JP3108491U - サポーター - Google Patents

サポーター Download PDF

Info

Publication number
JP3108491U
JP3108491U JP2004006389U JP2004006389U JP3108491U JP 3108491 U JP3108491 U JP 3108491U JP 2004006389 U JP2004006389 U JP 2004006389U JP 2004006389 U JP2004006389 U JP 2004006389U JP 3108491 U JP3108491 U JP 3108491U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supporter
supporter body
pocket
buffer pad
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004006389U
Other languages
English (en)
Inventor
山本  茂
Original Assignee
株式会社ヌエボ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ヌエボ filed Critical 株式会社ヌエボ
Priority to JP2004006389U priority Critical patent/JP3108491U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3108491U publication Critical patent/JP3108491U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

【課題】 膝、肘、手首などの関節部を保護するために装着されるサポーターにおいて、洗濯が容易であり、洗濯後及び使用後の汗などの乾燥が早く、装着感及び衛生面において優れたサポーターを提供すること。
【解決手段】 伸縮性素材からなる円筒状のサポーター本体(1)と、前記サポーター本体(1)の内周面(10)に軸方向又は周方向に口部(21)が開放するように形成されるポケット部(2)と、前記ポケット部(2)に取出し自在に収容される緩衝パッド(3)とを備えているサポーター。
【選択図】 図2

Description

本考案は、膝、肘、手首などの関節部を保護するために装着されるサポーターに関するものである。
従来から、バレーボールなどのスポーツをする際に衝撃から膝や肘などの関節部を保護するために、関節部分を被覆するように衝撃吸収用の緩衝パッドが取付けられたサポーターが広く用いられている。また、これらの緩衝パッド入りのサポーターは、お年寄りや身体障害者などの転倒時の骨折や怪我を防止することを目的とした介護用品としても利用されている。
このような緩衝パッド入りのサポーターは、一般的に、伸縮性を有する素材からなる円筒状のサポーター本体と、前記サポーター本体の内周面に形成された袋部に収容される緩衝パッドとから構成されており、前記袋部は、前記緩衝パッドの挿入後に閉塞されている。
前記緩衝パッドは、発泡ウレタン、EVA樹脂、ゴムなどの衝撃吸収材から形成されており、サポーターの用途や利用者に合わせて、大きさや形状、厚み、弾性力などの異なる緩衝パッドが挿入されている。
しかしながら、上記サポーターでは、前記サポーター本体の袋部に前記緩衝パッドが密閉状態で収容されているから、サポーターを洗濯する際も前記緩衝パッドを収容した状態で行なわければない。
前記緩衝パッドは、衝撃を吸収するために容易に弾性変形することができるが、ポリエステルや綿などの繊維を編み上げて形成した前記サポーター本体の柔軟性は有していないから、洗濯の際、前記緩衝パッドの剛性や弾性により汚れ部分の揉み洗いや脱水が思うようにできなかったり、無理な揉み洗いや脱水により前記緩衝パッドを変形、破損させてしまうという問題がある。
また、前記サポーター本体の前記袋部と緩衝パッドとが重ね合わされた多層構造となっているから、洗濯後の乾燥に時間がかかると共に、前記サポーター本体に染み込んだ汗などが乾きにくく、使用後も長時間にわたって湿ったままの状態となるから、再使用時の装着感が悪く、且つ、雑菌などの温床になりやすいという点から衛生面においても問題がある。
