中のダストが
エレメント4の内面で濾過される。上段3aのエレメン
ト4内を下方へ向って流れて同エレメント4の下端より
排出された熱ガスは、次いで中段3bのエレメント4を
内面から外面へ向って流れて濾過される。また、中段3
bのエレメント4内を下方へ向って流れてエレメント4
の下端より排出された熱ガスは更に下段3cのエレメン
ト4を内面から外面へ向って流れて濾過される。
と下側の管板4′,4″に取付けられており、上段3a
の管板4′と高温脱塵器2の頂部、及び隣接する上方の
段の下側の管板4″と下方の段の上側の管板4″との間
には間隔が設けられている。前記燃焼炉1で発生した熱
ガス2は、高温脱塵器2の頂部から同脱塵器2内へ入
り、図6中矢印に示すように、上段3aのエレメント4
を内面から外面へ向って流れる際に熱ガス中のダストが
エレメント4の内面で濾過される。上段3aのエレメン
ト4内を下方へ向って流れて同エレメント4の下端より
排出された熱ガスは、次いで中段3bのエレメント4を
内面から外面へ向って流れて濾過される。また、中段3
bのエレメント4内を下方へ向って流れてエレメント4
の下端より排出された熱ガスは更に下段3cのエレメン
ト4を内面から外面へ向って流れて濾過される。
【0004】このようにして、各段のエレメント4の内
面から外面へ向って流れてダストが濾過された清浄ガス
は、高温脱塵器3の各段の側部の部分から排出され、流
路22を通って後流側のガスタービン5で使用される。
面から外面へ向って流れてダストが濾過された清浄ガス
は、高温脱塵器3の各段の側部の部分から排出され、流
路22を通って後流側のガスタービン5で使用される。
【0005】エレメント4内面のダスト付着量が増加す
るとエレメント4の圧損が上昇するので、逆洗装置でダ
ストを払い落とす。この逆洗装置は、空気源6、および
逆洗弁7a,7b,7cと同逆洗弁7a,7b,7cの
後流側にそれぞれ設けられた逆洗ノズル8a,8b,8
cで構成される。前記逆洗8a,8b,8cは、高温脱
塵器2からガスタービン5へ至る流路22に、それぞ
れ、上段3a,中段3b及び下段3cへ向って空気源6
からの圧縮空気を噴出するように配置されている。
るとエレメント4の圧損が上昇するので、逆洗装置でダ
ストを払い落とす。この逆洗装置は、空気源6、および
逆洗弁7a,7b,7cと同逆洗弁7a,7b,7cの
後流側にそれぞれ設けられた逆洗ノズル8a,8b,8
cで構成される。前記逆洗8a,8b,8cは、高温脱
塵器2からガスタービン5へ至る流路22に、それぞ
れ、上段3a,中段3b及び下段3cへ向って空気源6
からの圧縮空気を噴出するように配置されている。
【0006】エレメント4に付着したダストによる圧損
上昇に伴って逆洗弁7a,7b,7cが約0.5秒程度
開閉動作を行うことによって、逆洗ノズル8a,8b,
8cから音速の圧縮空気が噴出され、この圧縮空気の噴
出によるインゼクタ効果によって流路22内の熱ガスが
吸引されて、圧縮空気と吸引された熱ガスが各段3a,
3b,3cへ入って各段のエレメント4の外面から内面
へ向って流れ、付着ダストを払い落とす。落下したダス
トは下部ホッパ9で回収し、下部ホッパ9の底部に設け
られた払出弁10から外部へ払い出す。
上昇に伴って逆洗弁7a,7b,7cが約0.5秒程度
開閉動作を行うことによって、逆洗ノズル8a,8b,
8cから音速の圧縮空気が噴出され、この圧縮空気の噴
出によるインゼクタ効果によって流路22内の熱ガスが
吸引されて、圧縮空気と吸引された熱ガスが各段3a,
3b,3cへ入って各段のエレメント4の外面から内面
へ向って流れ、付着ダストを払い落とす。落下したダス
トは下部ホッパ9で回収し、下部ホッパ9の底部に設け
られた払出弁10から外部へ払い出す。
【0007】エレメント4の圧損を検知して、逆洗弁7
a,7b,7cを開閉することで、いずれかの段で前記
の逆洗が行われ、残りの他の段では前記熱ガスの濾過を
行うことによって、燃焼炉1運転中連続的に逆洗を行う
と共に、ガスタービン5に連続的に清浄ガスが供給され
る。
a,7b,7cを開閉することで、いずれかの段で前記
の逆洗が行われ、残りの他の段では前記熱ガスの濾過を
行うことによって、燃焼炉1運転中連続的に逆洗を行う
と共に、ガスタービン5に連続的に清浄ガスが供給され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記の図6及び図7に
示す高温脱塵器において、エレメントの逆洗を実施する
場合には、付着ダストの落下量が必ずしも大きくはな
