JP3108843U - 靴底構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】靴内の通気効率の向上が図られる通気構造を備えた靴底構造を提供する。
【解決手段】甲被部1に縫着される通気性中底2の下面に重層状に接合される軟質弾性部材から構成されたミッドソール3aを有する靴底3において、ミッドソール3aの足裏当接面側に、複数の通気溝6を形成して、これら通気溝6をミッドソール3aの踵部分4の外部側面に開口させた通気孔7に連通させ、通気孔7に対応して踵部分4の外部側面に凹陥部8を形成し、該凹陥部8に、通気孔7に連通するデザイン化された飾り孔9を有する飾り部材10を嵌着して踵部分4の通気孔7開口部を補強した。
【選択図】 図1

Description

本考案は、スポーツ用シューズ等に適用され、着用時に靴内に対する通気性が確保される靴底構造に関するものである。
靴の着用時における発汗による足裏の蒸れの原因になる靴内の汚れた空気を軽減する通気性が得られる靴底構造については、これまでにも、多くの発明や考案がなされており、種々の構造のものが提案されている。
例えば、通気性が得られる通気靴として、靴底の踵部内に容積変化可能な逆流防止弁を備えた袋体からなるエアーポンプを組込み、このエアーポンプの吐出口を踵部外部側面に開口させ、靴底内に、靴内に連通する複数に分岐した通気経路を形成し、この通気経路をエアーポンプの吸込側に接続した構成のものがある。
この通気靴によれば、着用者の歩行に伴う体重の掛かり具合で、靴底の踵部に配置されたエアーポンプの容積が交互に変化し、靴内の汚れた空気を通気経路からエアーポンプ内に吸込んで吐出口から靴底外に排出して足蒸れの解消が図られるものである。(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記するように、エアーポンプが靴の踵部内に組み込まれていて、その作動が、靴の着用者の歩行に伴う体重の掛かり具合で行われる構成からすると、着用者が歩を進める度に、必ずしも着用者の踵による踏圧が強圧的にエアーポンプに掛けられて確実にポンプを動作させることが期待できるものではなく、しかも、靴内の汚れた空気を靴底外に排出するための空気の流れはエアーポンプを介して行われる一方的なものでもあるために、エアーポンプが動作しない限りは空気の流れは生じないので、エアーポンプといった複雑で高価な構成を採用している割に、靴内の通気効率は低いものである。
特開2002−10801号公報。
本考案は、このような状況に鑑みてなされたものであって、基本的な靴の機能を保持した上で、靴内の通気効率の向上が図られる通気構造を備えた靴底構造を提供することを目的としたものである。
前記の目的を達成するための本考案に係る靴底構造は、甲被部と、甲被部に縫着される通気性中底と、通気性中底下面に重層状に接合される軟質弾性部材から構成されたミッドソールを有する靴底とよりなり、前記ミッドソールの足裏当接面側に、複数の通気溝を形成するとともに、これら通気溝をミッドソールの踵部分の外部側面に開口させた通気孔に連通させ、通気孔に対応して踵部分の外部側面に凹陥部を形成し、該凹陥部に、通気孔に連通するデザイン化された飾り孔を有する飾り部材を嵌着して踵部分の通気孔開口部を補強したことを特徴とする。
このように構成した本考案に係る靴底構造によれば、靴の着用者が歩を進めるに当たって、着地の際に足裏からの踏圧が中底を介して柔軟なミッドソールの足裏当接面に掛けられると、通気溝が変形して溝内容積を縮小して通気溝内の空気が踵部に移動して通気孔から強制的に靴外に排出される。
この後、着用者が足を上げて靴底が地面から離れる際には、ミッドソールは、足裏当接面に掛けられる踏圧から開放されて靴底の弾力で通気溝は変形前の最初の状態に戻る際に、通気孔を介して靴外の空気が通気溝内に吸い込まれる。
こうして、靴内に対する通気性が確保され、靴内における発汗により足裏が蒸れるのを防止し、長時間の亘る靴の着用でも快適さを維持することができる。
また、靴底が着地する際には、着用者の踵からミッドソールの踵部分に掛かる踏圧は比較的大きく、ミッドソールの踵部分に形成した通気溝の圧縮変形量を大きくするものであるが、ミッドソールの踵部分の側面を貫通する通気孔に対応して踵部分の外部側面には、通気孔に連通するデザイン化された飾り孔を有する飾り部材を埋め込み状に嵌着して踵部分の通気孔開口部を補強しているので、踵部分における通気溝の変形が、踵部分の外部側面に開口させた通気孔に波及して通気孔が閉塞するようなことはなく、通気孔を通じての靴内への空気流は飾り部材の飾り孔を経て確実に行われて靴内の通気効率を低下させることはない。
さらに、飾り部材は、デザイン化された飾り孔とともに、それ自体がミッドソールの踵部分の外部側面を飾るので、通気性の確保とともに、靴底の意匠的効果を高める。
前記構成において、通気溝を、足裏からの踏圧により変形し易く、溝幅を狭くして深溝状に形成した構成にすると、足裏当接面に掛けられる踏圧の下で、通気溝の変形がし易くなって靴内外に流動する空気量の増大が図られる。
前記構成において、飾り部材は、ミッドソールを構成する軟質弾性部材より硬質の合成樹脂板で構成すると、素材的にもミッドソールとのマッチングが多様に図られてこの面からも意匠的効果が高められる。