本考案は、上記事情を鑑みてなされたものであり、膝、肘、手首などの関節部を保護するために装着されるサポーターにおいて、洗濯が容易であり、洗濯後及び使用後の汗などの乾燥が早く、装着感及び衛生面において優れたサポーターを提供することを課題とする。
(1)請求項1に係る考案のサポーターは、『伸縮性素材からなる円筒状のサポーター本体と、前記サポーター本体の内周面に軸方向又は周方向に口部が開放するように形成されるポケット部と、前記ポケット部に取出し自在に収容される緩衝パッドとを備えている』ことを特徴とするものである。
これによれば、洗濯する際には、サポーター本体から緩衝パッドを取出して、汗染みなどの汚れ部分を揉み洗いすることができると共に、前記サポーター本体をよく絞って容易に脱水することができる。前記緩衝パッドを取出すことで通気性が高くなるから、洗濯後の前記サポーター本体の乾燥も早い。
また、使用後に前記緩衝パッドを取出すことにより、染み込んだ汗などにより湿った前記サポーター本体を素早く乾燥することができる。
さらに、前記緩衝パッドが取出し自在であるから、利用者の体型や練習内容、装着する関節部の状態などに合わせて、大きさや形状、厚み、弾性力などの異なる緩衝パッドを適宜選択して利用することもできる。
ここで、前記ポケット部の口部は、前記サポーター本体の軸方向に開放するものであっても、周方向に開放するものであってもよい。また、前記サポーター本体の内周面に複数のポケット部を形成してもよい。このとき、複数のポケット部は、前記サポーター本体の軸方向に並設されるものであっても、周方向に沿って並設されるものであってもよい。
(2)請求項2に係る考案のサポーターは、『前記ポケット部の口部は、装着の際に手や足を挿入する前記サポーター本体の入口側には開放しない』ことを特徴とする。
これによれば、サポーターを装着する際に、前記サポーター本体に挿入した手足の指が誤って前記ポケット部の口部に入って引っ掛かることを防止することができる。また、バレーボールのように滑り込みを行うスポーツに用いる際に、前記緩衝パッドが前記ポケット部から押し出されにくい。
ここで、前記ポケット部の口部は、前記サポーター本体の出口側に開放するものであっても、周方向に開放するものであってもよい。
(3)請求項3に係る考案のサポーターは、『前記ポケット部は、前記サポーター本体の端部に連続的に形成される円筒状の延長部を前記サポーター本体の内周面に重ね合わせるように折り返し、前記延長部を前記サポーター本体に縫い合わせることにより形成される』ことを特徴とする。
これによれば、前記サポーター本体と前記延長部とを合わせた長さを有する長尺の円筒状の伸縮性素材から、前記延長部を折り返して前記サポーター本体の内周面に重ね合わせた後、前記ポケット部の周縁に沿って前記サポーター本体と延長部とを縫い合わせることにより、前記ポケット部を備えたサポーターを製造することができる。
そのため、前記ポケット部を構成する伸縮性素材を別途準備して、適当な大きさに切断、成形した後に、前記サポーター本体の所定の位置に縫い付ける場合よりも、製造にかかる手間を省くことができる。
(4)請求項4に係る考案のサポーターは、『伸縮性素材からなる円筒状のサポーター本体と、前記サポーター本体の軸方向又は周方向に口部が開放するように前記サポーター本体の外周面に形成されるポケット部と、前記ポケット部に取出し自在に収容される緩衝パッドと、前記サポーター本体の一方の端部に連結される伸縮性素材からなる円筒状のカバー部材とを備えており、
前記カバー部材は、前記サポーター本体の長さと同程度もしくは前記サポーター本体よりも幾分長くなるように形成されており、前記サポーター本体を手足の所定位置に装着させた後に折り返すことにより、前記サポーター本体を被覆するように前記サポーター本体の外周面に重ね合わされる』ことを特徴とする。
これによれば、前述の請求項1と同様に、前記緩衝パッドを取出して洗濯及び乾燥することができると共に、サポーターの用途などに合わせて前記緩衝パッドを取り替えることができる。
このものでは、前記サポーター本体が伸縮性を有する前記カバー部材により被覆されることにより、前記カバー部材の締付け力によって前記サポーター本体が被装着部に密接した状態に保持されるから、前記サポーター本体のみを装着する場合に比べて前記サポーター本体が軸方向及び周方向にズレにくく、激しい運動の際にも被装着部にフィットした状態に維持される。また、前記カバー部材の厚み分だけ衝撃吸収性及び保護力も向上される。
