JP3109228U - 親指切傷防止手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速駆動される加工歯を有するバンドソーやグラインダーなどを用いる作業時に作業者の手が巻き込まれる危険が少なく且つ親指の切傷を防止できる親指切傷防止手袋を提供すること。
【解決手段】親指を被覆する親指被覆部21を有し且つ親指以外の四指が露出するように親指以外の四指の各被覆部23における上端に開口22を形成した四指露出手袋体2と、親指被覆部21内に嵌装され高速駆動される加工歯に耐え得る強度を有し親指の先端から少なくとも第1関節までの範囲を被覆可能な親指サック3とを備える構成とする。
【選択図】 図1

Description

本考案は、高速駆動される加工歯を備えた例えばバンドソーやグラインダーなどを用いる作業の安全性を確保するために着用される手袋に関し、特に親指の切傷を防止できる手袋に関する。
図5は被加工材Kをバンドソーで切断する従来の作業要領を示す平面図である。被加工材Kをバンドソーで切断する場合、図5のように、加工テーブル41に載置された被加工材Kの両端をそれぞれ左右の手で保持しながら、水平軸周りの同一方向に高速回転する2つのプーリ(図示せず)間に巻架された加工歯(無端鋸歯)42を被加工材Kの切断線43に押し付けるようにして、矢印X1方向に移動させる。
この作業を行うに際し、被加工材Kの幅Lが広い場合には怪我をすることは比較的少ないが、被加工材Kの幅Lが狭い場合やサイズが小さい場合には特に親指が加工歯42に接近するため、親指を切傷してしまう危険がある。同様な危険はグラインダーでの研削作業においても伴う。そこで、この種の作業時に、例えば特開2001−81614号公報、特開2003−27314号公報、特開2004−131871号公報に記載のような金属メッシュ製の作業用手袋や金属鎖を内部に備えた作業用手袋を着用することにより作業者の手を保護する方法が考えられる。
特開2001−81614号公報 特開2003−27314号公報 特開2004−131871号公報
しかしながら、上記従来の作業用手袋を着用して、高速駆動される加工歯42にいずれかの指の被覆部が接触した場合、金属鎖が露出したり金属メッシュが破れたりして、これらの部分が加工歯42の歯先等に引っ掛かることにより、作業者の手が巻き込まれる危険があり、適切な保護手段とはいえなかった。本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであり、高速駆動される加工歯を有するバンドソーやグラインダーなどを用いる作業時に作業者の手が巻き込まれる危険が少なく且つ親指の切傷を防止できる親指切傷防止手袋を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、請求項1の親指切傷防止手袋は、親指を被覆する親指被覆部21を有し且つ親指以外の四指が露出するように親指以外の四指の各被覆部23における上端に開口22を形成した四指露出手袋体2と、前記親指被覆部21内に嵌装され高速駆動される加工歯42に耐え得る強度を有し親指の先端から少なくとも第1関節J1までの範囲を被覆可能な親指サック3とを備える。
請求項1の親指切傷防止手袋によると、高速駆動される加工歯42に親指部分が何かの拍子で接触した場合、まず親指被覆部21が破れ、その後親指サック3に当たる。親指サック3は高速駆動される加工歯42に耐え得る強度を有するので、作業者の親指は加工歯42により切傷を負わずに済む。また、親指以外の四指をそれそれ全体的に覆う被覆部を設ける場合と比べて、該被覆部が巻き込まれることにより手が巻き込まれてしまう危険もない。
請求項2の親指切傷防止手袋では、前記開口22は親指以外の四指の第2関節J2よりも下方位置に形成されてなる。請求項2の親指切傷防止手袋によると、親指以外の四指は、それらのほとんどの部分が露出するので、種々の作業を行うに際し操作性が良い。
