JP3109240B2 - 圧延機のガイド装置 - Google Patents
圧延機のガイド装置Info
- Publication number
- JP3109240B2 JP3109240B2 JP04129502A JP12950292A JP3109240B2 JP 3109240 B2 JP3109240 B2 JP 3109240B2 JP 04129502 A JP04129502 A JP 04129502A JP 12950292 A JP12950292 A JP 12950292A JP 3109240 B2 JP3109240 B2 JP 3109240B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- guide
- rolling mill
- guide device
- guide holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Machine Tool Units (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延材を圧延ロールの
穴型から離脱させるために圧延機に設けられるガイド装
置の構造に関するものである。
穴型から離脱させるために圧延機に設けられるガイド装
置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一対の圧延ロールからなる圧延機は、そ
の圧延ロール間に形成される穴型に圧延材を通すことに
より該圧延材を所定の圧延製品に形成するのであるが、
その圧延機における圧延材の出側には圧延材を穴型から
離脱させるために従来からくし歯状のガイド片(フンド
とも称される)が設けられている。
の圧延ロール間に形成される穴型に圧延材を通すことに
より該圧延材を所定の圧延製品に形成するのであるが、
その圧延機における圧延材の出側には圧延材を穴型から
離脱させるために従来からくし歯状のガイド片(フンド
とも称される)が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、ガイド片は圧延
機の出側に架設されたガイドホルダにその圧延ロールの
穴型の数に応じて複数本がくし歯状に取着されるが、該
ガイドホルダは圧延ロールの軸受体に取付ブロックを介
して固定されただけのものであったので、頑強性が不足
し、圧延材から受ける衝撃荷重によって弾性的或いは非
弾性的に変形し、穴型中にガイド片を精度よく正確に保
持できずその作動に支障を与えることがあった。
機の出側に架設されたガイドホルダにその圧延ロールの
穴型の数に応じて複数本がくし歯状に取着されるが、該
ガイドホルダは圧延ロールの軸受体に取付ブロックを介
して固定されただけのものであったので、頑強性が不足
し、圧延材から受ける衝撃荷重によって弾性的或いは非
弾性的に変形し、穴型中にガイド片を精度よく正確に保
持できずその作動に支障を与えることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の圧延機のガイド
装置は上記問題点を解消しようとするもので、一対の圧
延ロールの間隔が調整し得るように、該圧延ロールの両
端を回転自在に軸支している軸受体を機枠に移動可能に
装着してなる圧延機において、圧延ロールの穴型中に進
出するくし歯状のガイド片を複数取着してなるガイドホ
ルダの両端部を前記軸受体の一部に固着すると共に、機
枠に該ガイドホルダの両端部背面に摺動するバックアッ
プレールを設けてなることを特徴とするものである。
装置は上記問題点を解消しようとするもので、一対の圧
延ロールの間隔が調整し得るように、該圧延ロールの両
端を回転自在に軸支している軸受体を機枠に移動可能に
装着してなる圧延機において、圧延ロールの穴型中に進
出するくし歯状のガイド片を複数取着してなるガイドホ
ルダの両端部を前記軸受体の一部に固着すると共に、機
枠に該ガイドホルダの両端部背面に摺動するバックアッ
プレールを設けてなることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】圧延ロールを間隔調整のため移動させても常に
ガイドホルダの両端部はその背面がバックアップレール
により支持され、その頑強性を保つことができる。
ガイドホルダの両端部はその背面がバックアップレール
により支持され、その頑強性を保つことができる。
【0006】
【実施例】次面と共に本発明の一実施例を説明する。図
において1,1は下部水平梁2,上部水平梁3および支
柱4,5から門形に組立られた剛性なる機枠である。
において1,1は下部水平梁2,上部水平梁3および支
柱4,5から門形に組立られた剛性なる機枠である。
【0007】この実施例に示した圧延機は、一対の圧延
ロール6a,6bが垂直に支持されてなるもので、7
a,8aは該圧延ロール6aの両端を回転自在に支持し
ている軸受体、7b,8bは該圧延ロール6bの両端を
回転自在に支持している軸受体である。
ロール6a,6bが垂直に支持されてなるもので、7
a,8aは該圧延ロール6aの両端を回転自在に支持し
ている軸受体、7b,8bは該圧延ロール6bの両端を
回転自在に支持している軸受体である。
【0008】なお軸受体7a,7bは両機枠1,1の上
部水平梁3,3間、軸受体8a,8bは下部水平梁2,
2間に夫々水平に移動可能に支持され、両圧延ロール6
a,6bの間隔をこれによって調節し得るようにしてい
る。なお17は上記下部水平梁2,2,上部水平梁3,
3の内面に固着された摺動メタルである。
部水平梁3,3間、軸受体8a,8bは下部水平梁2,
2間に夫々水平に移動可能に支持され、両圧延ロール6
a,6bの間隔をこれによって調節し得るようにしてい
る。なお17は上記下部水平梁2,2,上部水平梁3,
3の内面に固着された摺動メタルである。
【0009】9a,10a,9b,10bはガイドホル