さらに、サポーターを装着する際に、前記カバー部材を折り返して前記サポーター本体に被覆させる構成であるから、前記サポーター本体の外周面に縫合などによりカバー部材を取付けたものや、前記サポーター本体の外周面の厚みを大きくしたものに比べて洗濯が容易であると共に、水分や汗などが乾きやすいから衛生面においても優れている。
前記ポケット部の口部を、前記カバー部材の連結される方向に開放するように形成したものでは、前記カバー部材により前記ポケット部の口部が閉塞されるから、前記緩衝パッドの飛び出しを防止することができる。
ここで、前記カバー部材は、前記サポーター本体の端縁に連続して形成されるものであっても、縫合などにより連結されるものであってもよい。
(5)請求項5に係る考案のサポーターは、『前記サポーター本体の両端部は伸縮性の高いリブ編みからなる』ことを特徴とする。
これによれば、前記サポーター本体の両端部が関節部の動きに合わせて自在に伸縮することができるから、前記サポーター本体が軸方向及び周方向のいずれにもズレにくく、激しい運動の際にも被装着部にフィットした状態に維持される。
(6)請求項6に係る考案のサポーターは、『前記サポーター本体は、軸方向及び周方向のいずれにも伸縮自在なツーウェイ編みからなる』ことを特徴とする。
これによれば、前記サポーター本体が軸方向及び周方向に伸縮自在であるから、前記緩衝パッドを所定の装着位置に保持することができる。
以上のように、請求項1に係る考案によれば、サポーター本体の内周面に形成されたポケット部に緩衝パッドを取出し自在に収容させたことにより、前記サポーター本体から前記緩衝パッドを取出して洗濯及び乾燥できるから、揉み洗いや脱水作業がし易いと共に、無理な揉み洗いや脱水により前記緩衝パッドが変形、破損されることも防止できるからサポーターの耐久性が向上される。
前記緩衝パッドを取出すことにより前記サポーター本体の通気性が格段によくなるから、前記サポーター本体の乾燥が早い。また、使用後に前記緩衝パッドを取出しておくことで、使用中に染み込んだ汗などで湿ったサポータ本体が短い時間で乾燥できるから、再使用時の装着感がよいと共に、悪臭の原因ともなる雑菌の温床となることも防止されるから衛生面においても優れている。
さらに、利用者の体型や用途、状況に合わせて前記緩衝パッドを取り替えることができるから、例えば、練習時には衝撃吸収性及び保護力が高いもの、試合時には衝撃吸収性よりも運動性に優れているもの、負傷部分には厚みの大きく保護力が高いものを適宜選択して利用できる。そのため、それぞれの目的に合わせて複数のサポーターを準備する必要がない。また、利用者自身の膝や肘などの形状に合わせて前記緩衝パッドをカットしたり削るなどの加工や調整を行なうこともできる。
請求項2に係る考案によれば、装着の際に手や足を挿入する前記サポーター本体の入口側には開放しないようにポケット部の口部を形成したことにより、サポーターの装着時に、前記ポケット部の口部に手足が引っ掛かることがないから、自分で装着する場合だけでなく、他人に装着させる場合にもサポーターの装着が容易である。そのため、介護用としての利用にも適している。
請求項3に係る考案によれば、サポーター本体の端部に連続的に形成される円筒状の延長部を折り返し、縫い合わせることによりポケット部を形成することにより、円筒状の伸縮性素材からポケット部を備えたサポーターを製造でき、別部材を縫い付けて前記ポケット部を形成するものに比べて製造にかかる手間を省くことができるから、サポーターの製造が容易であり且つ製造コストを低減することができる。
請求項4に係る考案によれば、サポーター本体の内周面に形成されたポケット部に緩衝パッドを取出し自在に収容させたことにより、前述の請求項1と同様に、前記緩衝パッドを取出して洗濯及び乾燥できるからサポーターの耐久性が優れている共に、前記サポーター本体の乾燥が早いから再使用時の装着感及び衛生面においても優れている。また、用途などに合わせて前記緩衝パッドを適宜選択して利用することもできる。
前記緩衝パッド入りの円筒状のサポーター本体に連結された円筒状のカバー部材を折り返して前記サポーター本体を被覆するように重ね合わせる構成としたことにより、前記カバー部材の締付け力により前記サポーター本体の軸方向及び周方向のズレが防止され、激しい運動の際にも被装着部にフィットした状態に維持されるから、サポーターの装着感が優れている。また、前記カバー部材の厚み分だけサポーターの衝撃吸収性及び保護力も向上される。
