JP3107553U - 便座ガード - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の便座に設置可能であり安価な便座ガードを提供する。
【解決手段】屈曲可能な平板状のガード本体12と、ガード本体12の両脇に連設され、便座14に摺動可能に取り付けられる支持部材16とを備えた。ガード本体12は使用時には便器の前部の湾曲面にそって湾曲した状態で垂下し、使用後には便座のほぼ中心部において水平方向に広がった状態となる。ガード本体12を垂下させて便座14に取り付けることによって、便器20と便座14の隙間25からの着座時の小水や、洗浄装置22の局部洗浄水等の便器20外へ飛散、流出を防止する。また、支持部材16を便座14に対して摺動可能とすることによって、清掃し易さを確保しつつ便座14の機能や着座感を損なわない。
【選択図】図1

Description

本考案は、洋風便器の便座に取り付けられて、便器と便座の隙間からの着座時の小水や、洗浄装置の局部洗浄水等の便器外へ飛散、流出を防止する便座ガードに関する。
図8及び図9に示すように、洋風便器20の便座14を便器のリム面に降ろす際の衝撃を緩和するために、便座14下面の数ヶ所に、ゴム又は樹脂で形成されたクッション部材21が取り付けられている。そして、便器20リム上面と便座14下面との間に、このクッション部材21の高さ分の隙間25ができている。このため、従来の洋風便器においては、この隙間25より、着座時の小水や便器に取り付けられた洗浄装置22の局部洗浄水が便器外へ飛散、流出し、便器外面や便器周辺の床面に付着することで、汚れや臭気の原因となっていた。
従来、この隙間25から汚水の飛散や流出を防止するために、便座の内周縁から飛散防止用のプレートを設けることや、洋風便器の前部上面に汚水流出防止体を設けること(特許文献1、特許文献2参照)が知られている。
特開平11−61938号公報 実用新案第3046476号公報
しかしながら、従来の便座の内周縁から飛散防止用の壁や、洋風便器の前部上面に汚水流出防止体などの形状を便座や便器に一体に設けることは、様々な便器もしくは便座内周の形状に適応しなければならず、構成が煩雑であり高価なものになっている。従って容易に設置できないという課題がある。
本考案は、以上の課題を解決するためになされたもので、既存の便座に設置可能であり、清掃し易さを確保しつつ便座の機能や着座感を損なうことのない、安価な便座ガードを提供することを目的とする。
さらに本考案は、使用時の位置から洗浄位置まで、ガード本体を容易に移動させることができ、ガード本体を既存の洗浄ノズルを利用して随時洗浄し、清潔に使用することができる便座ガードを提供することを目的とする。
本考案の各実施例においては、それぞれ次のような構成により上記の課題を解決する。
〈構成1〉
屈曲可能な平板状のガード本体と、上記ガード本体の両脇に連設され、便座に摺動可能に取り付けられる支持部材とを備えたことを特徴とする便座ガード。
ガード本体を垂下させて便座に取り付けることによって、便器と便座の隙間からの着座時の小水や、洗浄装置の局部洗浄水等の便器外へ飛散、流出を防止できる。また、支持部材を便座に対して摺動可能とすることによって、清掃し易さを確保しつつ、便座の機能や着座感を損なうことがない。
〈構成2〉
構成1記載の便座ガードにおいて、上記ガード本体は、上記支持部材が便座の前部に位置しているときに便器の前部の湾曲面にそって湾曲した状態で垂下し、上記支持部材が便座の側部に位置しているときに便座のほぼ中心部において水平方向に広がった状態となるものであることを特徴とする便座ガード。
便器の使用時には、支持部材を便座の前部に位置させてガード本体が小水等の便器外へ飛散、流出を防止する。使用していないときには、支持部材を便座の側部に位置させガード本体を便座のほぼ中心部において水平方向に広がった状態として便器に付設されている洗浄装置によって洗浄することができる。
〈構成3〉
構成1または2に記載の便座ガードにおいて、上記ガード本体と上記支持部材とは、同一材料により一体に形成されたものであることを特徴とする便座ガード。
屈曲可能なプラスチックあるいはゴムからなる1枚のシートを、ガード本体と支持部材の形状に打ち抜くことにより、簡単かつ安価に製作できる。
〈構成4〉
構成1または2に記載の便座ガードにおいて、上記支持部材は、便座に嵌合できる大きさのリング状をなすものであることを特徴とする便座ガード。
前部が分離しているほぼU字形の便座に使用される。使用時に便座の分離端から嵌入するだけなので、取り付けが容易である。これにより、簡単に取り外して丸洗いするなどして容易に汚れを除去することが可能である。