く、これが大きい効果的な逆洗装置が望まれている。
示す高温脱塵器において、エレメントの逆洗を実施する
場合には、付着ダストの落下量が必ずしも大きくはな
く、これが大きい効果的な逆洗装置が望まれている。
【0009】本発明は、以上に鑑みて逆洗効果の大きい
脱塵器の逆洗装置を提供しようとするものである。
脱塵器の逆洗装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の脱塵用
のエレメントを内蔵する脱塵器の逆洗時に脱塵時とは逆
方向に前記エレメントに逆洗流を流すようにした脱塵器
の逆洗装置において、脱塵器内に圧力の低い1段目の逆
洗流を発生させる第1の逆洗弁、及び前記第1の逆洗弁
による1段目の逆洗流に続いて脱塵器内に前記1段目の
逆洗流の圧力より圧力の高い2段目の逆洗流を発生させ
る第2の逆洗弁を備えたことを特徴とする。
のエレメントを内蔵する脱塵器の逆洗時に脱塵時とは逆
方向に前記エレメントに逆洗流を流すようにした脱塵器
の逆洗装置において、脱塵器内に圧力の低い1段目の逆
洗流を発生させる第1の逆洗弁、及び前記第1の逆洗弁
による1段目の逆洗流に続いて脱塵器内に前記1段目の
逆洗流の圧力より圧力の高い2段目の逆洗流を発生させ
る第2の逆洗弁を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、第1の逆洗弁によって脱塵用のエ
レメントに圧力の低い1段目の逆洗流が作用して、同エ
レメントを流れる脱塵されるガスの流が止まり、かつ同
エレメントに付着したダストが除去される。
レメントに圧力の低い1段目の逆洗流が作用して、同エ
レメントを流れる脱塵されるガスの流が止まり、かつ同
エレメントに付着したダストが除去される。
【0012】その上で、第2の逆洗弁によって前記1段
目の逆洗流の圧力より圧力の高い2段目の逆洗流が前記
のように脱塵されるガスの流れが止まった状態の脱塵用
のエレメントに作用して、前記1段目の逆洗流で除去さ
れなかった脱塵用のエレメントに付着したダストが効果
的に除去される。
目の逆洗流の圧力より圧力の高い2段目の逆洗流が前記
のように脱塵されるガスの流れが止まった状態の脱塵用
のエレメントに作用して、前記1段目の逆洗流で除去さ
れなかった脱塵用のエレメントに付着したダストが効果
的に除去される。
【0013】これによって、全体としての逆洗効率、即
ち、脱塵用のエレメントに付着したダストの除去率が向
上し、かつ、同エレメントの圧損の低減が可能になる。
ち、脱塵用のエレメントに付着したダストの除去率が向
上し、かつ、同エレメントの圧損の低減が可能になる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図5によっ
て説明する。
て説明する。
【0015】本実施例における高温脱塵器3及び同高温
脱塵器3へ熱ガス2を導く燃焼炉1は、図6及び図7に
示される従来の場合と同様であるので、対応する部分に
は同じ符号を付しその説明を省略する。
脱塵器3へ熱ガス2を導く燃焼炉1は、図6及び図7に
示される従来の場合と同様であるので、対応する部分に
は同じ符号を付しその説明を省略する。
【0016】本実施例では、図1に示すように、上段3
a,中段3b及び下段3cの側部に、それぞれ逆L字状
の流路22a,22b,22cが設けられ、流路22
a,22b,22cは順次合流して流路22となり、同
流路22がガスタービン5に接続されている。
a,中段3b及び下段3cの側部に、それぞれ逆L字状
の流路22a,22b,22cが設けられ、流路22
a,22b,22cは順次合流して流路22となり、同
流路22がガスタービン5に接続されている。
【0017】空気源6には、流路20と減圧弁12をも
つ流路21が接続されている。流路20は、分岐して3
本の流路20a,20b,20cとなり、流路20a,
20b,20cは、それぞれその端部が前記上段3a,
中段3b,下段3cへ向うように配置された状態で前記
流路22a,22b,22cの逆L字状の角をなす部分
に合流している。流路20a,20b,20cには、そ
れぞれ第2の逆洗弁7a,7b,7cと第1の逆洗弁1
1a,11b,11cが空気源6側から高温脱塵器3側
へ向って設けられており、また、流路20aと流路22
a,流路20bと流路22b及び流路20cと流路22
cの合流点には、高温脱塵器3側へ向うノズル8a,8
b,8cがそれぞれ設けられている。
つ流路21が接続されている。流路20は、分岐して3
本の流路20a,20b,20cとなり、流路20a,