さらに、装着時に前記サポーター本体に前記カバー部材を被覆させる構成としたことにより、本考案のサポーターは洗濯が容易であり、且つ、汗などが乾き易いから衛生面においても優れている。
請求項5に係る考案によれば、サポーター本体の両端部を伸縮性の高いリブ編みとしたことにより、前記サポーター本体が軸方向及び周方向のいずれにもズレにくく、激しい運動の際にも被装着部にフィットした状態に維持されるから、サポーターの装着感が優れている。
請求項6に係る考案によれば、サポーター本体を軸方向及び周方向のいずれにも伸縮自在なツーウェイ編みとしたことにより、前記緩衝パッドを所定の装着位置に保持することができるから、サポーターの装着感及び保護力が優れている。
以下に、本考案実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
<実施の形態1>
本考案実施の形態の一例である膝用サポーターを図1に示している。
この例のものは、伸縮性素材からなる円筒状のサポーター本体(1)と、前記サポーター本体(1)の内周面(10)に形成されるポケット部(2)と、前記ポケット部(2)に取出し自在に収容される緩衝パッド(3)とから構成されており、前記ポケット部(2)は、前記サポーター本体(1)の軸方向の下側に口部(21)が開放するように形成されている。また、前記サポーター本体(1)の両端部には、伸縮性の高いリブ編みからなる上端縁部(11)及び下端縁部(12)が形成されている。
前記ポケット部(2)は、図1及び図5に示されるように、前記上端縁部(11)と下端縁部(12)とに挟まれた内周面の半周部分を占めるように形成されており、前記ポケット部(2)の口部(21)は、内側の幅よりも小さくなるように短い縫い目部(24)により両端部が少しずつ閉塞されている。
前記緩衝パッド(3)は、EVA樹脂材から形成されたカギ穴型の平面板であり、中央部分には蒸れを防ぐために6つの通気孔(30)が二列に形成されている。また、この例のものでは、前記サポーター本体(1)が伸張された状態においても前記口部(21)から飛び出すことがないように、前記緩衝パッド(3)の横幅は、前記口部(21)だけでなく前記ポケット部(2)の内側の幅よりも大きくなるように設定されている。
そのため、左右に押し広げた前記口部(21)から前記緩衝パッド(3)を弾性変形させながら前記ポケット部(2)に挿入させると、図2に示されるように、前記ポケット部(2)が前記緩衝パッド(3)により左右に伸張された状態となる。
また、挿入時と同様に、押し広げた前記口部(21)から弾性変形させながら引き出すことにより、前記ポケット部(2)から前記緩衝パッド(3)を取出すことができる。
この例のサポーターは、図4に示されるように、前記サポーター本体(1)の下端縁部(12)を構成する下リブ編部(120)と、前記サポータ本体(1)の内周面(10)を構成する胴部(100)と、前記上端縁部(11)を構成する上リブ編部(110)と、前記内周面(10)に重ね合わされて前記ポケット部(2)を構成する延長部(20)とが下側から順に連続的に形成された長尺の円筒状の伸縮性素材から形成されている。この例のものでは、前記上下リブ編部(110)(120)以外の部分は、軸方向及び周方向のいずれにも伸縮可能なツーウェイ編により編み上げられている。
次に、前述の円筒状の伸縮性素材からこの例のサポーターを製造する方法について説明する。
先ず、図4中の一点差線Aから前記延長部(20)を矢印の方向に折り返して、前記内周面(10)に前記延長部(20)を全周にわたって重ね合わせる。このとき、前記上リブ編部(110)が半分に折り畳まれてリブ編部が表裏に重なり合った上端縁部(11)が形成される。
次に、図5に示されるように、前記上端縁部(11)と前記延長部(20)との境目に沿って半周にわたり前記延長部(20)と前記サポーター本体(1)とを縫い合わせて縫い目部(23)を形成させた後、前記縫い目部(23)の両端から前記上リブ編部(120)との境目まで垂直に前記延長部(20)と前記サポーター本体(1)とを縫い合わせて左右一対の縫い目部(22)を形成させる。これにより、前記縫い目部(22)(23)により包囲された下側に開放する矩形状の前記ポケット部(2)が形成される。
