JP3108283U - 犬の乾燥機及び犬の洗浄設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】犬の顔や耳に温風を吹きかけず、小型犬から大型犬まで使用可能、かつ、効率よくヒータの熱を温風に熱交換させることを可能とし、さらに、犬室から外に出た首の部分を容易に乾かすことを可能とした、小型の犬の乾燥機を提供することにある。さらに、犬が互いに威嚇し合ったり吠え合ったりすることを防ぐ構成とした犬の洗浄設備を提供する。
【解決手段】複数の吹出口12a、12bを有する犬室10と、空気室13、犬が顔を外に出すための首穴11kを有する扉11と、ヒータ17及び送風機16などからなる犬の乾燥機1とし、首穴11kの外側にノズル13bを取り付け、大整風筒16eと小整風筒16gを有する拡大ダクト16cを設ける。また、犬の乾燥機1と犬の洗場8と間仕切り9とからなる犬の洗浄設備2とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、犬を洗った後に濡れた犬を乾かすための犬の乾燥機及び前記犬の乾燥機を有する犬の洗浄設備に関する。
従来、犬を洗う場合、犬に水をかけて濡らした後に洗剤をかけ、人が手やブラシなどを使って毛を掻いたり梳いたりしながら洗い、その後にシャワーをかけて洗剤を流し、さらにドライヤーなどを使用して濡れた犬を乾かしていた。
かかる作業は、犬が大型の場合ほど、犬を洗う人間に重労働を課すもので、特に濡れた毛を乾かす手間と時間が過大であった。
また従来、洗浄室内に格納した犬に洗剤を吹き付けた後に、シャワーで水をかけて洗剤を流し、その後、温風により濡れた犬を乾燥させる犬用の洗浄・乾燥機があった。
しかしかかる犬用の洗浄・乾燥機は、犬の毛を掻いたり梳いたりしする作用がないため洗剤は毛の奥で泡立つことはなく、洗いが不十分となる問題を有していた。さらに、毛の間にしみ込んだ洗剤はシャワーで水をかけただけでは容易に流れないので、洗剤が毛の間に残る問題を有していた。
また、犬は顔や耳に温風を受けることを避け部屋の隅に逃げ込んでしまうため、温風により犬を乾かす効率が悪くエネルギーの消費が過大になる問題と、完全に犬を乾燥させることができない問題を有していた。
また、犬は瞬きをしないため、犬の顔に温風を吹き付けると目が乾燥してしまい、犬が目の病気を罹患し易すくなる問題があった。また、犬の鼻が乾燥すると鼻の中の粘膜や肺を乾燥させてしまい、犬が鼻や肺の病気を罹患し易すくなる問題も有していた。
以上の問題を解決するため、犬が外に顔を出すことを可能とした首穴であって、上下方向に移動可能な首穴を有する犬の乾燥機を考えてみたが、犬には小さな小型犬から大きな大型犬まで多種類あって、小型犬から大型犬まで外に顔を出すことのできる首穴を得るためには、長大な穴とこれを塞ぐ大きな蓋が必要となるため、装置が大きくなる問題を有していた。
また、犬が首穴から犬室の外に顔を出した状態で温風を吹き付けると、犬室から外に出た首の部分が濡れたままで、なかなか乾かすことができない問題を有していた。
また、送風する空気の温度を上げるためにヒータを取り付けたが、送風機により送風する空気の多くがヒータの一部を通過してしまいヒータ全体に分散して通過しないため、効率よくヒータの熱を温風に熱交換させることができない問題を有していた。
また、犬の洗浄設備を複数台設置して多数の犬を洗浄可能にした場合、犬同士が互いに威嚇し合って飼い主やトリマーが犬を制止することが困難になったり、犬同士が互いに吠え合って大きな騒音となり付近の人に迷惑をかけるおそれがあった。
本考案は、上記した欠点を除くためになされたもので、その目的とするところは、効率的に犬を乾かすことを可能とした犬の乾燥機を提供することにより、犬を洗う人間の手間と作業時間の軽減をはかることにある。
また他の目的は、犬が部屋の隅に逃げ込んでしまうことを防止した犬の乾燥機であって、犬が床に座り込んだり床に伏せたりたりした場合にも効率よく温風を犬に吹き付け、完全に犬を乾燥させることを可能とした犬の乾燥機を提供することにある。
また他の目的は、犬の顔や耳に温風のかかることを防止した犬の乾燥機とすることにより、犬が目の病気や鼻や肺の病気に罹患する危険性をなくした、犬の乾燥機を提供することにある。
