JP3107371U - 衣服用ベルトバックル - Google Patents
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Abstract
【課題】
ベルト調節穴の変形や傷みを防止するとともに、ベルト着脱操作を容易とするベルトバックル及び該ベルトバックルを備えたベルトを提供する。
【解決手段】
ベルトの一端を取付ける軸部を備えた枠体と、前記軸部に対して回動可能に取付けられる留金を備えた衣服用ベルトバックルにおいて、前記留金は、前記軸部に対して回動可能に取付けられる杆部と、該杆部の先端に、杆部延長ラインに対して鋭角で起立して設けられる起立掛止部とからなり、前記杆部は、軸部に対して前後方向に移動可能となる移動手段を備え、該移動手段は、長穴状の軸穴と、該長穴状の軸穴内に設けられ、且つバネ付勢される軸押圧手段とを有し、前記留金の起立掛止部は、掛止状態において枠体の表面側に位置し、解除状態において枠体の裏面側に位置する衣服用ベルトバックルを解決手段とする。
【選択図】 図3
ベルト調節穴の変形や傷みを防止するとともに、ベルト着脱操作を容易とするベルトバックル及び該ベルトバックルを備えたベルトを提供する。
【解決手段】
ベルトの一端を取付ける軸部を備えた枠体と、前記軸部に対して回動可能に取付けられる留金を備えた衣服用ベルトバックルにおいて、前記留金は、前記軸部に対して回動可能に取付けられる杆部と、該杆部の先端に、杆部延長ラインに対して鋭角で起立して設けられる起立掛止部とからなり、前記杆部は、軸部に対して前後方向に移動可能となる移動手段を備え、該移動手段は、長穴状の軸穴と、該長穴状の軸穴内に設けられ、且つバネ付勢される軸押圧手段とを有し、前記留金の起立掛止部は、掛止状態において枠体の表面側に位置し、解除状態において枠体の裏面側に位置する衣服用ベルトバックルを解決手段とする。
【選択図】 図3
Description
本考案は、衣服の着用時に使用するベルトのバックル(以下、衣服用ベルトバックルという。)に関するものである。
従来、ベルトの一端を取付ける軸部を備えた枠体と、前記軸部に対して回動可能に取付けられる留金を備えた衣服用ベルトバックルは、装着、取外しの際に、留金を調節用穴に対して係脱するためにベルトの先端を強く屈曲し、更に留金をベルト掛止穴から取外すために強く引張らなければならないものであった。
ベルトの表面は非常に傷がつきやすい上に、予め所定間隔で掛止穴が形成されていて更に耐久性が低下していることから、長期に亘って使用すると、前記したような屈曲や引張り操作によって、ベルトは非常に僅かな期間のうちに消耗し、傷や亀裂、割れ等といった不都合を生じることが多かった。
また上記のように、ベルトの先端を強く屈曲し、更に留金をベルト掛止穴から取外すために強く引張る操作は、ベルトを外す際においても非常に手間であった。
このような不都合を解消しようとするものとして、一部が、帯状のベルト本体を枢支するための枢軸として形成された略環状部材の該枢軸に、前記ベルト本体に設けられた止孔に挿通される止杆(留金)を回動可能に枢支してなる衣服用ベルトバックルであって、上記止杆は、前記枢軸に枢支されている基部と、該基部の先端に設けられた基部枢軸に止杆の回動軌跡面上で回動可能に枢支されている先端部とからなり、前記基部枢軸付近に、止杆の回動方向と同方向の力が与えられた時にのみ、前記先端部が前記基部に対して回動するように構成されていることを特徴とするベルトバックル(例えば、特許文献1参照。)や、
バックルプレートの裏面において、ベルト固定具を結合されたベルト連結軸が前記バックル裏面と所要の間隔を存してバックルプレートの上下両端に形成された側片の端部に枢着されており、該ベルト連結軸とバックルプレートとの間には、前記バックルプレートの側片間に自由に入りうる幅の板状のピンプレートが、前記ベルト連結軸から所定の間隔を隔て、かつ前記バックルプレートとの間にベルトを挿通し得る間隙を有して、該ピンプレート後端部の支軸を前記バックルプレートの側片の端部間に回転自在に枢着されており、該ピンプレートの前記バックルプレート裏面と対面する側の先端面には、ベルト穴に嵌挿される留めピンが突設されていることを特徴とする衣服用ベルトのバックル(例えば、特許文献2参照。)が公知である。
バックルプレートの裏面において、ベルト固定具を結合されたベルト連結軸が前記バックル裏面と所要の間隔を存してバックルプレートの上下両端に形成された側片の端部に枢着されており、該ベルト連結軸とバックルプレートとの間には、前記バックルプレートの側片間に自由に入りうる幅の板状のピンプレートが、前記ベルト連結軸から所定の間隔を隔て、かつ前記バックルプレートとの間にベルトを挿通し得る間隙を有して、該ピンプレート後端部の支軸を前記バックルプレートの側片の端部間に回転自在に枢着されており、該ピンプレートの前記バックルプレート裏面と対面する側の先端面には、ベルト穴に嵌挿される留めピンが突設されていることを特徴とする衣服用ベルトのバックル(例えば、特許文献2参照。)が公知である。
