JP3109767U - ブラジャー - Google Patents

Abstract

【課題】本考案は乳癌手術等を受けた事により、左右の乳房の大きさが違う女性にボディスーツの様に体全体を圧迫するという不快感を感じず、装着時間が長時間に渡ってもブラジャーが胸の位置よりも上にずりあがっていく等の不具合の無いブラジャーを提供するものである。
【解決手段】装着時に紐が体との摩擦で丸くなったりせず安定する適度な幅の紐でブラジャーの前身頃のから体の股下をくぐらせ後身頃に到達するのに充分な長さの紐を、ブラジャーの左右いずれかの乳房の大きさが小さい方の前身頃の下から、体の股下をくぐらせながら後身頃の前身頃より１センチメートル、体の中心側にずれた位置に紐を装着する。紐自体は長さが調節できる様に、同じ長さ、同じ幅の二本の紐をホックとスナップボタンを利用して結合させ一方の紐となっている。全体像としてはブラジャーの左右どちらかの胸下より安定させる為の細い紐が前身頃から後身頃にかけて装着されているという構成でブラジャーが作成されている。
【選択図】図１

Description

本考案は乳房手術等を受け、乳房の大きさが左右違う女性がブラジャーを着用した際に生じる不具合を解消するための技術に関する。

従来のブラジャーには乳房の大きさの違いを克服する為に、ブラジャーにパッドと呼ばれるポリウレタンフィルムやシリコンゲル等の素材からできている義乳房をブラジャーに内装するというものであった。しかし、義乳房入りのブラジャーを利用しても、特に胸の大きい人は、着用時間の経過と共にパッドも当初の位置より動き不安定になり左右の乳房の大きさに違いが生じる為、ブラジャーが着用時間の経過と共に本来の胸の位置よりもーが上にあがってきてしまうという不具合が生じるという問題があった。左記の問題を解決する為にボディスーツと呼ばれるナイロンや綿等の素材からできている上半身を覆う下着で乳房カップを有する衣料を利用すると体全体が圧迫され活動しにくく、又装用時間の経過と共に着用部である股下に汗等がたまり不快感を生じるという問題があった。

乳癌手術等を受けた事により、左右の乳房の大きさが違う女性にボディスーツの様に体全体を圧迫するという不快感を感じず、装着時間が長時間に渡ってもブラジャーが胸の位置よりも上にずりあがっていく等の不具合の無いブラジャーを提供する。

装着時に紐が体との摩擦で丸くなったりせず安定する適度な幅、本考案では約２センチメートルの幅とブラジャーの前身頃から体の股下をくぐらせ後身頃に到達するのに充分な長さで構成された綿でできた紐を、ブラジャーの左右いずれかの乳房の大きさが小さい方の前身頃の下から、体の股下をくぐらせながら後身頃の前身頃より１センチメートル、体の中心側にずれた位置に紐を接着する。紐自体は長さが調節できる様に、同じ長さ、同じ幅の二本の紐を大きさ約１センチメートルのホックと同じく約１センチメートルスナップボタンを利用して結合させ一本の紐となっている。

本考案を利用する事で上からも下からもブラジャーも押さえる事によりブラジャー自体の安定性が飛躍的に高まり、ブラジャーの着用時間の経過と共に本来の胸の位置よりブラジャーが上にずりあがるという不具合が解消される。また、ボディスーツと違い、下から押さえる紐は幅も２センチメートルと着用時に体全体に圧迫感を感ず紐自体が丸まったりしない安定した幅である。素材も綿を使用している為に汗等を吸収するので着用時に不快感を感じない。

まず、本考案の紐部分を分離させる。そして通常のブラジャーと同様にブラジャー本体のホックを留めブラジャーを着用する。次に後身頃から伸びている紐を自身の股下をくぐらせ、前身頃から伸びている紐とホックとスナップボタンを使い適度な長さで結合させる。

ブラジャーの全体図を示した平面図

符号の説明

１ ブラジャーの前身頃
２ ブラジャーの後身頃
３ 紐
４ スナップボタン
５ ホック

Claims (4)

1. 本考案は乳房手術等を受け、乳房の大きさが左右違う女性がブラジャーを着用した際に生じる不具合を解消するための考案で、ブラジャーの左右いずれかの前身頃の胸下から後身頃にかけて装着されている紐を含み、ブラジャーの安定性を保つ機能を有しているもの。
2. 請求項１に関して、紐とは体に装着しても紐が丸まらない適度な幅とブラジャーの前身頃から体の股下をくぐらせ後身頃に到達するのに充分な長さを有するもの。
3. 請求項２に関して、紐は前身頃部分と後身頃部分の二本より構成され、接合部分は紐の長さを調節するのに適度な間隔をあけいくつか存在するホックを含む。
4. 請求項３に関して、紐の接合部分を安定させる為に存在するスナップボタンを含む。

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