JP3109486B2 - 移動体通信装置 - Google Patents

移動体通信装置

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JP3109486B2
JP3109486B2 JP22946498A JP22946498A JP3109486B2 JP 3109486 B2 JP3109486 B2 JP 3109486B2 JP 22946498 A JP22946498 A JP 22946498A JP 22946498 A JP22946498 A JP 22946498A JP 3109486 B2 JP3109486 B2 JP 3109486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動局の移動に
伴って無線ゾーンを切り換える移動体通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等のような中ゾーンあるいは小
ゾーンを用いる移動体通信では、移動局は、互いに隣接
する複数の無線ゾーンに属し、最も通信条件が良好
地局と通信する。
【0003】このため移動体通信の制御装置は、移動局
が何れの無線ゾーンに属するかを判断するため、移動局
の位置を把握する必要がある。さらに、移動体通信の制
御装置が迅速に移動局を呼び出すためにも、非通話状態
であっても移動局の位置を随時把握していることが望ま
しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした移動局の位置
を測定するものとして、例えば特開平9−304501
号公報に示されるものがある。この公報では、携帯無線
装置が送信する電波の到来方位角を算出することによ
り、この携帯無線装置の位置を推定している。
【0005】図6は、こういった従来の移動体の位置測
定装置の全体構成の一例を示すブロック図である。図6
に示す62 -1 ,62 -2 ,62 -3 ,…,62 -n は、各々無
線ゾーン64を有する基地局である(以降、必要に応じ
て単に基地局62と称する)。図7は、これら基地局6
2内部における受信系(位置測定系)の電気的構成を示
すブロック図である。
【0006】基地局62は、複数のアンテナエレメント
66 -1 ,66 -2 ,…,66 -n の配列を有しており、これ
らアンテナエレメント66 -1 ,66 -2 ,…,66 -n がア
レイアンテナ66を構成している。
【0007】このアレイアンテナ66を構成するアンテ
ナエレメント66 -1 ,66 -2 ,…,66 -n 各々接続さ
れた受信機67 -1 ,67 -2 ,…,67 -n によって受信し
た信号を方位測定器68に供給し、送信波の到来角を算
出する。
【0008】算出された到来角は、モデム(MOdulato
r/DEModulator:変復調器)等の通信装置69なら
びに公衆回線網58に接続された交換機65(図6参
照)を介して測位装置61に供給される。
【0009】測位装置61は、供給され基地局62の
設置場所とアンテナエレメント66 -1 ,66 -2 ,…,6
-n の設置方向とに基づき、三角測量の原理により移動
局63の位置を算定する。
【0010】移動局63からの送信波の到来角を測定す
る場合、この移動局63の最寄りの基地局62 -1 ,62
-2 ,62 -3 ,…,62 -n を選択するが、このとき、予め
記憶装置60に格納された情報に基づいて、受信される
電波の強さを基準に選択する。図6に示す例では、基地
局62-1と基地局62 -3 とが選択される。
【0011】ところがこういった従来技術では、移動局
63からの送信波到来方位角の測定精度が高くないと、
推定位置範囲が広範囲となってしまうという問題があ
る。例えば、方位角が5[゜]ずれると、方位測定点か
ら1000[m]先では周方向におおよそ87[m]の
ずれを生じてしまう。
【0012】そこで測定精度を向上させるには、配列す
るアンテナエレメントの数を増やさなければならない。
しかしながら、各基地局にアンテナエレメントを多数配
列するのは不経済であり、また携帯無線機と基地局との
距離が離れるに従って、推定誤差が大きくなるという問
題もある。
【0013】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、移動局および基地局に新たな設備を必要とせ
ずに、また移動局と基地局との距離に依らずに高い精度
で移動局の位置を把握する移動体通信装置を提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の発明の要旨は、各々所定の無線ゾーン(14)を有
するとともに各々固有の識別符号が与えられる複数の基
地局(12,12,…)と、前記複数の基地局が有する
所定の無線ゾーンの何れか1つ以上に属し通信可能な前
記基地局の内の1つと通信する移動局(13)とを具備
し、前記複数の基地局の各々は与えられる同一の送信デ