上記特許文献1に係る衣服用ベルトバックルは、止杆内にバネを内蔵し、バネの押圧力によってカム機構を利用した先端部の方向を切り換えるものであり、止杆に対して外部から不慮に力が加わると、止杆が中央から屈曲し、先端部が表面側に容易に突出することとなり、他物に引っ掛ったり、怪我の発生を誘引し、非常に危険であるという欠点があった。
また、ベルトの装着状態においては、止杆を屈曲させることによって、ベルトの先端を強く屈曲することはないものの、湾曲状態で止杆をとする必要があることから、結局着用者がベルトを屈曲することとなりやすく、従来のベルト表面の傷付きや、亀裂、割れ等の発生といった不都合を根本的に解決するには至らないものであった。
一方、上記特許文献2に係る衣服用ベルトバックルは、ベルトを屈曲若しくは湾曲させる必要がない点で優れたものであるが、安全性、及び操作性が著しく犠牲となるものであった。
即ち、安全性に関しては、留めピンを先端面に突設したピンプレートは側端に係合用の突起を備えており、突起が他物に引っ掛ったり、腹部に接触する虞があり、また、操作性に関しては、バックルプレートとベルトとの隙間に指を沿わせて、前記係合用の突起の係合力に抗してバックルプレートを引上げなければならず、非常に手間であった。また、このような引上げ方法自体が着用者の爪を傷めることもあり、更に安全性において問題を生じる。
即ち、安全性に関しては、留めピンを先端面に突設したピンプレートは側端に係合用の突起を備えており、突起が他物に引っ掛ったり、腹部に接触する虞があり、また、操作性に関しては、バックルプレートとベルトとの隙間に指を沿わせて、前記係合用の突起の係合力に抗してバックルプレートを引上げなければならず、非常に手間であった。また、このような引上げ方法自体が着用者の爪を傷めることもあり、更に安全性において問題を生じる。
そして、これら特許文献1及び特許文献2に係る衣服用ベルトバックルは、基本構成において大きく異なるものであり、仮に特許文献2のバックルプレートを枠体としても、また、特許文献1の止杆を特許文献2のようなピンプレートに設けるとしても、考案が成立せず、双方の考案を適用して操作性、ベルトの消耗の防止、安全性を兼ね備えた衣服用ベルトバックルを形成することは不可能であった。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたものであり、ベルトの損傷、消耗を極力防止でき、安全で、着脱操作性に優れた、極めて有用な衣服用ベルトバックルを提供することを課題とするものである。
ベルトの一端を取付ける軸部を備えた枠体と、前記軸部に対して回動可能に取付けられる留金を備えた衣服用ベルトバックルにおいて、前記留金は、前記軸部に対して回動可能に取付けられる杆部と、該杆部の先端に、杆部延長ラインに対して鋭角で起立して設けられる起立掛止部とからなり、前記杆部は、軸部に対して前後方向に移動可能となる移動手段を備え、該移動手段は、長穴状の軸穴と、該長穴状の軸穴内に設けられ、且つバネ付勢される軸押圧手段とを有し、前記枠体の軸部は、少なくとも軸部取付位置において、長手方向に亘って、斜め下方に傾斜した傾斜面を備え、前記留金の起立掛止部は、掛止状態において枠体の表面側に位置し、解除状態において枠体の裏面側に位置することを特徴とする衣服用ベルトバックルを、課題を解決するための手段とする。
請求項1に係る考案によれば、前記留金は、前記軸部に対して回動可能に取付けられる杆部と、該杆部の先端に、杆部延長ラインに対して鋭角で起立して設けられる起立掛止部とからなり、前記杆部は、軸部に対して前後方向に移動可能となる移動手段を備え、該移動手段は、長穴状の軸穴と、該長穴状の軸穴内に設けられ、且つバネ付勢される軸押圧手段とを有し、前記枠体の軸部は、少なくとも杆部取付位置において、長手方向に亘って、斜め下方に傾斜した傾斜面を備えたものとしたことから、枠体位置のベルトを表面側から内側へ向かって押すだけの極めて簡単な操作で、バネの押圧力に抗して留金が後方へ僅かに移動して、起立掛止部が前記杆部から外れて枠部の裏面側へ移動することとなり、傾斜した起立掛止部がベルトの係止穴の離脱を阻害しないことと、締付けられていたベルトの復元力とによって、自然に留金とベルトの係止穴とが離脱し、全くベルトの端部を湾曲させることなく、ベルトの係合を解くことができるのである。
