JP3107422U - 日除け用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 シートの大きさ及び形状を使用目的や設置スペース、或いは対象物に応じて自由に変えることを可能とし、シートの利便性を高めた日除け用シートとする。
【解決手段】 方形状のシート本体2の一方の面の周囲の側縁に補強用縁部材3を固着する。側縁の端部付近で補強用縁部材3に鳩目4を設ける。シート本体2の対向する一方の側に一対の連結部材5の一方が複数取り付けられ、これに対応して対向する他方の側に連結部材5の一方と着脱可能な連結部材5の他方が取り付けられたシートユニット1を形成する。一対の連結部材を互いに反対方向に向け配設する。シートユニット1同士を互いに連結部材5同士の連結により縦方向及び横方向に連結する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、屋外で日除け用テント等のシートとして使用し、強い太陽光線から人体を保護したり、或いは夏期に自動車等の上方に張設して、自動車の日除けとして車内の温度の上昇を抑えたりするために使用する日除け用シートに関するものである。
庭や浜辺、河原、山等、炎天下でハーベーキュー等の野外料理をしたり、或いは休息をしていると日焼けをし、膚を傷めてしまうこととなる。そこで、パラソルや日焼け用テント等を拡開し、強い太陽光線から人体を保護している。
又、夏期に炎天下で自動車を駐停車させておくと、車内の温度は上昇し、車内に入ると熱気で座っておれず、ドアを開けて熱気を一旦出してから再び車内に入らなければならないが、熱気は出ても前部窓からの太陽光線でハンドル等は手で触れない程の熱さとなっている。そこで自動車を日除け等で覆って熱さに対処している。
しかし、従来の日除け用テントや自動車の日除け等に使用する日除け用シートは、予め決められたサイズに形成され、日除け用テントや自動車の日除け等はサイズを自由に変えることができないので、使用目的や設置スペース或いは対象物の大きさや形状等に応じて異なる数種類のサイズや形状の日除け用テントや自動車の日除け等を用意しなければならなかった。
そこで、従来シートを接続可能としたものとして、特開平6ー122176の耐熱、耐炎、遮熱シートが提案されている。
このシートは、シートの一方の対向する側縁に一対の面接着ファスナーを設けて、面接着ファスナーで一方向にのみ接続するようにしたものである。そして、日除けを目的としたものではなく、防災、労働上の安全を目的とした通気性を有しない産業用耐熱、耐炎、遮熱シートに関するものである。
上記点より、本考案はシートの大きさ及び形状を使用目的や設置スペース、或いは対象物に応じて自由に変えることを可能とし、シートの便利性を高めた日除け用シートを提供しようとするものである。
上記課題を解決するため請求項1記載の本考案日除け用シートは、方形状のシート本体の一方の面の周囲の側縁に補強用縁部材が固着されると共に、側縁の端部付近で補強用縁部材に鳩目が設けられ、前記シート本体の対向する一方の側に一対の連結部材の一方が複数設けられ、これに対応して対向する他方の側に、前記連結部材の一方と着脱可能な連結部材の他方が設けられ、一対の両連結部材は互いに反対方向に向けて配設されているシートユニットが形成され、このシートユニット同士が互いにシートユニットの連結部材同士の連結によりシートユニットの縦方向及び横方向に連結されることを特徴とするものである。
このような構成とすることにより、シートユニットの一対の連結部材は互いに反対方向に向け配設されているので、連結しようとする隣接のシートユニットの連結部材と向かい合い連結可能となり、したがって、シートユニット同士がシートユニットの縦方向及び横方向に連結され、シートの大きさ及び形状を自由に形成することが可能となる。
シート本体は一方の面の周囲の側縁に補強用縁部材が固着されているので、縦方向及び横方向への引張力に対し補強される。
又、シート本体の側縁の端部付近で補強用縁部材に鳩目が設けられているので、連結したシートの必要な箇所の鳩目にロープを取り付け、このロープを構造物等に結着し、シート全体を引張し拡開する。
鳩目には、日除け用テントとして使用する時は、コーナー付近や要所に支柱の先端に設けた軸を挿通して日除け用シートを支持し、コーナー付近や周囲の要所の鳩目にロープの一端を取り付け、ロープの他端を杭等に結着する。