ータを各々当該基地局に固有の識別符号で符号拡散して
同一の周波数で送信し、前記移動局は、前記複数の基地
局が送信する送信波の各々を受信する受信手段(13
2)と、前記受信手段が出力する符号列に基づいて前記
複数の基地局が送信する送信波の各々に対する遅延情報
を求める信号処理部(134)と、前記複数の基地局が
送信する送信波の各々に対する遅延情報を送信する送信
手段(135)とを具備し、前記信号処理部は、前記複
数の基地局に与えられた固有の識別符号の各々を記憶す
る記憶手段(22)と、前記記憶手段に記憶された複数
の識別符号の各々に対応して前記受信手段が出力する符
号列に基づいた遅延量を求める複数の相関器(20,2
0,…)とを具備し、前記相関器は、前記記憶手段から
与えられる固有の識別符号に基づいて前 記受信手段が出
力する符号列を逆拡散する逆拡散手段(20b)と、前
記受信手段が出力する符号列を1ビットずつ順次シフト
させて逆拡散させる遅延カウンタ(20a)とを具備
し、前記符号列のシフト量に基づいて前記遅延量を求め
ることを特徴とする移動体通信装置に存する。 また、こ
の発明の請求項2に記載の発明の要旨は、前記移動局が
送信する前記複数の基地局の各々から当該移動局までの
遅延情報に基づいて当該移動局の位置を測定する測位手
段を具備することを特徴とする請求項1に記載の移動体
通信装置に存する。 また、この発明の請求項3に記載の
発明の要旨は、前記測位手段は、前記移動局から任意の
2つの基地局に対する相対遅延が等しい位置の線を2本
以上求め、これら2本以上の位置の線の交点から前記移
動局の位置を求めることを特徴とする請求項2に記載の
移動体通信装置に存する。
【0015】この発明によれば、各々所定の無線ゾーン
を有するとともに各々固有の識別符号が与えられる複数
の基地局は、与えられる同一の送信データを各々当該基
地局に固有の識別符号で符号拡散して同一の周波数で、
複数の基地局が有する所定の無線ゾーンの何れか1つ以
上に属し通信可能な基地局の内の1つと通信する移動局
に送信する。移動局は、複数の基地局が送信する送信波
の各々を受信し、複数の基地局に与えられた固有の識別
符号の各々を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶され
た複数の識別符号の各々に対応して受信手段が出力する
符号列に基づいた遅延量を求める複数の相関器とからな
る信号処理部によって受信した符号列に基づいて複数の
基地局が送信する送信波の各々に対する遅延情報を求
め、これらの遅延情報を基地局に送信する。この相関器
は、逆拡散手段によって記憶手段から与えられる固有の
識別符号に基づいて受信手段が出力する符号列を逆拡散
し、遅延カウンタによって受信手段が出力する符号列を
1ビットずつ順次シフトさせて逆拡散させ、符号列のシ
フト量に基づいて遅延量を求める。測位手段は、移動局
が送信する複数の基地局の各々から当該移動局までの遅
延情報に基づいて、移動局から任意の2つの基地局に対
する相対遅延が等しい位置の線を2本以上求め、これら
2本以上の位置の線の交点から移動局の位置を求めるこ
とにより、当該移動局の位置を測定する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について説明す
る。図1は本発明の一実施の形態にかかる移動体通信装
置の全体構成を示すブロック図である。なお本実施の形
態のようなCDMA(Code Division Multiple Acc
ess:符号分割多重アクセス)方式の移動局には、無瞬断
ハンドオーバーを提供するために、一般に少なくとも3
つの相関器が設備されており、本実施の形態にあって
も、これを前提に説明する。
【0017】図1において、交換機15には、各々無線
ゾーン14を有する複数の基地局12 -1 ,12 -2 ,12
-3 ,…,12 -n (以降、必要に応じて単に基地局12と
称する)と測位装置11、そして公衆回線網8とが接続
されている。
【0018】これら基地局12 -1 ,12 -2 ,12 -3
…,12 -n は、移動局13の位置推定用として、予め設
定される所定の同一送信データを、各基地局12に固有
の識別符号に基づいて符号拡散し、同タイミング且つ同
一周波数で送信する。測位装置11は、位置推定器
と、この位置推定器4に接続された表示器5と記憶装置
6とを有している。
【0019】移動局13は、各基地局12から送信され
る位置推定データを受信した相対時間差と、各基地局1
2に固有の識別符号とを統合して、最も遅延量の少ない
基地局12へ送信する。
【0020】この結果は、交換機15を介して測位装置
11に送られる。測位装置11が有する位置推定器
は、各基地局12固有の識別符号から何れの基地局かを
特定する。
【0021】また位置推定器4は、最も遅延量が少ない
基地局12と次に遅延量が少ない基地局12間との相対
遅延差を算出する。次いで位置推定器4は、この2つの
基地局間の伝播遅延量と記憶装置6に予め記憶されてい
る伝播情報とに基づいて、移動局13の存在範囲を2次