20b,20cは、それぞれその端部が前記上段3a,
中段3b,下段3cへ向うように配置された状態で前記
流路22a,22b,22cの逆L字状の角をなす部分
に合流している。流路20a,20b,20cには、そ
れぞれ第2の逆洗弁7a,7b,7cと第1の逆洗弁1
1a,11b,11cが空気源6側から高温脱塵器3側
へ向って設けられており、また、流路20aと流路22
a,流路20bと流路22b及び流路20cと流路22
cの合流点には、高温脱塵器3側へ向うノズル8a,8
b,8cがそれぞれ設けられている。
【0018】前記減圧弁12をもち空気源6に接続され
た流路21は、流路21a,21cに分岐し、流路21
aは、逆洗弁7aと11aの間で流路20aに、逆洗弁
7bと11bの間で流路20bに合流しており、また流
路21cは逆洗弁7cと11cの間で流路20cに合流
している。
た流路21は、流路21a,21cに分岐し、流路21
aは、逆洗弁7aと11aの間で流路20aに、逆洗弁
7bと11bの間で流路20bに合流しており、また流
路21cは逆洗弁7cと11cの間で流路20cに合流
している。
【0019】上段3a,中段3b及び下段3cの各々の
管板4′の上方(上流側)の部分3′と管板4′と4″
との間の部分3″の圧力差を検出してその信号を出力す
る差圧変換器30a,30b,30cが設けられ、図4
(a)に示すように、同差圧変換器30a,30b,3
0cは、タイマーA,B,Cを介して第2の逆洗弁7
a,7b,7cと第1の逆洗弁11a,11b,11c
にそれぞれ接続されており、差圧変換器30a,30
b,30cの信号は、タイマーA,B,Cを介して前記
第1及び第2の逆洗弁の開閉を制御するようになってい
る。前記タイマーAは、差圧変換器30a,30b又は
30cで検出される差圧が所定値、例えば2000mmAq
となった時に第1の逆洗弁11a,11b又は11cを
開にすると共に開いた第1の逆洗弁を閉にする時間の設
定を行ない、タイマーBは第1の逆洗弁11a,11b
又は11cが開いた後に第2の逆洗弁7a,7b又は7
cを開にする時間の設定を行ない、また、タイマーCは
開いた第2の逆洗弁7a,7b又は7cを閉にする時間
の設定を行なうようになっている。各逆洗弁の開閉のタ
イミングの1例が図4(b)に示されている。勿論各逆
洗弁開閉を行う時刻と開かれている時間は、各タイマー
の設定値を調整することによって、変えることができ
る。
管板4′の上方(上流側)の部分3′と管板4′と4″
との間の部分3″の圧力差を検出してその信号を出力す
る差圧変換器30a,30b,30cが設けられ、図4
(a)に示すように、同差圧変換器30a,30b,3
0cは、タイマーA,B,Cを介して第2の逆洗弁7
a,7b,7cと第1の逆洗弁11a,11b,11c
にそれぞれ接続されており、差圧変換器30a,30
b,30cの信号は、タイマーA,B,Cを介して前記
第1及び第2の逆洗弁の開閉を制御するようになってい
る。前記タイマーAは、差圧変換器30a,30b又は
30cで検出される差圧が所定値、例えば2000mmAq
となった時に第1の逆洗弁11a,11b又は11cを
開にすると共に開いた第1の逆洗弁を閉にする時間の設
定を行ない、タイマーBは第1の逆洗弁11a,11b
又は11cが開いた後に第2の逆洗弁7a,7b又は7
cを開にする時間の設定を行ない、また、タイマーCは
開いた第2の逆洗弁7a,7b又は7cを閉にする時間
の設定を行なうようになっている。各逆洗弁の開閉のタ
イミングの1例が図4(b)に示されている。勿論各逆
洗弁開閉を行う時刻と開かれている時間は、各タイマー
の設定値を調整することによって、変えることができ
る。
【0020】図3に、逆洗ノズル8の取付け部を示す。
先細の形状の逆洗ノズル8は、フランジ41が設けられ
た上側の管状体40と、下側のフランジ42,43によ
って、前記の流路20a,20b又は20cの端部に取
付けられる。
先細の形状の逆洗ノズル8は、フランジ41が設けられ
た上側の管状体40と、下側のフランジ42,43によ
って、前記の流路20a,20b又は20cの端部に取
付けられる。
【0021】本実施例においては、図6及び図7に示す
従来の装置におけると同様に、燃焼炉1で発生した熱ガ
ス2は高温脱塵器3へ導入され、各段3a,3b,3c
の脱塵用のエレメント4で脱塵され、流路22を経てガ
スタービン5に清浄なガスが供給される。
従来の装置におけると同様に、燃焼炉1で発生した熱ガ
ス2は高温脱塵器3へ導入され、各段3a,3b,3c
