JP3109408B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3109408B2
JP3109408B2 JP07117826A JP11782695A JP3109408B2 JP 3109408 B2 JP3109408 B2 JP 3109408B2 JP 07117826 A JP07117826 A JP 07117826A JP 11782695 A JP11782695 A JP 11782695A JP 3109408 B2 JP3109408 B2 JP 3109408B2
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JP
Japan
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terminal fitting
cavity
retainer
locking claw
housing
Prior art date
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JP07117826A
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尚久 岡田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端子金具を二重係止す
るためのリテーナを備えたコネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリテーナ付きのコネクタ
の一例として、図4、5に示すものが知られている。こ
のコネクタは、端子金具aを後面側から挿入して収容す
るキャビティbの形成されたハウジングcを備えてお
り、そのキャビティbには上面に開口する窓孔dが形成
されている。ハウジングcの上面には、窓孔dを通して
キャビティb内に進入可能な係止爪eを先端に設けたリ
テーナfが、ハウジングcに対して斜め方向に近接及び
離反するようにスライド可能に支持されている。
【0003】そして、リテーナfはまず係止爪eが窓孔
d内に留まった離反位置に支持され、係る状態でキャビ
ティb内に端子金具aが挿入されて、キャビティbの底
面に設けられたランスgにより抜け方向に一次係止され
る。続いて、リテーナfを近接位置に押し込んで係止爪
eをキャビティb内に進入させると、係止爪eが端子金
具aのあご部hに後方から当接して二次係止を行い、も
って端子金具aが二重係止されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のような
コネクタにおいて、例えば初めの端子金具aの挿入時点
では挿入が不完全であり、図4に示すようにリテーナf
を近接位置に押し込んだ後に不完全挿入に気付いて、再
度端子金具aを押し込むという場合が有り得る。その場
合、リテーナfの係止爪eがキャビティb内に進入して
いるのであるから、一応は端子金具aの挿入が阻止され
る状態にある。
【0005】しかしながら従来のものでは、係止爪eの
先端の後面側が、図5に詳細に示すように、後方から前
方に向かって徐々に進入するような傾斜面iとなってい
るため、端子金具aを無理に押し込めば、傾斜面iに沿
うようにして端子金具aが挿入されてしまうことがあ
る。そのように端子金具aが無理に押し込まれると、係
止爪eに損傷を与えて係止機能が果たせなくなったり、
削りかすによって接触不良を招くおそれがあった。
【0006】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、その目的とするところは、リテー
ナを近接位置に移行させた後からでは端子金具を挿入で
きないようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、本発明のコネクタは、端子金具を収容
するキャビティが形成されこのキャビティには側面に開
口する窓孔が形成されたハウジングと、前記端子金具に
対する係止爪を有して前記ハウジングとは別体に形成さ
れたリテーナとを備え、このリテーナは、このリテーナ
と前記側面とに形成された傾斜面で案内されることによ
り、前記側面上で前記ハウジングに対して斜め方向にス
ライド可能に支持され、かつ前記キャビティへの前記端
子金具の挿抜を許容すべく前記係止爪が前記キャビティ
から退避した離反位置と、前記係止爪が前記キャビティ
内に進入して前記端子金具に対して挿入方向の後方から
当接して係止する近接位置とでそれぞれ保持可能となっ
ており、かつ前記係止爪は、前記リテーナが前記近接位