次に、請求項2記載の本考案日除け用シートは、請求項1記載の日除け用シートにおいて、シート本体は遮熱シートであることを特徴とするものである。
このような構成とすることにより、夏期において強い太陽光線を遮断でき、日除け用テントとして使用すれば、人体を太陽光線から保護できる。
又、夏期に自動車の日除けとし使用すれば、車内の温度の上昇を確実に抑えることができる。
次に、請求項3記載の本考案日除け用シートは、請求項1又は2記載の日除け用シートにおいて、シート本体は通気性を有することを特徴とするものである。
このような構成とすることにより、風が通るので日除け用テントのシートとして使用すれば、涼しい日除け用テントとなると共に、住宅の窓等に簾として垂れ下げて使用することもできる。
本考案の日除け用シートによれば、シートユニット同士が互いにシートユニットの連結部材同士の連結により、シートユニットの縦方向及び横方向に連結されるので、シートの大きさ及び形状を自由に形成することが可能となり、したがって、日除け用テントのシートとして使用する時は、庭や浜辺、河原、山等、その設置スペースや収容人数等に応じて好適なサイズや形状に形成して使用でき、従来のように異なる数種類のサイズや形状のシートを用意する必要がなく、利便性も高いと共に経済的効果も大きい。
又、日除け用シートを自動車、その他物品の覆いとして使用する時も、対象物品に対応してシートの大きさ及び形状を自由に形成できるので、車種が変わっても使用でき、便利性が高いものとなる。
シート本体は、一方の面の周囲の側縁に補強用縁部材が固着され、縦方向及び横方向への引張力に対し補強されているので、日除け用シートの鳩目にロープを設けて四方へ引っ張って拡開しても破損の恐れがない。
又、シート本体を遮熱シートとすることにより、夏期において強い太陽光線を遮断でき、より日除け機能が高まり、日除け用テントのシートとして使用すれば、強い太陽光線から人体を保護できると共に、自動車の日除けとして使用すれば、自動車内の温度の上昇を確実に抑えることができる効果を有する。
シート本体が通気性を有すると風が通るので、日除け用テントのシートとして使用すれば、涼しい日除け用テントとなり快適なものとなる。又、住宅の窓に簾として垂れ下げて使用することもできる。
日除け用シートは、不使用時は連結部材の連結を外して解除すれば、数個のシートユニットとして分離されるので、片付けが容易で保管に便利なものとなる。
以下、本考案の一実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本考案日除け用シートのシートユニットの裏面図、図2は図1の一部省略した拡大断面図、図3は同上の連結状態を示す裏面図である。
本考案日除け用シートは、方形状のシートユニット1同士が隣接するシートユニット1の連結部材5同士の連結により、シートユニット1の縦方向及び横方向に連結して使用するものである。
シートユニット1は、シート本体2の一方の面の周囲の側縁に固着した補強用縁部材3と、各側縁の補強用縁部材3の端部付近に設けた鳩目4と連結部材5から成り、シート本体2は方形状で、太陽光線反射加工を施された繊維素材で簾状に形成し、軽くて通気性及び遮熱性を有している。
又、シート本体2は生地の表面にアルミ箔を蒸着コーティングして成る遮熱用シートを使用することもできる。
補強用縁部材3は布製又は繊維製ベルトを使用し、シート本体2の周縁に縫着又は接着剤等で固着されている。
そして、シート本体2の各側縁の端部付近で補強用縁部材3に鳩目4が設けられている。補強用縁部材3が固着されている側が使用時にシートの裏側としている。
連結部材5は雌側部材5aと雄側部材5bが対をなし、互いに隣接するシートユニット1の雌側部材5aと雄側部材5bを着脱可能に連結する。
この連結部材5は合成樹脂製の一般に公知のバックルで、シート本体2の対向する一方の側の両端部に雌側部材5aが連結片6を介して補強用縁部材3に設けられ、これに対応して、対向する他方の側の両端部付近に雄側部材5bが連結片6を介して補強用縁部材3に設けられている。
この連結部材5は、雌側部材5aと雄側部材5bは互いに反対方向に向け配設され、連結する隣接のシートユニット1の連結部材5と向かい合い連結するようになっている。
図面では、雌側部材5aがシート本体2の側部より突出し、雄側部材5bはシート本体2の側部から突出させずに内側に位置させてあるのは、図3のように、シートユニット1同士を隣接する互いの連結部材を使用して連結した時に、大きな隙間が開かないようにするためである。