請求項3の親指切傷防止手袋では、前記親指サック3は有蓋略円筒状体であり、該有蓋略円筒状体の外表面における少なくとも上半部から底部にかけての母線33が連続した一直線であると共に該有蓋円筒状体の中心軸34と平行とされてなる。
請求項3の親指切傷防止手袋によると、作業テーブル41の載置面上に親指を寝かせた状態で使用する場合、図4(A)のように、親指サック3の母線33が広範囲に亘って作業テーブル41の載置面に当接する。このため、作業テーブル41の載置面上での安定性が良く、高速駆動される加工歯42との接触により親指サック3に衝撃的な力が加わった場合であっても、親指サック3が作業テーブル41の載置面との接触部を軸として瞬時に例えば矢印X2方向に回動したり、手が衝撃によって跳ね返えされたりすることが防止される。
請求項4の親指切傷防止手袋では、前記有蓋略円筒状体における蓋部分31の内側にクッション材32が設けられてなる。請求項4の親指切傷防止手袋によると、高速駆動される加工歯42との接触時の衝撃により親指の爪先に傷を負うことも防止される。また、被加工材Kの切断や運搬に際し、爪先に不快感を伴わない。
請求項5の親指切傷防止手袋では、前記四指露出手袋体2はゴム系または合成樹脂系の材質からなる。請求項5の親指切傷防止手袋によると、布製手袋の糸材や金属メッシュ手袋の金属メッシュのほつれなどが要因となって、高速駆動される加工歯に手が巻き込まれる危険がない。
本考案によると、高速駆動される加工歯を有するバンドソーやグラインダーなどを用いる作業時に作業者の手が巻き込まれる危険が少なく且つ親指の切傷を防止できる。
図1は本考案に係る親指切傷防止手袋1の構成図である。図1は右手用を示し、左手用は右手用と対象な形状である。図2は親指サック3の正面断面図である。
図1に示すように、親指切傷防止手袋1は、四指露出手袋体2と親指サック3からなる。四指露出手袋体2は、ゴム系または合成樹脂系の材質からなり、親指を被覆する親指被覆部21を有する。また、親指以外の四指の各被覆部23における上端に開口22が形成される。開口22は親指以外の四指の第2関節J2よりも下方位置に形成される。従って親指以外の四指は、それらのほとんどの部分が露出する。
図2に示すように、親指サック3は、親指の先端から少なくとも第1関節J1(図3参照)までの範囲を被覆可能な有蓋略円筒状体であり、四指露出手袋体2の親指被覆部21内に嵌装可能なサイズである。その内径は、大人の親指が余裕をもって挿入できる程度とされる。その外表面における上半部から底部にかけての母線33は、連続した一直線であると共に中心軸34と平行である。そして、蓋部分31の内側にはクッション材32が接着剤等により貼設されている。クッション材32は、シリコンゴム等のゴム状弾性を示す材料が好ましい。
親指サック3は、高速駆動される加工歯に耐え得るように、硬度が55以上の例えば調質鋼等の金属、セラミックス、プラスチックなどを材質としその肉厚が0.5mmから2mm程度であることが好ましい。なお、親指サック3をセラミックスまたはプラスチックで製作した場合は、軽量化を図ることができるが、万が一割れて破片が内部に飛散する場合に備えて内側表面全体に保護シートを設けておくことが好ましい。
次に、以上のように構成された親指切傷防止手袋1の作用効果について説明する。図3は親指切傷防止手袋1を右手に着用した状態を示す図である。図4は親指サック3の安定性を説明するための図である。
図3に示すように、親指切傷防止手袋1の親指サック3は、親指被覆部21内に嵌装され、親指の先端から少なくとも第1関節J1までの範囲を被覆する。このため、図5のような作業時に、高速駆動される加工歯42に親指部分が何かの拍子で接触した場合、まず親指被覆部21が破れ、その後加工歯42が親指サック3に当たる。親指サック3は高速駆動される加工歯42に耐え得る強度を有するので、作業者の親指は加工歯42により切傷を負わずに済む。なお、親指サック3の蓋部31の内側にクッション材32が設けられているため、高速駆動される加工歯42との接触時の衝撃により親指の爪先に傷を負うことも防止される。また、被加工材Kの切断や運搬に際し、爪先に不快感を伴わない。そして、親指被覆部21が親指サック3を被覆する形になるため、掴握時の滑りが防止されると共に親指サック3の抜け落ちがない。