元座標軸上に算出される曲線上に求める。
【0022】そして、最も遅延量が少ない基地局12と
3番目に遅延量が少ない基地局12とからの情報に基づ
いて同様に位置範囲を同一座標軸上に算出される曲線上
に求める上述の曲線との交点から移動局13の位置を
算出する。
【0023】図2は、本実施の形態における移動局13
の概略構成を示すブロック図である。図2において、1
32は受信機部であり、アンテナ131,131で受け
た受信波を復調して受信データを通信信号処理部133
に供給するとともに、受信した符号列RCCを拡散信号処
理部134に供給する。
【0024】上述の通信信号処理部133によって生成
された送信データと拡散信号処理部134によって生成
された符号列とは送信機部135に供給され、送信波が
アンテナ136から送信される。
【0025】図3は、上述の拡散信号処理部134の具
体的な構成例を示すブロック図である。拡散信号処理部
134は、複数の基地局12から同一のタイミングで送
信されてきた信号を処理するため、受信した符号列RCC
の符号相関により求めるべき受信信号のみを取り出すこ
とのできる複数の相関器20-1 ,20 -2 ,…,20
-n (以降、必要に応じて単に相関器20と称する)を備
えている。
【0026】各相関器20は、遅延カウンタ20aと逆
拡散部20bとを備えている。この逆拡散部20bは、
受信した符号列RCCと符号記憶部22が記憶している各
基地局12に固有の符号を用いて演算処理を行う。また
遅延カウンタ20aは、求めるべき受信信号が得られる
まで受信符号列を1ビットづつずらし、そのずらしたビ
ット数をカウントする。
【0027】移動局13の周辺に存在する各基地局12
に固有の符号は、符号記憶部22から各相関器20 -1
…,20 -n へ異なるものが通知される。演算の結果、求
めるべき受信信号が得られたら相関器20 -1 ,…,20
-n は、ずらしたビットの値ならびに演算に使用した符号
を遅延量処理部21へ通知する。
【0028】遅延量処理部21はまず、相関器20 -1
…,20 -n から送られてきた受信信号毎のずらしたビッ
トの値を比較し、一番ずれの少ない値を基準にして、そ
の値からどれだけ遅延があるかの相対遅延量に置き換え
る処理を行う。次に、相対遅延量と各基地局12に固有
の符号を組にし、基地局12へ応答する信号を構成し、
送信機部135へ送る。
【0029】図4は、本実施の形態における相関器20
による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず最初は、各基地局12が送信する位置推定信号が全
て“1”の信号列であるものとする。
【0030】本実施の形態では基地局に固有の符号とし
て、互いに直交する性質を持つ信号列を用いる。これは
例えば、ウォルシュ符号や直交ゴールド符号等である。
各基地局12は、位置推定信号を当該基地局12に固有
の符号で拡散し、他の基地局12と同じタイミングで送
信する。
【0031】このとき移動局13は、受信波を復調し、
受信された符号列RCC各相関器20 -1 ,…,20 -n
供給される(ステップSa1)。符号列RCCが供給され
た相関器20は、まず遅延カウンタ20aの計数値を0
に設定する(ステップSa2)。即ちこの時点では、
関器20 -1 ,…,20 -n の全てで計数値は0である。
【0032】次に各相関器20は、符号記憶部22に記
憶された対応する基地局12に固有の符号列を用いて、
供給された符号列RCCの逆拡散処理を行う(ステップS
a3)。
【0033】この後、得られた処理結果と求めるべき位
置推定信号とが一致するか否か比較し(ステップSa
4)、一致している場合には、遅延カウンタ20aによ
る計数値と逆拡散処理に使用した符号とを遅延処理部2
1へ送り(ステップSa5)、処理を終了する。
【0034】一方、ステップSa4において比較結果が
一致していない場合には、遅延カウンタ20aで計数値
に1を加え(ステップSa6)、受信符号列を1ビット
だけずらし(ステップSa7)た後、ステップSa3の
処理へ戻る。
【0035】言うまでもなく、基地局12からの距離が
遠くなるほど、移動局13には電波が遅れて到達する。
従って、上述のような処理の結果、基地局12からの距
離が遠くなるほど、遅延カウンタ20aによる計数値が
大きくなる。
【0036】遅延量処理部21には、相関器20 -1
…,20 -n の各々から遅延カウンタ20aによる計数値
と対応する基地局に固有の符号が入力される。ここで遅
延量処理部21は各計数値を比較し、一番小さな値を基
準にして、各相関器20からの相対遅延量に変換する。
【0037】例えばここで、基地局12 -1 からの計数値
が3、基地局12-2からの計数値が4、基地局12-3
らの計数値が7、基地局12-4からの計数値が8である
とする。
【0038】この時、基地局12-1からの計数値が最小
であるから、この計数値である3を基準として、各基地
局12における計数値を相対遅延量に変換すると、基地