最後に、図4中の一点差線Bから矢印の方向に折り返して、前記下リブ編部(120)を半分に折り畳んでリブ編部が表裏に重なり合った下端縁部(12)を形成させた後、前記下端縁部(12)の上端縁と前記口部(21)の両端部及び前記ポケット部(2)を形成しない側の延長部(20)の端縁とを縫い合わせて縫い目部(24)(25)を形成させることにより、前記サポーター本体(1)の内周面(10)に下側に口部(21)が開放するポケット部(2)を有する膝用サポーターが完成される。
このような構成であるから、前記サポーター本体(1)から自由に前記緩衝パッド(3)を取出すことができるから、洗濯の際に前記サポータ本体(1)の揉み洗いや脱水作業がし易いと共に、従来例のように、無理な揉み洗いや脱水により前記緩衝パッド(3)を変形、破損させてしまうことがないからサポーターの耐久性が向上される。また、前記緩衝パッド(3)の取出しにより通気性が格段によくなるから、洗濯後の乾燥が早いと共に、使用後に前記緩衝パッド(3)を取出しておくと、汗などで湿ったサポータ本体が短時間で乾燥される。そのため、再使用時の装着感がよく、また、サポーターが雑菌の温床となることも防止できるから衛生的である。また、利用者の体型や練習内容、症状などに合わせて前記緩衝パッド(3)を取り替えたり、カットなどにより調整することもできる。
この例のものでは、前記ポケット部(2)の口部(21)が前記サポーター本体(1)の下側に開放するように形成されているから、バレーボールのように勢いよく膝から滑り込む場合にも、前記ポケット部(2)から緩衝パッド(3)が押出されたり、飛び出しかけたりすることがなく、サポーターを気にせず競技に集中することができる。
また、サポーターを装着する際に、前記の口部(21)に足(5)の指が引っ掛かることがなく、スムーズに装着することができる。また、他人の足にもスムーズに装着させることができる。
この例のものでは、前述のように、図4に示されるリブ編部とツーウェイ編部とが交互に繰り返された円筒状の伸縮性素材から、前記緩衝パッド(3)を取出し自在に収容するポケット部(2)を備えたサポーターを製造しているから、別部材を縫い付けて前記ポケット部(2)を形成するものに比べてサポーターの製造が容易であり、サポーターの製造にかかるコストも低い。
この例のものでは、前記サポーター本体(1)の上端縁部(11)及び下端縁部(12)を伸縮性の高いリブ編みにより、他の部分を軸方向及び周方向に伸縮自在なツーウェイ編みにより形成させていることにより、激しい運動の際にも前記緩衝パッド(3)を所定の装着位置に保持することができると共に、前記サポーター本体(1)を膝にフィットした状態に維持することができるから、サポーターの装着感及び保護力が優れている。
<実施の形態2>
図6には、前記緩衝パッド(3)入りの膝用サポーター本体(1)を被覆するカバー部材(4)を備えたサポーターを示している。
この例のものは、伸縮性素材からなる円筒状のサポーター本体(1)と、前記サポーター本体(1)の内周面(10)に口部(21)が下側に開放するように形成されるポケット部(2)と、前記ポケット部(2)に取出し自在に収容される立体型の緩衝パッド(3)と、前記サポーター本体(1)に連結され装着後に折り返して前記サポーター本体(1)を被覆するカバー部材(4)とから構成されている。前記サポーター本体(1)および前記カバー部材(4)の両端部には、伸縮性の高いリブ編みからなる上端縁部(11)(41)及び下端縁部(12)が形成されている。
前記サポータ本体(1)及び前記ポケット部(2)は、前述の実施の形態1と略同じ構成であり、前記ポケット部(2)は、前記サポーター本体(1)に上リブ編部(110)を介して連続形成された円筒状の延長部(20)を折り返して縫い合わせることにより形成されている。
前記緩衝パッド(3)は、図6中の一点差線で示されるように、略楕円状の中心部材(31)の両端に薄肉の連結片(33)を介して矩形状の側部材(32)が屈曲自在に連結された構成となっている。これにより、サポーターを装着すると膝の丸みに沿って前記側部材(32)がそれぞれ左右に屈曲されて、膝全体が前記緩衝パッド(3)により包み込まれる状態となる。そのため、正面だけでなく側方からの衝撃に対しても膝をしっかり保護することができる。