〈構成5〉
構成1または2に記載の便座ガードにおいて、上記支持部材は、上記ガード本体の両脇に連結された帯状体を中間部で折り返し、その折返し端部を着脱自在に係止したものであることを特徴とする便座ガード。
帯状体の折返し端部と同折返し端部を係止する部分とに、互いに係止し合うホックや面ファスナー等の着脱自在な係止具を取り付ける。この係止具を用いて支持部材を便座に固定する。前部も繋がっているO字形の便座に支持部材を取り付ける場合に適する。
〈構成6〉
構成1または2に記載の便座ガードにおいて、上記ガード本体と上記支持部材とを自在継ぎ手により連結したことを特徴とする便座ガード。
支持部材を便座に嵌め込んだとき、ガード本体と支持部材の連結部分が捩られる場合に、その捩りを自在継ぎ手で吸収して同連結部分の破損を防止する。
〈構成7〉
構成1または2に記載の便座ガードにおいて、上記支持部材の先端部に、便座を把持する把持部材を連結したことを特徴とする便座ガード。
便座の横断面は概略楕円形や長方形であることが多い。把持部材はこのような便座の形状に合わせて形成されている。把持部材をほぼC字形に形成した場合に、その開口部を便座に対して上方から押しつけることによって、把持部材が便座に弾力をもって保持され、かつ着脱自在に嵌め込まれる。
〈構成8〉
構成1乃至7に記載の便座ガードにおいて、上記支持部材を伸縮自在な部材により形成したことを特徴とする便座ガード。
大きさや若干形状の異なる便座にも取り付けることができる。また、ガード本体の位置を移動しやすいから、洗浄できる位置への移動が容易である。
〈構成9〉
構成1乃至7に記載の便座ガードにおいて、上記支持部材を柔軟性のある部材により形成したことを特徴とする便座ガード。
大きさや若干形状の異なる便座にも取り付けることができる。また、ガード本体の位置を移動し、向きを変えやすいから、洗浄できる位置への移動と位置決めが容易である。
〈構成10〉
構成1乃至7に記載の便座ガードにおいて、上記ガード本体は透明体であって、洗浄ノズルの位置表示マークを付けたことを特徴とする便座ガード。
ガード本体を洗浄ノズルで洗浄するとき、ガード本体を透明体にすると、ガード本体と洗浄ノズルの位置関係を適切に調整できる。位置表示マークは、その位置のめやすである。
〈構成11〉
便器の前部に垂下するようにして使用されるガード本体と、便座に取り付けられる把持部材と、上記把持部材と上記ガード本体とを連結する伸縮自在な腕部材とを備え、上記腕部材は、全長を縮めた状態では、上記ガード本体を便器の前部に垂下するよう配置し、全長を伸長した状態では、上記ガード部材を洗浄装置近傍に配置することを特徴とする便座ガード。
〈構成12〉
便器の前部に垂下する前板と、この前板上部に配置された天井板と備えるガード本体と、上記ガード本体を支持する支持軸と把持部材とを備えた支持部材とからなり、左右一対の上記把持部材は、便座もしくはその下側の便器の縁を把持するように構成されており、上記支持軸は、上記ガード本体と上記把持部材とを接続し、伸縮性のある柔軟な部材からなることを特徴とする便座ガード。
〈構成13〉
便器の前部に垂下する前板と、この前板上部に配置された天井板と備えるガード本体と、上記ガード本体を支持する支持軸と把持部材とを備えた支持部材とからなり、左右一対の上記把持部材は、便座もしくはその下側の便器の縁を把持するように構成されており、上記支持軸は、上記ガード本体を揺動可能に支持する棒状体からなることを特徴とする便座ガード。
〈構成14〉
便器の前部に垂下する前板と、この前板上部に配置された天井板と備えるガード本体と、上記便座の上面に敷いて使用される、クッション性のあるシートであって、上記ガード本体を前端下方に固定した便座シートとを備えたことを特徴とする便座ガード。
〈構成15〉
構成1記載の便座ガードにおいて、上記支持部材と上記ガード本体とは、連続した屈曲可能な塑性変形する板からなり、上記支持部材は、便座もしくはその下側の便器の縁に乗せられて上記ガード本体を支持し、上記ガード本体は、便器の前部で垂下するように折り曲げられていることを特徴とする便座ガード。
以下、本考案の実施の形態を実施例ごとに詳細に説明する。
図1は、実施例1の便座ガードを示す斜視図である。
図1に示すように、実施例1の便座ガードは、屈曲可能な平板状のガード本体12と、このガード本体12の両脇に連設され、便座14に摺動可能に取り付けられる支持部材16とを備えている。