親指サック3は、その外表面における少なくとも上半部から底部にかけての母線33が連続した一直線であると共に該有蓋円筒状体の中心軸34と平行であるので、図5のように、作業テーブル41の載置面上に親指を寝かせた状態で使用する場合、図4(A)のように、親指サック3の母線33が広範囲に亘って作業テーブル41の載置面に当接する。このため、作業テーブル41の載置面上での安定性が良く、高速駆動される加工歯42との接触により親指サック3に衝撃的な力が加わった場合であっても、親指サック3が親指サック3と作業テーブル41の載置面との接触部を軸として瞬時に回動したり、手が衝撃によって跳ね返えされたりすることが防止される。
これに対して、図4(B)のように母線33Bが中心軸と平行でない親指サック3Bである場合や、図4(C)のように母線33Bが一直線でなく段差がある親指サック3Cである場合には、衝撃により例えば作業テーブル41の載置面上で矢印X2方向に回動するなど安定性が悪く危険を伴う。
四指露出手袋体2は、ゴム系または合成樹脂系の材質からなるため、布製手袋の糸材や金属メッシュ手袋の金属メッシュのほつれなどが要因となって、高速駆動される加工歯に手が巻き込まれる危険がない。また、最も負傷しやすい親指を重点的に保護し、親指以外の四指は、それらのほとんどの部分が露出するので、種々の作業を行うに際し操作性が良い。また、親指以外の四指をそれそれ全体的に覆う被覆部を設ける場合と比べて、該被覆部が巻き込まれることにより手が巻き込まれてしまう危険もない。
親指切傷防止手袋1は、市販の例えばゴム製またはビニール製の手袋における親指以外の被覆部を切り落とし、2つの親指サック3を製作するだけの簡単且つ低コストの構成で上記優れた効果を奏する。
なお、本考案は上述の実施形態に限定されない。即ち、四指露出手袋体2の形状、親指サック3の形状、材質、肉厚などは本考案の要旨に沿って適宜変更できる。
本考案に係る親指切傷防止手袋の構成図である。 親指サックの正面断面図である。 親指切傷防止手袋を右手に装着した状態を示す図である。 親指サックの安定性を説明するための図である。 被加工材をバンドソーで切断する従来の作業要領を示す平面図である。
符号の説明
1 親指切傷防止手袋
2 四指露出手袋体
3 親指サック
21 親指被覆部
22 開口
31 蓋部分
32 クッション材
33 母線
34 中心軸
42 加工歯
J1 第1関節
J2 第2関節

Claims (5)

  1. 親指を被覆する親指被覆部を有し且つ親指以外の四指が露出するように親指以外の四指の各被覆部における上端に開口を形成した四指露出手袋体と、前記親指被覆部内に嵌装され高速駆動される加工歯に耐え得る強度を有し親指の先端から少なくとも第1関節までの範囲を被覆可能な親指サックとを備えることを特徴とする親指切傷防止手袋。
  2. 前記開口は親指以外の四指の第2関節よりも下方位置に形成されてなる請求項1記載の親指切傷防止手袋。
  3. 前記親指サックは有蓋略円筒状体であり、該有蓋略円筒状体の外表面における少なくとも上半部から底部にかけての母線が連続した一直線であると共に該有蓋円筒状体の中心軸と平行とされてなる請求項1または請求項2記載の親指切傷防止手袋。
  4. 前記有蓋略円筒状体における蓋部分の内側にクッション材が設けられてなる請求項3記載の親指切傷防止手袋。
  5. 前記四指露出手袋体はゴム系または合成樹脂系の材質からなる請求項1から請求項4のいずれかに記載の親指切傷防止手袋。
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