また、留金の杆部における移動手段は、長穴状の軸穴と、該軸穴内に設けられ、且つバネ付勢される軸押圧手段とを備えたことによって、ベルト装着時において不慮に留金が外れることを防止するとともに、ベルトの係合を解除する際には、軸部に対して留金がスライドすることで、軸部及び留金が不用意に傾くこともなく、正確に解除動作を行なうものとすることができる。
そして、ベルトの掛止は、枠体裏面において起立掛止部を掛止穴に嵌め込んで、起立掛止部を枠体表面側へ押し上げる操作で行うことから、ベルトを湾曲させることなく、また、この際にも、起立掛止部自体が表面側へ大きく突出することがないことから、極めて安全にベルトを装着することができる。
更に、当該構成によって、ベルトの先端を引くことによって、枠体と留金が一体となって軸部を中心として裏向きに反転し、反転した状態で留金とベルトの係止穴とが離脱することによって、第二の方法によるベルトの係合解除が可能であり、ベルトの傷付き等を生じさせずに、好みや状況に応じた係合の解除を、安全に行うことができる。
また、請求項2に係る考案によれば、軸部に斜め下方に傾斜した傾斜面を形成することによって、着脱時にバックルの開放状態を容易に維持することができることから、非常に操作性を向上させることができる。
請求項3に係る考案によれば、枠体の先端部には、起立掛止部をガイドする曲面状案内部を形成することによって、ベルトの着脱操作時に、起立掛止部の当該曲面状案内部に対する滑りを良好とすることとなるから、留金の後方及び裏面側への移動を容易且つ円滑として、着脱操作を容易とすることができる。
また、請求項4に係る考案によれば、ローラーの回動によって、上記留金の後方及び裏面側への移動をより一層容易とすることができる。
本考案は、枠体の軸部に対して回動可能に取付けられる杆部の先端に、杆部延長ラインに対して鋭角で起立して設けられる起立掛止部を設け、更に、杆部は、前後方向に移動可能となる移動手段を備えたことによって、ベルトの端部を湾曲させずベルトの損傷、消耗を極力防止し、安全で、着脱操作性に非常に優れた有用な衣服用ベルトバックルを提供する目的を達成した。
図1は本考案の実施例に係る衣服用ベルトバックル5の掛止状態を示す斜視図、図2は同実施例に係る衣服用ベルトバックル5の脱着状態を示す斜視図、図3は本考案の実施例に係る衣服用ベルトバックル5の掛止状態から脱着状態への移行を示す一部断面とした説明図、図4は同実施例に係る衣服用ベルトバックル5における枠体1を示す平面図及びA−A断面図、図5は同実施例に係る衣服用ベルトバックル5における杆部20を示す平面図及び正面図、図6は同実施例に係る後記杆部本体26を示す側面図及びB−B断面図、図7は後記カバー25を示す側面図、平面図及びC−C断面図、図8は本考案の実施例に係る衣服用ベルトバックル5を備えたベルト3(一部省略)を示す平面説明図、図9は本考案の他の実施例に係る衣服用ベルトバックルにおける枠体を示す平面図及びD−D断面図である。
本考案の実施例に係る衣服用ベルトバックル5は、図1乃至図3、及び図8に示すように、ベルト3の一端を取付ける軸部10を備えた金属製の枠体1と、前記軸部10に対して回動可能に取付けられる留金2を備え、枠体1の軸部10に取付けられたベルト3には、該ベルト3の他端であるベルト先端30を通すためのベルト通し環部31及び該ベルト通し環部31を固定するとともにベルトを連結するためのベルト連結体32を設けてなる一般的な基本構成を有する。ここで、枠体1は、図4に示すように、略平行する二本の側杆18と該側杆18の対向する先端側に前杆17、後端側に軸部10を夫々架橋してなる構成である。
そして、前記枠体1の軸部10は、前記図4に示すように、軸中央部14と両端部15との間に段差16を形成し、前記軸中央部14には、長手方向に亘って、斜め下方に傾斜した傾斜面11を形成している。また、枠体1の先端部12には、前記前杆17とは別に、前記二本の側杆18間に架橋して前杆に平行する曲面状案内部13を設けた構成である。
次に、前記留金2は、図5に示すように、前記軸部10に対して回動可能に取付けられる杆部20と、該杆部20の先端に、杆部延長ラインLに対して鋭角α(本実施例では70度程度)で起立して設けられる起立掛止部21とからなり、前記杆部20は、前後方向に移動可能となる移動手段を備えている。
該前後方向の移動手段は、図6に示すように、長穴状の軸穴22を形成する杆部本体26と、図7に示すカバー25によって、軸穴22内にバネ付勢される軸押圧手段を形成してなる。
該前後方向の移動手段は、図6に示すように、長穴状の軸穴22を形成する杆部本体26と、図7に示すカバー25によって、軸穴22内にバネ付勢される軸押圧手段を形成してなる。