また他の目的は、小型の扉であって、小型犬から大型犬まで外に顔を出すことのできる首穴を有する犬の扉、及びそのような扉を有する犬の乾燥機を提供することにある。
また他の目的は、犬が首穴から犬室の外に顔を出した状態で温風を吹き付けたときに、犬室から外に出た首の部分を容易に乾かすことを可能とした、犬の乾燥機を提供することにある。
また他の目的は、送風機により送風する空気がヒータの全体に分散して通過するようにして、効率よくヒータの熱を温風に熱交換させることを可能とした、犬の乾燥機を提供することにある。
さらに他の目的は、犬の洗浄設備を複数台設置して多数の犬を同時に洗浄可能な設備とした場合に、犬が互いに威嚇し合ったり吠え合ったりすることを防ぐ構成とした犬の洗浄設備を提供することにある。
本考案は、犬が顔を外に出した状態で犬の首、胴体、足及び尾に温風を吹き付けることを可能とした犬の乾燥機として、犬の顔や耳に温風をかけず、かつ、温風の吹き付けを最も効率的に受ける位置に、犬を静止させることを可能とした犬の乾燥機とする。
また、大穴を有する本体板、中穴を有する中間板及び小穴を有する外板を重ねた扉を設け、中間板及び外板を上下方向に移動可能に取り付け、大穴、中穴及び小穴が重なる任意の位置で位置決め可能な構成とすることにより、大穴、中穴及び小穴が重なってできる穴を首穴とするなど、首穴の位置を上下方向に移動可能な犬の乾燥機とする。
また、首穴の外側にノズルを取り付けて、犬室から外に出た首の部分に温風を吹き付ける構成とした犬の乾燥機とする。
また、ヒータを格納するヒータ室と送風機との間を連結する拡大ダクトを設け、拡大ダクトの中に整風板や整風筒を設けた犬の乾燥機とする。
さらに、犬の洗場と、犬の乾燥機と、犬の洗場及び犬の乾燥機を囲む間仕切りとを有する犬の洗浄設備とする。
本考案は上記のように、温風の吹き付けを最も効率的に受ける位置に犬を静止させることを可能とした犬の乾燥機としたので、犬の乾燥のための熱エネルギーの消費を軽減し、乾燥時間を短縮し、さらに完全に犬を乾燥させることを可能とした犬の乾燥機を提供することができた。
また、犬の顔に温風を吹き付けることのない構成としたので、犬の目や鼻が乾燥することはなく、犬が目や鼻や肺の病気を罹患する問題もなくなった。
また、首穴の位置を上下方向に移動可能な構成としたので、小型犬から大型犬まで使用できるよう首穴の高さを調整することが可能であって、小型な犬の乾燥機を提供することができた。
また、首穴の外側にノズルを取り付けたので、犬室から外に出た首の部分に温風を吹き付けて、この部分を乾燥させることを可能とした犬の乾燥機を提供することができた。
また、拡大ダクトの中に整風板や整風筒を設けたので、送風機により送風する空気がヒータの全体に分散して通過するようになり、効率よくヒータの熱を温風に熱交換させることを可能とした、犬の乾燥機を提供することができた。
さらに、複数の犬の洗浄設備をそれぞれ間仕切りで囲った設備としたため、犬同士が互いに威嚇し合ったり吠え合ったりすることを防ぐことが可能となり、飼い主やトリマーが犬を制御することが容易となり、大きな騒音を発生することがなくなった。
請求項1の考案は、犬を格納可能な犬室と、犬が外に顔を出すことを可能とした首穴と、前記犬室に格納した犬に向けて配置した複数の吹出口又はノズル(以下単に「吹出口等」という。)と、前記犬室を囲う空気室と、前記空気室を介して前記複数の吹出口等に空気を送風する送風機と、前記送風機で送風する空気を温風に加熱するヒータとを有する犬の乾燥機とする。
本考案は、首穴の外に立つ飼い主に触れ合おうとする犬の習性を利用して、犬が自然に首穴から顔を出すようにし向けたものである。そこで、吹出口等は犬が首穴から外に顔を出した状態において、犬の首、胴、足及び尾の全体に対して温風を吹き付けるよう上方、側方、下方など全方向から温風を吹き付けるよう配置することが好ましい。
また、犬との距離が近い場合は単に吹出口を設ける構成が好ましく、犬との距離が遠い場合はノズルを設けて温風を噴出させ、遠くまで温風を送風させる構成が好ましい。
吹出口等に温風を送風する構成としては、犬室を空気室で囲い、送風機で送風した空気をヒータを通過させ加熱し、さらに空気室を介して吹出口等に送るようにする。
ヒータとしては、電熱式のヒータ、ガスや固形燃料を燃焼させる燃焼ヒータ、温水ヒータ、ボイラーや炉などの廃熱を利用したヒータ、太陽熱を利用したヒータなど考えられ、とくにその構成についてこだわるものではない。