前記カバー部材(4)は、前記サポーター本体(1)と略同じ長さを有しており、前記下端縁部(11)を介して前記サポーター本体(1)に連続的に形成されている。
このような構成であるから、この例のサポーターは、図6の状態のサポーターに前記上端縁部(11)から足(5)を挿通させて、膝部分に前記サポーター本体(1)を装着させた後、前記カバー部材(4)を図6中の矢印の方向に折り返し、前記サポーター本体(1)を被覆するように外周面に重ね合わせることにより装着することができる。
この例のサポーターでは、前述の実施の形態1のサポーターと同様に、前記ポケット部(2)から緩衝パッド(3)を取出して洗濯及び乾燥できるから耐久性が優れている共に、前記サポーター本体(1)の乾燥が早いから、再使用時の装着感及び衛生面においても優れている。また、用途などに合わせて前記緩衝パッドを適宜選択して利用することもできる。
この例のものでは、前記サポーター本体(1)に前記カバー部材(4)が重ね合わされるから、前記カバー部材(4)による締付けにより前記サポーター本体(1)の軸方向及び周方向のズレが防止され、膝にフィットした状態に維持されるから、サポーターの装着感が優れている。また、前記サポーター本体(1)だけを装着する場合に比べて、前記カバー部材(4)の厚み分だけ衝撃吸収性及び保護力も向上される。
サポーターを装着する際に、前記カバー部材(4)を折り返して前記サポーター本体(1)に被覆させているから、前記サポーター本体(1)に前記カバー部材(4)が重ね合わされた多層構造のものに比べて、サポーター洗濯が容易であり且つ乾き易いから衛生面においても優れている。
また、この例のものは、前記ポケット部(2)と前記カバー部材(4)が共に前記サポーター本体(1)に連続的に形成されているから、長尺の円筒状の伸縮性素材を折り返して縫い合わせることにより製造することができる。そのため、前述の実施の形態1と同様に、サポーターの製造が容易であり且つ製造コストも低い。
<実施の形態3>
図8には、前記サポーター本体(1)の内周面(10)に複数のポケット部(2)が形成された肘用サポーターを示している。
この例のものは、伸縮性素材からなる円筒状のサポーター本体(1)と、前記サポーター本体(1)の内周面(10)に軸方向に並列に形成される2つのポケット部(2a)(2b)と、前記ポケット部(2a)(2b)に取出し自在に収容される平板状の緩衝パッド(3a)(3b)とから構成されている。前記サポーター本体(1)の両端部は、前述の実施の形態1と同様に、伸縮性の高いリブ編みからなる上端縁部(11)及び下端縁部(12)が形成されている。
前記ポケット部(2a)(2b)は、前記サポーター本体(1)の内周面(10)の半周を被覆するように前記サポーター本体(1)に縫い付けられた平面状のポケット材(200)から形成されている。前記ポケット材(22)のやや上寄りには円弧状の縫い目部(26)が形成されており、前記ポケット材(200)の両側端に形成される縫い目(ここでは図示しない)と前記円弧状の縫い目(26)とにより、下側に開放するポケット部(2a)と、上側に開放するポケット部(2b)とが軸方向に並列して形成される。
前記ポケット部(2a)(2b)の口部(21a)(21b)は、前述の実施の形態1と同様に、前記緩衝パッド(3a)(3b)の横幅よりも小さくなるように両端部が少しずつ縫合により閉塞されている。
このような構成であるから、前述の実施の形態1の膝サポーターと同様に、前記緩衝パッド(3a)(3b)を取出して前記サポーター本体(1)の洗濯及び乾燥を行うことができるから、前記ポケット部(2a)(2b)から緩衝パッド(3a)(3b)を取出して洗濯及び乾燥できるから耐久性が優れている共に、前記サポーター本体(1)の乾燥が早いから、再使用時の装着感及び衛生面においても優れている。
この例のものでは、用途や肘の状態に合わせて前記緩衝パッド(3a)(3b)を取り替えることができるだけでなく、前記ポケット部(2a)(2b)にそれぞれ弾性や衝撃吸収性などの異なる緩衝パッド(3a)(3b)を収容させることができる。
<その他>
本考案に係るサポーターは前述の実施の形態に限られるものではない。
前述の例においては、いずれも前記サポーター本体(1)の内周面(10)の半周のみに前記緩衝パッド(3)を収容するポケット部(2)が形成されているが、手首に装着するリストバンドのように、関節部を全周方向から保護する必要がある場合には、前記サポーター本体(1)の内周面(10)の全周にわたって前記緩衝パッド(3)を収容する前記ポケット部(2)を形成する構成としてもよい。このとき、前記サポーター本体(1)の内周面(10)に形成される前記ポケット部(2)は1つであっても複数であってもよい。