ダで、該ガイドホルダには圧延ロール6a,6bの穴型
中に進出するくし歯状のガイド片11,11…が複数取
着されている。12はその取着用ボルトを示す。該各ガ
イドホルダ9a,10a,9b,10bの両端部13
u,13dには前記軸受体7a,7b,軸受体8a,8
bの外周の一部に係合し得るように片隅に突片14が形
成され、該突片14の反対縁にはクランプ片15がボル
ト16により止着され、該突片14とクランプ片15に
より該両端部13u,13dを軸受体7a,7b,軸受
体8a,8bの外周を挟んで固着している。
ダで、該ガイドホルダには圧延ロール6a,6bの穴型
中に進出するくし歯状のガイド片11,11…が複数取
着されている。12はその取着用ボルトを示す。該各ガ
イドホルダ9a,10a,9b,10bの両端部13
u,13dには前記軸受体7a,7b,軸受体8a,8
bの外周の一部に係合し得るように片隅に突片14が形
成され、該突片14の反対縁にはクランプ片15がボル
ト16により止着され、該突片14とクランプ片15に
より該両端部13u,13dを軸受体7a,7b,軸受
体8a,8bの外周を挟んで固着している。
【0010】しかして、上記機枠1,1の支柱4,5に
は前記ガイドホルダ9a,10a,9b,10bの両端
部13u,13d背面に摺接するバックアップレール1
8u,19u,18d,19dを設ける。該バックアッ
プレール18u,19u,18d,19dは支柱4,5
の対向面に重合状に配置された押圧ビーム20に係合し
ていて、該押圧ビーム20は支柱4,5の対向面にボル
ト21により止着したクサビ22により内方に向けて押
圧状にて止着され、これによってバックアップレール1
8u,19u,18d,19dの内側面が両端部13
u,13dの背面に摺接するようにしている。
は前記ガイドホルダ9a,10a,9b,10bの両端
部13u,13d背面に摺接するバックアップレール1
8u,19u,18d,19dを設ける。該バックアッ
プレール18u,19u,18d,19dは支柱4,5
の対向面に重合状に配置された押圧ビーム20に係合し
ていて、該押圧ビーム20は支柱4,5の対向面にボル
ト21により止着したクサビ22により内方に向けて押
圧状にて止着され、これによってバックアップレール1
8u,19u,18d,19dの内側面が両端部13
u,13dの背面に摺接するようにしている。
【0011】このように構成した圧延機のガイド装置で
は、圧延ロール6a,6bの間隔を調整するため軸受体
7a,8a,軸受体7b,8bを夫々上部水平梁3,
3,下部水平梁2,2に沿って移動させた場合、両端部
13u,13d,ガイドホルダ9a,10a,9b,1
0bは該圧延ロール6a,6bと一体的に移動するので
その各ガイド片11,11…と圧延ロール6a,6bの
各穴型との相対的な関係は変化することなく、従って圧
延ロール6a,6bの間隔を調整する度にガイドホルダ
9a,10a,9b,10bの設定を変える必要はな
い。なお、上記のようにバックアップレール18u,1
9u,18d,19dを両端部13u,13dの背面に
摺接させていても両端部13u,13dは該バックアッ
プレール18u,19u,18d,19dに沿って摺動
し得るので圧延ロール6a,6bの間隔を調整する際に
支障とはならない。
は、圧延ロール6a,6bの間隔を調整するため軸受体
7a,8a,軸受体7b,8bを夫々上部水平梁3,
3,下部水平梁2,2に沿って移動させた場合、両端部
13u,13d,ガイドホルダ9a,10a,9b,1
0bは該圧延ロール6a,6bと一体的に移動するので
その各ガイド片11,11…と圧延ロール6a,6bの
各穴型との相対的な関係は変化することなく、従って圧
延ロール6a,6bの間隔を調整する度にガイドホルダ
9a,10a,9b,10bの設定を変える必要はな
い。なお、上記のようにバックアップレール18u,1
9u,18d,19dを両端部13u,13dの背面に
摺接させていても両端部13u,13dは該バックアッ
プレール18u,19u,18d,19dに沿って摺動
し得るので圧延ロール6a,6bの間隔を調整する際に
支障とはならない。
【0012】そしてクサビ22により押圧ビーム20を
押圧しバックアップレール18u,19u,18d,1
9dを両端部13u,13dの背面に押圧状に摺接させ
ることにより、ガイド片11,11…が圧延材から受け
る衝撃が該両端部13u,13dよりバックアップレー
ル18u,19u,18d,19dに直接負荷されるよ
うになる。このためガイドホルダ9a,10a,9b,
10bの頑強性は著しく向上する。
押圧しバックアップレール18u,19u,18d,1
9dを両端部13u,13dの背面に押圧状に摺接させ
ることにより、ガイド片11,11…が圧延材から受け
る衝撃が該両端部13u,13dよりバックアップレー
ル18u,19u,18d,19dに直接負荷されるよ
うになる。このためガイドホルダ9a,10a,9b,
10bの頑強性は著しく向上する。
【0013】
【発明の効果】このように本発明によれば、ガイドホル
ダが常に機枠に設けられたバックアップレールにより支
持されるので、圧延作動中にガイド片に加わる大きな衝
撃的外力に対しても変形が充分に抑制されガイド片の位
置変動によって圧延作業に支障を及ぼすようなおそれが
解消され、ガイド片の機能を長期にわたり維持でき耐久
性が向上する有益な効果がある。
ダが常に機枠に設けられたバックアップレールにより支
持されるので、圧延作動中にガイド片に加わる大きな衝
撃的外力に対しても変形が充分に抑制されガイド片の位
置変動によって圧延作業に支障を及ぼすようなおそれが
解消され、ガイド片の機能を長期にわたり維持でき耐久
性が向上する有益な効果がある。
【図1】本発明に係る圧延機の正面図。
【図2】図1の左側面図。
【図3】図1のAーA線断面図。
【図4】図1のBーB線断面図。