請求項2の考案は、請求項1に記載した犬の乾燥機において、犬室に犬を出入りさせるための扉を設け、前記扉に首穴を設けた犬の乾燥機とする。
本考案は、扉に首穴を設けることにより犬室の構成を単純なものとし、さらに、飼い主は犬を犬室に入れた後に移動することなく扉の外に立てば、飼い主に触れ合おうとする犬の習性により、犬が自然に首穴から顔を出す効果を得ることができる。
請求項3の考案は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載した犬の乾燥機において、首穴の位置を上下方向に移動可能に設けた犬の乾燥機とする。
犬室又は扉に長大な穴を明けておき、首穴を明けた首穴板を犬室又は扉に対してスライド可能に取り付ける構成としたり、首穴を明けた首穴板をスライド可能に蛇腹材を介して保持する構成などとすることが好ましい。
特に、犬室の首穴部又は扉を本体板、中間板及び外板を有するものとし、前記本体板に大穴を、前記中間板に中穴を、前記外板に小穴をそれぞれ設け、大穴の高さ>中穴の高さ>小穴の高さ、の関係になるように構成する。
また、前記中間板、前記外板及び前記外板を重ねて取り付け、前記中間板及び外板を上下方向に移動可能に取り付ける。
さらに、前記大穴、前記中穴及び前記小穴が重なる任意の位置において、前記中間板と前記外板とを位置決め可能な構成とし、前記大穴、前記中穴及び前記小穴が重なってできる穴を前記首穴とした首穴部とすることが最も好ましい。
このように構成することにより、小型の乾燥機であって小型犬から大型犬まで使用できるよう、首穴の高さを調整することを容易にした乾燥機が得られるからである。
請求項4の考案は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した犬の乾燥機において、ヒータを格納するヒータ室と送風機との間を連結する拡大ダクトを設け、前記拡大ダクトの中に複数の整風板を設けた犬の乾燥機とする。
拡大ダクトは送風機により送風する空気をヒータ室に送る送風管であり、整風板は拡大ダクトの入口から入ってくる空気流を外向きに整流し、空気がなるべくヒータの全体に分散して通過するよう配置する。このようにすることにより、効率よくヒータの熱を温風に熱交換させることが可能となるからである。
請求項5の考案は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した犬の乾燥機において、ヒータを格納するヒータ室と送風機との間を連結する拡大ダクトを設け、前記拡大ダクトの中に円錐形状又は角錐形状を有する整風筒を設けた乾燥機とする。
整風板を円錐形状又は角錐形状に組み合わせることにより、入口と出口を開放した整風筒を構成し、拡大ダクトの入口から入ってくる空気流を外向きに整流し、空気がなるべくヒータの全体に分散して通過するようにしたものである。
請求項6の考案は、請求項5に記載した犬の乾燥機において、拡大ダクトの中に大整風筒を設け、また前記大整風筒の中に小整風筒を設け、拡大ダクトのダクト入口の面積>大整風筒の入気口の面積>小整風筒の入気口の面積の関係に構成し、拡大ダクトと大整風筒との間及び大整風筒と小整風筒との間に適宜空間を設けた犬の乾燥機とする。
このように構成することにより、効率的に空気流をヒータの全体に分散して通過させることを可能とした小型の拡大ダクトとすることができるからである。
請求項7の考案は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載した犬の乾燥機であって、犬室の外側において首穴に向けて温風を送風するノズルを設けた犬の乾燥機とする。
前記ノズルを空気室に導通させることにより、犬室から外に出た首の部分に温風を吹き付けて乾かすことを可能とした、犬の乾燥機を提供することができるからである。
請求項8の考案は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載した犬の乾燥機であって、建物の壁又は仕切板のいずれかを空気室の一面とした犬の乾燥機とする。
建物の壁や仕切板を空気室の一面として使用すれば、材料の無駄な消費を避け資源の有効利用を可能とすると共に、費用の低減を図ることが可能となるからである。