の脱塵用のエレメント4で脱塵され、流路22を経てガ
スタービン5に清浄なガスが供給される。
【0022】ダストの付着量が増加してエレメント4の
圧損が増加すると、差圧変換器30a,30b,30c
がこれを検出する。いずれかの段においてエレメント4
の圧損が所定値に達すると、当該する段の差圧変換器3
0a,30b又は30cがこれを検出し、その信号をタ
イマーAに出力し、これによって、当該段の第1の逆洗
弁11a,11b又は11cが開かれる。空気源6から
の圧縮空気は、減圧弁12で減圧された上、第1の逆洗
弁11a,11b又は11cを通って、ノズル8a,8
b又は8cより噴出され、そのインゼクタ効果によって
流路22a,22b,22c内の熱ガスの一部を吸引
し、この噴出された圧縮空気と吸引された熱ガスが1段
目の逆洗流として高温脱塵器3の当該段3a,3b又は
3c内へ導入される。この時の逆洗流の圧力は、減圧弁
12によってエレメント4の熱ガス2の入口圧力とほぼ
同じ値のゲージ圧力で1.6気圧程度に設定され、逆洗
流の流量は140m3/h程度に設定される。これによっ
て、同段におけるエレメント4の内面から外面の熱ガス
2の流れを停止させ、またエレメント4内面に付着した
ダストの一部が除去される1段目の逆洗が行われる。除
去されたダストは、下部ホッパ9に収容される。
圧損が増加すると、差圧変換器30a,30b,30c
がこれを検出する。いずれかの段においてエレメント4
の圧損が所定値に達すると、当該する段の差圧変換器3
0a,30b又は30cがこれを検出し、その信号をタ
イマーAに出力し、これによって、当該段の第1の逆洗
弁11a,11b又は11cが開かれる。空気源6から
の圧縮空気は、減圧弁12で減圧された上、第1の逆洗
弁11a,11b又は11cを通って、ノズル8a,8
b又は8cより噴出され、そのインゼクタ効果によって
流路22a,22b,22c内の熱ガスの一部を吸引
し、この噴出された圧縮空気と吸引された熱ガスが1段
目の逆洗流として高温脱塵器3の当該段3a,3b又は
3c内へ導入される。この時の逆洗流の圧力は、減圧弁
12によってエレメント4の熱ガス2の入口圧力とほぼ
同じ値のゲージ圧力で1.6気圧程度に設定され、逆洗
流の流量は140m3/h程度に設定される。これによっ
て、同段におけるエレメント4の内面から外面の熱ガス
2の流れを停止させ、またエレメント4内面に付着した
ダストの一部が除去される1段目の逆洗が行われる。除
去されたダストは、下部ホッパ9に収容される。
【0023】以上の1段目の逆洗流による逆洗が所定時
間行われると、タイマーBの信号によって、第2の逆洗
弁7a,7b又は7cが開かれる。これによって、空気
源6内の圧縮空気は、開かれている第2の逆洗弁7a,
7b又は7c及び開かれている第1の逆洗弁11a,1
1b又は11cを通ってノズル8a,8b又は8cより
噴出され、そのインゼクタ効果によって流路22a,2
2b又は22c内の熱が一部を吸引し、この噴出された
圧縮空気と吸引された熱ガスは、2段目の逆洗流として
1段目の逆洗流が導入されている当該段3a,3b又は
3cへ導入される。この2段目の逆洗流は、減圧弁12
で減圧された1段目の逆洗流より圧力が高く、本実施例
では3倍程度のゲージ圧力で4.8気圧程度の圧力とさ
れ、その流量は420m2/h程度とされ、またノズル8
a,8b又は8cよりは音速の空気流が噴出されるよう
になっている。
間行われると、タイマーBの信号によって、第2の逆洗
弁7a,7b又は7cが開かれる。これによって、空気
源6内の圧縮空気は、開かれている第2の逆洗弁7a,
7b又は7c及び開かれている第1の逆洗弁11a,1
1b又は11cを通ってノズル8a,8b又は8cより
噴出され、そのインゼクタ効果によって流路22a,2
2b又は22c内の熱が一部を吸引し、この噴出された
圧縮空気と吸引された熱ガスは、2段目の逆洗流として
1段目の逆洗流が導入されている当該段3a,3b又は
3cへ導入される。この2段目の逆洗流は、減圧弁12
で減圧された1段目の逆洗流より圧力が高く、本実施例
では3倍程度のゲージ圧力で4.8気圧程度の圧力とさ
れ、その流量は420m2/h程度とされ、またノズル8
a,8b又は8cよりは音速の空気流が噴出されるよう
になっている。
【0024】この2段目の逆洗流は、1段目の逆洗流に
よって熱ガス2の内面から外面への熱ガス2の流れが止
められた状態のエレメント4を外面から内面へ向って流
れ、エレメント4に付着したダストは効果的に払い落さ
れ、除去されたダストは下部ホッパ9に収容されて適宜