以上述べたように、本考案に係る靴底構造は、靴の着用者が歩を進めるに当たって、ミッドソールの足裏当接面に形成した通気溝が変形してミッドソールの踵部分に開口させた通気孔を介して靴内への通気性が確保されるので、靴内における発汗により足裏が蒸れるのを防止し、長時間の亘る靴の着用でも快適さを維持することができる。また、ミッドソールの踵部分の外側面には、通気孔に連通するデザイン化された飾り孔を有する飾り部材を埋め込み状に嵌着して通気孔開口部を補強しているので、踵部分における通気溝の変形が通気孔に波及して通気孔が閉塞するようなことはなく、靴内への空気流は確実に行われて靴内の通気効率を低下させることはない。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施例に係る靴底構造について具体的に説明する。
図1は、本考案に係る靴底を適用した通気靴の一部を欠除した踵部分の横断面図、図2は靴底の踵部分を示す側面図、図3は飾り部材の側面図、図4は飾り部材を取り除いた靴底の踵部分を示す側面図、図5はミッドソールの平面図である。
図において、1は靴の甲被部で、その下端縁部に通気性中底2が縫着されている。この通気性中底2下面に重層状にミッドソール3aが接合され、このミッドソール3a下面に、地面に直接に接地するアウトソール3bが接合されて靴底3を構成している。
通気性中底2には、多孔中空繊維よりなる生地やポリエステルと綿の混紡糸よりなる生地等が用いられる。
ミッドソール3aは、着地時に靴底3に掛かる衝撃を緩和する目的で用いられ、ミッドソール3aを形成する材料としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂の発泡体やポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂の発泡体のようなクッション性を備えた軟質弾性部材が用いられる。
アウトソール3bは、地面に直接に接地されるので、アウトソール3bとしては、ソリッドラバーのような比較的硬度を有し、且つ耐磨耗性の強い材質で形成されている。
前記ミッドソール3aは、図5に示すように、靴底3の踵部分4から足先部分5に掛けて延びており、ミッドソール3aの足裏当接面側には、踵部分4から足先部分5に掛けて複数の通気溝6が形成され、これら通気溝6の端部を互いに連結して踵部分4では、通気溝6を踵部分4の外部側面に開口させた複数の通気孔7に連通させている。
この通気孔7に対応して踵部分4の外部側面に凹陥部8を形成し、この凹陥部8に、通気孔7に連通するデザイン化された飾り孔9を有する飾り部材10を嵌着している。
飾り部材10は、特に、材質的に制約はないが、踵部分4の通気孔7開口部を補強し、軟質弾性部材からなるミッドソール3aと調和を採る上からして、ミッドソール3aを構成する軟質弾性部材よりは硬質の合成樹脂板で構成するのが好ましい。
このように構成した本考案に係る靴底3を適用した靴の着用者が、歩を進めるに当たって、靴底3が着地する際には、足裏からの踏圧によりミッドソール3aの通気溝6が圧縮変形し、溝内容積を縮小して溝内の空気を踵部分4に移動させて通気孔7から強制的に靴外に排出させる。
靴底3が地面から離れる際には、踏圧から開放されたミッドソール3aの通気溝6が変形前の最初の状態に戻る際に、靴外の空気が通気孔7を介して靴内に吸い込まれる。こうして、靴内に対する高い通気性が得られ、靴内において発汗による足裏の蒸れを防止し、長時間の亘る靴の着用でも快適さを維持する。
また、ミッドソール3aの踵部分4の凹陥部8に嵌着した飾り部材10は、通気孔7の開口部を補強し、踵部分4における通気溝6の変形が通気孔7に波及して通気孔7が閉塞するのを防止するので、通気孔7を通じての空気流は確実に行われて靴内の通気効率を低下させることはない。
また、飾り部材10のデザイン化された飾り孔9は、踵部分4の外部側面に開口する複数の通気孔7を覆い、これをカムフラージュして靴底3とのマッチングを図って意匠的効果を高める。
靴の着用者が、歩を進める際の足裏からの踏圧を利用し、靴底を構成するミッドソールの踵部分に開口させた通気孔より、足裏の最も蒸れ易い部分に対して靴外からの高い通気性が得られるので、室内等において長時間の亘って履用されるスポーツ用シューズや職場等で働く人が着用する靴に適している。
本考案に係る靴底を適用した通気靴の一部を欠除した踵部分の横断面図である。 靴底の踵部分を示す側面図である。 飾り部材の側面図である。 飾り部材を取り除いた靴底の踵部分を示す側面図である。 ミッドソールの平面図である。
符号の説明
1 靴の甲被部
2 通気性中底
3 靴底
3a ミッドソール
3b アウトソール
4 踵部分
5 足先部分
6 通気溝
7 通気孔
8 凹陥部
9 飾り孔
10 飾り部材

Claims (3)

  1. 甲被部と、甲被部に縫着される通気性中底と、通気性中底下面に重層状に接合される軟質弾性部材から構成されたミッドソールを有する靴底とよりなり、前記ミッドソールの足裏当接面側に、複数の通気溝を形成するとともに、これら通気溝をミッドソールの踵部分の外部側面に開口させた通気孔に連通させ、通気孔に対応して踵部分の外部側面に凹陥部を形成し、該凹陥部に、通気孔に連通するデザイン化された飾り孔を有する飾り部材を嵌着して踵部分の通気孔開口部を補強したことを特徴とする靴底構造。
  2. 前記通気溝を、足裏からの踏圧により変形し易く、溝幅を狭くして深溝状に形成したことを特徴とする請求項1記載の靴底構造。
  3. 前記飾り部材は、ミッドソールを構成する軟質弾性部材より硬質の合成樹脂板で構成したことを特徴とする請求項1記載の靴底構造。
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