ガード本体12と支持部材16とは、別々に形成したものを連結して構成してもよいが、同一材料により一体に構成することもできる。一体に構成する場合には、先ず、屈曲可能なプラスチックあるいはゴムからなる1枚のシートを、ガード本体12と支持部材16の形状に打ち抜き、ガード本体12の両脇に帯状体を形成する。次に、この帯状体となった部分を中間部で折り返しその折返し端部を係止具18により着脱自在に係止することにより、リング状をなす支持部材16が形成される。
支持部材16のリングの大きさは、便座14に嵌合可能でかつ摺動できる大きさである。係止具18は、互いに係止し合うホックや面ファスナー等の着脱自在に係止する任意のものが使用される。使用時には、係止具18を用いて支持部材16を便座14に固定する。
係止具18を用いた支持部材16は、前部も繋がっているO字形の便座14に取り付ける場合に適する。使用後は、係止具18を解離して支持部材16を便座14から取り外し、丸洗いすることができる。
リング状をなす支持部材16は、折返し端部を、糸で縫上げたり加熱融着すること等により固定して構成してもよい。このようにされた支持部材16は、前部が分離しているほぼU字形の便座14に使用される。使用時に便座14の分離端から嵌入して取り付けるためである。
なお、一対の支持部材16はそれぞれ山折り線1aと山折り線1dで斜めに折り返すことにより、図の破線の方向に向く。また、ガード本体12は谷折り線1bと谷折り線1cの付近で湾曲させて、凹面を形成する。
図2は、実施例1の便座ガードの使用状況を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のAA線に沿う断面図である。
図2に示すように、2つの支持部材16をガード本体12に対して後方にほぼ90°折り曲げると共に、ガード本体12との連結部分をほぼ90°捩って便座前部に取り付ける。こうすることによって、ガード本体12のフラット面と2つの支持部材16のフラット面とは直交する。そして、ガード本体12は、便器20の前部の湾曲面にそって湾曲した状態で垂下するようになる。
ガード本体12を垂下させて便座14に取り付けることによって、便器20と便座14の隙間からの着座時の小水や、洗浄装置22の局部洗浄水等の便器20外へ飛散、流出を防止できる。また、支持部材16を便座14前部に取り付けると、便座に座るときに、支持部材16が足の下にこない。従って、便座14の機能や着座感を損なわせることがない。
図3は、実施例1の便座ガードを洗浄する場合の状況を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図3(a)は、支持部材16を便座14にそって摺動させて便座ガードを図2(a)の状態から移動した状態を示している。支持部材16を便座14の前部から側部の方に摺動させるにつれてガード本体12が湾曲状態から徐々に広げられるようになる。従ってガード本体12は、支持部材16が便座14の側部に位置していることにより、便座14のほぼ中心部において水平方向に広がった状態となる。
その結果、使用時に折れ曲がっていた部分が全て平坦に伸ばされて、これまで垂直に垂れ下がっていたガード本体12が水平方向に向く。支持部材16とガード本体12のこれまで折り曲げられていた部分は、山折り線2a、山折り線2b、山折り線2c、谷折り線2d、谷折り線2e、山折り線2fである。
このようにガード本体12を水平方向に広げた状態として、図3(b)に示すように、便器20に付設されている洗浄装置22の洗浄ノズル23によって洗浄水24を噴射させてガード本体12を洗浄することができる。
ガード本体12は使用のつど汚れるとは限らない。必要なときだけ洗浄すればよい。これを洗浄するのに、必ず着脱しなければならないのは不便である。常に自動的に洗浄される水洗便所の性質にそぐわない。そこで、必要なときだけ、少し位置をずらして、洗浄ノズル23を利用して洗浄すれば、非常に簡便に、ガード本体12を常に清潔にたもつことができる。これにより、この点を解決することにより、従来普及していなかったこの種の装置を広く普及させることができる。
図4は、実施例2の便座ガードを示す正面図である。
図4(a)に示すように、この便座ガードは、ガード本体12Aと支持部材16Aとを自在継ぎ手28により連結したものである。ガード本体12Aは屈曲可能なプラスチックあるいはゴムのシートから形成されている。自在継ぎ手28は、両端部に設けられた球状端子29を、ガード本体12A及び支持部材16Aに設けられた受け金具30に回動自在に連結した周知構造をなすものである。支持部材16Aは便座14に嵌め込み可能なほぼC字形に形成されている。