ここで、前記軸押圧手段は、圧縮バネであるバネ部材23と該バネ部材23の先端に取付けられる軸押圧体24とからなる。軸押圧体24は、軸部10の杆部取付位置に形成される傾斜面11に対して垂直に押圧可能な押圧面27を備えている。
尚、カバー25の側壁251を杆部本体26の中央側部261に沿わせてカバー25のピン穴250と杆部本体26のピン穴260を一致させ、固定ピン28で前記ピン穴250、260を連通することにより、カバー25を杆部本体26に対して固着する。
尚、カバー25の側壁251を杆部本体26の中央側部261に沿わせてカバー25のピン穴250と杆部本体26のピン穴260を一致させ、固定ピン28で前記ピン穴250、260を連通することにより、カバー25を杆部本体26に対して固着する。
ベルト3の装着状態において、ベルト3は湾曲せずに略直線状として配置されており、前記軸押圧体24は、傾斜面11と外周面との境界ラインと接する状態でバネ付勢され、ベルト3の掛止穴33に起立掛止部12が嵌り込んだ状態が維持され、起立掛止部12の先端が、曲面状案内部13の上側に当接している。
ベルト3の係合を解く場合には、枠体1内に位置するベルト3を表面側から指4等で押圧することにより、図3に示すように、留金2の起立掛止部21は曲面状案内部13にガイドされて滑るとともに、該留金2の杆部20においては、バネ部材23が圧縮され、軸押圧体24が軸部10を押圧し、押圧面27と傾斜面11とが接する状態となり、軸部10に対して留金2が後方へ移動する。移動量は本実施例においては2ミリメートル乃至3ミリメートル程度である。
軸部10に対する留金2の後方への移動により、留金2の起立掛止部21は曲面状案内部13を超えて、裏面側へ移動する。起立掛止部21は、該杆部20の先端に、杆部延長ラインLに対して鋭角で起立して設けられていることから、締付けられていたベルト3の復元力によって移動するベルト3の軌跡が掛止穴33から起立掛止部21を抜く方向と略一致することによって、留金2の起立掛止部21は、ベルト3の掛止穴33から容易に離脱する。
本考案に係る衣服用ベルトバックル5は、ベルト3を掛止する際においても、操作性は良く、上記脱着操作と逆手順、即ち、枠体1の裏面側に位置する留金2と、枠体1との間にベルト先端30を通して、(必要に応じて、更にベルト通し環部31にベルト先端を通し、)ベルト3の下方から該ベルト3の掛止穴33に対して起立掛止部21を挿入し、そのまま表面側へ起立掛止部21を押し上げる。
起立掛止部21の押し上げの際には、脱着時と同様に、留金2の起立掛止部21は曲面状案内部13にガイドされて滑るとともに、該留金2の杆部20においては、バネ部材23が圧縮され、軸押圧体24が軸部10を押圧し、押圧面27と傾斜面11とが接する状態となり、軸部10に対して留金2が後方へ移動する。そして、軸部10に対する留金2の後方への移動により、留金2の起立掛止部21は曲面状案内部13を超えて、表面側へ移動するのである。
一方、本考案の実施例においては、ベルトの先端を締付方向へ引くことによって、枠体と留金が一体となって軸部を中心として裏向きに反転し、反転した状態で留金とベルトの係止穴とが離脱することによって、第二の方法によるベルトの係合解除が可能である。この脱着方法を用いることによっても、ベルトの傷付き等を生じさせずに、好みや状況に応じた係合の解除を、安全に行うことができる。
この場合には、一旦ベルトの先端を締付方向へ引き、留金とベルトの係止穴とが離脱した状態からベルトを緩める方向に押し戻すことで、ベルトを脱着することができる。本方法による脱着の場合、起立掛止部21は枠体の表面側に位置することとなるから、再度着用する際に、起立掛止部21を枠体の裏側へ押し込んで使用する。
本考案における実施例では、軸部10は傾斜面11を有するものとしているが、本考案はこれに限らず、軸部10は単なる円柱状とすることもできる。しかしながら、上記実施例のように軸部10に斜め下方に傾斜した傾斜面11を形成することによって、脱着時に衣服用ベルトバックル5の開放状態を容易に維持することができることから、非常に操作性を向上させることができるのである。
また、本実施例においては、枠体1の先端部12に、起立掛止部21をガイドする曲面状案内部13を形成しているが、該曲面状案内部13は、回動可能若しくは回動しない軸体を用いたり、該軸体のその外周面に当接する円筒状のローラー筒を設けた構成とすることもできる。
また、曲面状案内部13は、上記実施例に限らず、枠体1の先端部12に別途設けられるもののみならず、例えば、図9に示すように、枠体1自体の先端部側が曲面状案内部13を兼ねたもの(例えば、前杆17の内側を蒲鉾型等とした形状等)も含む趣旨であり、また、本考案における曲面状案内部が軸体又はその外周面にローラー筒を備える構成とは、図9に示す枠体1自体の先端部側が曲面状案内部13を兼ねたものを軸体として、その外周面に当接する円筒状のローラー筒を設けることも含む趣旨である。