請求項9の考案は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載した犬の乾燥機と、犬の洗場と、前記犬の乾燥機と前記犬の洗場を囲う間仕切りとを有する犬の洗浄設備とする。
犬の洗場は犬を洗うためのものである。このため、洗剤や水を排水する機能とシャワー機能とを有するものとする。夏場は普通のシャワーでよいが、冬場は温水のシャワーとすることが好ましい。犬が風邪をひかないようにするためである。
間仕切りは、1200〜1500mmの高さを有する仕切板で構成することが好ましい。仕切板は犬が他の犬を目で見ることを防ぐ機能があればよいから、これ以上仕切板を高くしても意味がないからである。また、犬が押しても倒れない程度の強度を有するものであれば、特にその材質や構造についてこだわるものではない。
また間仕切りには、犬と人間が出入りするための出入口を設ける。さらに、建物の壁を仕切板として使用する構成は最も好ましい。材料の無駄な消費を避け資源の有効利用を可能とすると共に、費用の低減を図ることが可能となるからである。
以下本発明の実施例1を図1〜図5に示し説明する。実施例1にかかる犬の乾燥機1は、複数の吹出口12a、12bを有する犬室10と、首穴11kを有する扉11と、空気室13と、送風機16、ヒータ17、ヒータ室18及びヒータ室18と送風機16とを連結する拡大ダクト16cとを有している。
犬室10は、天井面10a、床面10f及びそれぞれ2枚の上部傾斜面10b、側面10c、下部傾斜面10gとからなる概略8角形の断面形状を有するものとした。そして、断面の一端を後面10eとし他端を前面開口10dとした。
そして、上部傾斜面10b、側面10c、下部傾斜面10g、床面10f及び後面10eのそれぞれに複数の吹出口12a、12bを設け、できる限り犬の体全体に温風を吹き付けるように配置した。このとき、前面開口10dの内側近傍であって、前面開口10dと平行な面内に複数の長細い吹出口12aを取り付けた。
また、上部傾斜面10b、側面10c、下部傾斜面10g、床面10f及び後面10eの外側を囲う空気室13を設け、後面10eの外側に設けたヒータ室18と導通させた。そして、ヒータ室18には温水式のヒータ17を取り付け、ヒータ室18を拡大ダクト16cを介して送風機16に連結した。
また、空気室13の前面13aに扉11を設け、ヒンジ11bと締め具11cを使用して空気室の前面13aに対して扉11を開閉可能に取り付けた。扉11は扉枠11aに本体板11d、中間板11f及び外板11hの3枚の板を重ねて取り付けた構成とした。
そして、本体板11dには、幅を200mmとし大穴の高さBを700mmとした大穴11eを設け、本体板11dを扉枠11aに固定した。
中間板11fには、中穴の上部を半径100mmの概略半円弧11nとし、中穴の下部を半径75mmの概略半円弧11pとし、前記上下の概略半円弧の接線である直線11qで結んだ形状を有し、中穴の高さCを400mmとした中穴11gを設けた。
また、中間板11fを本体板11dの外側に設け、扉枠11aに対し上下方向にスライド可能に取り付けた。そして、中間板の下端にはストッパ11mを取り付け、任意の位置に中間板11fを位置決め可能な構成とした。
外板11hには半径100mmの小穴11jを設けることにより小穴の高さDを200mmとし、中間板11fの外側において扉枠11aに対し上下方向にスライド可能に取り付けた。また、外板11hの下端にはストッパ11mを取り付け、任意の位置に外板11hを位置決め可能な構成とした。
また、空気室の前面13aにおいて扉11の両側を挟むようにして2本のノズル13bを取り付け、ノズル13bを空気室13に導通させ、大穴11eの高さBの範囲にわたってノズル13bから小穴11jに向かって温風を吹き付けるようにした。
また、犬室10の天井面10aに開口10h設け、天井面10aの上に排気ダクト14を取り付け、排気ダクト14の排気口14b付近にはファン14aを取り付けた。さらに、犬室10の天井面10a付近に紫外線を発生する殺菌灯15を取り付けた。
そして、拡大ダクト16cはダクト入口16bを有し、方形のヒータ室18に向かって徐々に拡大する四角錐形の筒とした。また、拡大ダクト16cの中には四角錐形状を有する大整風筒16eを設け、大整風筒16eは方形の入気口16dを有するものとした。また、大整風筒16eの中に四角錐形状を有する小整風筒16gを設け、小整風筒16gは方形の入気口16fを有するものとした。
さらに、ダクト入口16bの面積>入気口16dの面積>入気口16fの面積の関係にするとともに、ダクト入口16bと入気口16dとの間及び入気口16dと入気口16fとの間に適宜空間を設けて、大整風筒16eと小整風筒16gを配置した。
実施例1は上記のように構成したが、以下その作用について説明する。犬の飼い主やトリマーなど犬の乾燥機1の使用者は、扉11を開いて犬室10の中に犬を入れ扉11を閉じた後に、中間板11fと外板11hを上下方向にスライドさせて、首穴11kの高さを犬に合わせた後にストッパ11mを作動させて、中間板11fと外板11hを位置決めして、犬に声掛けをすると犬は首穴11kから顔を出す。
本実施例では、図3の(a)に示した、大穴11e、中穴11g及び小穴11jの下端を揃えて位置決めした場合の小穴11jの中心位置から、図3の(b)に示した、大穴11e、中穴11g及び小穴11jの上端を揃えて位置決めした場合の小穴11jの中心位置までの高さAは500mmあるので、小型犬から大型犬まで本実施例の犬の乾燥機を利用させることができる。
また、大穴11e、中穴11g及び小穴11jが重なってできる開口を首穴11kとし、中穴11gの上部を100mmという大きな半径の概略半円弧11nとし、さらに中穴11gの下部を75mmという小さな半径の概略半円弧11pとしたので、上部においては大きなサイズの首穴11kを、下部においては小さなサイズの首穴11kを得ることができる。
上部に首を出すのは大型犬であり、下部に首を出すのは小型犬であるため、下部において首穴11kのサイズを小さくして、犬の首と首穴11kの間にできる空間を小さくすることにより、外気や内気が流入出する量を少なくすることができるからである。
犬が首穴11kから顔を出した状態で、送風機16とファン14aを稼働させ、ヒータ17に温水を供給し、殺菌灯15を点灯すると、送風機16の吸気口16aから吸い込まれた空気は、拡大ダクト16cを通ってヒータ室18に入る。
このとき、空気は拡大ダクト16cと大整風筒16eの間、大整風筒16eと小整風筒16gの間及び小整風筒16gの中を通り、ヒータ17の全体に分散して流れる。そしてヒータ17によって加熱され温風となって空気室13に流れ、吹出口12a、12b及びノズル13bから犬に向かって吹き出す。
前面開口10d内側近傍には複数の細長い吹出口12aを取り付けてあるので、犬室10に格納した犬の首に向かって温風を集中して吹き付け、犬の首を乾燥させるだけでなく、首穴11kの内側にエアーカーテンを構成して、外気や内気が首穴11kを通って流入出することを可能な限り防ぐことができる。
犬を乾燥させた後の空気は、天井面10aの開口10hを通過して排気ダクト14に入り、ファン14aに吸引されて排気口14bから排出する。ファン14aを取り付けたことにより、犬室10内の空気の圧力を大気圧に近い圧力に維持することが可能となり、首穴11kを通って外気や内気が流入出することを、可能な限り防止することができる。
また扉11の外側においても、首穴11kに向かってノズル13bから温風を吹き付けるので、犬室10から外に出た首の部分も乾燥させることができる。
さらに、犬を乾燥させている間に殺菌灯15から発生した紫外線が、犬に付着したばい菌や虫などを死滅させ、さらに、犬室10を消臭する効果も得ることができる。
以下本考案の実施例2を図6に示し説明する。実施例2に係る犬の洗浄設備2は建物の壁9a又は仕切板9bを空気室の一面として使用した犬の乾燥機1と、図示しない排水装置とシャワーとを設けた犬の洗場8と、犬の乾燥機1と犬の洗場8を囲う間仕切り9とを有するものとした。
また間仕切り9は、建物の壁9aと仕切板9b及び出入口9cとからなるものとし、仕切板9bは床から1500mmの高さまで目隠しする構成とした。
犬の洗浄設備2を使用する愛犬家や犬のトリマーは、犬を連れて出入口9cから犬の洗浄設備2の中へ出入りし、犬の洗場8で犬を洗った後に犬の乾燥機1で犬を乾燥させる。
本考案は、犬の乾燥機や犬の洗浄設備を製造販売する産業や、犬の洗浄施設の提供や犬のトリミングなどのサービスを提供する産業に利用される。
前方から見た犬の乾燥機の1部を破断した斜視図である。 扉を構成する本体板、中間板及び外板の斜視図である。 首穴の位置を下部と上部に位置決めした状態の正面図である。 右側面から見た犬の乾燥機の後部の1部を破断した部分側面図である。 前方から見た犬室の1部を破断した斜視図である。 犬の洗浄設備の平面図である。
符号の説明
1 :犬の乾燥機 2 :犬の洗浄設備 8 :犬の洗場
9 :間仕切り 9a:建物の壁 9b:仕切板
9c:出入口 10 :犬室 10a:天井面
10b:上部傾斜面 10c:側面 10d:前面開口
10e:後面 10f:床面 10g:下部傾斜面
10h:開口 11 :扉 11d:本体板
11e:大穴 11f:中間板 11g:中穴
11h:外板 11j:小穴 11k:首穴
11m:ストッパ 11n:概略半円弧 11p:概略半円弧
11q:直線 12a:吹出口 12b:吹出口
13 :空気室 13a:空気室の前面 13b:ノズル
14 :排気ダクト 14a:ファン 14b:排気口
15 :殺菌灯 16 :送風機 16a:吸気口 16b:ダクト入口 16c:拡大ダクト 16d:入気口
16e:大整風筒 16f:入気口 16g:小整風筒
17 :ヒータ 18 :ヒータ室

Claims (9)

  1. 犬を格納可能な犬室と、犬が外に顔を出すことを可能とした首穴と、前記犬室に格納した犬に向けて配置した複数の吹出口又はノズル(以下単に「吹出口等」という。)と、前記犬室を囲う空気室と、前記空気室を介して前記複数の吹出口等に空気を送風する送風機と、前記送風機で送風する空気を温風に加熱するヒータとを有することを特徴とする犬の乾燥機。
  2. 請求項1に記載した犬の乾燥機において、犬室に犬を出入りさせるための扉を設け、前記扉に首穴を設けたことを特徴とする犬の乾燥機。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載した犬の乾燥機において、首穴の位置を上下方向に移動可能に設けたことを特徴とする犬の乾燥機。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した犬の乾燥機において、ヒータを格納するヒータ室と送風機との間を連結する拡大ダクトを設け、前記拡大ダクトの中に複数の整風板を設けたことを特徴とする犬の乾燥機。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した犬の乾燥機において、ヒータを格納するヒータ室と送風機との間を連結する拡大ダクトを設け、前記拡大ダクトの中に円錐形状又は角錐形状を有する整風筒を設けたことを特徴とする乾燥機。
  6. 請求項5に記載した犬の乾燥機において、拡大ダクトの中に大整風筒を設け、また前記大整風筒の中に小整風筒を設け、拡大ダクトのダクト入口の面積>大整風筒の入気口の面積>小整風筒の入気口の面積、の関係に構成したことを特徴とする犬の乾燥機。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載した犬の乾燥機であって、犬室の外側において首穴に向けて温風を送風するノズルを設けたことを特徴とする犬の乾燥機。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載した犬の乾燥機であって、建物の壁又は仕切板を空気室の面として使用したことを特徴とする犬の乾燥機。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載した犬の乾燥機と、犬の洗場と、前記犬の乾燥機と前記犬の洗場を囲う間仕切りとを有することを特徴とする犬の洗浄設備。















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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112470983A (zh) * 2020-11-28 2021-03-12 无锡金铭祥机械有限公司 一种宠物烘干箱

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CN112470983A (zh) * 2020-11-28 2021-03-12 无锡金铭祥机械有限公司 一种宠物烘干箱

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