支持部材16Aを便座14に嵌め込んだとき、ガード本体12Aと支持部材16Aの連結部分が捩られる場合に、その捩りを自在継ぎ手28で吸収して同連結部分の破損を防止できる。また、自在継ぎ手28を使用しているから、ガード本体12Aの傾斜を自由に変更できる。従って、図4(b)に示すように、使用時の傾斜も最適化できる。また、洗浄時には、図3で説明したように、ガード本体12Aを水平にして、洗浄ノズル23の上にかざすことができる。なお、支持部材16Aを伸縮性のよい例えば、ゴムやスプリングで構成すれば、便座のサイズに制限されずに使用することができ、移動も容易である。
図5は、実施例3の便座ガードを示す斜視図である。
図5の(a)に示すように、この便座ガードは、支持部材16Bの先端部に、便座14を把持する把持部材26を連結したものである。便座14の横断面は概略楕円形や長方形であることが多い。把持部材26はこのような便座14の形状に合わせて形成されている。ガード本体12Bと支持部材16Bは、実施例1のガード本体12と支持部材16と同様に屈曲可能なプラスチックあるいはゴムにより形成されている。
把持部材26をほぼC字形に形成した場合に、その開口部を便座14に対して上方から押しつけることによって、把持部材26が便座14に弾力をもって保持され、かつ着脱自在に嵌め込まれる。
なお、実施例1〜3の便座ガードの支持部材16を伸縮自在な帯状体により形成することにより、大きさや多少の形状の違う便座14にも取り付けることができる。また、図5の(b)に示すように、支持部材16Bの部分が柔軟であれば、使用時にはガード本体12Bを垂直にして、洗浄時には図の(a)のように水平にさせることができる。また、洗浄時には、ガード本体12Bを洗浄ノズルの上方の最適位置へ簡単に移動させたい。その目安となるように、ガード本体12Bを透明にしておく。さらに、ノズルの位置表示マーク30を印刷しておけば、誤って洗浄水を外へ飛ばす心配もない。
例えば、図5(c)に示した例では、便座の前部中央に把持部材32を固定する。この把持部材32には、伸縮自在の腕部材33の一端が固定されている。腕部材33の他端には、ガード本体34が固定されている。腕部材33はその節の部分で自在に折れ曲がる。従って、使用時には、図の(c)に示すように、便座の前部中央にガード本体34をほぼ垂直に立てて支持する。一方、ガード本体34の洗浄時には、伸縮自在の腕部材33を伸ばして、ガード本体34を洗浄ノズルの上方まで移動させる。図のようにガード本体34に取っ手35を取り付けておけば、容易に操作ができる。この実施例でも、ガード本体34の洗浄が容易で、清潔に使用できるという効果がある。
なお、把持部材は便器の前部に取り付けられる構造であればよく、構成は任意である。また、ガード部材も、形状や素材は任意である。腕部材は、把持部材とガード本体とを連結して、伸縮自在な構造のものならばなんでも構わない。腕部材は、すくなくとも、全長を縮めた状態では、ガード本体を便器の前部に垂下するよう配置し、全長を伸長した状態では、ガード本体を洗浄装置近傍に配置するものであればよい。
図6は、実施例4の便座ガードを示す斜視図である。
図の(a)は、ガード本体の構造と支持部材の構造を変形した実施例を示す。図において、ガード本体48は、天井板41と前板42とを備える。これらは例えば、一体成形したプラスチックにより構成される。天井板41を設けたのは、上方への水跳ねを防止するためである。この構造により、後記するように、洗浄ノズル45による洗浄が容易になる。
ガード本体48は、支持軸44と把持部材43で支持されている。便座上の左右一対の把持部材43は、便座40あるいは、その下側の便器の縁を把持するように構成されている。支持軸44は、伸縮性があり、ねじれも容認するゴムやスプリング等の部材からなることが好ましい。把持部材43の位置を便座の前後にシフトさせることにより、ガード本体48を便器の前部に垂下するよう配置したり、ガード本体48を洗浄装置近傍に配置することができる。
使用時には、ガード本体48の天井板41が便座とほぼ同じ高さに位置して、小水のはねを防止する。前板42は、便座40とその下の便器との隙間を塞ぐ。また、ガード本体48を洗浄するときは、把持部材43の位置を図の矢印のように、後方へ移動させる。このとき、図の一点鎖線の円内に示したように、丁度、洗浄ノズル45の先端が天井板41の下になるようにする。洗浄ノズル45から、洗浄水を放出ししても、天井板41があるので、洗浄水が外部に飛散するのを防止できる。