払出弁10より外部へ払い出される。
よって熱ガス2の内面から外面への熱ガス2の流れが止
められた状態のエレメント4を外面から内面へ向って流
れ、エレメント4に付着したダストは効果的に払い落さ
れ、除去されたダストは下部ホッパ9に収容されて適宜
払出弁10より外部へ払い出される。
【0025】以上のように、本実施例では、1段目の逆
洗流によって熱ガス2の流れが止められた状態のエレメ
ント4に圧力の高い2段目の逆洗流を流すことによっ
て、効果的な付着ダストの払い落しを行うことができ
る。
洗流によって熱ガス2の流れが止められた状態のエレメ
ント4に圧力の高い2段目の逆洗流を流すことによっ
て、効果的な付着ダストの払い落しを行うことができ
る。
【0026】また、この1段目と2段目によるエレメン
トの逆洗は、圧力損失が所定値となったいずれかの段に
おいてのみ行われ、他の段では熱ガスの脱塵が継続して
行われているために、ガスタービン5には連続して清浄
化された熱ガス2が供給されることになる。
トの逆洗は、圧力損失が所定値となったいずれかの段に
おいてのみ行われ、他の段では熱ガスの脱塵が継続して
行われているために、ガスタービン5には連続して清浄
化された熱ガス2が供給されることになる。
【0027】以上の1段目及び2段目の逆洗流が所定時
間エレメント4へ供給され逆洗が終了すると、図4に示
すように、タイマーA,Bの信号によって第1の逆洗弁
11a,11b又は11cと第2の逆洗弁7a,7b又
は7cは閉じられ、当該段3a,3b又は3cでは熱ガ
ス2の脱塵が行われるようになる。
間エレメント4へ供給され逆洗が終了すると、図4に示
すように、タイマーA,Bの信号によって第1の逆洗弁
11a,11b又は11cと第2の逆洗弁7a,7b又
は7cは閉じられ、当該段3a,3b又は3cでは熱ガ
ス2の脱塵が行われるようになる。
【0028】本実施例を用いたテスト結果を、図5に示
す。本テストにおいては、1段目の逆洗流はゲージ圧力
1.6気圧,流量140m2/hの空気流としその圧力を
エレメント入口の熱ガス圧力とほぼ等しくし、2段目の
逆洗流はゲージ圧力4.8気圧,流量420m2/hの空
気流(ノズル出口では音速)とした。また、第1及び第
2の逆洗弁の開閉のタイミングは、図4(b)に示され
る通りとした。図5においては、逆洗前のエレメント圧
損を線A,1段目の逆洗後のエレメントの圧損を線B,
2段目の逆洗後のエレメントの圧損を線Cで示し、比較
例として図6及び図7に示す従来の装置による逆洗後の
エレメントの圧損を線Dで示している。図5に示すよう
に、1段目の逆洗と2段目の逆洗を組合わせることによ
って、従来の装置に比してエレメントの圧損を著しく低
減させることができることが確認された。
す。本テストにおいては、1段目の逆洗流はゲージ圧力
1.6気圧,流量140m2/hの空気流としその圧力を
エレメント入口の熱ガス圧力とほぼ等しくし、2段目の
逆洗流はゲージ圧力4.8気圧,流量420m2/hの空
気流(ノズル出口では音速)とした。また、第1及び第
2の逆洗弁の開閉のタイミングは、図4(b)に示され
る通りとした。図5においては、逆洗前のエレメント圧
損を線A,1段目の逆洗後のエレメントの圧損を線B,
2段目の逆洗後のエレメントの圧損を線Cで示し、比較
例として図6及び図7に示す従来の装置による逆洗後の
エレメントの圧損を線Dで示している。図5に示すよう
に、1段目の逆洗と2段目の逆洗を組合わせることによ
って、従来の装置に比してエレメントの圧損を著しく低
減させることができることが確認された。
【0029】
【発明の効果】本発明においては、第1の逆洗弁によっ
て圧力の低い1段目の逆洗流を発生させ、第2の逆止弁
によって前記1段目の逆洗流の圧力より圧力の高い2段
目の逆洗流を発生させ、この両逆洗流によって脱塵用の
エレメントを2段逆洗することによって、前記エレメン
トに付着したダストを効果的に払い落とすことができ、
逆洗効率の向上及びエレメント圧損の低減を図ることが
できる。
て圧力の低い1段目の逆洗流を発生させ、第2の逆止弁
によって前記1段目の逆洗流の圧力より圧力の高い2段
目の逆洗流を発生させ、この両逆洗流によって脱塵用の
エレメントを2段逆洗することによって、前記エレメン
トに付着したダストを効果的に払い落とすことができ、
逆洗効率の向上及びエレメント圧損の低減を図ることが
できる。
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】同実施例のノズル取付部の断面図である。