1,1 機枠 6a,6b 圧延ロール 7a,8a,7b,8b 軸受体 9a,10a,9b,10b ガイドホルダ 11 ガイド片 13u,13d 両端部 18u,19u,18d,19d バックアップレ
ール
ール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 39/14 B21B 39/16
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の圧延ロールの間隔が調整し得るよ
うに、該圧延ロールの両端を回転自在に軸支している軸
受体を機枠に移動可能に装着してなる圧延機において、
圧延ロールの穴型中に進出するくし歯状のガイド片を複
数取着してなるガイドホルダの両端部を前記軸受体の一
部に固着すると共に、機枠に該ガイドホルダの両端部背
面に摺動するバックアップレールを設けてなることを特
徴とした圧延機のガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04129502A JP3109240B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 圧延機のガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04129502A JP3109240B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 圧延機のガイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293525A JPH05293525A (ja) | 1993-11-09 |
JP3109240B2 true JP3109240B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=15011072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04129502A Expired - Fee Related JP3109240B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 圧延機のガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3109240B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP04129502A patent/JP3109240B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05293525A (ja) | 1993-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4313322A (en) | Straightening machine for metal plate and strip | |
US3345848A (en) | Rolling mill, in particular for rods and bars | |
JP3109240B2 (ja) | 圧延機のガイド装置 | |
US4020665A (en) | Device for holding raw material in a cross-rolling machine | |
CA2364069C (en) | A rolling mill with roll deflection bi-dimensionally controlled | |
CN113020277B (zh) | 一种有色金属卷材压延机 | |
US5184492A (en) | Plate straightening machine | |
ATE279270T1 (de) | Walzgerüst für das warm-oder kaltwalzen von metallischem bandmaterial | |
ATE149060T1 (de) | Gerüstständer | |
JPS5829163B2 (ja) | 四重圧延機 | |
JPH06173Y2 (ja) | スクイジングローラ装置 | |
EP0324612A3 (en) | Taper rolling of metal | |
RU2179901C2 (ru) | Машина для правки листового проката | |
JPH0510962Y2 (ja) | ||
JPH0110088Y2 (ja) | ||
JPS6366621B2 (ja) | ||
TH18120B (th) | อุปกรณ์สำหรับการหล่ออย่างต่อเนื่องระหว่างลูกกลิ้งด้วยส่วนกั้นด้านข้างที่ถูกใช้เป็นประโยชน์ | |
RU2100116C1 (ru) | Машина для правки листового проката | |
JPH0327681Y2 (ja) | ||
ES8101422A1 (es) | Una maquina enderezadora, para piezas de trabajo de seccion transversal redonda, en especial barras y alambres. | |
SU1755975A1 (ru) | Четырехвалкова клеть | |
JPH0735601Y2 (ja) | 6段鋼板圧延機 | |
SU880528A1 (ru) | Предварительно напр женна прокатна клеть вкарто | |
SU1417946A1 (ru) | Четырехвалкова клеть | |
JPS58189001U (ja) | 圧延機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |