JP3108137U - ワイヤレスカーソル位置制御装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 ポータブルコンピュータの内部に配置可能なワイヤレスカーソル位置制御装置を提供する。
【解決手段】 ワイヤレスカーソル位置制御装置２０は、表面上に複数の押しボタン２０１，２０２，２０３が設けられたカード２１を有する。カード２１の一端は、ポータブルコンピュータ１０の拡張スロット１１に配置されて、接続可能な接続部２２を有する。
【選択図】図３

Description

本考案はワイヤレスカーソル位置制御装置に関する。より詳しくは、本考案はポータブルコンピュータに組み込まれることができるワイヤレスカーソル位置制御装置に関する。

従来、プロジェクターやスライドが、会議またはセミナーにおけるプレゼンテーションのために、しばしば用いられる。情報技術の発達は、従来のプロジェクターやスライドを、コンピュータやその周辺装置に取り替えた。コンピュータは、音響効果やダイナミックな視覚的効果を発揮することによって表現がより魅力的になることから、会議またはセミナーにおいて、プレゼンテーションのために使用されるようになっている。

プレゼンテーションを行なう上でコンピュータを用いることの他の利点は、いかなる時においても、プレゼンテーションのための情報を、更新あるいは改変することができることである。これにより、コンピュータ特にポータブルコンピュータは、現代社会のビジネスにおいて必要不可欠なツールとなった。

図１は、従来のポータブルコンピュータ１０ａおよび送信機２０ａを示している。ポータブルコンピュータ１０ａは、プラグイン対応とされた受信機１２ａが接続可能な接続ポート１１ａを有する。受信機１２ａは、ラジオ周波数信号の受信装置として機能する。送信機２０ａは、電源スイッチおよび複数の押しボタンを有する。押しボタンが押されることによってカーソル位置は遠隔制御されることとなり、カーソル位置の変位量が計算されることによって生成される信号は、ラジオ周波数となって、コンピュータに送信され、この結果、画面上のカーソル位置が変更される。

上記の従来のポータブルコンピュータ１０ａおよび送信機２０ａは、プレゼンテーションに用いられるコンピュータソフトウェアを遠隔制御する。プレゼンテーションの際には、送信機２０ａはユーザによって携帯され、その一方で、ポータブルコンピュータ１０ａは演壇上に置かれる。しかしながら、ポータブルコンピュータ１０ａおよび送信機２０ａは、起動していないときには、各々から独立して保管される。したがって、送信機２０ａは、頻繁に置き忘れられたりあるいは紛失される。

本考案は、ポータブルコンピュータの内部に配置可能なワイヤレスカーソル位置制御装置を提供する。

本考案により提供されるワイヤレスカーソル位置制御装置は、表面上に複数の押しボタンが設けられたカードを有する。カードの一端は、ポータブルコンピュータの拡張スロットに配置されて、接続可能な接続部を有する。

ポータブルコンピュータの拡張スロットは送信機を取り付けるために用いられ、その結果、送信機は不使用時においてコンピュータ内に保管される。これにより、使用する際に送信機を見つけることや、送信機を保管することにおける利便性が大きく向上される。

図２は、ワイヤレスカーソル位置制御装置を示し、図３は、図２における領域Ａを示す拡大図である。図２は、ポータブルコンピュータ１０、およびポータブルコンピュータ１０に取り付けられた送信機２０（ワイヤレスカーソル位置制御装置）を示している。

ポータブルコンピュータ１０は、少なくとも拡張スロット１１を有し、拡張スロット１１は、例えば、ネットワーク・カード、モデム・カードまたはサウンドカードを接続するためのＰＣＭＣＩＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｍｅｍｏｒｙ Ｃａｒｄ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）拡張スロットとされる。拡張スロット１１は、内部にＰＣＭＣＩＡソケットである共有雄ソケット１２（以下、雄ソケット１２）を有し、拡張スロット１１の下部には、プッシュレバー１３（以下、レバー１３）が設けられている。ポータブルコンピュータ１０の一方の端部は、接続ポート１４（ＵＳＢ規格とされている）を有する。接続ポート１４は、ラジオ周波数信号の受信装置として機能する受信機１５との接続を可能とする。

送信機２０は、コンピュータ上のカーソル位置を遠隔制御することができる赤外線あるいはラジオ周波数信号を送信する携帯可能な装置とされる。送信機２０の表面上には、ページアップや、ページダウン、スクロールキー２０１、左右キー２０２、およびイネーブルキー２０３が設けられている。したがって、ユーザは、プレゼンテーションのために、ＰＯＷＥＲＰＯＩＮＴ（登録商標）のようなコンピュータアプリケーションを遠隔操作できる。

本考案において、送信機２０は、ポータブルコンピュータの拡張スロット１１に挿入することが可能なカード２１を有する。カード２１の一端には、接続部２２が設けられる。接続部２２は、拡張スロット１１内部に設けられる雄ソケット１２と嵌合可能なＰＣＭＣＩＡカードの雌プラグを有する。さらに、パワーピンが接続部２２上に形成され得る。送信機２０を充電するために、パワーピンは、雄ソケット１２の電源端末に接続される。

図４は、ポータブルコンピュータと送信機２０とが一体とされた状態を示す。図に示すように、カード２１は、カード２１の先端における接続部２２が雄ソケット１２に接続されるまで、拡張スロット１１に徐々に挿入される。

図５は、ポータブルコンピュータ１０および送信機２０が起動している状態を示す。送信機２０を取り出すために、ポータブルコンピュータ１０のレバー１３が押圧される。それから、受信機１５が、ポータブルコンピュータ１０の接続ポート１４に挿入される。送信機２０のイネーブルキー２０３が押されることによって、カーソル位置制御機能が起動される。以上により、画面上のカーソルの位置は遠隔制御されることが可能となる。

ワイヤレスカーソル位置制御装置は、以下に示す利点を有する。

１．ポータブルコンピュータの拡張スロットの内部に送信機を配置することが可能であることから、送信機を、使用の際に見つけること、保管すること、および携帯することにおいて利便性が大幅に向上する。

２．送信機の接続部によって送信機はポータブルコンピュータにしっかりと接続されるため、送信機を、紛失することあるいは不用意な場所に保管することが防止される。

上記の開示は、本考案における典型的な実施の形態とされる。上記において開示した事項が包含する範囲は、これらの典型的な実施の形態により限定されない。詳細な説明が直接的に示す事項あるいは詳細な説明が包含する事項によって、例えば、形状、構造、寸法、材料の型、あるいは製造工程における改変など、多様な改変がこの開示により当業者によって実現され得る。

上記に示した事項は、本考案の他の特徴と共に、図面を参照することによって明瞭とされる
従来のポータブルコンピュータおよび送信機を示す斜視図である。 本考案におけるワイヤレスカーソル位置制御装置の斜視図である。 図2における領域Ａを示す拡大図である。 ポータブルコンピュータとワイヤレスカーソル位置制御装置とが一体とされた状態を示す拡大図である。 ポータブルコンピュータ１０およびワイヤレスカーソル位置制御装置が起動している状態を示す斜視図である。

符号の説明

２０ 送信機（ワイヤレスカーソル位置制御装置）、
２１ カード（カード本体）、
２２ 接続部、
２０１ スクロールキー（押しボタン）、
２０２ 左右キー（押しボタン）、
２０３ イネーブルキー（押しボタン）。

Claims (4)

1. カード本体と、
   ポータブルコンピュータの画面上におけるカーソルの位置を、遠隔で押圧制御するために、前記カード本体の表面に形成される複数の押しボタンとを有し、
   前記ポータブルコンピュータの拡張スロットの内部に配置され得るワイヤレスカーソル位置制御装置。
2. 前記拡張スロットは、ＰＣＭＣＩＡ拡張スロットである請求項１に記載のワイヤレスカーソル位置制御装置。
3. 前記カード本体は、一方の端部に接続部を有し、
   前記拡張スロットは、前記カード本体の接続部と接続可能なソケットを有する請求項１に記載のワイヤレスカーソル位置制御装置。
4. 前記ソケットは、ＰＣＭＣＩＡソケットである請求項３に記載のワイヤレスカーソル位置制御装置。

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