ガード本体48の配置は、おおよその位置でよい。少し後ろすぎるほどでよい。例えば、ガード本体48に洗浄ノズル45が衝突しても、支持軸44を柔軟な部材により構成しておけば、両者に無理な衝撃が加わることもない。また、把持部材43が簡単に位置ずれするようにしておいてもよい。また、支持軸44をステンレス製の棒にして、ガード本体48をこの支持軸44を軸にして自由に揺動するように支持すると、洗浄ノズル45が衝突してもガード本体48は揺動してその衝撃を緩和する。図1や図5に示したものよりもコストは高くなるが、操作性のよいものになる。
図6(b)は、上記の実施例をさらに発展させた実施例である。この例では、便座40の上に敷いて使用する便座マット50に、ガード本体48を固定した。即ち、ガード本体48を支持する支持部材を、便座マット50とした。便座マット50は、クッション性のあるプラスチック等で構成する。座りごこちがよく、断熱性がいいので、暖房便座は不要である。このマット前端51に、ちょうどガード本体48の天井板41が位置するように固定する。従って、便座マット50を便座40の上に乗せると、ガード本体48が使用状態の位置にくる。また、ガード本体48を洗浄するときは、便座マット50を中折れ線52の部分で折り曲げてから、ガード本体48を後方に移動させる。図には、後方へ移動した後のマット前端51とガード本体48を図示した。これで、上記の例と全く同様に、ガード本体48を洗浄ノズル45で洗浄できる。
以上のように、図6の実施例においても、把持部材43の位置を便座の前後にシフトさせることにより、ガード本体48を便器の前部に垂下するよう配置したり、ガード本体48を洗浄装置近傍に配置することができる。即ち、本考案の便座ガードは、いずれも、使用時の位置から洗浄位置まで、ガード本体48を容易に移動させることができるので、ガード本体48を既存の洗浄ノズル45を利用して随時洗浄し、清潔に使用することが可能になる。
図7は、実施例5の便座ガードを示し、(a)と(b)はそれぞれ別々の便座ガードの実施例を示す平面図、(c)と(d)はそれぞれ別々の便座ガードの実施例を示す側面図である。
この実施例では、支持部材60とガード本体61とは、連続した屈曲可能な塑性変形する板からなる。この板の材料としては、例えば、アルミニウムやステンレス等が適する。なお、怪我等の防止のために、フラスチックフィルムをコーティングしたものが好ましい。図のように、例えば、1枚の板から打ち抜きで簡単に製造できる。
使用時には、支持部材60が便座もしくはその下側の便器の縁に乗せられて、ガード本体61を支持する。支持部材60とガード本体61の間には、切れ目63が設けられており、山折り線64の部分でガード本体61が下側に折り曲げられる。こうして、ガード本体61は、便器の前部で垂下するように折り曲げられる。また、支持部材60の隅に設けた山折り線65の部分でストッパ66を折り曲げることにより、支持部材60を便座40等の縁に、簡単に動かないように位置決めできる。
実験によれば、支持部材が比較的丈夫な板の場合には、図の(a)に示すようにもっと小型化して構わない。図において、(a)と(b)とを比較したとき、支持部材70は支持部材60に、ガード本体71はガード本体61に、山折り線74は山折り線64に、山折り線75は山折り線65に、ストッパ76はストッパ66にそれぞれ対応する。
図の(b)に示す便座ガードは、使用時に図の(c)に示す状態になり、図の右方向からの小水の飛びはねを防止する。汚れたときは、支持部材70を持って軽く持ち上げると、ストッパ76が外れる。その状態で、図6等で説明した要領で、洗浄ノズル45を使用して洗浄するとよい。なお、図の(d)に示すように、ガード本体71を前方向に向かって凸になるように湾曲させると、使用時にも目立たず、洗浄もしやすいという効果がある。
実施例1の便座ガードを示す斜視図である。 実施例1の便座ガードの使用状況を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のAA線に沿う断面図である。 実施例1の便座ガードを洗浄する場合の状況を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 (a)は実施例2の便座ガードを示す正面図、(b)は側面図である。 実施例3の便座ガードを示す斜視図で、(a)は洗浄時の全体図、(b)使用時の主要部の図である。 実施例4の便座ガードを示す斜視図である。 実施例5の便座ガードを示す平面図と側面図である。 洋式便器を示す斜視図である。 洋式便器の前部を示す断面図である。
符号の説明
12 ガード本体
14 便座
16 支持部材