局12-1の相対遅延量が0、基地局12-2の相対遅延量
が1、基地局12-3の相対遅延量が4、基地局12-4
相対遅延量が5となる。
【0039】これら各相対遅延量と対応する基地局12
に固有の符号を一組としたものを、移動局13からの受
信処理結果として送信する。このとき、移動局13が送
信対象とする基地局12は、例えば遅延量が一番少ない
基地局12-1とする。即ち移動局13における処理結果
は、基地局12-1から交換機15へ伝送され、さらに
置推定器4へ送られる。
【0040】図5は、位置推定器4ならびに表示器5に
おける処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、受信したデータに含まれる相対遅延量と基地局1
2に固有の符号の組数nが幾つであるかを認識する(ス
テップSb1)。次に、基地局12に固有の符号から、
当該基地局12の位置情報を読み出す(ステップSb
2)。
【0041】次に、1番目からn番目まで、以下の処理
を繰り返す。即ち、まずk番目を1に設定し(ステップ
Sb3)、相対遅延量0の基地局12と相対遅延量がk
+1番目に少ない基地局12との間で通信した場合の遅
延量の情報を読み出す(ステップSb4)。
【0042】そして、これら2つの基地局12の位置情
報ならびに遅延量情報、および移動局13から受信した
データである相対遅延量に基づいて、移動局13が存在
し得る位置曲線(位置の線)を2次元座標軸上に算出す
る(ステップSb5)。ここで、k+1がnに達したか
否かを確認し(ステップSb6)、達していなければk
に1を加算して(ステップSb7)ステップSb4の処
理に戻る。
【0043】上述のステップSb6において、k+1が
nに達していれば、ステップSb5で求めた各位置曲線
を2次元の地図上に展開し(ステップSb8)、各曲線
の交点から、移動局13の推定位置を算出する(ステッ
プSb9)。
【0044】このように本実施の形態では、nが3以上
であれば、2次元座標軸上に移動局13の推定位置を2
つの曲線で表示でき、その2つの曲線の交点が移動局1
3の位置であると推定できる。
【0045】即ち、基地局位置情報を緯度経度情報とし
て記憶しておけば、地図上に移動局13の推定位置が表
現できるため、地図データに基づいて表示器5に表示さ
せれば、基地局12と移動局13の推定位置とを分かり
易く表示可能である。
【0046】また、nが4以上である場合には3つ以上
の位置曲線が算出されることになるが、仮にそれらが1
点で交わらなかった場合には、k=1の場合の位置曲線
とk=2の場合の位置曲線との交点が最も確からしいと
考えることができる。また、位置曲線の交点を1点に限
らずに、これらの交点によって囲まれる範囲として表示
5に表示することもできる。
【0047】なお、複数の基地局12 -1 ,…,12 -n
ら同時に位置推定信号を送信するにあたっては、例えば
全ての基地局12がGPS(Global Positioning Sy
stem:全地球測位システム)衛星から送信される信号を
受信することで、全ての基地局12の同期が可能とな
る。
【0048】また、移動局13と基地局12の間で通信
される際の電波での変調速度を、例えば20[Mcps
Mega chips per second)]のチップレートで符号
拡散することにより、1ビットの遅延はおよそ15
[m]に相当するため、精度としては±15[m]の範
囲内で推定可能となる。
【0049】各基地局12から位置推定信号を送信する
タイミングは、定期的であっても、あるいは所定の条件
に基づいたものであってもよい。定期的な場合は、移動
局13による処理時間および位置推定器4での処理時
間、そして表示器5で表示されるまで処理時間の合計を
考慮する必要がある。また所定の条件とは、例えば移動
局の位置検索コマンドを入力した時等である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、各々所定の無線ゾーンを有するとともに各々固有の
識別符号が与えられる複数の基地局は、与えられる同一
の送信データを各々当該基地局に固有の識別符号で符号
拡散して同一の周波数で、複数の基地局が有する所定の
無線ゾーンの何れか1つ以上に属し通信可能な基地局の
内の1つと通信する移動局に送信する。移動局は、複数
の基地局が送信する送信波の各々を受信し、複数の基地
局に与えられた固有の識別符号の各々を記憶する記憶手
段と、記憶手段に記憶された複数の識別符号の各々に対
応して受信手段が出力する符号列に基づいた遅延量を求
める複数の相関器とからなる信号処理部によって受信し
た符号列に基づいて複数の基地局が送信する送信波の各
々に対する遅延情報を求め、これらの遅延情報を基地局
に送信する。この相関器は、逆拡散手段によって記憶手
段から与えられる固有の識別符号に基づいて受信手段が
出力する符号列を逆拡散し、遅延カウンタによって受信
手段が出力する符号列を1ビットずつ順次シフトさせて
逆拡散させ、符号列のシフト量に基づいて遅延量を求め