【図4】図4(a)は実施例の逆洗弁の制御部の系統図
であり、図4(b)は逆洗弁の開閉状態を示す説明図で
ある。
であり、図4(b)は逆洗弁の開閉状態を示す説明図で
ある。
【図5】同実施例のテスト結果のグラフである。
【図6】従来の高温脱塵器の逆洗装置の説明図である。
【図7】図6の VII−VII 矢視断面図である。
1 燃焼炉 2 熱ガス 3 高温脱塵器 3a 上段 3b 中段 3c 下段 4 脱塵用のエレメント 5 ガスタービン 6 空気源 7a,7b,7c 第2の逆洗弁 8a,8b,8c ノズル 9 下部ホッパ 11a,11b,11c 第1の逆洗弁 12c 減圧弁 30a,30b,30c 差圧変換器 A,B,C タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日野 裕一 長崎市深堀町5丁目717番1号 三菱重 工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 上田 哲也 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株 式会社長崎造船所内 (56)参考文献 特開 昭62−237921(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/00 - 46/54
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の脱塵用のエレメントを内蔵する脱
塵器の逆洗時に脱塵時とは逆方向に前記エレメントに逆
洗流を流すようにした脱塵器の逆洗装置において、脱塵
器内に圧力の低い1段目の逆洗流を発生させる第1の逆
洗弁、及び前記第1の逆洗弁による1段目の逆洗流に続
いて脱塵器内に前記1段目の逆洗流の圧力より圧力の高
い2段目の逆洗流を発生させる第2の逆洗弁を備えたこ
とを特徴とする脱塵器の逆洗装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04241788A JP3110166B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 脱塵器の逆洗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04241788A JP3110166B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 脱塵器の逆洗装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0691123A JPH0691123A (ja) | 1994-04-05 |
JP3110166B2 true JP3110166B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=17079533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04241788A Expired - Fee Related JP3110166B2 (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 脱塵器の逆洗装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3110166B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5388103B2 (ja) * | 2009-02-25 | 2014-01-15 | 日本スピンドル製造株式会社 | 集塵機の運転方法 |
JP5665297B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2015-02-04 | 三菱重工業株式会社 | 煤塵除去装置 |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP04241788A patent/JP3110166B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0691123A (ja) | 1994-04-05 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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