18 係止具
20 便器
21 クッション部材
22 洗浄装置
23 洗浄ノズル
24 洗浄水
26 把持部材
28 自在継ぎ手
29 球状端子
30 受け金具
1a、1d 山折り線
1b、1c 谷折り線

Claims (15)

  1. 屈曲可能な平板状のガード本体と、
    前記ガード本体の両脇に連設され、便座に摺動可能に取り付けられる支持部材とを備えたことを特徴とする便座ガード。
  2. 請求項1記載の便座ガードにおいて、
    前記ガード本体は、前記支持部材が便座の前部に位置しているときに便器の前部の湾曲面にそって湾曲した状態で垂下し、前記支持部材が便座の側部に位置しているときに便座のほぼ中心部において水平方向に広がった状態となるものであることを特徴とする便座ガード。
  3. 請求項1または2に記載の便座ガードにおいて、
    前記ガード本体と前記支持部材とは、同一材料により一体に形成されたものであることを特徴とする便座ガード。
  4. 請求項1または2に記載の便座ガードにおいて、
    前記支持部材は、便座に嵌合できる大きさのリング状をなすものであることを特徴とする便座ガード。
  5. 請求項1または2に記載の便座ガードにおいて、
    前記支持部材は、前記ガード本体の両脇に連結された帯状体を中間部で折り返し、その折返し端部を着脱自在に係止したものであることを特徴とする便座ガード。
  6. 請求項1または2に記載の便座ガードにおいて、
    前記ガード本体と前記支持部材とを自在継ぎ手により連結したことを特徴とする便座ガード。
  7. 請求項1または2に記載の便座ガードにおいて、
    前記支持部材の先端部に、便座を把持する把持部材を連結したことを特徴とする便座ガード。
  8. 請求項1乃至7に記載の便座ガードにおいて、
    前記支持部材を伸縮自在な部材により形成したことを特徴とする便座ガード。
  9. 請求項1乃至7に記載の便座ガードにおいて、
    前記支持部材を柔軟性のある部材により形成したことを特徴とする便座ガード。
  10. 請求項1乃至7に記載の便座ガードにおいて、
    前記ガード本体は透明体であって、洗浄ノズルの位置表示マークを付けたことを特徴とする便座ガード。
  11. 便器の前部に垂下するようにして使用されるガード本体と、
    便座に取り付けられる把持部材と、
    前記把持部材と前記ガード本体とを連結する伸縮自在な腕部材とを備え、
    前記腕部材は、全長を縮めた状態では、前記ガード本体を便器の前部に垂下するよう配置し、全長を伸長した状態では、前記ガード部材を洗浄装置近傍に配置することを特徴とする便座ガード。
  12. 便器の前部に垂下する前板と、この前板上部に配置された天井板と備えるガード本体と、
    前記ガード本体を支持する支持軸と把持部材とを備えた支持部材とからなり、
    左右一対の前記把持部材は、便座もしくはその下側の便器の縁を把持するように構成されており、
    前記支持軸は、前記ガード本体と前記把持部材とを接続し、伸縮性のある柔軟な部材からなることを特徴とする便座ガード。
  13. 便器の前部に垂下する前板と、この前板上部に配置された天井板と備えるガード本体と、
    前記ガード本体を支持する支持軸と把持部材とを備えた支持部材とからなり、
    左右一対の前記把持部材は、便座もしくはその下側の便器の縁を把持するように構成されており、
    前記支持軸は、前記ガード本体を揺動可能に支持する棒状体からなることを特徴とする便座ガード。
  14. 便器の前部に垂下する前板と、この前板上部に配置された天井板と備えるガード本体と、
    前記便座の上面に敷いて使用される、クッション性のあるシートであって、前記ガード本体を前端下方に固定した便座シートとを備えたことを特徴とする便座ガード。
  15. 請求項1記載の便座ガードにおいて、
    前記支持部材と前記ガード本体とは、連続した屈曲可能な塑性変形する板からなり、
    前記支持部材は、便座もしくはその下側の便器の縁に乗せられて前記ガード本体を支持し、
    前記ガード本体は、便器の前部で垂下するように折り曲げられていることを特徴とする便座ガード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018193750A (ja) * 2017-05-16 2018-12-06 小林製薬株式会社 清掃用具

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