置に移行した場合に前記窓孔の前縁の内側に潜り込むよ
うになっているとともに、この係止爪における前記キャ
ビティ内に進入する部分の後面側には、前記端子金具の
挿入方向に対して略垂直な当接壁が前記傾斜面の先端か
ら突出するようにして形成されている構成としたところ
に特徴を有する。
【0008】
【作用】本発明においては、リテーナを近接位置に移行
させて係止爪をキャビティ内に進入させた後から端子金
具を挿入すると、端子金具は係止爪の後面側に形成され
た当接壁に当たることで、それ以上の挿入が阻止され
る。
【0009】
【発明の効果】このように本発明によれば、リテーナが
近接位置に移行された後では端子金具が無理に挿入され
るのが確実に阻止され、したがって係止爪が損傷を受け
ることなくその係止機能を有効に果たすことが可能とな
り、また削りかすが出るおそれもないので端子金具の良
好な接触状態を確保することができる効果がある。
【0010】また、当接壁を設けることで係止爪の先端
が大きくでき、例えば従来のような係止爪の先端が細か
いものでは、成形時にショートショットと称して樹脂の
充填不良を生じやすいのであるが、本発明によれば上記
のように係止爪の先端を大きくできることで、そのよう
な樹脂の充填不良を招くのを回避でき、所定の形状に正
確に成形することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。この実施例では本発明を雌側のコネ
クタに適用した場合を例示しており、雌形端子金具1を
収容するキャビティ2を設けたハウジング3と、それら
のハウジング3に装着されて雌形端子金具1を二重係止
するためのリテーナ5とを備えている。なお、ハウジン
グ3は上下対称形状に形成され、それに伴いリテーナ5
も上下一対設けられているが、下側については図示を省
略して上側についてのみ説明する。
【0012】雌形端子金具1は周知構造のものであっ
て、先端に相手の雄形端子金具のタブが挿入される接続
筒部6が形成され、その一面側(図1の下面側)に後記
するランス9が係止する図示しない係止孔が形成されて
いるとともに、その係止孔を設けた側と反対の面に、リ
テーナ5の係止爪14に係止するあご部7が設けられて
いる。
【0013】ハウジング3は合成樹脂材により一体成形
されたものであって、その内部に、雌形端子金具1を後
面側(図1の右側)から挿入して収容するキャビティ2
が複数個並んで形成されている。各キャビティ2の底面
には、雌形端子金具1の係止孔に係止する撓み変形可能
なランス9が設けられているとともに、前面には相手の
雄形端子金具のタブが挿入される端子挿入口10が開口
されている。
【0014】各キャビティ2の上面にはスリット状をな
す窓孔12が形成されている。この窓孔12は、リテー
ナ5が後記する近接位置にある際に、リテーナ5に形成
された各係止爪14をキャビティ2内に突入させて雌形
端子金具1への係止を可能にするためのものである。
【0015】リテーナ5は、合成樹脂材によりハウジン
グ3とは別体に形成されており、ハウジング3の上面を
跨いで装着されるようになっている。リテーナ5の下面
は、全体として先下がりの傾斜面15となっており、ハ
ウジング3におけるリテーナ5の装着面も、それに対応
した傾斜面16となっている。そのリテーナ5の先端縁
には、ハウジング3の窓孔12を通して各キャビティ2
内に突入可能な係止爪14が形成されている。
【0016】リテーナ5は上記した傾斜面15、16を
案内として、雌形端子金具1の挿入方向と斜めをなす方
向に沿ってスライド可能となっており、図1の鎖線に示
す離反位置と、同図の実線に示す近接位置との間で変位
可能であって、ハウジング3との間に設けられた図示し
ない係止機構によって各位置でそれぞれ保持されるよう
になっている。そして、各係止爪14は、リテーナ5が
離反位置にあるときには窓孔12内に留まってキャビテ
ィ2内には突入せず、したがって雌形端子金具1の挿脱
を可能としており、一方リテーナ5が近接位置に移行さ
れると、各係止爪14は窓孔12の前縁の内面に潜り込
みつつキャビティ2内に突入し、キャビティ2内に挿入
された雌形端子金具1のあご部7に嵌まり込むようにな
っている。
【0017】さて本実施例では、リテーナ5の先端縁に
設けられた係止爪14の形状が、図2に詳細に示すよう
に、その底面18が雌形端子金具1の挿入方向に沿って
形成され、後面が底面18から垂直に立ち上がって形成
されている。その垂直な後面が、雌形端子金具1の先端
を当接可能な当接壁19となっている。なお、当接壁1
9の下端には面取りが施されている。