前述の例において、前記ポケット部(2)の口部(21)は、いずれも前記ポケット部(1)の周縁部に形成されているが、全周縁が閉塞されたポケット部(2)の中央部分に幅方向にスリット状の口部(21)が形成されるものであってもよい。このような構成としたものでは、サポーターを装着した状態では、前記口部(21)は被装着部が密着することにより閉塞されるから前記口部(21)から前記緩衝パッド(3)が飛び出すことがない。
また、前述の例はいずれも前記口部(21)の大きさは、収容される前記緩衝パッド(3)と同程度又は幾分小さい幅を有するように設定されているが、前記緩衝パッド(3)を取出しやすいように、大きな幅を有するように設定されるものであってもよい。
前述の例においては、各ポケット部(2)に一つの緩衝パッド(3)が収容されているが、関節部の症状や怪我の状態などに合わせて、複数の緩衝パッド(2)、例えば、柔らかい素材からなる緩衝パッド(2)と硬い素材からなる緩衝パッド(2)とを重ね合わせて前記ポケット部(2)に収容させてもよい。
本考案実施の形態1の膝サポーターの装着状態を示す説明図である。 図1のサポーターの内周面を示す正面図である。 図1のサポーターに用いられる緩衝パッドを示す斜視図である。 サポーター本体とこれに連続形成された延長部とを示す正面図である。 延長部とサポーター本体との縫合状態を示す説明図である。 本考案実施の形態2の膝サポーターの内周面を示す正面図である。 図6のサポーターの膝への装着状態を示す説明図である。 本考案実施の形態3の肘サポーターの内周面を示す正面図である。
符号の説明
(1) サポーター本体
(10) 内周面
(2) ポケット部
(20) 延長部
(21) 口部
(3) 緩衝パッド
(4) カバー部材
(5) 足

Claims (6)

  1. 膝、肘、手首などの関節部を保護するために装着されるサポーターにおいて、
    伸縮性素材からなる円筒状のサポーター本体と、前記サポーター本体の内周面に軸方向又は周方向に口部が開放するように形成されるポケット部と、前記ポケット部に取出し自在に収容される緩衝パッドとを備えていることを特徴とするサポーター。
  2. 請求項1に記載のサポーターにおいて、
    前記ポケット部の口部は、装着の際に手や足を挿入する前記サポーター本体の入口側には開放しないことを特徴とするサポーター。
  3. 請求項1又は2に記載のサポーターにおいて、
    前記ポケット部は、前記サポーター本体の端部に連続的に形成される円筒状の延長部を前記サポーター本体の内周面に重ね合わせるように折り返し、前記延長部を前記サポーター本体に縫い合わせることにより形成されることを特徴とするサポーター。
  4. 膝、肘、手首などの関節部を保護するために装着されるサポーターにおいて、
    伸縮性素材からなる円筒状のサポーター本体と、前記サポーター本体の軸方向又は周方向に口部が開放するように前記サポーター本体の外周面に形成されるポケット部と、前記ポケット部に取出し自在に収容される緩衝パッドと、前記サポーター本体の一方の端部に連結される円筒状のカバー部材とを備えており、
    前記カバー部材は、前記サポーター本体の長さと同程度もしくは前記サポーター本体よりも幾分長くなるように形成されており、前記サポーター本体を手足の所定位置に装着させた後に折り返すことにより、前記サポーター本体を被覆するように前記サポーター本体の外周面に重ね合わされることを特徴とするサポーター。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のサポーターにおいて、
    前記サポーター本体の両端部は伸縮性の高いリブ編みからなることを特徴とするサポーター。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のサポーターにおいて、
    前記サポーター本体は、軸方向及び周方向のいずれにも伸縮自在なツーウェイ編みからなることを特徴とするサポーター。