る。測位手段は、移動局が送信する複数の基地局の各々
から当該移動局までの遅延情報に基づいて、移動局から
任意の2つの基地局に対する相対遅延が等しい位置の線
を2本以上求め、これら2本以上の位置の線の交点から
移動局の位置を求めることにより、当該移動局の位置を
測定するので、移動局および基地局に新たな設備を必要
とせずに、また移動局と基地局との距離に依らずに高い
精度で移動局の位置を把握する移動体通信装置が実現可
能であるという効果が得られる。
【0051】即ち本発明によれば、移動局が複数の基地
局から同時に発せられた信号を受信し、その相対遅延量
と2つの基地局間の電波伝播遅延量により移動無線装置
の位置が2次元座標軸上で曲線として推定でき、更に
方の基地局との相対遅延量と電波伝播遅延量により求め
た曲線との交点として、移動局の位置を2次元座標軸上
で点として推定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかる移動体通信装
置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態における移動局13の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】 図2に示す拡散信号処理部134の具体的な
構成例を示すブロック図である。
【図4】 同実施の形態における相関器20による処理
の流れの一例を示すフローチャートである。
【図5】 同実施の形態の位置推定器4ならびに表示器
5における処理の流れの一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】 従来の移動体の位置測定装置の全体構成の一
例を示すブロック図である。
【図7】 図6に示す基地局62内部における受信系の
電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
位置推定器表示器 6 記憶装置 8 公衆回線網 11 測位装置12,12 -1 ,12 -2 ,…,12 -n 基地局 13 移動局 14 無線ゾーン 15 交換機20,20 -1 ,20 -2 ,…,20 -n 相関器 20a 遅延カウンタ 20b 逆拡散部(逆拡散手段) 21 遅延量処理部 22 符号記憶部(記憶手段) 131136 アンテナ 132 受信機部(受信手段) 133 通信信号処理部 134 拡散信号処理部(信号処理部) 135 送信機部(送信手段) RCC 符号列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38 G01S 5/00 - 5/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々所定の無線ゾーン(14)を有する
    とともに各々固有の識別符号が与えられる複数の基地局
    12,12,…)と、 前記複数の基地局が有する所定の無線ゾーンの何れか1
    つ以上に属し通信可能な前記基地局の内の1つと通信す
    る移動局(13)とを具備し、 前記複数の基地局の各々は与えられる同一の送信データ
    を各々当該基地局に固有の識別符号で符号拡散して同一
    の周波数で送信し、 前記移動局は、 前記複数の基地局が送信する送信波の各々を受信する受
    信手段(132)と、 前記受信手段が出力する符号列に基づいて前記複数の基
    地局が送信する送信波の各々に対する遅延情報を求める
    信号処理部(134)と、 前記複数の基地局が送信する送信波の各々に対する遅延
    情報を送信する送信手段(135)とを具備し、 前記信号処理部は、 前記複数の基地局に与えられた固有の識別符号の各々を
    記憶する記憶手段(22)と、 前記記憶手段に記憶された複数の識別符号の各々に対応
    して前記受信手段が出力する符号列に基づいた遅延量を
    求める複数の相関器(20,20,…)とを具備し、 前記相関器は、 前記記憶手段から与えられる固有の識別符号に基づいて
    前記受信手段が出力する符号列を逆拡散する逆拡散手段
    (20b)と、 前記受信手段が出力する符号列を1ビットずつ順次シフ
    トさせて逆拡散させる遅延カウンタ(20a)と を具備
    し、前記符号列のシフト量に基づいて前記遅延量を求め
    ことを特徴とする移動体通信装置。
  2. 【請求項2】 前記移動局が送信する前記複数の基地局
    の各々から当該移動 局までの遅延情報に基づいて当該移
    動局の位置を測定する測位手段を具備する ことを特徴と
    する請求項1に記載の移動体通信装置。
  3. 【請求項3】 前記測位手段は、 前記移動局から任意の2つの基地局に対する相対遅延が
    等しい位置の線を2本以上求め、 これら2本以上の位置の線の交点から前記移動局の位置
    を求める ことを特徴とする請求項2に記載の移動体通信
    装置。
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