更に、曲面状案内部13は必ずしも側杆18間に架橋する必要はなく、例えば、前杆の一部のみに形成することもできる。
一方、上記実施例においては、ベルト通し環部31及びベルト連結体32はベルト3側に設ける構成としたが、本考案においては、上記実施例に限らず、バックル自体にベルト通し環部31及びベルト連結体32を設けてることもでき、一例として、バックルの枠体1とベルト連結体32とを連結一体とすることもできる。
また、枠体1の材質は、特に限定するものではなく、実施例に開示した金属のみならず、合成樹脂等を利用することができる。
1 枠体
10 軸部
11 傾斜面
12 先端部
13 曲面状案内部
14 軸中央部
15 端部
16 段差
17 前杆
18 側杆
2 留金
20 杆部
21 起立掛止部
22 軸穴
23 バネ部材
24 軸押圧体
25 カバー
250 ピン穴
251 側壁
26 杆部本体
260 ピン穴
261 中央側部
27 押圧面
28 固定ピン
3 ベルト
30 ベルト先端
31 ベルト通し環部
32 ベルト連結体
33 掛止穴
4 指
5 衣服用ベルトバックル
L 杆部延長ライン
α 鋭角
10 軸部
11 傾斜面
12 先端部
13 曲面状案内部
14 軸中央部
15 端部
16 段差
17 前杆
18 側杆
2 留金
20 杆部
21 起立掛止部
22 軸穴
23 バネ部材
24 軸押圧体
25 カバー
250 ピン穴
251 側壁
26 杆部本体
260 ピン穴
261 中央側部
27 押圧面
28 固定ピン
3 ベルト
30 ベルト先端
31 ベルト通し環部
32 ベルト連結体
33 掛止穴
4 指
5 衣服用ベルトバックル
L 杆部延長ライン
α 鋭角
Claims (4)
- ベルトの一端を取付ける軸部を備えた枠体と、前記軸部に対して回動可能に取付けられる留金を備えた衣服用ベルトバックルにおいて、
前記留金は、前記軸部に対して回動可能に取付けられる杆部と、該杆部の先端に、杆部延長ラインに対して鋭角で起立して設けられる起立掛止部とからなり、前記杆部は、軸部に対して前後方向に移動可能となる移動手段を備え、
該移動手段は、長穴状の軸穴と、該長穴状の軸穴内に設けられ、且つバネ付勢される軸押圧手段とを有し、
前記留金の起立掛止部は、掛止状態において枠体の表面側に位置し、解除状態において枠体の裏面側に位置することを特徴とする衣服用ベルトバックル。 - 前記枠体の軸部は、少なくとも軸部取付位置において、長手方向に亘って、斜め下方に傾斜した傾斜面を備えたことを特徴とする請求項1記載の衣服用ベルトバックル。
- 枠体の先端部には、起立掛止部をガイドする曲面状案内部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の衣服用ベルトバックル。
- 曲面状案内部は、軸体又はその外周面にローラー筒を備えたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の衣服用ベルトバックル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005064U JP3107371U (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | 衣服用ベルトバックル |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004005064U JP3107371U (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | 衣服用ベルトバックル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3107371U true JP3107371U (ja) | 2005-02-03 |
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ID=43270089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3107371U (ja) |
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2004
- 2004-08-24 JP JP2004005064U patent/JP3107371U/ja not_active Expired - Lifetime
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