【0018】本実施例は上記のような構造であって、続
いてその作用を説明する。リテーナ5は、まず図1の鎖
線に示すように、係止爪14が窓孔12内に留まった離
反位置に支持され、係る状態でキャビティ2内に雌形端
子金具1が後面側から挿入される。挿入された雌形端子
金具1は、キャビティ2の底面に設けられたランス9が
係止孔に嵌まることで抜け方向に一次係止される。続い
て、リテーナ5を図1の実線に示す近接位置に押し込む
と、係止爪14が窓孔12を通ってキャビティ2内に突
入し、雌形端子金具1のあご部7に嵌まって接続筒部6
の後縁に係止することで二次係止される。それにより雌
形端子金具1が二重係止される。
【0019】ここで、初めに雌形端子金具1を挿入した
際に、図3に示すようにその挿入が不完全であって、リ
テーナ5を近接位置に押し込んだ後に不完全挿入に気付
いて、再度雌形端子金具1の押し込みを行うということ
が有り得る。その場合は、雌形端子金具1を挿入しよう
としても、同図に示すように、雌形端子金具1の先端が
係止爪14の後面側に形成された当接壁19に当たるこ
とで、それ以上の挿入が阻止される。
【0020】このように本実施例によれば、リテーナ5
が近接位置に移行された後では雌形端子金具1が無理に
挿入されるのが確実に阻止される。したがって係止爪1
4が損傷を受けることなくその係止機能が有効に果たさ
れる。また削りかすが出るおそれもないので、雌形端子
金具1と相手の雄形端子金具の間の接触状態も良好に保
たれる。
【0021】また本実施例では、当接壁19を設けるこ
とで係止爪14の先端が従来のものに比べて大きくな
る。例えば従来のような係止爪の先端が細かいもので
は、成形時にショートショットと称して樹脂の充填不良
を生じやすい。その点本実施例では、上記のように係止
爪14の先端を大きくできることで、そのような樹脂の
充填不良を招くのを回避でき、係止爪14を所定の形状
に正確に成形することが可能となる。
【0022】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。 (1)上記実施例では雌側のコネクタを例示したが、本
発明は雄側のコネクタにも同様に適用することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における雌形端子金具が正規
に二重係止された状態の断面図である。
【図2】本実施例に係るリテーナの係止爪の形状を示す
部分拡大断面図である。
【図3】雌形端子金具の挿入阻止動作を示す断面図であ
る。
【図4】従来例の断面図である。
【図5】その部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1…雌形端子金具 2…キャビティ 3…ハウジング 5…リテーナ 7…あご部 12…窓孔 14…係止爪 19…当接壁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を収容するキャビティが形成さ
    れこのキャビティには側面に開口する窓孔が形成された
    ハウジングと、 前記端子金具に対する係止爪を有して前記ハウジングと
    は別体に形成されたリテーナとを備え、 このリテーナは、このリテーナと前記側面とに形成され
    た傾斜面で案内されることにより、前記側面上で前記ハ
    ウジングに対して斜め方向にスライド可能に支持され、
    かつ前記キャビティへの前記端子金具の挿抜を許容すべ
    く前記係止爪が前記キャビティから退避した離反位置
    と、前記係止爪が前記キャビティ内に進入して前記端子
    金具に対して挿入方向の後方から当接して係止する近接
    位置とでそれぞれ保持可能となっており、 かつ前記係止爪は、前記リテーナが前記近接位置に移行
    した場合に前記窓孔の前縁の内側に潜り込むようになっ
    ているとともに、この係止爪における前記キャビティ内
    に進入する部分の後面側には、前記端子金具の挿入方向
    に対して略垂直な当接壁が前記傾斜面の先端から突出す
    るようにして形成されていることを特徴とするコネク
    タ。
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JP2009230947A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Diamond Electric Mfg Co Ltd コネクタ構造とコネクタ構造を用いた点火装置

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