尚、鳩目4は雌側部材5a及び雄側部材5bで隠れないように、これらより中央部寄りに設けてある。
雌側部材5aは両側に凹欠窓部7を有する扁平状鞘8に形成してある。雄側部材5bはそれぞれ前方へ突出する前端中央部に挿入案内片9と、その両側に横方向への弾性を有する挿入係合片10とを設けてある。
このような構成の連結部材5は、雌側部材5aの鞘8の開口から内部へ雄側部材5bの挿入案内片9及び両挿入係合片10を、これらの弾性に抗して挿入すると、両挿入係合片10が自動的に凹欠窓部7の内縁に係合する一方、両挿入係合片10を内側へこれらの弾性に抗して挾圧すると、挿入案内片9及び両挿入係合片10がこれらの弾性によって鞘8の開口外へ自動的に飛び出すようになっている。
このような構成を有するシートユニット1は、互いに隣接するシートユニット1の連結部材5の雌側部材5aと雄側部材5bとの連結により、シートユニット1同士がシートユニット1の縦方向及び横方向に連結され、所望の大きさ及び形状とすることが可能になっている。
図4は、シートユニット1を連結した日除け用シートを日除け用テントとして屋根部に使用した場合の斜視図を示し、日除け用シートの四隅及び側部の略中央部の鳩目4に支柱11の頂部に突設した軸部11aを挿入すると共に、ロープ12の一端部を結着し、ロープ12の他端部は地面に打ち込んだ杭13に結着している。
尚、日除け用テントの日射側の側部にシートユニット1の一辺を屋根部の側部と連結して垂れ下げることもできる。又、屋根部を山形に傾斜することもできる等、種々の形態のテントが考えられる。
図5は、シートユニット1を連結した日除け用シートを自動車の日除けとして自動車14の屋根の上方に使用した場合の正面図を示し、日除け用シートの一方の側は建物15等の構造物に鳩目に設けたロープ12に結着し、他方の側は日除けテントと同様に支柱11で支持し、ロープ12で引張する。勿論、両側に支柱11を立設して支持することもできる。
以上、本考案を実施形態に基づき具体的に説明したが、本考案は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、例えば、図6に示すようにシート本体2が長い長方形状の場合は、中間部に補強用縁部材3と同一素材の補強用ベルト16を縫着又は接着剤等で固着し、両端部にそれぞれの端部側と同様の一対の連結部材5を取り付けると共に、補強用ベルト16の端部付近に鳩目4を取り付けたシートユニット1としてもよい。
又、連結部材5はバックルに代え、面ファスナーによる連結とすることもできる等、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の改良、変形が可能である。
本考案日除け用シートのシートユニットの一実施の形態を示す裏面図である。 図1の一部省略した拡大断面図である。 本考案日除け用シートのシートユニットの連結状態を示す裏面図である。 本考案日除け用シートの使用状態を示す斜視図である。 本発明日除け用シートの使用状態を示す斜視図である。 本考案日除け用シートのシートユニットの他の実施の形態を示す裏面図である。
符号の説明
1 シートユニット
2 シート本体
3 補強用縁部材
4 鳩目
5 連結部材
5a 雌側部材
5b 雄側部材
6 連結片
11 支柱
11a 軸部
12 ロープ

Claims (3)

  1. 方形状のシート本体の一方の面の周囲の側縁に補強用縁部材が固着されると共に、側縁の端部付近で補強用縁部材に鳩目が設けられ、前記シート本体の対向する一方の側に一対の連結部材の一方が複数設けられ、これに対応して対向する他方の側に、前記連結部材の一方と着脱可能な連結部材の他方が設けられ、一対の両連結部材は互いに反対方向に向けて配設されているシートユニットが形成され、このシートユニット同士が互いにシートユニットの連結部材同士の連結によりシートユニットの縦方向及び横方向に連結されることを特徴とする日除け用シート。
  2. シート本体は遮熱シートであることを特徴とする請求項1記載の日除け用シート。
  3. シート本体は通気性を有することを特徴とする請求項1又は2記載の日除け用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210006861A (ko) * 2019-07-09 2021-01-19 여상호 가림막

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