JP2004006389U 2004-10-29 2004-10-29 サポーター Expired - Fee Related JP3108491U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004006389U JP3108491U (ja) 2004-10-29 2004-10-29 サポーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004006389U JP3108491U (ja) 2004-10-29 2004-10-29 サポーター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3108491U true JP3108491U (ja) 2005-04-14

Family

ID=43271164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004006389U Expired - Fee Related JP3108491U (ja) 2004-10-29 2004-10-29 サポーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3108491U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169444A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 株式会社竹中工務店 疲労軽減ウェア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016169444A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 株式会社竹中工務店 疲労軽減ウェア

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2755627C (en) Compression shirt with roll-over sleeve
JP6382294B2 (ja) 足および足首用保護用具
US5150475A (en) Protective wristband
US7913319B1 (en) Disposable single use, and shape-retaining pad for protecting a knee
US4488314A (en) Pantlegged garment with knee protection
WO2000041777A1 (fr) Gants de sport
US20050076421A1 (en) Athletic sock
JP2007037637A (ja) スポーツ用衝撃緩和具
JPH10512016A (ja) ヒッププロテクタ付きズボン
WO2017147177A1 (en) Athletic support glove
EP2031991A2 (en) Garment for protecting a part of an extremity
GB2432776A (en) Stocking having pad retaining means and a releasable strap
US20150250633A1 (en) Roll-up knee brace liner
JP3108491U (ja) サポーター
WO2016015622A1 (zh) 关节运动支撑护具
KR20180040789A (ko) 다리 보호용 압박 타이즈
US7032246B1 (en) Reversible shin guard
US20080127394A1 (en) Protective garments
JP2008050705A (ja) 下肢用衣料
KR20130000452U (ko) 허리보호대
JP3128433U (ja) 格闘技類のためのバンデージ
CN207544392U (zh) 一种提高医生着装舒适度的手术衣
WO2009015418A1 (en) Skin protector for joint region
KR200446175Y1 (ko) 다리 교정용 밴드
JPH0999004A (ja) 皮膚病用足指サポータ

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees